渡辺未詩がバートビクセンを退けプリプリ王座2度目の防衛!7・20後楽園でタッグパートナーの辰巳リカが挑戦へ

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 東京女子プロレスが6月9日、東京・後楽園ホールで『TJPW PRISM '24』を開催した。プリンセス・オブ・プリンセス王者の渡辺未詩がバートビクセンを退け2度目の防衛に成功。タッグパートナーの辰巳リカが挑戦を表明し、7月20日の後楽園大会での王座戦が決まった。

 3度目の来日となったバートビクセンは過去の参戦で、その実力をいかんなく発揮し、初のプリプリ王座挑戦となった。

 バートビクセンは序盤、ショルダータックル合戦で打ち勝つなどパワフルな攻撃を披露。ドロップキック、チョップと攻め込み、投げ捨てジャーマンも繰り出す。渡辺はドロップキック、ジャイアントスイングで10回転するも、バートビクセンはジャンピング・ハイキックで逆襲。さらにバートビクセンはペディグリー、雪崩式ブレーンバスターと猛攻も、踏ん張った渡辺はダブルハンマー、リバースパラドックス(変型逆エビ固め)にいくもバートビクセンはロープに逃れる。バートビクセンはキックで反撃も、渡辺はレーザービーム、ダブルハンマー、ティアドロップとたたみかけて3カウントを奪った。

 試合後、セコンドで試合を見ていた辰巳がリングインし、「未詩、ホントに強いよ。私とそのベルトをかけて戦わない? いつか、未詩がチャンピオンのときにタイトルマッチしたいなって思ってて。でもいつかって言ってたら、ずっと来ないから、今しかないと思うから。もちろんOKだよね? 7月20日、後楽園でやろうよ!」と日程、場所まで指定して強引にアピール。ノーとは言えない立場の渡辺は「やります! 私もこのベルトを持ってリカさんといつかは戦いたいと思ってたので。7月20日までに調整してきます。絶対負けません」と受諾した。

 バックステージで渡辺は「ビクセン戦が決まったとき、このベルトでもワールドな人が来るんだって思って動揺してたんですけど。ビクセンも東京女子をチェックして、このベルトを背負うって覚悟を感じた。油断はできない戦いだったんですけど、私は東京女子をもっといろんな人に、世界にも日本にも広めたいので。ビクセン戦を無事終えて、誰が来てもいいようにと思ってたら、リカさんが来てしまって。あと1ヵ月、リカさんに向けて、このベルトのことを考えて生きていきたい」と気を引き締めた。

 昨年3月18日の有明コロシアム大会では、当時保持していたインターナショナル・プリンセス王座を辰巳に奪われたこともある渡辺は「今までいろんな先輩と当たってきたけど、リカさんに勝ててないんです。どこかリカさんに頼ってしまう自分とか。1年目のときから私のタッグパートナーなので。今回は自分がどこまでできるのか、自分にも挑んでいきたい」とコメント。

 敗れたバートビクセンは「ミウ・ワタナベが強いのは分かっていたし、動きも早く機敏だというのも分かってたけど、まさかここまでとはというのが正直な気持ち。でも東京女子に戻ってくるのも最後じゃないし、後楽園に戻ってくるのも最後じゃない。あのタイトルをあきらめると思ったら大間違い。私がここにいる資格があるってことをこれからも証明し続けたい」と再度の参戦を期した。

 挑戦が決まった辰巳は「プリプリのベルトを巻いてたことはあるけど、志半ばで奪われてしまって。今私は狂い咲きにいくべきだと思ったので。相手はタッグパートナーの未詩ですけど、だからこそ最高峰の戦いができたらと思って。もっと未詩並みに、それ以上にムキムキになろうと思って、鍛え直して挑みます」と意気込んだ。

 また、9月22日、千葉・幕張メッセ国際展示場展示ホール6でTJPWの祭典「WRESTLE PRINCESS V」を開催することが決定。7・20後楽園での中島翔子vsアジャコングの一騎打ちも決まった。

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