1・4のIWGP女子王座戦は岩谷麻優vs朱里に決定!負傷明けの岩谷は恐怖・不安を吐露しつつも「強すぎる相手だから、燃えます」
24日、東京都・後楽園ホールにてスターダム『JRA中山競馬場 presents STARDOM YEAREND CLIMAX 2023』が開催。来年1月4日のTDCホール大会で岩谷麻優と朱里がIWGP女子王座戦を行うことが決まった。
昨年11月の新日本プロレス×STARDOM合同興行で新設されたIWGP初の女子王座は、今年4月にメルセデス・モネを撃破した岩谷麻優が戴冠中。
今年11月には米国・ダラス大会でステファニー・バッケルを破って2度目の防衛に成功したものの、その際に右手小指を脱臼して欠場。今月29日の両国国技館大会での復帰は決まったものの、来年の年明けに行なわれることが目されていた同王座の防衛戦には黄色信号が点っていた。
この日の第5試合では、【God‘s Eye】朱里&壮麗亜美vs【7Upp】高橋奈七永&優宇のタッグマッチが実施。
朱里と奈七永がパッションをぶつけて意地を張り合う中、壮麗と優宇は真っ向からぶつかり合うパワー勝負を展開。勝負が拮抗する中、奈七永が朱里を振り切って加勢に入ったことで一気に試合が動き、壮麗が集中砲火を浴びる。
壮麗は踏ん張って奈七永と足を止めての打撃戦を展開するが、最後は7Uppの2人が合体技のナナモモダイバーを炸裂させて3カウントを奪った。
試合後、29日の両国国技館大会でも対戦が決まっている朱里と奈七永が舌戦を展開。
7Uppが去っていった後、意を決した様子で再びマイクを取った朱里は「私は去年すごい良い1年を過ごしたと思ってます。でも、今年は動きがなかったというか、落ち着いてしまっていたなと自分自身思っていて。来年は、勝負の年、そして変化の年にしたいと思ってます。1月4日、1・4、岩谷麻優のもつIWGP女子王座に挑戦したいと思ってます!」と岩谷へ挑戦表明。
中々岩谷が出てこないことに焦った朱里が「岩谷麻優、受けないなんてことは無いよね?無いよね?……あれっ、今日来てない?!」とうろたえ始めると、普段着にメガネ姿というオフな装いの岩谷が慌ててリングイン。ベルトを忘れてきてしまったため飯田沙耶が猛ダッシュで届けにくるという“らしい”姿を早速ファンへ見せつけた。
マイクを取った岩谷は、「名前呼ばれたから来たんですけど……1・4、IWGP……正直、相手が朱里さん、メチャクチャ不安。怖い。ヤダ!でも、嬉しいです。朱里さんにとってこのIWGPのベルトが欲しいって思ってもらえるようなベルト、そう思われてることが嬉しいです。自分は朱里さんから逃げない。1・4。相手にとって……不足は……あれっ?(※「合ってるよ!」の観衆の声にうなずいて)相手にとって、不足なし!」と満面の笑みで朱里の挑戦を受諾した。
バックステージに戻った岩谷は、「ダラスで怪我してから表舞台に出るのは今日が初めてだったんですよ。1ヶ月くらい欠場してて、久しぶりの表舞台はメチャクチャ緊張しました!“プロレスラー・岩谷麻優”ってこういう感じだったなってすごいテンション上がってます!」と笑顔。
その後、岩谷はかつて朱里が持っていた赤いベルトに挑戦して敗れ、5★STAR GPでも敗れたことで生じた朱里への恐怖、ベルトを失う恐怖、コンディションの不安など様々なネガティブな思いを吐露していったが、最後は「強すぎる相手だから、燃えます。小指の怪我とか、1ヶ月ぶりの試合だとか、そういうの抜きにバチバチに蹴ってもらって、バチバチに殴ってもらって、バチバチに投げてもらって!そこで私はいつも通り何度も何度も立ち上がってやり返して、最後に自分がリングに立ってこのベルトを巻くだけなので、必死に乗り越えたいと思います!」と覚悟を決めた。