「俺には出来なかったけど、すごい良い団体だからしっかり引っ張っていって」木髙イサミが王座奪取に失敗も“故郷”を守る吉田綾斗に未来を託す

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 24日、東京・後楽園ホールにて『株式会社コムエルプレゼンツGRAND SLAM in 後楽園ホール』が開催。吉田綾斗が木髙イサミを制して2AW無差別級王座の2度目の防衛に成功した。

 吉田綾斗は2AWの至宝・2AW無差別級王者であり、先月にはシングルトーナメント戦である『ACTIVE ADVANCE TOURNAMENT』でも優勝。名実ともに“最強”の名をほしいままにする吉田は、この日木髙イサミを2度目の防衛戦の相手に迎え撃った。

 前哨戦ではイサミが吉田から直接勝利を奪っていることもあってか、吉田は慎重に攻めていきイサミの古傷である首への一転集中攻撃。イサミは得意の足攻めで対抗していき、ルーツを同じくする2人による基礎に忠実な一進一退の攻防が続く。
 互いに弱所を攻め抜かれて硬直状態となりかけるが、吉田が一気呵成に攻め込んで新技のフライ・ビッグブーツを炸裂。最後は必殺のバックドロップを決めて勝利をもぎ取った。

 試合後、イサミは「俺には出来なかったから言うけど、吉田くんここさ、すごい良い団体だからしっかり引っ張っていって」と名前が変わった故郷の未来を吉田に託す。
 吉田が「負けたくせに最後かっこつけんな!やりづらいんじゃ!早く帰れ!」と照れ隠しで怒る中、吉田が属するユニット【ATDK】の仲間であるチチャリート・翔暉が「俺は吉田綾斗監視員として、色んな綾斗を見てきた。キレてる綾斗、生意気な綾斗、調子にのってる綾斗。でも、今日は1番強い綾斗。俺は吉田綾斗監視員として、あなたのベルトに挑戦したい。俺の挑戦を受けてくれ。いや、受けてください」と挑戦表明。監視員vs監視対象の王座戦が決定された。

 また、今大会のセミファイナルでは【ぶっ飛べ☆ミサイルキッカーズ】滝澤大志&若松大樹vs【紅炎】花見達也&仁木琢郎vs【MJ2】本田アユム&CHANGOの3組が2AWタッグ選手権試合が3WAYで激突。
 試合は若松がダイビング・バカチンガーエルボーで本田を撃破して初防衛に成功したが、試合後にはBASARAの気鋭のタッグ【愛人タッグ】中野貴人&神野聖人が登場して挑戦を表明。2AWとBASARAの頂上決戦はまだまだ続いていくことになりそうだ。

 また、今大会では諏訪魔&石川修司の弟子であるChi Chiが笹村あやめの持つW.W.W.D認定世界シングル王座へ挑戦することが決定。男女ともに王座戦が大きく動く大会となった。

 これらの結果を踏まえ、12月22日『有限会社山﨑工業プレゼンツGRAND SLAM in TKPガーデンシティ千葉』で上記3タイトルの王座戦が開催されることに。2024年のラストスパートを熱く駆け抜けていく2AWの勢いに注目していきたい。

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