「NOAHって不器用な団体なんです」GHCヘビー級王座を奪取した清宮海斗が拳王と結ばれNOAH全改革宣言!

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 4日、東京都・両国国技館にて『WRESTLE UNIVERSE PPV LIVE WRESTLE MAGIC 2024』が開催。清宮海斗がイホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.からGHCヘビー級王座を奪取した。

 イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.は“殺人医師”ドクトル・ワグナーの孫であり、ドクトル・ワグナー・ジュニアの息子というエリートの血を引く3世レスラー。
 2019年にNOAHへ初参戦し、今年2月にGHCヘビー級王座を初戴冠。メキシコ人としては初、外国人としても2017年のエディ・エドワーズ以来2人目の戴冠という快挙を成し遂げ、ワグナーは栄えあるGHCの歴史にその名を刻んだ。

 この日、ワグナーに挑戦したのは清宮海斗。
 清宮は生え抜きとして三沢光晴さんのエメラルドグリーンの魂を背負い、武藤敬司の後継者的存在としてNOAH新時代の旗手に。武藤にシングルマッチで勝利した際には、ご褒美としてドラゴンスクリュー、足4の字固め、シャイニング・ウィザードを正式に継承。現在は独自に発展・改良させた変形シャイニング・ウィザードを必殺技として使っている。

 ワグナーはNOAHに無くてはならない存在となっているが、清宮は生え抜きの意地をかけて“外敵”からの至宝奪還に挑んだ。


 試合はクリーンなレスリングに始まり、互いに互いの力を認め合う。
 体格でもパワーでも圧倒的に勝るワグナーが序盤は一方的に攻め込んでいくが、打たれ強い清宮は敢えて受けに回って勝機を作り、コーナーポストを飛び越えて放つノータッチ・トペ・コンヒーロで逆転の狼煙。
 清宮はドラゴンスクリュー、低空ドロップキック、ミサイル低空ドロップキックから足4の字固め。ワグナーもゴリースペシャルからホップアップさせてのパワーボム、真上に放り投げるかのようなBTボム。さらにワグナーは雪崩式BTボムを狙っていくが、放り上げられた清宮が雪崩式フランケンシュタイナーで切り返して窮地を脱出。
 しかし、ワグナーはドラゴンスクリューからのシャイニング・ウィザードという掟破りの武藤殺法からワグナー・ドライバー。さらにムーンサルト・プレスを発射も、清宮が回避してスタンド式のシャイニング・ウィザード&ジャンピングニーを連打。
 ワグナーはそれでも倒れず変形ワグナー・ドライバーや強烈なラリアットで叩き伏せて壁の高さを見せつける。しかし、清宮は顔面をぶち抜くドロップキックで窮地を打開し、ブーメランアタック式のシャイニング・ウィザード、後頭部へのシャイニング・ウィザード、プロレスLOVEポーズからの変形シャイニング・ウィザードと怒涛の畳み掛けで3カウントを奪った。

 清宮は、2023年3月に手放して以来約13ヶ月ぶりのGHCヘビー戴冠。
 観衆からは惜しみないワグナーコールが贈られ、清宮の腰には武藤がベルトを巻く。

 マイクを取った清宮は、「皆さん、今のNOAHに何が必要だと思いますか?何が足りないと思いますか?俺がNOAHをもう1度プロレス界のトップに持っていきます!NOAHって、不器用な団体なんです。みんなの期待に中々追いつかないでいる。それが悔しくて悔しくて。でも、だからこそ俺はこのNOAHを変えるためにこの団体に入団しました。俺がプロレス界の顔になるんで、これから全部変えていくんで、新しいNOAHを創っていきましょう!」と叫んで大会を締めた。

 バックステージに戻った清宮がリング上でも語った熱い思いを口にしていると、突如拳王が登場。
 清宮が「拳王、NOAHを変えていくには貴方の力が必要です。俺に力を貸してください!」と握手を求めると、拳王は「もちろんだ!清宮、やるぞッ!その危機感がいいんだよ。今のNOAHを見てみろよ。まだまだだ!まだまだだよなあ!俺とお前でNOAHを変えていくぞ!そしてお前が言った“プロレス界のトップ”に俺達で連れて行こうぜ!」とガッチリその手を握り返した。

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