プリプリ王者・瑞希が伊藤麻希との激闘を制してV3成功!瑞希「伊藤さんが私のライバルです」、伊藤「オマエをリスペクトしてる」

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 東京女子プロレスが7月8日、東京・大田区総合体育館で夏の祭典「SUMMER SUN PRINCESS '23」を開催した。プリンセス・オブ・プリンセス王者の瑞希が、伊藤麻希との激闘を制して3度目の防衛に成功した。

 2017年4月から同団体にレギュラー参戦した瑞希は、伊藤から勧誘を受け、「伊藤リスペクト軍団」に加入。その後、紆余曲折がありながらも、2人は同じユニットで戦った間柄。その両者が初めてプリプリ王座をかけて対峙した。

 開始間もなく、戦場が場外に移ると、伊藤はエプロンの角にぶつけ、DDTを敢行。リングに戻ると、伊藤がDDT、スリーパー。瑞希は場外ダイブを放ち、ダイビング・ボディアタックを発射。その後も一進一退の攻防が続き、15分過ぎ、伊藤が雪崩式DDT、伊藤パニッシュ、伊藤デラックスと猛攻も、瑞希はロープエスケープ。あっという間に20分が過ぎ、瑞希がダイビング・フットスタンプ。エルボー合戦から伊藤がヘッドバット。瑞希は腰へのダイビング・フットスタンプを投下。伊藤がヘッドバットを繰り出すと、瑞希はバックハンドブローからキューティースペシャルを見舞い3カウントを奪った。

 瑞希は「伊藤さんがずっと過去のことを“黒歴史”とか言ってて。やっぱり私たちが一緒に平行線で歩んできた道は間違ってなかったし、本当に変わらずかっこいい。私は今日勝ったけど、やっぱり伊藤さんが私のライバルです」とマイク。

 伊藤は「平行線だと言ってたけど、伊藤は全然そんなこと思ってなかった。伊藤リスペクト軍団で一緒に色々やったけど、いつの間にかオマエはどんどん強くなって。気付いたら、伊藤以外のパートナーでタッグベルト獲って。オマエに手を伸ばしてる感覚っていうか、嫉妬することしかできなかった。それを伊藤は黒歴史と言ってる。でもオマエと大田区でメインを飾ってて、ずっと見上げてて、手を伸ばしてたのがやっと今同じ目線に立ったと思ってる。だから今の伊藤はオマエをライバルだとは思ってない。オマエをリスペクトしてる。本当におめでとう。これからも一緒に戦ってください」と応じた。その後、2人は握手を交わし抱擁。

 バックステージで瑞希は「私が歩んできた過去も、この必死な防衛ロードも間違ってなかったんだと思えるし。ここから先の未来も東京女子のみんなと一緒に歩んでいける。伊藤さんと歩んでいける、ユカッチ(坂崎ユカ)と残り少ない時間でも歩んでいけると思ったら、すごい幸せだなと思いました。伊藤さんのことはずっとリスペクトし続けてきたので、胸を張ってライバルと言えます」と話した。15日の両国KFCホールでは、最強女王決定トーナメント「東京プリンセスカップ」が開幕するが、「私トーナメントに割と強いプリンセスなんです。だから私が優勝して防衛戦の相手を指名したいと思います」と自信のほどを垣間見せた。

 伊藤は「今日に関しては伊藤の負け。次やったらどうなるか分からないけど。こういう相手に出会えたのはよかったと思います。黒歴史って言ってたけど、やっててよかったかも。成仏できた気がします」

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