愛弟子の戴冠で気合入った勝村周一朗がSOG世界無差別級王座奪取を宣言!「ベルトを獲って、2024年、ガンバレ☆プロレスの新しい勝村周一朗のストーリーを始められたら」
ガンバレ☆プロレスが12月26日、東京・千代田区の神田明神文化交流館で今年最後のビッグマッチ『BAD COMMUNICATION 2023』(27日、東京・後楽園ホール)の直前会見を行った。木髙イサミ(BASARA)の保持するスピリット・オブ・ガンバレ(SOG)世界無差別級王座に挑む勝村周一朗がベルト獲りを力強く宣言した。
7・9大田区で木髙は渡瀬瑞基を破り王座奪取。その後、YuuRI、冨永真一郎、今成夢人、翔太を下してV4に成功している。勝村は昨年11月に当時王者のハートリー・ジャクソンに挑んで以来、1年2ヵ月ぶりの王座挑戦となる。
勝村は「明日の後楽園、2023年、ガンバレ☆プロレスの最後の興行。そのなかでも最後の試合、メインイベントに出場できることを大変うれしく誇りに思います。今年のガンバレ☆プロレスを締めくくれる試合をして、最後にベルトを獲って、2024年、ガンバレ☆プロレスの新しい勝村周一朗のストーリーを始められたらうれしく思います。必ずベルトを獲れるように頑張ります」と王座獲りを誓った。
受けて立つイサミは「何度も言ってますが、僕はベルトはパスポートだと。これを防衛すれば、来年まで自動更新されるということで。来年のガンプロも僕が主軸になって、所属の選手、勝村選手はイヤかもしれないですけど。まだまだやれることはあると思いますので、もう少しあがいてみようかなと思います」とベルト死守宣言。
両者はBASARAの12・19新木場でタッグマッチで前哨戦を戦ったが、その印象について、勝村は「あのときはあのときで全力で戦ったとはいえ、あくまでも前哨戦かなという手探りの感じだったので。明日はもっと別の一面を出してくると思いますし、自分もこの間は出していない技や気持ちをぶつけたいと思います」と警戒。イサミは「僕も同じ気持ちでして、大事な試合ではありましたけど、前哨戦のなかでの手探りだなという感触は変わりません。そのなかで僕が出した結論は、いかにプロレスを出すか、プロレス技を出すかということに。もちろんプロレスラーとしての勝村選手が強いのも知ってるんですけど、自分がやってきた22年ちょっとのプロレス人生を信じて。自分のプロレスで勝負したい。そういうプロレスを目指したい」と話した。
24日のパンクラス・横浜大会で、勝村の門下生である伊藤盛一郎(リバーサルジム横浜グランドスラム)がキング・オブ・パンクラス・フライ級暫定王座を戴冠したが、勝村は「ジムの後輩たち、弟子たちがいい結果を残しているので、最後は自分がキッチリとベルトを獲って締めないといけない思いはあります。僕はプロレスラーとしてのキャリアも積んできてますが、総合格闘技をやっている期間のほうが長いので、自分が勝負できるのはそこだなと。弟子の試合を見て、さらに強く思ったので。自分の持てる技術のなかで、試合に勝つために木髙イサミを上回る、勝負しなきゃいけないのかなと考えています」とより一層気合が入った様子。
勝村を返り討ちにして、2024年、ガンプロでやりたいことに関して、イサミは「もうちょっとやりたいことはあります。この半年、ベルトを巻いて、ガンプロに上がれてることが楽しくて。とてもいい団体だと思うし、SOGのベルトは、すごくモチベーションになる。40歳になって初めて巻いたベルトなので、すごくモチベーションになってるのは間違いない。もうちょっと維持させていただければと思います」と述べた。
18日に勝村が愛弟子の伊藤、親交のある所英男と公開練習を行ったが、それを映像で見たというイサミは「あんなの見たら心折れますよ(笑)。勝村さんも有名人なんですけど、名だたる有名人がバンバン出てきて、スパーリングして。見れば見るほど、僕はプロレスしなければいけないんだなと思いました。プロレスラーは強くなきゃいけないんです。根底の部分にそれがないとプロレスは死んでしまうと思うので。強くなりたいと思います。若干、ビビってます」と語った。