腰の故障から完全復活の石田有輝が相撲特化型芸能事務所に所属!「そこで活躍してその勢いをDDTに持って来れたら」
DDTプロレスが5月16日、東京・上野恩賜公園野外ステージで『初夏のビアガーデンプロレス【DAY1】』を開催した。腰椎椎間板ヘルニアのため、昨年12月から長期欠場していた石田有輝が5ヵ月ぶりに復帰し、20日付で相撲特化型芸能事務所「SUMOエージェンシー」へ所属することを発表した。
この日、石田は樋口和貞、中津良太(BASARA)との復活ハリマオ・トリオで、サウナカミーナの上野勇希&MAO&To-yとメインイベントで対戦。石田は同世代のTo-yの強烈なチョップ連打を食うも、猛烈な突っ張りで応戦し、どすこいスプラッシュも繰り出した。最後はTo-yのコジマワンダーランドからのコジマインパクトで敗れたものの、完全復活をアピールした。
試合後、To-yは「復帰おめでとう! ずっと待ってた。DGCで戦った時も、ずっと石田とどすこいして、熱波WER!!して戦いたかった。どんなことがあっても、俺はプロレスで石田と戦い続けたい。親友だし、一番のライバルだからだ。だからどこに行ったって。DDTのリングで戦って上まで行こう。新しいスタートの戦いだ。もっと戦い合おう」と涙でエール。
ここで、まだ終わっていなかった第4試合(クリス・ブルックス&高梨将弘vs男色ディーノ&平田一喜=エニウェアフォール・1000カウントデスマッチ)の面々がリングになだれ込み、ディーノが石田にリップロック。それでも石田は平田にぶちかましを叩き込んでカバーすると、その上からクリスがカバーし、1000カウント目を奪取。記録上はクリスの勝ちとなったが、実質的に石田の勝ちといってもいい格好となった。
石田は「やっと皆さんの前で復帰することができて、そしてハリマオのみんなと試合できたことがとてもうれしくて感謝したいです。ありがとうございます」と歓喜のマイク。
バックステージで石田は「復帰できてめちゃめちゃうれしいです。試合は負けてしまいましたけど、すごい楽しかったです。腰は絶好調です。まだまだこれからたくさん試合やって、ハリマオでもいっぱい戦いましょう」とコメント。
そして、石田はSUMOエージェンシーに所属することを報告。今後は訪日外国人向けの相撲ショーやイベントに出演し、相撲エンターテインメントの世界に挑戦する。そのため大阪に拠点を移し、当面DDTには月1、2試合程度のスポット参戦となる。石田は「自分のルーツで、もっと大きく輝けるんじゃないかと思いまして。そこで活躍してその勢いをDDTに持って来れたらなと。DDTを一番愛してるし、DDTを大きくしたいという気持ちがあるので大阪で頑張りたい」と意気込んだ。