NJKF拳之会”鉄人”国崇が復帰戦!通算107戦目は火を噴く右で大逆転復活劇3ダウン奪取TKO勝利!

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 21日、岡山コンベンションセンター(岡山県)にて『NJKF拳之会主催興行・22nd ~ NJKF2024 west 2nd ~』が開催。本大会のダブルメインイベントⅡでは、NJKF拳之会が誇る鉄人・国崇がブランク明けの復帰戦に挑んだ。

 国崇は2000年にNJKF興行でプロキックボクサーデビューして以来23年に渡り激闘を繰り広げ輝かしい戦歴を積み上げてきた大ベテラン。
 ISKAムエタイ世界フェザー級王座、WBCムエタイインターナショナルスーパーバンタム級王座、WKAムエタイ世界フェザー級の王座のベルトを獲得、2012年にはムエタイのラジャダムナンスタジアムのスーパーバンタム級9位にランキングされ、2013年にはラジャダムナンスタジアム認定スーパーバンタム級タイトルマッチ、2014年にはルンピニースタジアム認定スーパーバンタム級王座決定戦にも挑戦。
 国内外に実力が認められその名を広く轟かせる世界の国崇だったが、昨年2023年4月NJKF拳之会主催興行メインイベントにおいて、ISKA&WBC世界オーストラリア王者のジェイソン・トラン(AMMA)と対戦の際壮絶死闘を制しTKO勝利を掴むも、ジェイソンのパンチで顎を骨折。(ジェイソンも国崇の肘で10針以上縫う傷を負った)現役生活初の長期欠場に追い込まれた。

 国崇の復帰戦の相手は一階級上のランカー佐藤亮。佐藤はNJKFスーパーフェザー級では第3位、DEEP☆KICKスーパーフェザー級の第5位にランキングする技巧派ファイター。2015年のプロデビュー以来NJKFで実績を重ねつつDEEP☆KICKやRISEなど他団体にも参戦して着実に力をつけてきた。
 試合前国崇は「一年のブランク明けからの試合になるんですけど、まだまだやれるという所をお見せしたいと思います!」と力強くコメント。
 一方の佐藤は「国崇選手という事で、世界チャンピオン相手に試合出来るというのは凄い嬉しいし楽しみです!観に来てくれるお客様も岡山の人が多いと思うんですけど、岡山でファンが出来るような試合をしたいと思います!」と、世界チャンプとの大一番を前に堂々たるポジティブ100パーセントのコメントを発信していた。


 試合は序盤から巧みなステップワークで距離を掴み国崇を懐に入れさせない佐藤のペースで進み、国崇が苦戦。3Rで佐藤の右肘でダウン奪われ、ジャッジの途中経過の採点も佐藤優勢が告げられる。
 国崇の敗色がいよいよ濃厚かと思われた土壇場の4Rで、一閃国崇の右が火を噴き佐藤がダウン。会場が驚天動地の歓声に包まれる中、国崇がさらに右ストレート2発で佐藤から連続ダウンを奪ってTKO勝利した。

 驚異の鉄人ぶりを見せつけ大逆転勝利した国崇は地元ファンの熱狂に笑顔で「きょうはみなさんありがとうございました。国崇と言えばピンチ。ピンチから生き返るのが国崇。まだまだこれから頑張っていこうと思いますので、応援よろしくお願いいたします!」とマイクで語りかけた。

 バックステージでは激闘で記憶が飛び、自らがダウンしたことは記憶にないとのこと。「まだまだもうちょっといけるかな。決まった試合はどんどん勝っていきたいし、関東で勝ちたいですね」と、はやくも次戦への意欲をのぞかせた。
 会場の国崇ファンのひとりは「(国崇の)東京での勝利が見たい」と語った。

 地元岡山では前人未到の連勝記録(13連勝)を重ねてきた国崇だが、意外なことに関東の闘いにおいて勝利したことがない。
 昨年53歳の現役プロレスラーが25周年を迎えた際「自分に引退はない。25周年は通過点に過ぎない」と語ったことを思い出した。107戦目43歳最後の勝負に勝った国崇もまだまだこれから。更なる大きな舞台へと挑戦する姿を見たいと願うファンがいる限り彼のプロ人生に終わりはない。

『NJKF拳之会主催興行・22nd ~ NJKF2024 west 2nd ~』
日程:2024年4月21日(日)
開始:13:30
会場:岡山県・岡山コンベンションセンター

▼メインイベントⅡ NJKF59kg契約 3分5R ヒジあり
○国崇 (NJKF拳之会)
判定 4R TKO
●佐藤亮 (NJKF健心塾)

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