“八代出身”石田有輝が凱旋試合でKO-D6人タッグ王座に挑むも惜敗!「来年こそはハリマオで一緒に闘いたい」
DDTプロレスが10月14日、熊本・エルセルモ八代で「石田有輝地元凱旋!God Bless DDT 2024 TOUR in KUMAMOTO」を開催。八代出身で凱旋試合となった石田有輝が彰人、納谷幸男との“どすこい三銃士”でダムネーションT.Aの佐々木大輔&KANON&MJポーの持つKO-D6人タッグ王座に挑むも、惜しくも敗れベルト獲りはならなかった。
石田はユニット・ハリマオに所属するも、メンバーの樋口和貞、吉村直巳が故障のため長期欠場中。中津良太(BASARA)は他団体の選手とあって、ここのところ孤軍奮闘が続いていた。そこで、凱旋試合では彰人、納谷の力を借りて、KO-D6人タッグ王座に挑戦した。
前半、石田は場外でいたぶられ、王者組のトレイン攻撃を食らうも、納谷と好連係を見せ、KANONにサンドイッチ式ボディアタック、突っ張りで猛攻。悪らつな王者組は佐々木が石田にイス攻撃、ダイビング・エルボードロップも踏ん張る。ポーが石田をイスで殴打、佐々木がペディグリー、クロス・フェースロックと必勝パターンも、彰人と納谷がカット。石田は佐々木に小股すくいスープレックス。佐々木とKANONが合体技フリーダム・コールを決めるもカット。やられてもやられても踏ん張った石田はどすこいクラッチ、必殺の炎掌もカウントは2。2発目の炎掌をかわされると、佐々木がペディグリー、トラースキックからクロス・フェースロックで締め上げてギブアップを奪い、王者組が3度目の防衛に成功した。
佐々木は「石田、おまえは強くもないし、プロレスの才能もない。ただ俺たちと戦った。こんな夢も希望もない田舎に来てやったことに感謝しろ!」と吐き捨てた。石田は「八代は夢も希望もない街じゃないんだよ。あいつらが好き勝手言っても、僕は八代出身だということを誇りに思ってます。念願のベルトに挑戦できたのに、僕が弱いからベルト獲れませんでした。いっちょ前になるまであきらめません。夢と希望を持って、戦い続けます!」と絶叫した。
バックステージで石田は「せっかく彰人さん、納谷さんが協力してくれたのに地元凱旋でタイトル獲れなかったのがとても悔しいです。もう一つ悔しいことがあって、ハリマオで凱旋してタイトルマッチに挑めなかった。来年こそは吉村さんも、樋口さんも、中津さんも一緒に闘いたいと思ってます」と次回の凱旋興行に思いを馳せた。
また、第2試合(男色ディーノ&高尾蒼馬vs勝俣瞬馬&中村圭吾)は、中村の献身的なサポートもどこ吹く風の勝俣がととのえスプラッシュでディーノを仕留め、アイアンマンヘビーメタル級王座と「いつでもどこでも挑戦権」をダブル奪取。ところが、大会終了後、エンドアナウンスを務めていた勝俣を、中村が怒り心頭で「人間不信になった」とリングに上げ襲撃。勝俣はデスバレーボムで迎撃も、背後から忍び寄った平田一喜がハンマーで勝俣を殴って丸め込み、アイアンマン王座を奪った。