【試合詳細】5・12 全日本プロレス横浜BUNTAI大会 【CC決勝】宮原健斗vs斉藤ジュン 【世界ジュニア】ライジングHAYATOvsカズ・ハヤシ 青柳優馬&越中詩郎&AKIRAvs芦野祥太郎&黒潮TOKYOジャパン&立花誠吾 諏訪魔&鈴木秀樹vs船木誠勝&河野真幸 安齊勇馬&本田竜輝vsデイビーボーイ・スミスJr.&サイラス
『チャンピオン・カーニバル2024【優勝決定戦】』
日程:2024年5月12日(日)
開始:16:00
会場:神奈川県・横浜BUNTAI
観衆:2,530人
▼アクトレスガールズ提供 アクトレスタイム
惡斗/○福永莉子
9分32秒 蒼天カサドーラ
●才原茉莉乃/ゆふぁ
▼BUNTAI大会 オープニングマッチ 30分1本勝負
○田村男児/MUSASHI(フリー)
7分53秒 ラ・マヒストラル
●アンディ・ウー(フリー)/吉岡世起(フリー)
▼タッグマッチ 30分1本勝負
●大森北斗/羆嵐(フリー)
10分51秒 デスバレーボム→片エビ固め
○ハートリー・ジャクソン/ロード・クルー
▼結成!シン平成維震軍!スペシャル6人タッグマッチ 30分1本勝負
[シン平成維震軍]○青柳優馬/越中詩郎(フリー)/AKIRA(MAKAI)
9分3秒 ダイビング・エルボードロップ→片エビ固め
芦野祥太郎/●黒潮TOKYOジャパン(フリー)/立花誠吾(フリー)
▼After Champion Carnival シングルマッチ 30分1本勝負
○斉藤レイ
11分41秒 アイスバイン→片エビ固め
●綾部蓮
▼スペシャルタッグマッチ 30分1本勝負
○諏訪魔/鈴木秀樹(フリー)
12分27秒 万力スリーパー
船木誠勝(フリー)/●河野真幸(フリー)
▼After Champion Carnival スペシャルタッグマッチ 30分1本勝負
[New Period]安齊勇馬/○本田竜輝
13分23秒 ラリアット→片エビ固め
デイビーボーイ・スミスJr./●サイラス
▼世界ジュニアヘビー級選手権試合 60分1本勝負
【王者】○ライジングHAYATO
13分52秒 シド・ヴィシャス→片エビ固め
【挑戦者】●カズ・ハヤシ(GLEAT)
※第68代王者が2度目の防衛に成功。
▼チャンピオン・カーニバル2024 優勝決定戦 時間無制限1本勝負
【Aブロック1位】○宮原健斗
27分15秒 シャットダウン・スープレックス・ホールド
【Bブロック1位】●斉藤ジュン
※宮原がチャンピオン・カーニバル2024優勝。
宮原がチャンピオン・カーニバル優勝を果たし“ゼンニチ新時代”に全力反抗!HAYATOがカズから世界ジュニア防衛!青柳が越中率いる“シン平成維震軍”へ加入!
アクトレスタイム
8名のアクトレスガールズたちがゆふぁの掛け声で登場し、『Love Riddle』でダンスアピール。
続いて惡斗と福永莉子がヒールユニット『BE∀STZREBELLION(ビースツリベリオン)』の曲で入場する。
ゆふぁが惡斗、茉莉乃が莉子を正面ロープに押し込み、ダンスを踊っていたアクトレスガールズたちとともにアピール。これを離すとゆふぁが惡斗をロープに振ってラリアットも、避けた惡斗がドロップキック。
惡斗は髪をひねって首投げからロープに押し込み顔面を踏み潰していく。
惡斗は髪を掴んだサーフボードストレッチから、これを離すとロープに飛んでフェイスバスター。フォールも2。
惡斗は莉子にタッチ。
莉子はドロップキックから投げようとするが、逆にゆふぁがボディスラムからロープに飛んでフットスタンプ。フォールも2。
ゆふぁが茉莉乃にタッチ。
茉莉乃はコーナーに叩きつけ、逆コーナーに振ろうとするが莉子が逆に振って走り込む。だが茉莉乃はエプロンに逃れて避けると、走り込んできた莉子を股抜きからロープに飛んでドロップキック。
茉莉乃は担ぐも莉子はそのまま胴締めスリーパーへ。そのまま莉子はグラウンドに持ち込み腕を取ろうするが、茉莉乃は力任せにぶっこ抜いてバスターで脱出。
だが莉子は水面蹴りで倒すと背中にサッカーボールキックから惡斗にタッチ。
惡斗はドロップキックを発射し、吹っ飛んだ茉莉乃の背中にゆふぁがタッチ。
ゆふぁがドロップキックからリバーススプラッシュ式フットスタンプ。髪を掴んで引き起こすとバックをとり、パロスペシャルで捕らえる。カットに来た莉子を茉莉乃がフルネルソンで捕らえるがこれはレフェリーが反則カウント。
茉莉乃が莉子を、ゆふぁが惡斗をロープに振ろうとするが、逆に振ったビーリベがそれぞれドロップキックを突き刺して迎撃。
惡斗はゆふぁを担ぐが、着地したゆふぁがエルボーから極楽ドンを狙うも、惡斗は力任せに背負い投げから担ぎ上げるとアバランシュホールド。フォールも2。
惡斗はコーナーに上るが、茉莉乃がエルボー連打で動きを止めるとデッドリードライブ。ここにダンスで参加していた汐月なぎさが出て惡斗を起こすと逆水平チョップから、研菜々美とみあ朝子がダブルのドロップキック。続けて水嶋さくらがノーザンライトスープレックスからゆふぁが極楽ドン。フォールも莉子がカット。
ゆふぁはロープに飛ぶが、惡斗がコンプリートショットで迎撃し莉子にタッチ。ゆふぁも茉莉乃にタッチ。
莉子がドロプキックも茉莉乃がエルボー。エルボーの打ち合いから莉子が走り込むが、茉莉乃が払い腰で叩きつけてフォールも2。
茉莉乃はアルゼンチンで担ぎ、そのままバックフリップで叩きつけフォールも2。
茉莉乃は担ごうとするが惡斗がカット。
惡斗はロープに飛ぶが、場外からゆふぁが足を掴んで倒し、茉莉乃が莉子をリバースして惡斗に叩きつける。
茉莉乃は改めて莉子を担ぐと変形トーチャーラックボムで叩きつけフォールも惡斗がレフェリーの足を掴んでカウントを阻止。
莉子はビッグブーツからロープに飛んでバイシクルキック。さらにロープに飛んで背中への水面蹴りからフォールも2。
莉子と茉莉乃は膝立ちでエルボーの打ち合いから茉莉乃がテールクラッチも惡斗がカット。
ゆふぁが走り込むが惡斗が惡朱螺で投げ捨て、コーナーに登ると茉莉乃にミサイルキック。莉子が茉莉乃を引き起こすが、茉莉乃が担ぐも莉子が丸め込むも2。
莉子は走り込んで蒼天カサドーラで3カウント。
第1試合
先発はアンディと男児。ロックアップからアンディがヘッドロックで捕らえ、ロープに飛ぶと男児を飛び越えて低空ドロップキックから丸め込むも2。
手4つを狙いながら男児がバックを取るが、アンディが巻き投げてグラウンドに。男児がフォールも1で抜けたアンディが立ち上がりロックアップへ。男児がコーナーに押し込み、アンディの背中に吉岡がタッチ。
男児もMUSASHIにタッチ。
MUSASHIがロックアップをスカして四方の観客にアピール。これを見ていた吉岡だったが、ガットショットからロープに振るとリープフロッグからドロップキック。
吉岡はコーナーに振って串刺し攻撃を狙うが、飛び越えたMUSASHIがアームホイップからコルバタで場外に投げ捨てロープに飛ぶとノータッチ・トペコンヒーロ。
MUSASHIはリングに戻ると膝へのトラースキックからミドルキック。さらに延髄切りからロープに飛ぶが、吉岡がレッグラリアートで迎撃する。
吉岡は串刺しジャンピングニーから延髄切り。さらにサッカーボールキックを叩き込む。改めて正面から走り込みサッカーボールキックからフォールも2。
吉岡はアンディにタッチ。
アンディと吉岡はロープに振ろうとするが、MUSASHIはアンディに逆水平チョップから吉岡と同士討ちさせ、アンディを裏投げで投げ捨て男児にタッチ。
男児は次々ショルダータックルでなぎ倒し、串刺しショルダータックルからブレーンバスター。フォールも2。
男児は担ぐも着地したアンディが前蹴りから回し蹴り。避けた男児を水面蹴りで倒すと、コーナーに振ろうとするが逆に振った男児が串刺し攻撃を狙う。アンディはショルダースルーでエプロンに落とすと走り込むが、男児がエルボーで迎撃しコーナーに登る。そこへアンディが走り込み、雪崩式フランケンで投げ捨てるとコーナーに登り飛び込もうとする。男児が走り込むとアンディが飛び越え、吉岡が串刺しニーからMUSASHIを踏み台にしてのスイングDDTで突き刺すと場外へケブラーダ
。アンディが男児へシャイニングウィザードからフォールも2。
アンディはバズソーキックからフォールも2。
アンディはドラゴンスープレックスを狙うが、耐えた男児に首投げから横入り式エビ固めも2。
アンディはラ・マヒストラルを狙うが、切り返した男児がラ・マヒストラルで3カウント。
<試合後コメント>
MUSASHI&田村男児&吉岡世起&アンディ・ウー
MUSASHI「シリーズ最終戦、今シリーズ通して全日本プロレスジュニアがメチャクチャ好きになりましたよ俺は。もっとね……」
(※男児が前に割り込んできて)
男児「ウォーーッ!勝った~~!ありがとうッ!」
MUSASHI「おっ、おう、ありがとう!」
男児「ありがとう!」
MUSASHI「ありがとう!」
男児「ありがとう!」
MUSASHI「ありがとう!」
男児「ムーちゃん!じゃない。ムーさん!先輩だから!」
MUSASHI「あっ、礼儀正しい」
男児「“ちゃん”だから怒ってたんでしょ?」
MUSASHI「別にそういうわけじゃないんだけど」
男児「“ちゃん”だから怒ってたんでしょ?」
MUSASHI「いや、俺がムーちゃんって呼ばれてることに対して怒ってたとかそういうのは無いんだけど……」
男児「“さん”なら怒らないでしょ?!礼儀正しい。ムーさん!」
MUSASHI「はい」
男児「ありがとう!」
MUSASHI「ぉ……ありがとう!」
男児「今日は母の日ということで家族が大事ということもあり。あるんだよ、ムーさん。それもあるし、5月6日、立花誠吾のGAORAに挑んで負けたんで。立花誠吾がアジアタッグに挑戦したいって言ってるんですけど、会社はいつ決めてくれるんですか?ねえムーさん?」
MUSASHI「そうだ!いつ決めるんだよ!」
男児「いつ決めるんだコラ!だから組んでほしいです。僕もやる気満々です。多分光留さんもいないけどやる気満々だと思うんでしっかりやります。あと6月29日、僕、茨城県鹿嶋市、地元凱旋があります。鹿島スポーツセンターで6月29日興行があるんで、盛り上げていきます!ありがとうございました!ありがとう!」
MUSASHI「ありがとう!」
(※男児が先に去る)
MUSASHI「……おし。さっきも言ったけど」
(※吉岡&アンディがカメラの前に割り込んでくる)
吉岡「アンディさん!まだまだ余裕あるっしょ?まだまだ全然行ける!」
アンディ「田村男児、久しぶりに闘ったけど、ラ・マヒストラルとか出来たっけ?」
吉岡「進化してる。この横浜BUNTAI、僕ら思い入れある場所なんで」
アンディ「そうですね」
(※なにか喋ろうとする度に2人でMUSASHIを奥に追いやる)
吉岡「タイトルマッチもやったし、前のとこですけど何回もやったこの思い出ある場所で組めて嬉しいですし、今日なによりカズ・ハヤシさんが、世界ジュニア、タイトルマッチに挑戦します。(※MUSASHIへ)どっちが勝つと思う?」
MUSASHI「いや、おれ」
吉岡「(※MUSASHIを無視してアンディへ)どっちが勝つと思う?」
アンディ「カズさんでしょ」
吉岡「カズさんでしょ。カズさんが獲ったらこの思い出深い横浜BUNTAIで」
MUSASHI「おれしゃべってたじゃん!」
吉岡「挑戦しますよ俺が!」
アンディ「ムーさんかムーちゃんか知らんけどね、全日ジュニアはこのウーさんが盛り上げるからね」
吉岡「うまい!一本!(笑)」
(※吉岡&アンディが笑顔で握手を交わし、MUSASHIを無視して去っていく)
MUSASHI「……なんだよぉ。なんだよ俺だけ仲間はずれみたいな。こんなんじゃくじけないからな!俺は!」
(※吉岡が戻ってくる)
吉岡「あとさ、あとさ、『盛り上がっていこうぜ』ってやったから俺もやったのになんで四方行くの?俺がやる場所無いじゃん」
MUSASHI「あれは俺のものだよ!俺の盛り上ッ、なっ、えぇっ、おう」
吉岡「やるのね?これからやってくのね?」
MUSASHI「俺のムーブだあれは!誰にも渡さねーよ!」
吉岡「まだちょっと照れがあるね」
MUSASHI「てっ、照れてねーよ!」
吉岡「もっと行けるでしょ~わかるでしょぉ~?(笑)」
(※吉岡がニヤニヤしながらMUSASHIをツンツン。MUSASHIも吉岡とじゃれようとした瞬間に吉岡が真顔になってカメラへ「分かったかこの野郎!」と叫んで先に去る)
MUSASHI「……照れてねーよ」
第2試合
先発は羆嵐とジャクソン。ロックアップから一度離れ、再度ロックアップから羆嵐がヘッドロックからショルダータックル。ショルダータックルのぶつかりあいをジャクソンが制して引き起こすが、羆嵐がボディスラムで叩きつけるとポーズを決める。羆嵐は北斗にタッチ。ジャクソンもクルーにタッチ。
ロックアップからクルーがロープに押し込むが、北斗が切り返すとクリーンブレイク。
クルーが走り込むが北斗が避けるとボディにヒザからヘッドロック。ロープに飛んでショルダータックルも、クルーが受け切り逆にショルダータックルで倒す。
クルーはロープに飛ぶが、北斗はジャンピングエルボーで迎撃し、ロープに飛んでランニングエルボー。
羆嵐が出てきて二人でクルーをロープに振るが、クルーは北斗にエルボーから羆嵐にビッグブーツ。さらに北斗にスパインバスターからフォールも2。
クルーはチンロックで捕らえ、これを離すとギロチンドロップ。フォールも2。
クルーはジャクソンにタッチ。
ジャクソンは逆水平チョップから引き起こすと、北斗がエルボー連打から。ジャクソンは強烈なエルボーで倒し、髪を掴んで引き起こすとボディスラム。さらにエルボードロップからフォールも2。
ジャクソンはクルーにタッチ。
クルーはチンロックから北斗の馬マスクを奪ってかぶせ、そのままボディへエルボー連打から馬マスクごとエルボーで吹っ飛ばす。フォールもレフェリーが羆嵐に気を取られていてカウントが叩かれず。
クルーはコーナーに押し込んで逆水平チョップから逆コーナーに振って走り込むが、北斗が足を伸ばしてカットするとミサイルキック。
北斗は羆嵐にタッチ。
羆嵐はセントーンを投下しフォールも2。
羆嵐はアルゼンチンで担ぎ、ジャクソンが逆水平チョップでカットしようとするも動じない。ジャクソンがロープに飛ぶと
羆嵐はクルーを投げつけてカットしフォールも2。
クルーは左右のボディブロー連打から右ストレート。さらに串刺しニーからジャクソンにタッチ。
ジャクソンは串刺しボディスプラッシュ連発からショートレンジラリアットでなぎ倒しフォールも2。
ジャクソンは担ぐが、着地した羆嵐にエルボースマッシュ。ロープに飛ぶが、羆嵐はドロップキックで迎撃し北斗にタッチ。
北斗はコンビネーションエルボーからロープに飛んで低空ドロップキック。さらに投げようとするが、耐えたジャクソンが逆水平チョップからエルボースマッシュ。ロープに飛ぶが、北斗はローリングエルボーで迎撃しブレーンバスターで叩きつける。
羆嵐が出てきてコーナーに振ると北斗が串刺しバックエルボー。羆嵐が串刺しラリアットからダブルでコーナー上に乗せ、北斗が雪崩式ブレーンバスターの体勢。その股に羆嵐が潜り込み合体雪崩式パワーボムを狙うが、ジャクソンが耐えて北斗だけパワーボムで叩きつけられてしまう。ジャクソンは羆嵐にダイビングクロスボディを発射し、北斗を捕らえるとクルーのビッグブーツとともに合体河津落とし。フォールも羆嵐がカット。
クルーが羆嵐にハイキックからエプロンを走り込んでのウルトラタイガーアタック。ジャクソンが北斗にラリアットからフォールも2。
ジャクソンはデスバレーボムで叩きつけて3カウント。
第3試合
黒潮たちが殴りかかり場外乱闘で試合開始。
リングに立花とAKIRAが戻り、立花がストンピング連打。芦野とともにガットショット連発かも越中が助けに入る。これを芦野と立花が迎撃して場外に落とすとAKIRAと立花がエルボーの打ち合いへ。AKIRAが延髄切りを叩き込むが、芦野が背後からハンマーブローを叩き込んで倒す。
芦野と立花はロープに振ってダブルのショルダータックルで倒しフォールも2。
立花はコーナに叩きつけ芦野にタッチ。
芦野はフロントネックから首投げで倒しボディシザース。芦野はそのまま立花にタッチ。
立花はロープに振ってスパインバスターからロープに飛んでビッグブーツ。首投げから頭頂部にエルボーを落とし芦野にタッチ。
芦野は俵投げから引き起こすとAKIRAがエルボー。芦野はエルボースマッシュからコーナーに振って串刺し攻撃を狙うが、AKIRAが足を伸ばしてカットしロープに飛ぶとジャンピングラリアット。AKIRAは越中にタッチ。
越中は次々ヒップアタックから黒潮に河津落とし。
優馬を呼び込むと芦野をロープに振ってダブルのヒップアタックを叩き込む。
越中と優馬はヒップバットを叩き込み越中は優馬にタッチ。
優馬はロープに飛んでヒップアタックも、芦野はキャッチして投げ捨てジャーマン。芦野は黒潮にタッチ。
黒潮はジャケットパンチ連発から延髄切り。さらにコーナーのセカンドロープからフットスタンプを投下しフォールも2。
黒潮は場外に蹴落とし、ロープに飛ぼうとするが立花が阻止して「俺が飛ぶぞ!」と取っ組み合いの言い争いに。そのままロボットダンスの応酬から立花が黒潮を場外に投げ捨てロープに飛ぶが、AKIRAが場外から足を掴んで引き倒すと、代わりにリングに上がり芦野にプランチャ。越中がエプロンを走り込んで黒潮と立花に場外へのミサイルヒップを発射する。
優馬が黒潮をリングに投げ入れるとバックを取るが、黒潮はバックエルボーで逃れてジャケットパンチから延髄切り。さらにラリアットを避けてバックを取ると、立花を呼び込む。立花は「しっかり持っとけよー!」と叫んでローリングエルボーも、優馬が避けて黒潮に誤爆。
AKIRAが黒潮にムササビプレスから越中がミサイルヒップを発射し、優馬がコーナーに登りダイビングエルボードロップ。フォールし3カウント。
試合後にジャケットを奪った優馬を背後から黒潮がイスで奇襲し滅多打ちに。さらに髪を掴んで鉄柵に叩き込む。
優馬はジャケットを広げて挑発しながら会場を後にするが、黒潮は平成維震軍の道着とハチマキを奪って着用すると、イスを持って優馬を追いかけてバックステージに走り込んでいった。
<試合後コメント>
青柳優馬
「いやあ、最高だったねえ!シン平成維震軍!青柳!青柳違いだけど青柳としてシン平成維震軍を名乗らせてもらいますよ。この組み合わせが次いつあるか分からないですけど、青柳優馬が加わったときはシン平成維震軍ということで。シンはカタカナで。平成維震軍は漢字で。お分かり?広めといてくださいね。次は、越中さんの45周年のアレもあるかも……あっ!これ言っちゃいけなかったかな?どうしよう!ちょっと口を滑らせてしまった!でもシン平成維震軍として越中さんともどんどん全日本プロレス、プロレス界を盛り上げていきますよ。そしてこのジャケット着てたクソダセー野郎。ふざけんじゃねーぞ!賑やかしの分際でなあ、この俺にたてつこうなんて無理あるぞ!お前は所詮ただの賑やかしなんだ!いいか!お前がやるっていうなら俺もやってやるからな。テメーをぶちのめした後お前の上に立ち上がって福山雅治歌ってやるから覚悟しとけコノヤロー!」
黒潮TOKYOジャパン&立花誠吾
黒潮「青柳どこ行った?どこ行ったっつってんだよ立花ァッ!!立花オイッ!!(※廊下に向けて怒鳴り、既に控室に下がっていた立花を呼び寄せる)」
立花「ンだよコラァ~」
黒潮「青柳どこ行ったっつってんだよ!」
立花「テメーで探してこいよぉ~ボケがよお。そんなカッコ悪いカッコしやがって。道着に“越中”って書いてあんじゃねーか」
黒潮「越中ァ!?黒潮だコラッ!触んな!」
立花「お前のもんじゃねーだろうが?!」
黒潮「まあいいよ。今日アイツに触れただけでもいいよ。マジでこんなもんじゃねーぞ。腹立つ。越中ァッ!……って書いてある」
立花「だから言ってんじゃねーかよぉ!?人のモン盗むのはよくねーぞお前」
第4試合
じっくりとリングを周り、ロックアップからレイがロープに押し込むが綾部が切り返して髪をぐしゃぐしゃにしてからブレイク。
レイはビンタ。綾部はガットショットからロープに振っていくが、レイはランニングエルボーで倒すと綾部が場外へ転がる。これをレイが追って背中にエルボーを打ち込んでいくが、綾部は鉄柱や鉄柵に叩き込む。レイもお返しとばかりに鉄柵に叩き込み、鉄柱を背負わせると走り込むが、綾部はビッグブーツで迎撃し鉄柵に叩き込む。
リングに戻ると綾部がフォールも2。
綾部は投げようとするが、レイが逆にボディスラム。
レイはコーナーで逆水平チョップ連発。綾部が体勢を切り返してエルボー連打も、レイも切り返して逆水平チョップ。お互い切り返しあうとレイがツッパリ連発からチョップ連発。さらに串刺しラリアットからフォールも2。
レイはロープに振ってショルダータックルで倒し、ロープに飛んでボディプレス。フォールも2。
レイは串刺し攻撃を狙うが、綾部がネックブリーカードロップで迎撃する。
綾部は串刺しビッグブーツからフォールも2。
綾部はコーナーに上るが、レイが正面に登ろうとするも綾部がエルボー連打。レイがヘッドバッドから雪崩式ブレーンバスターで叩きつけるが、すぐに立ち上がった綾部がドロップキック。
綾部のエルボーとレイのチョップの打ち合いから綾部がエルボー連打。レイがダブルチョップからロープに飛ぶが、綾部がドロップキックで迎撃する。
綾部はボディスラムからフォールも2。
綾部は投げようとするが、レイが耐えるとチョークで動きを止めてビンタからロープに飛んでラリアット。さらに左右のビンタから髪を掴んでのビンタ。
レイはアイスバインからフォールし3カウント。
<試合後コメント>
斉藤レイ
「勝ったぜぇ~っ!綾部蓮をぶっ倒してやったぜ!流石デカいだけあって、エルボー効いたな。オイ!ビール、ご丁寧に置いてあるじゃねーか!しかも冷えてる!横浜ベイスターズラガー!(※栓を抜いて)いただきます!……オァ~、オアアーッ!美味い!よく出来た美味しいラガービールじゃねえか!綾部、バチバチで楽しかったぜぇ。だがお互いまだまだこんなもんじゃね―だろ?次も2mのお前と熱い戦いが出来るのを期待してるぜ。そしていよいよチャンピオン・カーニバルの決勝戦だ!俺の兄・斉藤ジュン、そして別ブロックを勝ち上がってきた宮原健斗の優勝決定戦だ!もちろん俺は兄・斉藤ジュンを応援するぜぇ!頑張れよ!ジュン!フォーーーッ!!(※丁寧に栓抜きやビンを回収してから去っていく)」
綾部蓮
「チャンピオン・カーニバルがこれで終わってしまった。最後の最後、優勝決定戦はいけなかったけど、この横浜BUNTAIで斉藤レイと一騎打ち、バチバチにやれて最高に楽しかった。最後、気付いたら負けてたけどな。やっぱりこの全日本プロレス、4月から入団してこういうデカいデカい奴とバチバチにやり会えるのが楽しくてしょうがない。最高すぎる、全日本プロレス。そしてチャンピオン・カーニバルを見た人がどう思うかわからないけど、このチャンピオン・カーニバルで綾部蓮はどれだけ強くなってしまったんだろう。『結果出てねーのに何言ってんだ』って思う人もいるかもね。でもそこはこっからだ。こっからはプロレス楽しんで楽しんで結果も残していくよ。狙ってるものが色々あるからな。次のチャンピオン・カーニバルが待ちきれないよ。楽しすぎた!」
第5試合
先発は鈴木と船木。距離の探り合いから鈴木がロープに押し込むがブレイク。
なかなか組み合わず、船木がコーナーに押し込むと鈴木の背中に諏訪魔がタッチ。
近距離での探り合いから諏訪魔がグラウンドに引き込もうとするも、倒れずに上を獲った船木が諏訪魔のタックルを下がって避けてロープを掴む。諏訪魔はクリーンブレイク。
船木がチキンウィングアームロックで捕らえたまま下がり河野にタッチ。
河野はバックを取ろうとするが切り返した諏訪魔が腕を獲ってグラウンドに引き込む。だが河野が切り返して変形羽折り固めも諏訪魔がロープに足を伸ばしブレイク。
諏訪魔がロープに押しこみエルボー。エルボーの打ち合いから諏訪魔がダブルチョップで倒し、コーナーに叩きつけ鈴木にタッチ。
鈴木はエルボーからエルボースマッシュ。コーナーに振って串刺し攻撃を狙うが、河野がビッグブーツで迎撃し船木にタッチ。
船木はミドルキック連発からロープに振ってミドルキックで蹴倒す。フォールも2。
船木はソバットからコーナーでミドルキック連打。さらに首投げからサッカーボールキックを叩き込みフォールも2。
船木はスリーパーで捕らえ、担ごうとするが逆に鈴木が担いでパイルドライバー。鈴木は諏訪魔にタッチ。
諏訪魔は串刺しラリアットからフロントスープレックス。フォールも2。
船木は掌底からボディに膝を連打。さらにミドルキックも諏訪魔はキャッチしてアンクルホールド。船木が前転して切り返してアンクルホールドで捕らえ返し、諏訪魔はロープに腕をかけてブレイク。
諏訪魔のエルボーと船木のチョップの打ち合い。諏訪魔がヘッドバッドからロープに振ろうとするが、切り返した船木がミドルキックから首投げで倒しPK。フォールも2。
船木は河野にタッチ。
河野はロープに振ってジャンピングニー。さらにバックドロップからフォールも2。
河野はチョークスラムを狙うが鈴木がカット。
鈴木と諏訪魔はロープに振って鈴木がドロップキックも、河野がスカして諏訪魔の背中にハンマーブロー。コーナーに振って串刺しバックエルボーから船木も串刺しニー。さらに首投げから河野がランニングニーを突き刺しフォールも2。
河野は投げようとするが、鈴木が延髄切りでカットし諏訪魔とともにロープに振ってダブルのドロップキック。
諏訪魔はバックドロップで叩きつけフォールも船木がカット。
河野が船木に卍固め。諏訪魔が河野をスリーパーで捕らえこれで河野がギブアップした。
<試合後コメント>
諏訪魔&鈴木秀樹
鈴木「返せコラッ!」
諏訪魔「俺のタオルだ!」
鈴木「返せコラッ!」
諏訪魔「やだね!俺のっ!」(※タオルを広げるも上下が逆)
鈴木「逆さまだよ」
諏訪魔「わかりにくいよこのタオル。いつも間違える。船木誠勝がさあ、コンディションいいんでね……」
鈴木「(※諏訪魔の前に割り込んでカメラに向かい)打倒諏訪魔!」
(※1人先に去っていく鈴木の首を諏訪魔がタオルで絞めながら去っていく)
第6試合
先発はサイラスと安齋。ロックアップからサイラスがロープに押しこみクリーンブレイク。
再度ロックアップからサイラスがロープに押しこみエルボーも、避けた安齋がエルボー連打。サイラスがランニングエルボーも、安齋が避けてロープに飛んでジャンピングニー。サイラスはキャッチしてリングに叩きつけると安齋はたまらず場外へ転がり降りる。
サイラスはスミスにタッチ。安齋も本田にタッチ。
ロックアップからスミスがロープに押しこみクリーンブレイクと見せかけてエルボー。エルボーの打ち合いからスミスがロープに飛ぶが、本田がカニバサミでロープに押し込み膝を押し付けて反則カウント4で離す。
本田がエルボー連打からロープに飛ぶが、スミスがビッグブーツで迎撃しボディスラム。
エルボーの打ち合いからスミスが背中へのエルボー。スミスはサイラスにタッチ。
スミスが羽交い締めにした本田の胸にサイラスが強烈なエルボー。サイラスは本田の背中に乗って挑発し、さらにヒッププレスを投下。
サイラスはコーナーに本田を叩き込み、ロープに飛んでレッグラリアートからフォールも2。
本田はエルボー連打もサイラスはショートレンジラリアットでなぎ倒しスミスにタッチ。
スミスはストンピングからギロチンドロップ。フォールも2。
スミスはスリーパーで捕らえ、本田はなんとかロープに足を伸ばしブレイク。
スミスはボディを蹴り上げ、立ち上がった本田がエルボー連打。スミスがエルボーで返し、背中へのエルボーからサイドバスター。フォールも2。
スミスはスリーパーで捕らえるが本田はロープに足を伸ばしブレイク。
スミスは逆水平チョップからロープに振っていくが、本田はロープを掴んでタイミングをズラすと前蹴りからエルボー連打。タッチしようとするがスミスが髪を掴んで倒し、背中にエルボーから投げようとする。耐えた本田がリバースして安齋にタッチ。
安齋は串刺しジャンピングエルボーから投げようとするが、耐えたスミスがヘッドバッド連発からロープに飛ぶ。安齋はドロップキックで迎撃するとフロントスープレックスからフォールも2。
安齋は三沢式フェイスロックで捕らえるがスミスはロープを掴みブレイク。
スミスはバックを取るとジャーマンスープレックスホールドも2。
スミスはブリティッシュフォール。フォールも2。
スミスは投げようとするが耐えた安齋のボディに膝連発。安齋はエルボーを返すとエルボー合戦となり、スミスがローリングエルボー連発からロープに飛ぶも、安齋はジャンピングニー。スミスはすぐさま投げ捨てジャーマンも、安齋もすぐに立ち上がり投げ捨てジャーマン。両者タッチ。
サイラスがショルダータックルでなぎ倒すが、本田がエルボー連打からロープに飛ぶ。サイラスがボディアタックで迎撃し、セントーンを投下するが本田が避けると安齋がジャンピングニー。本田がスピアーを突き刺しフォールも2。
本田はロープに飛ぶが、サイラスはトラースキックからコーナーへのブレーンバスター。サイラスはリバーススプラッシュを狙うが、安齋がエプロンを走り込んでのジャンピングニーから本田とともに合体パワーボムで叩きつけフォールも2。
本田はラリアットでなぎ倒しフォール。これで3カウント。
納得いかないサイラスはリングに柵や階段を投げ入れ、激怒しながらリングを後にした。
<試合後コメント>
New Period
安齊「久しぶりのNew Period、ガッツリ勝利!最高だな、相変わらず。今日の試合で思ったけど、このベルトを狙ってるのはBブロックの奴らだけじゃないな、やっぱり。Aブロックにもメチャクチャ闘いたい奴がいるけど、まあとにかく今日のメインかな。優勝決定戦で優勝した人と俺は闘いたい」
本田「オーーイッ!今日は俺が勝った!今安齊も言った通り、三冠ベルトを狙ってるのはBブロックの奴らだけじゃない。Aブロック皆狙ってる。だがその前に!どうやらNWAのベルトを持ってる奴がこっちに来るってことだよな。名前はイーサン・カーター3世。EC3!オイ、5月29日、そのベルトを持ってきて全日本プロレスのリングで闘うんだろ?だったら全日本プロレスの代表としてこの俺、本田竜輝にそのNWAのベルトをかけて闘わせろ!オイ!いいか?!俺はな、この全日本プロレスのリングに誰よりも誇りを持って闘ってるんだ。何としてでも奪ってやるぞ!」
デイビーボーイ・スミスJr.
「俺とサイラスのチームは今日勝つことが出来なかったが、本田の野郎がズルをして勝っただけの話だ。奴も他の選手と同じように俺を恐れているんだ。俺を怖がってずっとターンバックルの裏に隠れていただろう?安齊が俺にやられている姿を見ても助けに来ることはなかった。俺が怖かったからだ。そして安齊、お前が三冠ヘビー級のベルトを巻いていられる時間は後ほんの僅かだ。俺は絶対にあのベルトを手に入れてみせるからな」
サイラス
「クソッタレッ!俺をコーナーから叩き落とすのは2人がかりじゃなきゃ無理だったようだな。イカサマをされて負けただけだ。スミスだってそう言っていた。安齊が試合冒頭にジャンピングニーを放ったが、どうなったか見たか?俺はキャッチして叩きつけてやったんだ!スミスも安齊のベルトを狙っている。目的を達成するためにこのタッグを続けていく必要があるのかも知れないが、俺があのベルトを巻いた暁にはスミスと闘うことにもなるだろうな」
第7試合
ロックアップからリストの取り合い。HAYATOがチョップを叩き込み、さらにコーナーに振ろうとするが切り返したカズがエルボー。カズが走り込むがHAYATOはロープをたるませて場外に落とし、トペに見せかけてリング中央に戻りポーズを決める。
カズはリングに戻って低空ドロップキックも、避けたHAYATOが走り込むがカズがキャッチ。HAYATOはアームホイップで場外に投げ捨て、エプロンに登ったカズにドロップキックからスワンダイブのプランチャ。しかしカズが避けてHAYATOは鉄柵に自爆する。
カズはストンピングから鉄柵に叩き込もうとするがHAYATOが逆に振って走り込むもカズは鉄柵へのコンプリートショット。
カズはリングに投げ入れフォールも2。
カズは顔面を蹴りつけ、ロープに振ろうとするが耐えたHAYATOをサードロープにカニバサミで叩き込み、背中へのライオンサルト。
カズはフェイスロックで捕らえ、さらに極楽固め。そのままバッククラッカーからクロスフェイスで捕らえるが、HAYATOはロープに足を伸ばしブレイク。
カズは膝蹴りも、HAYATOはバックエルボー連発。カズはコーナーに押し込み逆水平チョップ連発から膝への前蹴り連発。
コーナーに振ろうとするが、耐えたHAYATOの膝に前蹴りからコーナーに振るも、HAYATOはジョン・ウーで迎撃する。
HAYATOは串刺しドロップキックからコーナーに振ろうとするが、カズが逆に振って走りこむも、HAYATOが足を伸ばしてカットし、ロープを往復してのバックエルボーで倒す。
場外に降りたカズへHAYATOは三度目の正直とばかりにスワンダイブプランチャ。
HAYATOはストンピングからリングに戻し、スワンダイブギロチンドロップからフォールも2。
HAYATOはトラースキックも、キャッチしたカズにHAYATOはチョップからガットショット。再度ガットショットで倒すと、顔面を蹴りつけて挑発していく。カズは受けきって立ち上がるとエルボー連打。さらにローリングエルボーを狙うがHAYATOはチョップで迎撃しロープに飛ぶ。カズがエルボーからロープに飛ぶが、HAYATOはドロップキックから担ぐも着地したカズにHAYATOはバックエルボーからチョップ。さらにトラースキックからラリアットも、避けたカズがトラースキック。両者ダウン。
カズは低空ドロップキックからロープに飛ぶが、HAYATOがカニバサミで倒してロープにもたれさせると振り子式DDTでエプロンに突き刺す。
HAYATOはシド・ヴィシャスを投下するがカズが剣山で迎撃し、ロープに飛んでBK。
カズはファイナルカットを狙うがHAYATOがサムソンクラッチも2。
カズは走り込んでボディにヒザからロープに飛ぶが、HAYATOがラ・ブファドーラで迎撃しフォールも2。
カズがボディにヒザからパワープラント。フォールも2。
カズがファイナルカットを狙うが、切り返したHAYATOが人でなしドライバーからフォールも2。
HAYATOはシド・ヴィシャスを投下し3カウント。
試合後、2人は握手&抱擁。カズはHAYATOの耳元でしばらく何かを語りかけてから退場していった。
<試合後コメント>
カズ・ハヤシ
「……ああ、んあ~……死んじゃう、死んじゃうよ、死んじゃう。あぶねえ。いんやぁ~出し切った!本当にHAYATO選手、逆指名してくれてありがとうございます。こんなに嬉しいことは無い。プロレスラーはやっぱりどこでやるにしてもライバルを作って、仕事もらって、皆の前で試合をして、必死で闘って、そしてプロレスというリングの上で『またこの人とこの人が闘うところを見たい。見ていきたい』と思わせなくちゃいけない。それをね、HAYATO選手はありがたいことにチャンピオンという立場でありながら、7月1日に引退を控えている僕に対して『タイトルマッチを挑んでこい』と言ってくれた。僕は今までのプロレス人生……まだ続くけど、今日まで全く悔いは無いし、最高のプロレス人生を送ってる。だからこうしてまた世界ジュニアをかけてHAYATO選手とも出来たし、まだ1ヶ月半ありますけどね、僕の残っている試合全て、次に繋がるような、また見たくなるような試合はずっとしていきます。それは7月1日の引退試合まで続きます」
――試合後、HAYATO選手に何を話していたか
「まず最初に感謝の言葉を。『逆指名してくれてありがとうございます』って。あとは、HAYATO選手に聞いて下さい。嬉しかったんで、フツーに。すぐ喋りたくて。すぐに感謝を言いたくてリング上で言っちゃいました」
ライジングHAYATO
(※終始えずき、咳き込みながらコメント)
「苦しかったけど、勝ったよ。本当にカズ・ハヤシって素晴らしい選手だね。流石、最多防衛記録を持ってるだけあるよ。今回やって、カズ・ハヤシの世界ジュニアへの気持ちは嘘じゃないって分かったけど、ほんのちょっとだけ俺の気持ちが強かっただけ。本当にカズ・ハヤシってスゴい男だよ。あの持ってるもの、スゴいものを盗ませてもらうよ。教わるなんてカッコ悪いから、俺はカズ・ハヤシが持ってる本当にスゴイものを盗ませてもらう。で、試合終わって1つ決めたことがあるんだよ。世界ジュニアのイメージ・伝統・歴史、俺が全部1回ぶち壊させてもらうよ。俺も壊さなきゃいけない理由は分からないけど、なぜかそう思ったんだ。壊して、壊して、壊し尽くした先に何か新しい光があるんじゃないかって思ったんだ。だからこれからも俺は自分の信じた道、MY WAYを突き進ませてもらうよ。Let‘s PUNK!!」
――試合後にカズ選手から何を語りかけられていたか
「……答えは、『言いたくない』でいいかな。内容は俺とカズ・ハヤシにしか理解できないものだから」
第8試合
ロックアップからジュンがロープに押しこみクリーンブレイク。
再度ロックアップからジュンがヘッドロックで捕らえ、ロープに飛ぶが宮原がビッグブーツで迎撃。フォールしようとするがジュンがヘッドシザースで捕らえ、宮原がすぐに抜けて距離を取る。
リストの取り合いからジュンがヘッドロックも、宮原がグランドに引き込む。立ち上がったジュンがロープに押しこみエルボー。
さらに走り込むが、宮原はカニバサミで倒してエプロンを走り込んでドロップキック。避けたジュンがビッグブーツで場外に落とし、これを追って降りたジュンと場外乱闘へ。
リングに戻り、ジュンが引き起こすと宮原がエルボー連打からロープに飛ぶが、ジュンがカウンターのボディスラムからエルボードロップ。フォールも2。
ジュンは踏みつけフォールからコーナーでストンピング連打。顔面を踏みつけるがレフェリーが注意。
ジュンはロープ際で踏みつけるがレフェリーが注意。
ジュンはロープに飛んでランニングケンカキック連発。さらにボディにヒザからロープに振ってラリアットも、避けた宮原が低空ドロップキックからロープに飛んで側頭部へのドロップキック。
宮原は串刺し攻撃も、避けたジュンが走り込むが宮原が足を伸ばしてカットしコーナーに登る。だがジュンがビッグブーツで場外に落下させ、エプロンに乗せるとチョークスラムを狙う。だが宮原が耐えるとガットショットからエプロンへのパイルドライバー。ジュンはカウント9でリングへ。
宮原が串刺しブラックアウトからフォールも2。
宮原はシャットダウンを狙うが、耐えたジュンがエルボー。エルボーの打ち合いからジュンがエルボー連打。強烈なエルボーの打ち合いからエルボー合戦となり、ジュンがチョップから投げようとするも宮原が逆にブレーンバスター。すぐさまジュンが後頭部にランニングニー。両者ダウン。
先に立ち上がったジュンが宮原をコーナー上に乗せてチョップから正面に登り、雪崩式ブレーンバスターを狙うが宮原が耐える。ジュンはエルボーから背中にハンマーブローを落とし、雪崩式ブレーンバスター。すぐに立ち上がった宮原にジュンがスピアーからフォールも2。
ジュンはエルボーも、避けた宮原が投げ捨てジャーマンからブラックアウト。再度走り込むがジュンがチョークスラムで迎撃しフォールも2。
ジュンはDOOMと叫んでから担ぐが、宮原が首固めも2。
宮原はバックロールクラッチも2。
宮原は投げようとするが、ジュンがジャックハマーで叩きつけフォールも2。
ジュンはバックを取って投げようとするが、巻き投げた宮原がブラックアウトからロープに飛ぶが、ジュンがビッグブーツからショートレンジラリアット。さらにランニングニーを突き刺すが、立ち上がった宮原にビンタからボディブロー。さらにアッパー掌底。ぐったりする宮原の髪を掴んで引き起こし、バックをとってサイコブレイクで叩きつけフォールも2。
ジュンは動揺しながらも引き起こし、再度サイコブレイクを狙うが切り返した宮原がスタンディングブラックアウト。ジュンは受け切りラリアットから走り込むが、宮原がジャンピングブラックアウトで迎撃しフォールも2。
宮原はシャットダウンスープレックスホールドも2。
宮原は再度シャットダウンを狙うが、逃れたジュンがサイコブレイクを狙う。逃れた宮原のブラックアウトを叩き落としたジュンがヘッドバッドからバックを取るが、宮原が取り返してシャットダウンスープレックスホールドで3カウント。
試合後、宮原はジュンと拳を合わせて健闘を称え合ってからマイクを取る。
宮原「格の違いを見たか!?そうだ、ギリギリだ。それもこれも、みんなが応援してくれたおかげだ。ありがとう。プロレスラーになって、2019年以来の、2度目の優勝だ。どうだ?俺にはやっぱり、光り輝くものが、似合うだろう?なんだ?何が足りない?何が足りないんだよ??三冠てなんだ?何が足りないんだよ?お前だよ安齊勇馬。何を偉そうに解説なんかしやがってコラ。まだ、俺の試合の解説をするなんて、20年はえーわ!おい、三冠チャンピオン、上がってこいよ。(安齋がリングへ)おい!安齊勇馬。俺の持つ、最年少記録を、のうのうと破りやがって。チャンピオンには条件がいくつかある。見栄えがプロレスラーらしいこと、そして、ルックスが良いこと、そしてもう一つあるんだ!ベルトが似合わなきゃいけねーんだよな。お前にはまだ早いな。全日本プロレスファンは、お前のことを応援してるだろう。優しいからな。ただ、スーパースターはそんな甘くないんだよ。あたり前のように、そのベルトを巻かれてちゃ困るんだよ。新時代?叩き潰したろかコラ!」
安齋「チャンピオンの条件、プロレスラーらしいこと、ルックスが良いこと、そこは圧勝だな。ベルトが、まだ、似合わないんだったら、宮原健斗、あなたに勝って、一番ベルトが似合う男になってみせます」
宮原「なんだ?プロレスファンは優しいな。どう考えても、こいつが叩き潰されたほうがおもしれーだろ!え?まあいい、ルックスはちょっと負けたみたいだな。お前は、プロレス界の未来を背負う男だ。それは、プロレスを長らく見ていた人ならわかるだろう。お前とは前哨戦なんていらねー。5月29日!後楽園ホールだ!チャンピオンロード、おつかれさん」
安齋「今、ベルトが似合ってないんだったら、5月29日、俺が宮原健斗に勝って、そっからが俺のチャンピオンロードだ」
宮原「(睨み合いを終えて)もう一度言おう、チャンピオンロード、お疲れさん(安齋はリングを後に)三冠チャンピオン、挑戦も大事だが今日だけは、俺がチャンピオンカーニバル覇者だ。新時代!プロレス界にとっては、とてもとてもいいことだろう。ただ俺はな、プロレスの団体なんて、俺は超越してると思ってるからな。この日本プロレス界、まだ俺がやんなきゃいけねーことあるだろう。また、明日から、チャンピオンカーニバル覇者として、生きていく。以上だ。最後に!会場の皆さんに聞きた~い!全日本プロレス最高ですか~!?聞こえないなー。全日本プロレスさいっこうですか~!?今日すごい聞こえる~!OKラスト!全日本プロレス最高ですか~!?全日本プロレス~最高!」
<試合後コメント>
宮原健斗
「よっしゃあ!覇者だ覇者!2024、チャンピオン・カーニバル覇者だ!どうやらプロレス界は新時代に移行したいらしいな。ただ俺はプロレス団体を超越した男だ。どこの団体がどうだとか関係ねえ。そして、究極言えば全日本プロレスがどうとか俺はそんなところに収まっているわけじゃない。全日本プロレス=宮原健斗=日本プロレス界だ。チャンピオン・カーニバル優勝というものに浸る間もない。新時代の勢い、今日決勝戦で当たった斉藤ジュンもそうだ。彼はキャリアで言えば、2~3年。ただよ、この場にいる人達も分かると思うが彼らにキャリアなんて、そういった今までのプロレス界の常識は通用しない。それは見て分かる人たちには分かるだろう?長らくプロレスを見ている人たちには分かるだろ?あの醸し出す雰囲気をな。それが今の全日本プロレスの時代には何人もいる。俺が叶えた、願った光景ではあるが、ただいざその場に自分がいると、やはりプロレスラーというものは上に誰かがいると倒したくなるもんだ。そして、いつ自分が忘れ去られてもおかしくない状況にいるということがプロのレスリングだ。その状況が今の全日本プロレスにはある。この俺だって油断は出来ない。そう、俺は今日それを証明したつもりだ。格の違いを見せつけるつもりだったが、ギリギリの闘いになったね。チャンピオン・カーニバル優勝者、次は最年少記録保持者・安齊勇馬。お前はまだまだそんなプレッシャーを味わってる必要はねえ。俺に任せろ。お前は間違いなく何十年に1人って存在だ。それは分かるけどよぉ、俺はそれを当たり前に譲って、今の自分の位置を彼にのうのうと譲る気はさらさら無いからな。プロレスファンは優しいな。今日だってよ、安齊コール?それが今のプロレスファンなのかもしれないな。ただよ、俺はそんなのうのうと譲る気はこれっぽっちもねーからな。アイツ言っておくけど、マジで叩き潰すよ。俺がキャリアがどうとか関係ないよ。『叩き潰すことが彼のため』だとかそんなのでも無いよ。俺が叩き潰したいから叩き潰して、あのベルトを巻きたいから俺が叩き潰す。5月29日だ。前哨戦なんか一切いらないだろ。未来のエースだぁ?未来なんて俺がいる内はお前にやって来ねーぞ。俺がお前を叩き潰すからな。まあ、今日のところはこのチャンピオン・カーニバルに浸らせてくれよ(※写真撮影の後にトロフィーに熱いキス)」