デビュー25周年のGAINAが故郷の徳島県で凱旋大会を開催!丸藤正道との一騎打ちに敗北も「酒なら絶対負けねーぞ!」
3日、徳島県・とくぎんトモニホールにて『徳島税理士PRO(R)音瀬泰彦税理士事務所PresentsGAINA25周年記念みちのくプロレス徳島大会』が開催。地元凱旋を果たしたGAINAが丸藤正道との一騎打ちで散った。
GAINAは1999年9月にみちのくプロレスでデビュー。現在では東北だけではなく関西や九州など西日本での活動も増えており、様々なインディー団体のヘビー級戦線でベルトに絡み続ける実力者だ。
現在はみちのくプロレスを離れフリーとして活動するも、生まれ故郷たるみちのくの大一番にはいつも駆けつけている。
GAINAは徳島県那賀郡那賀町出身。デビュー25周年大会を自身のデビューの地で開催し故郷に錦を飾った。
GAINAの周年試合の相手は、長年NOAHのアイコンとして君臨し続ける丸藤正道。
パワー勝負では不利と悟った丸藤はスピードで撹乱。場外戦に引き込んでリング鉄柱を使った腕攻めなどで巨獣の無力化を狙っていく。
腕への一点集中攻撃に苦戦したGAINAだったが、体格差を活かしたフットスタンプで大ダメージを与えて反撃開始。丸藤のDDTで頭からマットに突き刺さっても即座に起き上がって反撃に転じる気迫のファイトを見せる。
GAINAが渾身のパワーボムで丸藤の体をマットにめり込ませ、ラリアットからラストライドを狙う。これを逃れた丸藤が蹴撃ラッシュを浴びせかけ不知火。GAINAがこれを返してみせると、丸藤は奥の手の真・虎王を解禁し死闘に終止符を打った。
試合後。丸藤はGAINAの両手を包み込むように取り握手を交わす。GAINAが正座してマットに擦り付けるように頭を下げると、丸藤も膝を折り互いに頭を垂れた。
マイクを取ったGAINAは「みなさん、すいませんでした。25周年ということでこんなにたくさん応援に来てくださったのに、勝つことができませんでした。やはり丸藤さんは強かったです。ありがとうございました。20周年で新崎さんとやって、あれから5年。本当に早いもので。19歳で第0試合でこの体育館でデビューしてもう25年、本当に早かったです。でも後輩たちがいっぱい怪我で引退していくなか、25年後もこの徳島の体育館で試合ができて本当にうれしく思います。毎年本当に、応援してくれてありがとう。44歳になったけどこんなおっさんでも、俺にはプロレスがあるんで。引退するまで応援してください!」とファンに挨拶。地元ファンから大・GAINAコールが起きる。
さらにGAINAは「25年間、苦しいこと、嫌な事もあったけど、皆さんの声援があったからこそリングに立つことができます。丸藤さんは、プロレス界では、本当にトップ中のトップです。でも丸藤さん、また機会があったら試合やってください!そして、いつかサシで飲みましょう!酒なら絶対負けねーぞ!そして皆さん、来年もまたこの体育館に帰って来ますから、また見に来てください!」と覚悟を叫び、「みちのくプロレスは永遠に不滅だー!」と叫んで大会を締めた。