史上初の世界タッグ実兄弟対決でジャンボ鶴田&谷津嘉章の最多防衛記録を約35年ぶりに更新!「全日本プロレスの新しい歴史を今日始められたことを嬉しく思う!」

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 9日、東京・後楽園ホールにて全日本プロレス『エキサイトシリーズ2025【開幕戦】』が開催。メインイベントでは青柳優馬&青柳亮生兄弟が、斉藤ジュン&斉藤レイの持つ世界タッグ王座に挑戦した。

 全日本プロレスは兄弟レスラーとの縁が深い。
 かつては百田義浩&百田光雄、征矢学&征矢匠が存在し、現在は青柳優馬&青柳亮生、斉藤ジュン&斉藤レイという2組の兄弟レスラーが所属している。
 双子の大相撲力士レスラー【SAITO BROTHERS】斉藤ジュン&斉藤レイはともに190cm・110kg超えの大型選手として全日本の未来を背負って2021年6月に2人同時デビュー。
 体格に恵まれただけではなく実力やビジュアル面も折り紙付きの2人だが、お茶目なその性格も愛されており、地元・ミヤギテレビの『OH!バンデス』の1コーナーである『TAXIめし リターンズ』で兄弟揃ってレポーターを務めてお茶の間の人気者になるなどプロレス界をDOOMしつつある。

 青柳優馬は2014年12月にデビューし、現在は2度の三冠ヘビー級王座戴冠歴を持つなどヘビー級戦線の中核選手へと成長。 “陰湿キャラ”として強い個性を持ち、試合だけでなくリング内外の言動にも注目を集めるトリックスター。
 4歳年下の弟である亮生は2019年1月にデビューし、怪我に泣きながらも業界屈指のハイフライヤーに成長。2度の世界ジュニア王座戴冠などジュニア戦線のトップを走りつつ、優馬とは天龍プロジェクトが管理するUNタッグ王座を戴冠するなど兄弟タッグとしても結果を残している。

 斉藤兄弟はジャンボ鶴田&谷津嘉章が持つ世界タッグ王座最多連続防衛回数(7回)に並んでおり、今回防衛すれば約35年間抜かれていなかった記録を更新する快挙。青柳兄弟が王座戴冠を果たせば記念すべき第100代王者となり、どちらが勝っても偉大な歴史にその名を刻むことになる一戦となっていた。


 試合は体格で劣る亮生がスピードで翻弄しつつ青柳兄弟が連携攻撃で攻め立てる。ダブルのミサイルキックから掟破りのDOOM(ダブルインパクト)を狙うが、何故か優馬がコーナーに上り亮生がジュンを肩車しようとする。亮生はそのまま潰れてしまい、斉藤ブラザーズは本家DOOMを優馬に叩き込む。ならばと優馬がジュンを担ぎ、亮生がミサイルキックを突き刺す変形ダブルインパクトを見せると、亮生は復帰後初のファイヤーバード・スプラッシュを投下。だがこれを返したレイが亮生にアイスバインを叩き込み、ジュンが優馬にランニングニーからサイコブレイクで叩きつけ3カウントを奪った。

 新記録を打ち立てた斉藤ブラザーズは「全日本プロレスの新しい歴史を今日始められたことを嬉しく思うぜ!」と甘いものとビールで乾杯。
 次期挑戦者として宮原健斗がリングにあがり、帰ろうとした青柳優馬を大の字のままリングに放置して宮原&優馬の“ビジネスタッグ”で3月9日後楽園ホール大会で挑戦することを決定した。

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