「”彼女が望むなら”テイラー・スウィフトでもかかってくればいい」混沌のトリプルスレットマッチを制し”天空の逸女”イヨ・スカイがWWE女子王座を防衛成功!
現地時間10月7日、インディアナポリスで開催されたWWEのビッグマッチ、『Fastlane』でイヨ・スカイ、アスカ、シャーロット・フレアによるトリプルスレットWWE女子王座戦が行われ、"天空の逸女"イヨ・スカイが防衛に成功した。
イヨ対アスカのWWE女子王座戦の放送席に、特にどちらに義理があるわけでもないが姿を見せていたシャーロットに憤慨していたDamage CTRLのベイリー。対シャーロットに戦に挑むも敗れたベイリーは、試合後のアスカの関西弁マイクを勘違いし「それならあんたとイヨ、そしてシャーロットでトリプルスレットよ!WWE女子王座を賭けてね!」と衝撃のトリプルスレット戦を提案した。イヨが動揺する中、なかば強制的に今回の対戦が行われることとなった。
アメリカンモータースポーツのメッカ・インディアナポリスらしく、2台のインディーカーの間からシャーロット、アスカ、イヨの順で入場。ゴングが鳴ると最初に動いたのはシャーロットだったが、ほぼ時を同じくしてアスカが毒霧でシャーロットを襲撃。アスカ対イヨの構図になる。シャーロットがリングサイドでダメージを受ける間に2.9ギリギリの攻防を行う二人。シャーロットがリングに戻るとアスカへのチョップ反撃。イヨがロールアップ、ストンピングでシャーロットにダメージを与えると、日本人同士の協力体制が築かれる。シャーロットは再びリング外に追い出され、イヨとアスカの攻防に。投げっぱなしの雪崩式を繰り出すアスカ。シャーロットがリングに戻ると、アスカ・イヨ対シャーロットで女王が日本人二人を圧倒する。戦いは三者場外に持ち込み、イヨのムーンサルトが決まる。シャーロットも二人めがけてトップロープから場外へのムーンサルトが決まる。シャーロットがイヨに雪崩式を仕掛けるも、さらにアスカが仕掛けてカバーも2。グランドに持ち込まれると、シャーロットがフィギュアエイト決めるも、ベイリーがエプロンから乱入の気配を見せ、レフェリーの目を奪っているところにイヨがトップロープからムーンサルト。シャーロットに対し3カウントを奪って女子王座防衛に成功した。
試合後の記者会見にはDamage CTRL3名が現れた。
――シャーロットとアスカを倒したが、まだリング外にも強敵が居る。例えば・・・テイラー・スウィフトと戦いたいと思うか
イヨ「・・・あなた正気?"彼女が望むなら"テイラー・スウィフトでもかかってくればいいと思う。・・・妙な質問だわ」
――Damage CTRL3人でのトリプルスレットWWE女子王座戦は実現しうるか
ベイリー「これは私が答えるわ。二人は親友で、最強で、だから一緒にいる。イヨのWWE女子王座防衛を光栄に思うし、WrestleManiaにふさわしいカードと感じられる、でも今日は彼女の祝福に集中させてもらえる?」
――イヨにとって今日のリングはどんな意味があったか
イヨ「アスカとシャーロットと闘うことが夢だった。強い敵に勝てばベルトも輝いて価値が上がる。自信にもつながる。『私が最強!』って思える。いい質問だった。あなた(記者)のこと好きよ」
その後記者会見にはWWEチーフ・コンテンツ・オフィサーのトリプルH(ポール・レヴェック)が現れ、質問を受ける際に「テイラー・スウィフトの件については質問しないでもらえるか(笑)」と会見場の笑いを誘った。