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　8日、埼玉県・さいたまスーパーアリーナ（コミュニティアリーナ）にて『BreakingDown 14』が開催。【浪花の暴走台風】寿希也が【西の伝説】サップ西成に勝利して15年越しの雪辱を果たした。

　サップは今年3月に他のBreakingDown選手らとともに恐喝の容疑で逮捕されたが、その場に居合わせただけだったということで不起訴釈放。その後は慈善活動などに従事して地道にやり直し、今回ついにBreakingDownに帰還を果たした。

　そんなサップにオーディションの場ですぐに対戦を要求したのは寿希也。
　寿希也は約15年前、中学3年生のときに喧嘩の強さに自信を持ってサップに闘いを挑んだものの、結果は「ボコボコにされて投げられて顔面蹴られた」と語るほどの完敗だったという。
　朝倉未来CEOがこの因縁に興味を持ち、両者の試合を決定。15年越しの因縁対決がBreakingDownのケージで行われた。

　ゴングが鳴ると、正々堂々のグローブタッチから打ち合いへ。サップが重たいワンツー連打で寿希也をケージに叩きつける。サップはガンガン前に出てプレッシャーをかけ続けるが、足を使い始めた寿希也のワンツーが次第に当たるようになる。さあこれからというところで1分間終了。もちろん延長へ。
　2R、2人はしっかり抱き合ってから距離を取って打ち合いへ。寿希也が軽快なステップとともにワンツー、ミドルのコンボを連続ヒット。サップの手数が減っていく中、寿希也がサップの顔面をバチボコに。それでも倒れないタフさを見せつけたサップだったが、判定は5－0で寿希也の勝利。
　あの頃中学生だった少年は約15年の時を経てトラウマを乗り越えた。