【試合詳細】5・19 アイスリボン上野大会 キング三十七&しのせ愛梨紗&真琴vsサクラソウ☆ツッカ&シラコバト☆真白&ケヤキーノ☆弓李 古川奈苗&藤滝明日香vs星ハム子&Yappy まなせゆうなvs咲蘭 杏ちゃむvs YuuRI vs 神姫楽ミサ

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『埼玉の団体ってダサイタマ?』
日程:2024年5月19日(日)
開始:12:00
会場:東京都・上野恩賜公園野外ステージ(水上音楽堂)
観衆:158人

▼トライアングル特殊ルール15分勝負
●杏ちゃむ(信州ガールズ)
2-3
○YuuRI(ガンバレ☆プロレス)
vs
●神姫楽ミサ(JTO)(2点)

<ビール早呑み対決>
YuuRI 1点、杏ちゃむ 1点

<借り物競争>
神姫楽ミサ 1点

<トトロフラッグ>
YuuRI 1点

<トトロかくれんぼ>
杏ちゃむ 1点、神姫楽ミサ 1点

<風船割り>
YuuRI 1点

<プロレス勝負>
時間切れ引き分け

▼ICEx∞王者決定リーグ Bブロック公式戦 10分1本勝負
○まなせゆうな(ガン☆プロ)
4分45秒 鈴木ダイナミック→片エビ固め
●咲蘭
※まなせゆうな3点・咲蘭2点

▼タッグマッチ15分1本勝負
古川奈苗/●藤滝明日香
10分44秒 翔んでハム子→片エビ固め
○星ハム子/Yappy

▼6人タッグマッチ時間無制限1本勝負
●キング三十七(飛鳥プロレス)/しのせ愛梨紗/真琴(フリー)
18分27秒 愛梨紗のシャイニングウィザード→全員による体固め
○サクラソウ☆ツッカ/○シラコバト☆真白/○ケヤキーノ☆弓李

3年9ヵ月ぶりの上野大会は「東京」に「埼玉」が挑むパラレルワールドが舞台!篠瀬三十七がキング三十七としてアイスリボン初参戦も実娘に技を叩き込まれ敗退!

第1試合

 2020年8月14日以来、3年9ヵ月ぶりの上野大会は全国の都市を配下とする「東京」に対して県境を越えて東京にやってきた「埼玉」が挑むパラレルワールドが舞台。試合前、よろよろしながらリングサイドに現れたのは「埼玉」在住チーム。「東京」の怖さを語りつつ、再びよろよろとバックステージに去っていった。そして第1試合では「東京」出身のYuuRIと長野出身の杏ちゃむ、岩手出身の神姫楽がトライアングル戦で対戦。岩手名物の冷麵を食べながら登場の神姫楽、続いて杏ちゃむが長野の信州そばを手に入場。そして最後にYuuRIが練馬だいこんを手に登場。試合開始と同時に3人に命じられたゲームは「お客さんからビールをおごってもらい、最初に飲み干した者」にポイントが入るというもの。ほぼ3人が同時に飲み始め、ビールが苦手な神姫楽が苦戦する中、YuuRIと杏ちゃむがビールをあおり、最初に飲み干してリングに上がったのはYuuRIと杏ちゃむ。それぞれポイント1を獲得し、試合に突入。

 ビールのダメージが残るYuuRIと杏ちゃむに神姫楽が襲い掛かる。YuuRIをミサロックに決めるも、その背後から杏ちゃむが神姫楽にチンロック。ここで借り物競争へ。自分のサイン入りポートレートをお客さんから最初に借りた者」にポイントが入る。ここでは神姫楽が1番にリングに戻り、ポイント1をゲット。試合再開。神姫楽に杏ちゃむが串刺しエルボー。カバーに入るも、その上からYuuRIがカバー。カウントは2。杏ちゃむがYuuRI、神姫楽をまとめてヘッドロックに決めたところで、「会場内にいるトトロさつきに最初にタッチした者」にポイントが入るゲームへ。ビーチフラッグのスタートと同じリングにうつ伏せとなり、レフェリーの合図でスタート。会場最後方にいたトトロが捕まらないように逃げるも、3人に囲まれてしまう。今回も最初にリングに戻ったのはYuuRI。ポイントが2となり、一歩リード。ポイントが入らない杏ちゃむが手拭いでYuuRIの首を絞める。さらに杏ちゃむのバックから神姫楽が杏ちゃむの首を絞め上げる。

 YuuRIが逃れ、杏ちゃむと神姫楽がヘッドロックの取り合いから杏ちゃむがグランドへ持ち込むも神姫楽が反転してカバー。カウントは2。神姫楽が杏ちゃむをボディシザーズ。YuuRIがだいこんを手に2人に襲い掛かったところで、今度はかくれんぼへ。会場のどこかに隠れているトトロを最初に見付けた者」にポイントが入る。杏ちゃむと神姫楽が同時に見つけドロー。2人に1ポイントずつが入り、YuuRIが2ポイント、神姫楽が2ポイント、杏ちゃむが2ポイントに。そして最後のお題は会場のどこかにある風船を見つけて、リング上で最初に割った者」にポイントが入るゲーム。YuuRIが最初に見つけてリングで割ろうとするも、なかなか割れず、最後は練馬だいこんで叩き割って勝利。試合再開となるが、時間切れで、ポイント3を獲得したYuuRIが勝利した。そして、ここで「東京」の大王であるしのせ愛梨紗の実父の篠瀬三十七がリングに登場。「東京」のYuuRIの勝利を称え、敗れた杏ちゃむと神姫楽を「東京」から追放するという冷酷なジャッジを下した。

第2試合

 第2試合のみパラレルワールドから離れ、ICE×∞王者決定リーグ戦Bリーグ公式戦が行われた。試合はまなせのタックルでスタート。カバーに入るもカウント2で咲蘭が反転し丸め込むもカウントは2。咲蘭がドロップキック3連発もまなせがこらえる。咲蘭がエルボー連打からボディスラムを狙うが、逆にまなせがボディスラムを決めカバーもカウント2。咲蘭がフェイントからまなせのつま先踏みつけへ。まなせが上体を崩したところに咲蘭が膝を狙った低空ドロップキックを決め、さらにドロップキック。しかし、これもまなせがこらえる。咲蘭を肩口に抱え上げるまなせ。咲蘭がバックに回っておんぶスリーパー。さらに胴締めスリーパーでグランドへ。

 ロープに逃れたまなせに咲蘭がドロップキック。追撃のドロップキックを放つもこらえたまなせがタックル。まなせがブレーンバスターを狙うが、こらえた咲蘭がリバースのブレーンバスター。会場が大いにどよめく。咲蘭がフットスタンプからダイビングフットスタンプを決めカバーもカウント2。さらに2度カバーもいずれもカウントは2。咲蘭が2発目のダイビングフットスタンプもかわしたまなせがタックルを決め、咲蘭をフルネルソンで担ぎ上げ鈴木ダイナミックを狙う。咲蘭がカサドーラで切り返し丸め込むもカウントは2。咲蘭が♡さらんらっぷ♡を狙うが、まなせがこらえる。咲蘭の両腕を引き上げて起こしたところにラリアットを叩き込む。続けて飛び込みラリアットでカバーもカウント2で咲蘭が返す。粘りを見せた咲蘭だが、休む間を与えずにまなせが鈴木ダイナミックを決め、咲蘭からカウント3を奪った。まなせが2点を獲得し、得点3。一方の咲蘭は得点3でリーグ戦を終了した。

第3試合

 「埼玉」在住のハム子とYappyがリングサイドに登場すると、篠瀬大王が率いる明日香&古川の「東京」チームはリングに上がると「お前(=ハム子)は北海道だし、お前(=Yappy)に至っては日本出身でさえないじゃないか!」とアピール。と言いつつも三重県出身の明日香は松坂肉を意識した牛のコスチュームで、また福島県出身の古川は赤べこに跨っての登場。試合はこの「東京」チームの奇襲でスタート。串刺し攻撃からのROCK YOUポーズを決めるも、今度は「埼玉」チームが反撃。同時お・し・り・ダーッ!を決める。試合はYappyvs明日香。タックルの打ち合いからYappyが串刺しヒップアタック、串刺しラリアット、雷電ドロップでカバーもカウント2。さらにYappyが絞首刑攻撃を狙うも、明日香が重すぎて持ち上げられない。

 明日香がYappyをデッドリードライブ、キャメルクラッチ。古川が入り「埼玉のヤツはこれでも食ってろ!」とYappyの口に草をねじ込む。明日香から代わった古川はブルロープでYappyを鞭打ち。ロープを掴んだYappy。これに明日香、ハム子も加わっての綱引きへ。「東京」チームが手を離し、「埼玉」チームが吹っ飛ばされる。古川が赤べこの頭を振ってYappyに攻撃。Yappyが赤べこの頭を掴み、ロープ際に叩きつけると、開脚ヒップアタック。Yappyがギロチンドロップでカバーもカウント2。代わったハム子がコーナーに古川を詰めての腹ウォッシュ。さらに赤べこにも腹ウォッシュ。古川にYappyとハム子が連続はりつけボディアタック。ハム子がカバーもカウント2。ハム子とYappyが赤べこを脱がす。ハム子が古川に突っ張り連打。

 古川がカウンターのビックブーツでハム子を吹っ飛ばしてカバーもカウント2。古川が腕ひしぎ十字固めへ。ロープに逃れたハム子の腕をロープで絞め上げる古川。代わった明日香が頭に付けたツノでハム子に突進しカバーもカウント2。明日香が逆エビ固め。ロープに逃れたハム子を明日香がファイヤーマンズキャリーに持って行こうとするが、ハム子がこらえYappyとのサンドイッチボディプレス。さらに2人がかりで明日香の口に草加せんべいをねじ込みカバーもカウント2。ハム子がダイビングボディプレスを狙うが古川が阻止。明日香がハム子を抱え上げてバックフリップに決めようとするが、ハム子が後方回転エビ固めで切り返す。明日香が踏ん張ってハム子の上に座り込みカバーもカウント2。古川がハム子にブルロープ攻撃。明日香がラリアットでカバーもカウント2。明日香がコーナーに上がるもYappyが阻止。ハム子がハムロールもカウント2。Yappyがファイナルカットを決め、続けてハム子がダイビングボディプレスでカウント3を奪った。勝利した「埼玉」チームだが、そこに篠瀬大王と真琴が乱入し、2人を場外に蹴散らす。

第4試合

 場外に落ちたハム子とYappyに駆け寄ったのがいぶきと愛梨紗。実父である大王にこれ以上の暴挙を止めてもらうように嘆願する愛梨紗姫だが、これを認めない大王と真琴がリング下に降りると、ハム子とYappyを急襲する。武器を振りかざしたところで、リングに飛び込んできたのがオープニングでぼろぼろの格好でリングサイドに現れた藤本、弓李、真白の3人。しっかりコスチュームに着替え、大王へ宣戦布告。大王が真琴、愛梨紗姫をパートナーに藤本チームとメインで対戦することになった。試合は弓李を捉えた「東京」チームが串刺し連係。さらにロープ際で絞め上げると、大王がエルボードロップからカバーもカウント2。代わった真白に代わった愛梨紗姫が蹴りを叩き込む。コーナーに叩きつけての踏みつけからキャメルクラッチ、逆エビ固め。

 ロープに逃れた真白が目突きを決めるも代わった真琴が愛梨紗姫と2人でダブルタックル。代わった藤本にもダブルチョップを放つと、真琴が凶器の布団叩きで藤本の首を絞め上げる。さらにボディスラム、ダブルニードロップでカバーもカウント2。真琴がバックを取るも藤本がカサドーラでカバーもカウント2。藤本がロープに飛ぶも場外から真琴のマネジャーの松澤さんが足を引っ張り、藤本がダウン。真琴と2人で藤本をロープにはりつけ、布団叩き攻撃。代わった大王が藤本をボディスラム。その上に弓李、真白をボディスラムで叩きつけ、3人を踏みつけると、凶器の杖を振りかざす。そこに助けに入ったのが愛梨紗姫。ピンクのドレスを脱ぎ捨てリングコスチュームになると、藤本らと合体。唖然とする大王に藤本、弓李、真白がトリプルドロップキック。

 場外に吹っ飛ばすと、ここから会場中を戦場とするスプラッシュリボンがスタート。選手、客席がびしょ濡れになる中、松澤さんのアイテムである長ネギを手にした真白が松澤さんを皮切りに、選手、さらにお客さんを長ネギで斬りまくる。リングサイドでは石黒レフェリーが藤本チームの一員であることをアピールも、あっさりと真白に斬られてしまう。「私には子供がいるの!」と助けを求める藤本をも問答無用に斬り倒した真白は「つか子は私が育てる!」と宣言。リング下は真白に斬られたメンバーの山となるも、リングに上がった松澤さんの歌声に全員がゾンビとして復活。選手がリングに戻ると、大王に弓李がダイビングボディアタック、藤本がミサイルキック、真琴がダブルニードロップを決め、最後は実娘の愛梨紗がシャイニングウィザードを実父に叩き込み、全員でカバー。3カウントが入り、大王が敗退。「東京」が征服する日本をボーダレスとし、「埼玉」の素晴らしさをずぶぬれの選手たちが体現してみせた。そして、大会のエンディングはスプラッシュ恒例となっている佐藤社長へのシャンプー&スプラッシュ。「社長」コールの中、3年9ヵ月ぶりのアイスリボン上野大会は幕となった。

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