髙木三四郎興行第2弾4・9上野で永田&黒潮vsバラモン兄弟の“超仰天カード”が実現へ「面白いと思ったんで、彼の横に立って、もっと深く知ってみたい」
DDTプロレスが2月3日、東京・新宿FACEで髙木三四郎デビュー30周年記念大会「NEVER SAY NEVER」を開催した。“ミスターIWGP”永田裕志が黒潮TOKYOジャパンと異色タッグを結成し、髙木興行第2弾(4月9日、東京・上野恩賜公園野外ステージ)でバラモンシュウ&バラモンケイと対戦することが決定した。
今大会にはDDTが主催する興行ながら、DDTの所属選手が一人も出場せず。全6試合が組まれ、用意されたチケットは完売する盛況ぶり。これに手応えを感じた髙木はオープニングのあいさつで、「まだまだ縁のある人たちがいっぱいいる」として、第2弾(4・9上野)、第3弾(6月25日、新宿FACE)の開催を早くも発表。次大会からは髙木三四郎30周年プロジェクト「M&Aプロレス ~MatchMake & Agent~」の名称で実施される。
メインイベントで組まれたのは永田と黒潮の異色の一騎打ち。永田はショルダータックル連発からエクスプロイダーで投げてカバーすると、3カウントが入り、99秒で秒殺。まさかの事態に髙木は「もう1回お願いします。30周年なんです」と永田にお願いして再試合へ。今度も永田はショルダータックルからエクスプロイダーで、わずか30秒で再度秒殺。髙木は「僕はもっと永田さんが見たいです」と懇願して、異例の再々試合に突入した。
永田はまたもやショルダータックルからのエクスプロイダーで決めにいくが、黒潮はなんとかカウント2でクリア。永田はナガタロックⅡも、エスケープした黒潮はジャケットパンチ連打で反撃。スワントーンボムは自爆し、永田が腕固めで絞め上げるも黒潮はロープへ。黒潮は掟破りの腕固め、バズソーキック、イケメンサルトでたたみかけるもフォールは奪えず。永田はフロント・ハイキック、ジャンピング・ハイキックからバックドロップ・ホールドでトドメを刺した。
1日で3勝を挙げた永田は「黒潮君、おまえ変わった奴だね。でも面白かったから、次タッグを組もうか?」と提案。黒潮は「俺と組んでくれるんですか? 俺、ある団体干されたんです。だから仲良くなりません? 大きいことする前に。次の大会あるって、言ったよな。俺たちタッグで出してくれませんか?」と要望。これを受けて、髙木が「永田さんと黒潮TOKYOジャパン、2人ともイケメン。こんなイケメンタッグにふさわしい相手を用意しました」と言うと、バラモン兄弟が登場。おそらく、バラモン兄弟がどんな選手か把握できていない永田は「4月9日、上野でやってやるぜ!」とまさかの受諾。
シュウは「やってやってもいいけど、上野は(半)野外だよね。(水まきで)ドロドロのぐちゃぐちゃにしてもいいってことだけどよ。このバラモン兄弟とイケメンタッグでいいのか? 4月9日、上野でおまえたちは死んで、地獄に落ちて、生まれ変わったらウジ虫になるぞ!」と宣戦布告。
バックステージで永田が「面白い奴だと思ったんで。彼の横に立って、もっと深く知ってみたい」と言えば、黒潮は「俺のことを好きになるか嫌いになるか分からないんですけど、好きになったら、チャンピオンベルト、2人で巻いてみたいです」とベルト獲りにも色気を見せた。
大会を総括した髙木は「自分にゆかりがあって、一緒に大会やりたい人たちに集まっていただいて。自分個人でもいい大会だったと思ってます。でも、まだまだいろんな人とやりたい。今プロレス界のインディーと呼ばれるとことか、どインディー、ローカルを含めて、エネルギーを感じないので。インディーでも若いいい選手いっぱいいるんで。そういう人たちを上げて、いい選手をどんどん掘り起こしていきたい。あとスカウトもしたい。30周年の2025年の1年間、やれるとこまでやりたい。DDTの選手はこれからもたぶん呼ばないと思うんですけど。こっちはこっちで違う人たちを発掘していって、DDTにつなげられたらいいと思う」と語った。