2年ぶり復活の「いつでもどこでも挑戦権」をKANON、アントーニオ本多らが獲得!HARASHIMA「狙ってるベルトは無差別級。絶対もう1度巻きたい」

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 DDTプロレスが8月2日、東京・新宿FACEで『DDT Meet&Greet&Fight』を開催した。約2年ぶりに復活した「いつでもどこでも挑戦権」はHARASHIMA、アントーニオ本多、中村圭吾、KANON、須見和馬の5選手が獲得した。

「いつどこ」は、その権利を保持する選手が指定された期間、王座にいつでも権利を行使して挑戦できるというDDTならではのもの。直近では2022年10月12日の後楽園ホール大会で、青木真也が当時KO-D無差別級王者だった樋口和貞に行使して敗れている。2019年4月5日の米国大会では遠藤哲哉が同王者の佐々木大輔に行使し、王座を奪取するなど数々のドラマを生んできた。

 今大会では5つの「いつどこ」がかけられ、権利を獲得した選手はKO-D無差別級(現王者=上野勇希)、DDT UNIVERSAL(同=MAO)、DDT EXTREME(同=勝俣瞬馬)の3つの王座の任意の一つにいつでもどこでも挑戦が可能。権利行使ができるのは、8・10エディオンアリーナ大阪第2競技場から11・23後楽園まで。DDT主催大会内で権利を保持する選手が敗れた場合、勝者に権利が移動する。

 まずは第1試合の3WAYマッチ(夢虹vsイルシオンvs須見)は熱戦の末、須見がイルシオンをスク~ルボ~イで丸め込んで「いつどこ」をゲット。


 第2試合は納谷幸男vsKANONのシングルマッチ。納谷は昨年12月の「D王」公式戦でKANONに苦杯をなめており、リベンジ戦となった。場外戦もあったものの、一進一退の好勝負となったが、10分過ぎ、ダムネーションT.Aの佐々木とMJポーが入ってくる。レフェリーが制止するも、別のコーナーから河上“ファイヤー”隆一が乱入し、納谷にエルボーを叩き込む。納谷はビッグブーツで河上を場外に吹っ飛ばす。納谷がKANONにチョークスラムを見舞うと、佐々木とポーがレフェリーの足を引っ張って阻止。レフェリー不在の間に佐々木、ポー、河上がなだれ込み、納谷にトレイン攻撃。河上が強烈なラリアットを納谷に叩き込むと、KANONはスリーピーホロウからコブラツイスト2.0で絞り上げてレフェリーストップ勝ち。KANONはメンバーの力を借りて、「いつどこ」を獲得。

 第3試合の時間差入場バトルロイヤル(19人参加)は最後に残った3選手が「いつどこ」を獲得できる形式となった。次々に選手が入退場していくなか、最後の19人目で入った中村は男色ディーノの尻にぶち込まれ、半ば戦闘不能に。本多と彰人が丸め込みの応酬の末、本多が足折り固めで彰人から3カウントを奪取。この時点で残りはHARASHIMA、本多、中村の3人となり、この3選手が「いつどこ」を獲得した。

 権利をゲットした各選手は、その使い方について、HARASHIMAは「いつどこでは昔やられたことも防衛したこともあった。僕が狙ってるベルトは無差別級。これは絶対もう1度巻きたいから、いつでもどこでもチャンスを狙ってます」、本多は「上野勇希、おまえのことをとても狙ってるから。おまえがダメージ受けてるときとか、心のダメージを受けてるとか、そういうときに慰めるような感じで近づいて挑戦する」、KANONは「やりたい相手はいるけど、今日は言わない。チャンピオン3人、最低で最悪なタイミングで行使して一発でシングルのベルトをダムネーションT.Aに持ち帰る。上野、MAO、勝俣、楽しみにしとけ」、須見は「お世話になってる先輩MAOさんのUNIVERSALのベルトに挑戦したい」と発言。ラッキーな形で権利を手にした中村は「あと2つゲットして、無差別、UNIVERSAL、EXTREMEに一気に4WAYマッチで挑戦して3冠王になります」と大風呂敷を広げた。

 また、納谷の権利獲得を阻止した格好になった河上は「神出鬼没の河上“ファイヤー”隆一。この前の大会でも“気をつけろ”と言ってたよな。これがその行動だ。悔しかったら、(9・8)名古屋でもっと爆発してかかってこい。あと俺のカードが(8・17横浜以外で)組まれてないぞ。DDT、どういうつもりだ。もう一人ファイヤーって言ってるヤツがいるだろ。必ずカード組め。組まなかったら爆破だ」と脅迫。納谷は「河上もKANONもダムネーションもまとめて全員ぶっ殺してやる!」と怒り心頭だった。

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