【試合詳細】3・3 みちのくプロレス徳島大会 GAINAvs丸藤正道 新崎人生&義経&景虎vsMUSASHI&日向寺塁&のはしたろう アレクサンダー大塚&モハメドヨネvsKen45°&卍丸 ザ・グレート・サスケ&フライングキッド市原&ウナギ・サヤカvsバラモンシュウ&バラモンケイ&郡司歩

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『徳島税理士PRO(R)、音瀬泰彦税理士事務所Presents GAINA25周年記念みちのくプロレス徳島大会』
日程:2024年3月3日(日)
開始:15:00
会場:徳島県・とくぎんトモニアリーナ(徳島市立体育館)
観衆:1600人(満員)

▼シングルマッチ 20分1本勝負
○大瀬良泰貴
7分51秒 トラキア→エビ固め
●山谷林檎🍎

▼タッグマッチ 20分1本勝負
ヤッペーマン1号/○ヤッペーマン2号
5分23秒 ジャックナイフ
ラッセ/●OSO11

▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
ザ・グレート・サスケ/○フライングキッド市原(四国OHENRO)/X=ウナギ・サヤカ(フリー)
10分51秒 ラ・マヒストラル
バラモンシュウ(フリー)/●バラモンケイ(フリー)/郡司歩

▼タッグマッチ 30分1本勝負
[ラブ・ウォリアーズ]○アレクサンダー大塚(AODC)/モハメドヨネ(NOAH)
9分22秒 スリーパーホールド
[BADBOY]●Ken45°/卍丸

▼6人タッグマッチ 60分1本勝負
○新崎人生/義経/景虎
17分4秒 念仏パワーボム→エビ固め
MUSASHI(フリー)/●日向寺塁/のはしたろう

▼GAINA25周年記念試合 時間無制限1本勝負
○丸藤正道(NOAH)
23分29秒 真・虎王→片エビ固め
●GAINA

GAINAがデビュー25周年でみちのくプロレスとともに徳島凱旋!丸藤正道との一騎打ちで敗北も再戦を誓う!新崎人生が阿波とくしま観光大使に就任!

オープニング


 パンチ田原リングアナと山谷林檎🍎がリング上で前説を行いグッズ紹介などで会場を温めて、のはしたろうと山谷で初心者に向けプロレスのルール説明が行われた。

 選手入場式後に徳島県知事がリングイン。
 挨拶のあと新崎人生を阿波とくしま観光大使に任命。
 選手退場後、県知事より人生に委嘱状が手渡された。

第1試合


 昨年末12月15日に行われた後楽園ホール大会の第一試合で大瀬良相手に大健闘した山谷。8分13秒粘ったが大瀬良の逆方片エビ固めにギブアップして敗れた山谷に、早いリベンジの機会が到来。だが大瀬良は、2月25日に生まれ育った大阪での自主興行を大成功させ、いつもにも増して自信にみなぎり勢いに乗っていた。

 ロックアップから大瀬良にリストを取られ、グラウンドで腕を絞られる山谷。切り返してアームドラッグで大瀬良を投げ、ドロップキックを見舞う。
 エルボーの打ち合いとなり、打って来いと胸を張る大瀬良。山谷がエルボー連打も、大瀬良の一撃で片膝をつき、ボディスラムで叩き落される。カウント2でフォールを返した山谷を大瀬良が首4の字で締め上げる。ロープに逃れた山谷がふらつきながら大瀬良を張っていく。大瀬良の背後へ回り、カウンターのドロップキックから串刺しドロップキック。さらにコーナー最上段に上がってミサイルキックを見舞って、ロープに大瀬良をセット。619を畳みかけ、フォール。返した大瀬良がダメ押しのドロップキックを両手で薙ぎ払うと、山谷が連続で丸め込んで勝ちへの執念を見せる。
 山谷が拳を打ち込んでいき、ブレーンバスターの体勢に。だが大瀬良が切り返して、レッグロールから綺麗な弧を描いてジャーマン・スープレックス・ホールド。カウント2で返した山谷を、トラキア(変形ストレッチボム)でマットに突き刺して、3カウント。
 山谷は今回も健闘。だが昨年末のシングルマッチより耐久時間が短縮の、7分51秒。

第2試合


 試合開始早々に大事な鮭を奪われ激怒のOSO。鮭を取り戻すと狂乱。レフェリーをコーナーに詰め圧し潰すなど鮭を凶器に大暴れ。
 一方ヤッぺーマン1号&2号も、ラッセを担いで「らっせーら、らっせーら」とリング内を練り歩くカオスな展開。
 OSOが襲い掛かってラッセもろとも粉砕。ラッセがリング下に落下すると、どさくさにOSOもリング下に落とした1号&2号が、ダブルのプランチャを発射。
 リングに戻ったラッセがハンドスプリングエルボーでふたりまとめて倒す。OSOもダメ押しの串刺しボディプレス。
 だが、OSOに不意打ちのジャックナイフで1号&2号がふたりががりでフォール。3カウント奪って速やかに逃げ去った。

第3試合


 Xは、SNSで参戦を自ら匂わせていたウナギ・サヤカ。
 先発はサスケが買って出て念の球をコネてはついて投げるが不発に終わり、シュウにショルダーで倒されると跳ね起きる。
 跳ね起きたサスケをシュウが蹴り倒してフォールすると市原がカット。ドロップキックでバラモンを場外へたたき出す。
 ウナギと郡司。「お前の大好きな女だぞ!やっちまえ!」セコンドから下品なヤジを飛ばすバラモン兄弟。やにさがる郡司。怒りのウナギがショルダータックルも、郡司倒れず。
 バラモンの水攻めに会場を走って逃げ回るウナギ。リングアナの席に逃げ込んで何食わぬ顔で休憩。
 その間サスケが兄弟に捕まり尻に杭を打ち込まれる。
 リングに戻っても、バラモンが優勢。サスケ&市原をコーナーポストに押し込んでボウリング攻撃。救援に来たウナギもニュートラルに押し込めてボウリング攻撃。

 リング上でローンバトルを強いられたウナギが反撃。バラモンふたりまとめてコードブレイカーからギロチンドロップ。
 サスケに郡司を持たせて交通標識を構えるが、郡司が逃れてサスケに誤爆する。ウナギがすかさず交通標識を郡司に持たせてフロントハイキック。加勢に来たバラモンのサンドイッチ攻撃を食らったウナギ。市原が猛然とカットに入ってギリギリで助かり、バラモンの白い粉を奪ってケイに吹きかけ目つぶし。ケイを市原が華麗にラ・マヒストラルで畳んで3カウント。
 みちのくプロレス初参戦を勝利で飾ったウナギ。バラモンの残したボウリングの球を高く掲げて持ち去っていった。

第4試合


 徳島県徳島市出身のアレクは、凱旋試合のパートナーに同期でありデビュー戦の相手でもあるヨネを抜擢。約2年ぶりに格闘探偵団バトラーツ時代のタッグ【ラブ・ウォリアーズ】を復活させて大一番へ。アレクの地元徳島のプロレスファンは歓喜の声援でふたりを迎えた。

 今回急襲を仕掛けたのはBAD BOYのほう。だがヨネとアレクはBAD BOYのラフプレーにゴリゴリの真っ向勝負で対抗。ケンカキックを見舞ってきた卍丸を、ヨネが強烈なラリアット一撃でなぎ倒す。アレクはご当地で渦潮スイングを披露。Kenを豪快に回して会場を沸かせた。急所攻撃、マンハッタンドロップなどBAD BOYのラフプレーに苦戦強いられるアレク。しかしサンドイッチ攻撃に追い込まれKenのラリアット連打も受けきったアレクがスリーパーホールドで捕らえてギブアップ勝利。卍丸がレフェリーのチョリソーに詰め寄ったがジャッジは覆らず。
 アレクとヨネは笑顔で硬い握手を交わした。

第5試合


 阿波とくしま観光大使に就任の人生とフリーになったMUSASHIが向かい合い試合開始。
 リストを取り合いいったん離れ仕切り直し、MUSASHIが片足タックル。倒れぬ人生。再び離れにらみ合う。ピリピリとした張りつめた緊張感のなかでがっちりと組合い力比べ。圧されてブリッジの状態のMUSASHIにのしかかる人生。押し返すMUSASHI。ノスタルジックな展開に往年のプロレスファンから拍手が起こる。
 日向寺と義経。素早い攻防を展開。日向寺が義経をショルダータックルで倒せば、義経が日向寺をティヘラで飛ばす。
 のはしが割って入ると義経も景虎にチェンジ。のはしのヘッドバットを景虎がかわす。のはしに豪快なアッパーカットを浴びせエプロンの日向寺も蹴散らしていく景虎。のはしをカニばさみで倒し、背面にストンピング、ダブルアックスハンドルと惜しげもなく手数を繰り出し攻めまくる。
 グロッキー気味ののはしだったが、義経を青コーナーへと引きずっていってMUSASHIにタッチ。ニュートラルコーナーへ押し込めた義経にMUSASHIが猛攻。チョップ連打から串刺しドロップキック。
 リング中央でフォールも返す義経を、日向寺がボディスラムから逆片エビ固めで攻め立てる。青コーナーに捕まる時間が長引く義経だったが、のはしをDDTで沈めて脱出。
 人生がチョップでのはしを袈裟斬り。さらにコーナー最上段に上がって手を合わせ、ダイビングショルダータックルを浴びせかける。もんどりうって倒れたのはしをフォールするがカウント2でのはしが返す。念仏パワーボムの体勢をとるも、カットにはいった日向寺の足を取って曼荼羅捻り。MUSASHIの手を取って拝み渡りからのブレーンチョップ。
 気力漲る景虎がフライングラリアットで豪快にMUSASHIを吹き飛ばす。MUSASHIもキャッチ式の延髄切りでやり返して、ドロップキックのコンビネーションから、エクスプロイダー。フォールも、景虎がカウント2で返す。
 のはしが義経にダイビングクロスボディでダメージを与えてから、「頭!」と叫んでヘッドバットを敢行。決まった喜びに興奮しながらフォールするがカウント2で返されうろたえる。
 義経がソバット、741(なすのよいち)からライオンサルトを発射。フォールを日向寺がカット。のはしから代わった人生に日向寺が強烈なスピアーを見舞う。そこから人生に串刺しトレイン攻撃。日向寺とMUSASHIふたりがかりで人生をブレーンバスター。
 さらにMUSASHIがエストレージャ・フトゥーロを狙ってコーナーポストに上がるが、義経が千本桜で撃ち落とす。
 景虎がのはしに延髄斬り。義経がトぺ・コンヒーロでのはし&MUSASHIを場外に足止め。タッグ王者組怒涛のアシストを受け、人生が日向寺に極楽固め。のはしがカットにはいってくると、のはしを排除。日向寺に念仏パワーボムを決め3カウント。

第6試合


 デビュー20周年節目の年。試合に勝って故郷に錦を飾りたいGAINAが、シーサー王のマスクを被って入場。地元ファン、家族から花束を貰って記念撮影が行われた。
 丸藤が悠然と登場。トップロープをひらりと飛び越えリングインすると会場から両雄に声援が飛び交い早くも熱狂の渦中に。

 GAINAが片手を差し出すと、丸藤がその手を取ってがっちりと握手が交わされ試合開始。
 ロックアップで押し勝ったのはGAINA。丸藤にロープを背負わせ、クリーンブレイク。
 リング中央に戻り再度組打つ。丸藤のバックに回ってリストを取って絞るGAINA。回転して切り返し、GAINAに片足タックルの丸藤。グラウンドから丸藤のバックを取って締め上げるGAINA。「力、強いな。」苦笑いの余裕見せつつ苦し気な丸藤。ロープブレイクから場外エスケープして、小休止。リングに戻って、GAINAをヘッドロックでとらえるが、ショルダータックルで無残に倒される。
 後頭部から首にダメージを負い仰向けに倒れた丸藤へ140キロの巨体がボディプレス。チンロックからエルボースタンプ、ショルダータックルでフォールも丸藤返す。
 場外戦でも荒ぶるGAINAが丸藤を引きずり回し、客席に投げ飛ばす。勢いづくGAINAを自爆を誘った丸藤がコーナーの鉄柱を駆使してGAINAの腕にダメージを与え、リングに戻ってからも非情の腕攻め。コーナーポストへGAINAを詰め逆水平もGAINAが丸藤をコーナーへ振る。ハイキックで迎撃の丸藤をスパインバスターでマットに落とし、レバーをえぐるフットスタンプで流れを取り返すGAINA。丸藤からDDT2連発を食らっても根性で起き上がり、ドラゴンスクリュー。丸藤の足を絡めてサソリ固めもニアロープ。
 エプロン際での危険な攻防へ。GAINAがパワーボムの体勢も、丸藤がフックキックから体勢入れ替え。ショルダースルーで丸藤を落とし、パワーボム狙いで担いだGAINA。
 堪えた丸藤を追撃のGAINA。ここで丸藤がなんとマットの敷いていない場外でDDTを敢行。両者ダウンもカウント19でリングに戻る。
 激しいチョップ合戦が展開。丸藤が胸筋アピール。GAINAのぶ厚い胸板にトラースキック。GAINAも丸藤に全体重かけたラリアット見舞って両者ともにダウン。

 GAINAが丸藤にミサイルキック。串刺しラリアットで体が半回転した丸藤を抱え上げたGAINAがパワーボムで丸藤を叩き落とし、鳴門海峡、スーパーラリアットと畳みかけフォール。丸藤カウント2で返す。コーナーに上がってダイビング・エルボードロップを落とすがこれも丸藤がカウント2で返す。
 驚異の粘りを見せる丸藤に勝利への執念を燃やすGAINAが渾身のパワーボムで丸藤の体をマットにめり込ませ、ラリアットからラストライドへ。だがGAINAのラリアットもカウント2で返した丸藤が鬼神の勢いで蹴撃ラッシュを浴びせかけ不知火でフォール。返されると、GAINAの腕をハンマー・ロックで固めて真・虎王で蹴り倒し、3カウント奪取した。

 試合後丸藤はGAINAの両手を包み込むように取り握手を交わす。GAINAが正座してマットに擦り付けるように頭を下げると、丸藤も膝を折り互いに頭を垂れた。丸藤がリングを降りたあと、GAINAが大観衆の拍手に包まれる中マイクを取った。

GAINA「みなさん、すいませんでした。25周年ということでこんなにたくさん応援に来てくださったのに、勝つことができませんでした。やはり丸藤さんは強かったです。ありがとうございました。20周年で新崎さんとやって、あれから5年。本当に早いもので。19歳で第0試合でこの体育館でデビューしてもう25年、本当に早かったです。でも後輩たちがいっぱい怪我で引退していくなか、25年後もこの徳島の体育館で試合ができて本当にうれしく思います。毎年本当に、応援してくれてありがとう。44歳になったけどこんなおっさんでも、俺にはプロレスがあるんで。引退するまで応援してください!(観客席からGAINAコール) 25年間、苦しいこと、嫌な事もあったけど、皆さんの声援があったからこそリングに立つことができます。丸藤さんは、プロレス界では、本当にトップ中のトップです。でも丸藤さん、(売店でファンにサインをしている丸藤に向かって叫ぶ)また機会があったら試合やってください!そして、いつかサシで飲みましょう!酒なら絶対まけねーぞ! そして皆さん、来年もまたこの体育館に帰って来ますから、また見に来てください!」

 最後はGAINAが大観衆の真ん中で大観衆と共に拳を高く掲げ、「みちのくプロレスは永遠に不滅だー!」と叫んで大会を締めた。

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