17年未勝利のライバルから王座防衛ならず!地味ないぶし銀レスラーが掴めなかった栄光

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 23日、東京都・新宿FACEにて、『TTT BIG MATCH 2023』が開催。ガッツ石島がマスクドミステリーからTTT認定インディー統一無差別級王座奪取を果たした。

 TTT(TOTAL TRIUMPH TEAM)とは、故・ターザン後藤さんに薫陶を受け、ミスター雁之助を師に持つ黎明期インディープロレスの後継者的存在であるガッツ石島が2020年1月に“インディープロレス統一”を掲げて旗揚げした団体であり、PWC、FMW、IWA JAPANなどの流れを汲むベテラン選手たちが数多く参戦中。90年代インディープロレスの“おもちゃ箱をひっくり返したようなプロレス”の魂を令和の世に伝え続けている団体だ。

 TTTでは、旗揚げ時から新宿三丁目にある末広通り商店会とタッグを組み、プロレスで町おこしをする『商店会プロレス』を実施してきた。昨年には東久留米駅前商店会(東久留米市)、たかの台地区商店会(小平市)と協力して3つの商店会を回る『闘強商店会プロレス』を企画して老若男女にプロレスの楽しさを伝える草の根運動を展開。今年度も『闘強商店会プロレス2023』の開催を計画中だといい、東京都の地元密着団体としての地位を高めている。

 TTTの至宝であるシングル王座・インディー統一無差別級王座を保持しているのは、TTTの重鎮・マスクドミステリー。
 インディー業界では貴重な純ヘビー級ファイターであるミステリー。黒田哲広とのタッグ【“最高”ミステリー】でインディー統一タッグ王座を戴冠するなどの活躍を見せるタッグの名手として知られているが、5月大会にてツトム・オースギを撃破してシングル王座を戴冠。6月大会ではリビング・レジェンドの黒田超えを果たして初防衛を果たした。

 勢いに乗るミステリーが次期挑戦者に指名したのは、自身の2005年のデビューから17年半常に行動をともにしていた最高の盟友・ガッツ石島。時にパートナーとして、時にライバルとして闘い合ってきた2人だが、ミステリーはシングルでガッツに勝利したことがない。
 いぶし銀、仕事人、試合巧者、縁の下の力持ち――。ミステリーを評する言葉は多々あれど、ガッツの陰に埋もれ続けてきた地味な選手という印象は拭えない。団体を背負う立場となったミステリーがガッツ超えを果たし、主役として輝くことが出来るのかどうかに注目が集まっていた。


 試合は、王者のミステリーがまるで挑戦者かのようなガツガツとした貪欲な攻撃を見せていきガッツを圧倒。知り尽くしたガッツの動きを敢えて先読みせず、真っ向から受けていくミステリーの美学が光る試合展開となっていく。
 ガッツもこれに応え、滅多に見せない奥の手であるウラカン・ラナやダイビング・クロスボディなど120kgオーバーの巨体から繰り出されるとは思えないルチャ技を解禁して終盤戦で追い込みをかけ、必殺のフェイスバスター。
 ミステリーは意地のキックアウトを見せ、必殺のチョークスラムを完璧に決めるものの仕留めきれず。2発目を狙ったところをガッツが振り払って延髄斬りを叩き込み、ゴーストバスターからラリアットを叩き込んで3カウントを奪った。

 マイクを取ったガッツは、「ミステリー!しんどかった今日はホントに!ギリギリ勝てたよ。挑戦者に示しいてくれてありがとう。俺はまだまだお前の高い壁で居続ける。これからもよろしく!」と語りかけ、2人はガッチリと握手。
 年に1度のビッグマッチを終えたガッツは、昨年よりも増えた観客数から自信を付け、旗揚げ時に口にした夢でもある後楽園ホール進出をほのめかした。

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