東京コミコン特設ステージの大トリで学生プロレスが躍動!恐竜とサメが大暴れ!?
12月6日~8日に幕張メッセで開催中の『東京コミックコンベンション2024(以下東京コミコン)』。最終日の大トリを学生プロレスラーたちが務めた。
学生プロレス(以下学プロ)とは、大学生・短大生・専門学生などがサークル活動・部活動といった形を取って行うプロレス活動の1つ。学園祭内でのプロレス大会の実施が活動の中心となっているが、近年ではプロが使用する会場で自主興行を行うことも多い。
卒業後にはアマチュアプロレス団体で選手を続けるための環境も充実している他、プロテストを受けて正式にプロレスラーとなる例も珍しくない。また、全国各地のローカルインディープロレス団体などでも学プロ出身者が指導に携わっていることが多く、新日本プロレスの棚橋弘至社長、スターダムの岡田太郎社長、WWE入りしたNOAHの稲村愛輝も学プロ出身者であるため“学生プロレス”という文化はプロレス界の裾野を広げている立役者と言っても過言でない。
その学生プロレス団体が、有名ハリウッドスターが多数来場する東京コミコンに参戦することが決定。
総来場者数が8万5千人を超える幕張メッセのリングに、UWF関東学生プロレス連盟(早稲田、駒沢、法政、東海、中央、東洋など)、一橋大学世界プロレスリング同盟(一橋大学、武蔵野美術大学、東京造形大学、東京大学、津田塾など/HWWA)、KWA(慶應プロレス研究会)所属の現役学生プロレスラーたちが参戦。主催者側としてはSWSガクセイプロレス(帝京など東京都多摩地区の大学を中心)にも声をかけたものの今回参戦は叶わずとなった。
ジュラシック・パークブースも場内にある中で、第1試合には恐竜とサメのエアバルーン着ぐるみに身を包んだメガロドン益田&ティラノサウルス諸澄が参戦し、ヨク・タツ&おやなかせたかしと対戦。プロレス初見の人にわかりやすい試合をするはずだったが、開始早々に場外乱闘になりたかしの攻撃でメガロドンとティラノサウルスの空気が漏れてへにょへにょに。必死に噛みついていく恐竜とサメだったが、最後は着ぐるみを脱ぎ捨てただの大学生になってしまう。コスチュームすら着ていないただの大学生に負けるわけにはいかないヨク・タツがシャイニング・ウィザードを叩き込み3カウント。
第2試合のどぴゅー♡マッキンタイア&ラブジュース・ロビンソン&エー!?スゴイオティンティンvsちんかわ&FANZAい勇jizz.com&尿道in早漏王は学プロらしい元ネタレスラーをオマージュしたエディット感のある試合をエー!?スゴイオティンティンが夢限で制する。
メインイベントはサイバーエージェントグループ(DDTプロレス)のインターンを4ヶ月で辞退した鈴木翼こと“母の子”マザコン・キッドと“UWF認定世界ヘビー級王者”最高足コキが対戦。一時期プロで闘っていたマザコンと現役王者の足コキはアマチュアとは思えない飛び技とスピードで会場を沸かせ、マザコンのフェニックススプラッシュを避けて自爆させた足コキがラリアットからの垂直落下式ブレーンバスターというストロングスタイルな勝利で王者としての貫禄を見せた。
観客席には子どもたちも数多く座っており、何万人も来場した会場で足コキは学生プロレスをしっかりとアピールし未来へと繋いだ。