“極悪女王”ダンプ松本の後継者・刀羅ナツコが血みどろハードコア戦を制して「ヒールって文化をずっと守り続ける」

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 29日、東京都・両国国技館にて『ジャパンキャンピングカーショー2025 presents STARDOM DREAM QUEENDOM 2024』が開催。刀羅ナツコが舞華との血みどろハードコア戦を制した。

 『極悪女王』は9月19日よりNetflixで世界独占配信されているドラマ。80年代にカリスマ的人気で女子プロレス旋風を巻き起こした伝説のヒールレスラー【極悪女王】ダンプ松本の知られざる物語を描く半自伝的ドラマとして制作。正統派プロレスラーに憧れながらもクビ寸前だったダンプ松本が悪役に転身し、トップスターだった【クラッシュ・ギャルズ】長与千種&ライオネス飛鳥ら仲間たちとの友情を育みつつも様々な代償や葛藤を抱えながら“日本史上最も有名なヒール”に成り上がっていく様を描くものだ。
 ダンプ松本役はゆりやんレトリィバァさん、長与千種役は唐田えりかさん、ライオネス飛鳥役は剛力彩芽さんが務めるなど豪華キャストが勢揃いした力作となっている。

 配信がスタートすると連続1位を記録し、女子プロレスブームの再燃を予感させる反響を生み出した本作。ダンプ松本という女子プロレスラーが世間に再評価されただけではなく、“ヒール”という存在についての理解度も上がったと言える。

 元々ダンプ松本に憧れていたH.A.T.E.(ヘイト)リーダーの“悪の首魁”刀羅ナツコ(とうらなつこ)。昨年夏に初めて極悪同盟と大江戸隊(現:H.A.T.E.)でタッグを組み、その際ナツコは「プロレスやってて、本当に初めて心から続けててよかった」と感涙。ダンプも「こういう後輩ができてすごく嬉しい」と喜び、極悪同盟興行にも呼んで後継者として育てている。
 そして今年10月にダンプがスターダムに参戦した際には「俺はな、ナツコを応援してんだよ。ナツコを昔の俺みたいにしたいんだ。ナツコが有名人になるまで、知名度が上がるまで俺はずっと応援する」とナツコを後継者として指名。ナツコは一躍時の人となった。


 この日、ナツコは舞華と反則裁定無しの凶器が乱れ飛ぶハードコアマッチで対戦。
 ナツコは有刺鉄線バットで舞華の顔面から大流血させ、自らも頭部にフォークを突き刺させて血まみれに。舞華のイス攻撃や空き缶ボード攻撃で窮地に陥るシーンもあったが、毒霧を噴射して隙を作り、勝機を強引に掴み取る。
 ナツコはテーブル上に舞華をセットしてのダイビング・ボディプレス、凶器の山の上へのパワーボム、有刺鉄線を体に巻き付けて放つスワントーン・ボムと猛攻をかけて3カウントを奪った。

 試合を終えたナツコは「スターダムってさ、すごくクリーンで、顔が売りで、かわいい、グッズが売れる奴が持て囃されてるかもしんねーし、こういう試合見たくねーって奴も正直いるかもしれないけど、そんな奴、見に来てくれなくて構わねーよ。自分だけが信じる“本物のプロレス”とかいうやつを見にいきゃいいよ。私がこの団体にいる限り、こういう試合をやってくんだよ!ヒールって文化を!私はずっと守り続けていくんだよッ!以上だッ!」と咆哮。“極悪女王”の魂は若い世代にも受け継がれている。

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