女子プロレスマガジン リレーコラムSEASON2 『#18 神姫楽ミサ~猪突猛進!全力がむしゃらプリンセス~』

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みなさんはじめまして!
第30代POP王者・猪突猛進!全力がむしゃらプリンセス
神姫楽(かぐら)ミサです!

2020年11月11日に後楽園ホール大会でデビューした岩手県盛岡市出身のプロレスラーです! JTOというプロレス団体に所属しています。

さっそくですが、自己紹介させていただきたいと思います!
イメージカラーはピンク!
コスチュームはキラキラふりふりで、当初はアイドルレスラーを目指していたのですが、デビュー3年、気が付いたらなぜかイノシシキャラになっていました。笑

幼少期からスポーツには縁がなく、中高の部活動も吹奏楽部、演劇部、と文化系の部活動をしていました。大学進学をきっかけに上京し、大学では演劇科を専攻しました。

進学をきっかけにと書きましたが、当時は東京への憧れが強く、東京に行くしか道がない学科を選び、金銭的な負担をかけてしまったことは、両親に未だに申し訳なく思います。
ただ、その頃の自分にとっては東京が全ての希望でした。

上京後は、舞台のチケットノルマが免除されるという理由で事務所に入り、在学中に地下アイドル、グラビアの活動も経験しました。
地下アイドルの経験は、自分にとっては大きなものだったと今では思います。
生きていく中で、誰かに応援してもらえる、推してもらえることってなかなか無いですよね。

一応私は年齢非公開なのですが(笑)、この年齢になって、自分が人より劣っているものが多くあることを受け止められるようになりました。

私は何をするにも不器用だし、鈍臭いし、そんな自分のことを信じて応援してくださる皆さんにこれまで沢山出会えたから、やっと今、こんな自分でも自分自身を受け止めることができているんだと思います。

流れ流れて私は今、プロレスのリングを選んでリングの上でたたかっているわけですが、ここでも私のことを信じて、私を応援してくれる皆さんが沢山います。
一緒に戦ってくれています。

私を信じてくれている皆さんに私ができることは、全力でリングに立って、勝つ姿を見せることだと思っています。

私を見に会場に来てくださる皆さんに、私の勝つ姿を見せることができなかったら、皆さんはどういう気持ちで会場を後にするんだろうって思ったら、そんな皆さんを絶対に裏切ることはできないと思いました。

元々出来が悪いからこそ、自分の姿も顧みず必死に対戦相手に向かっていく姿が、イノシシのようだと言われ、いつのまにかイノシシキャラになっていました。
もはやキャラではないのですが。笑

デビュー前から何度も挫折を繰り返し、デビュー後もなかなか勝てずくすぶっていた私をすくいあげてくれたのは、業界の先輩方、仲間たちのおかげです。

私自身は何もない人間ですが、環境と人には本当に恵まれてきた、これまでの人生でした。

今、私はキャリア4年未満のプロレスラーが巻けるPOPというシングルタイトルのチャンピオンです。
私はこれまでのシングル王者とはもしかしたら違うかもしれない。

強気なことが言えない頼りない王者に見えるかもしれないけれど、これまで沢山の皆さんに支えられてきた私は、私らしい等身大のチャンピオンでい続けたいです。

ただ、何があっても勝つことは諦めない。
リングに立ったら勝ちにこだわって全力で、皆さんに勝つ姿を見せることを絶対に諦めません。
みんなで巻いたチャンピオンベルト。
勝つことも、自分自身へも、もう諦めたくないんです。

応援してくださっている皆さんに、私を信じてくれてありがとう、逃げていた自分に勝ちたいという気持ちを教えてくれてありがとう、沢山のありがとうの形のひとつとして、チャンピオン姿を見せることができて本当に嬉しかった。

これまで私に関わってくれた皆さんへの感謝が詰まったベルト、このベルトをさらに輝かせることができるプロレスラーになります!!!

危険と隣り合わせのプロレスだからこそ、他人はもちろん、自分自身を大切にするという意識がより強くなりました。

自分自身を大切にすることが、チャンピオンベルトを巻いた時のように、これまでの人生で私に寄り添ってくれた皆さんへの感謝と恩返しなのかな。
沢山のことを教えてくれたプロレスに、本当に感謝です。

まだまだ人としてもプロレスラーとしても道半ばですが、等身大のチャンピオンとしてこれからも必死にリングの上で戦っていきます!!!

ということで、私の次の大決戦は11/10 JTO後楽園ホール大会です!!!
この後楽園ホール大会は私のデビュー3周年記念大会でもあります!!!

8月から始まったJTOガールズリーグ、このリーグ戦の決勝戦が11/10にあります。
このリーグ戦を制したら、今回新設されるJTOガールズベルトを手に入れることができる…!!

そして、この決勝戦まで勝ち上がってきたのが、1111(フォーワン)というタッグを組んでいる柳川澄樺と私!!!

澄樺と私は同年同日デビューの、女子の所属内では唯一の同期です。
JTOに入門してから、沢山の方々に助けていただいてここまでくることができましたが、どんな時も1番近くで支えてくれたのが柳川澄樺でした。
お互いを知り尽くしている私たち。澄樺に出会えて本当によかった。

澄樺とは共通の趣味も多く、プロレスをしていなくてもこの先どこかで出会っていたのでは!?と思うほどです…!

ただ、私たちはプロレスのリングで出会ってしまったから、親友という関係だけではなく、ライバルでもある。
たまに、ここで出会わなければ複雑な感情を抱くこともなく、純粋な親友でいれたのかもしれないな、と思うことも正直あります。

でも、澄樺に出会っていなければ、私はもうここにはいなかったかもしれない。
どこかで挫折したまま、気持ちを立て直すことができずに辞めていったかもしれない。

ある意味、ここで出会えたからこそ、人間としてより本気でぶつかり合える関係性を築けたと思っています。
今の神姫楽ミサがいるのは、柳川澄樺の存在が大きいです。

そんな関係性の澄樺と、お互いにデビュー3周年、デビューの地と同じ後楽園ホール大会で、ベルトをかけてシングルマッチをします。

お互いにいろんな道を経て、今ここでプロレスのリングを選んで戦っている私たちの姿を、会場で見ていただきたいです。自分の全てを出します。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
それでは11/10 JTO後楽園ホール大会でお会いしましょう!!!
皆様のご来場をお待ちしています!!!

『JTO後楽園ホール大会』
日程:2023年11月10日(金)
開始:18:30
会場:東京・後楽園ホール

▼J1リーグ決勝戦
綾部蓮(Aブロック代表)
vs
武蔵龍也(Bブロック代表)

▼GIRLSリーグ決勝戦
柳川澄樺
vs
神姫楽ミサ

▼QUEEN of JTO
(王者)優宇
vs
(挑戦者)Aoi

▼シングルマッチ
TAKAみちのく
vs
ARA

▼グラディオデビュー戦・6人タッグマッチ
ファイヤー勝巳/十文字アキラ/グラディオ
vs
夕張源太/KEITA/サンダーサマー

▼女子6人タッグマッチ
稲葉ともか/山縣優(フリー)/rhythm
vs
ウナギ・サヤカ(フリー)/稲葉あずさ/HisokA

▼ボンバータツヤ&ブレイザー丹内デビュー戦・6人タッグマッチ
イーグルマスク/宮入将義/ボンバータツヤ
vs
カーベル伊藤(全日本)/新/ブレイザー丹内

▼タッグマッチ
ヒロ飯島/赤間“AKM”直哉
vs
Mr.マスク/ケンスケ

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