女子プロレスマガジン リレーコラムSEASON2 『#19 柳川澄樺~ポンコツからチャンピオンへ~』
- 2023-11-9
- コラム, 女子プロレスマガジン リレーコラムSEASON2
- JTO, 柳川澄樺
女子プロレスマガジン リレーコラムSEASON2をご覧の皆さんはじめまして!
プロレス団体JTO所属プロレスラーの柳川澄樺です!
プロレスラーと言いましたが、他にもコンテンポラリーダンサー、そしてアウフギーサー(アウフギーサー名:ヤナガワールド)として3足のわらじで活動しています!
プロレスラーとしては2020年11月11日に後楽園ホールでデビューしました。
幼少期からクラシックバレエを習っていた私はコンテンポラリーダンスというものに興味を示し、上京。
新国立劇場や池袋芸術劇場など様々な劇場で踊り、活動していましたが
2020年。
あれは突然にやってきたのです…
そう、世の中を震撼させたコロナです。
コロナにより私の生活も一変し、元々プロレス観戦が趣味だったこともあり、プロレスのことを発信するYouTubeを始めたのがきっかけでJTOのTAKAみちのく代表に声をかけていただき、プロレスラーの道を歩むこととなりました。
デビュー戦では元JTO(現ガンバレ☆プロレス)で同日デビューのYuuRIとのシングルマッチで白星デビューを飾りましたが、まぁそこからは勝てない日々が続き、代表からは出来損ない、ポンコツと練習でも試合でも毎回怒られていたことを今でも思い出します。
正直あの頃はただただ辛かった…
そんな私に転機が訪れたのはデビューして1年後これまた同期で同日デビューの神姫楽ミサとタッグチーム1111(フォーワン)を結成したこと、2021年1月からのアイスリボンさんへのレギュラー参戦でした。
アイスリボンさんに参戦させていただいてから、それまでは月に1~2回だった試合数が一気に増え、毎月8~10試合くらいに増えたんです。それはもう始めはとにかく必死でした笑
でも、不思議と嫌になることはなくむしろどんどんプロレスが好きになっていきました。
今まで交わることのなかった選手との試合が新鮮でしたし、一気に世界が開けたように感じがして、プロレスって楽しいんだなって心から思えるようになったんです。
この頃からお客様から表情が変わったよね!と仰っていただくことが増えましたね。
それまで全く自分のプロレスに自信が持てなかったのですが、この辺りから少しずつですけど自信が持てるようになりました。
神姫楽ミサと勝手に結成したタッグチーム1111。
勝手にと書いたのはデビュー1周年の時にミサとタッグを組むことになって「1周年だしさ、この際チームになる?グッズも作っちゃお!」って決めてから、「代表!私たちタッグチーム作りました!」と事後報告しました…笑
と結成秘話はここまでにして、アイスリボンさんに参戦して1年。
つまりは今年の1月ですね。
ミサと今年の目標を決めよう!となり、
その中の1つがインターナショナルリボンタッグのベルトを巻く。ということでした。
人ってやっぱり口に出すと責任が生まれるからそうなろうと行動するんですよね。
そして、4月に初めて2人でむこまこの持つリボンタッグに挑戦。
私たちの元にベルトが来ることはかなった…
でも、私たちは決して諦めなかった。
8.26 後楽園ホール念願だった
第60代インターナショナルリボンタッグチャンピオンに
デビューした時は代表に出来損ない、ポンコツと言われ続けた私たちがデビュー3年未満でチャンピオンになれたんです。
ベルトを受け取ったあの時の光景は今でも脳裏に焼き付いてます。
そのベルトはもう既に別のチームの元へいってしまったのですが、必ず1111で取り返してみせます!
そんなデビュー当時から切磋琢磨してきたミサ。
プライベートでも凄く仲良しなんです。
控室でもよく2人で喋っていると他の選手に本当に2人って仲がいいんだね!と言われるくらい。
私が初めて道場に行って目が合った瞬間ビビッときたんですよね!
この人とは気が合いそう!って。
そこからプライベートでも試合でも本当にたくさんの時間を共有してきました。
そんなミサとのシングルマッチが明後日11.10後楽園ホールであるんです。
デビューして3年で初って凄いですよね!
JTOルールという特殊ルールでは過去に3回あるんですけど、通常ルールは初。
そして、11.10は2020.11.11にデビューした私たちの3周年記念試合。
そしてもっと凄いのが今回新設されるJTO GIRLS王座の決勝戦ということ。
初代チャンピオンを決めるタイトルマッチなんです。
こんな偶然というかタイミングって重なるんだなって自分でも驚きです。
こんな絶好のタイミングでこのチャンスを逃す訳にはいきません。
実はミサは今POPというベルトのシングルチャンピオン。
ミサが勝てばミサが二冠王者。
そして、パートナーの私は無冠。
そんな悔しいことがあってたまるかって話ですよ。
ミサは親友であり信頼出来るパートナーであり、そして最大のライバル。
だから、こそお互いに全てを出し尽くして、そして私が初代チャンピオンになります!!
更に2週間後には私の出身地山形で初めての凱旋興行があるんですが、そこでなんとミサが持つPOPのベルトに挑戦することが決まりました。
11.10後楽園でチャンピオンになれば一気に2冠チャンピオンになれる。
11.23山形というのは自分が指定して挑戦表明をしました。
凱旋で家族や友人、恩師などが観に来てくださるなかで、もしかしたら負けてダサい姿を見せる覚悟で。
実はPOPは初めての挑戦ではありません。
1度目はデビューして9ヶ月でAKARI選手と。
2度目はミサが挑戦するはずか欠場により急遽前日挑戦が決まり、大空ちえ選手と。
そして、今回が3回目の挑戦が神姫楽ミサ。
3度目の正直でミサから勝って2冠チャンピオンになってみせます!!!!!
11.10後楽園も11.23山形もミサとだから出来る最高の試合をします!
皆さん、ぜひ会場で私がチャンピオンになる姿を目撃してください!!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
『JTO後楽園ホール大会』
日程:2023年11月10日(金)
開始:18:30
会場:東京・後楽園ホール
▼J1リーグ決勝戦
綾部蓮(Aブロック代表)
vs
武蔵龍也(Bブロック代表)
▼GIRLSリーグ決勝戦
柳川澄樺
vs
神姫楽ミサ
▼QUEEN of JTO
(王者)優宇
vs
(挑戦者)Aoi
▼シングルマッチ
TAKAみちのく
vs
ARA
▼グラディオデビュー戦・6人タッグマッチ
ファイヤー勝巳/十文字アキラ/グラディオ
vs
夕張源太/KEITA/サンダーサマー
▼女子6人タッグマッチ
稲葉ともか/山縣優(フリー)/YAKO(アルマリブレ)
vs
ウナギ・サヤカ(フリー)/稲葉あずさ/HisokA
※rhythmの負傷欠場によりカード変更
▼ボンバータツヤ&ブレイザー丹内デビュー戦・6人タッグマッチ
イーグルマスク/宮入将義/ボンバータツヤ
vs
カーベル伊藤(全日本)/新/ブレイザー丹内
▼タッグマッチ
ヒロ飯島/赤間“AKM”直哉
vs
Mr.マスク/ケンスケ
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