【試合詳細】6・30 みちのくプロレス後楽園ホール大会 フジタ“Jr”ハヤト&望月成晃vs日高郁人&阿部史典 【東北タッグ】MUSASHI&橋本和樹vs義経&景虎 ザ・グレート・サスケ&新崎人生&ディック東郷&ウルティモ・ドラゴンvsGAINA&のはしたろう&日向寺塁&ラッセ

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『みちのくプロレス30周年記念 2023年東京大会Vol.1~自由闊達~』
日程:2023年6月30日(金)
開始:18:30
会場:東京都・後楽園ホール
観衆:884人

▼タッグマッチ 15分1本勝負
○卍丸/Ken45°
8分30秒 STF
大瀬良泰貴/●山谷林檎

▼我闘雲舞提供試合 タッグマッチ 20分1本勝負
○さくらえみ/沙也加
8分20秒 ダブルアーム・バックブリーカー→片エビ固め
駿河メイ/●四ツ葉ミヤ

▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
ヤッペーマン1号/ヤッペーマン2号/●郡司歩
6分47秒 ボディプレス→片エビ固め
バラモンシュウ(フリー)/バラモンケイ(フリー)/○OSO11

▼8人タッグマッチ 30分1本勝負
○ザ・グレート・サスケ/新崎人生/ディック東郷/ウルティモ・ドラゴン(DRAGON GATE)
10分4秒 サスケ・スペシャルX ver10.2 セグウェイ(物まね禁止)→片エビ固め
GAINA/●のはしたろう/日向寺塁/ラッセ

▼東北タッグ選手権試合 時間無制限1本勝負
【王者組】MUSASHI/●橋本和樹(大日本)
13分29秒 シューティングスター・プレス→エビ固め
【挑戦者組】○義経(フリー)/景虎(DRAGON GATE)
※第33代王者が防衛に失敗。義経&景虎が新王者となる。

▼タッグマッチ 30分1本勝負
○フジタ“Jr”ハヤト/望月成晃(DRAGON GATE)
20分49秒 K.I.D
日高郁人(ショーンキャプチャー)/●阿部史典(格闘探偵団)

ハヤトと格闘探偵の阿部が壮絶バチバチファイトを展開し日高が東北ジュニア王座挑戦表明!義経&景虎が東北タッグ王座戴冠!みちのく30周年イヤーは波乱の連続!

第1試合


 卍丸と大瀬良の対面でゴングが鳴ると、素早いバックの取り合いから軽快なリストの取り合いを見せクリーンブレイク。手4つから大瀬良がリストを取っていくが、卍丸が腕固めに捕らえながらKenにタッチ。大瀬良も即座に抜け出して林檎にタッチ。
 子どもたちから「林檎!」とコールが飛ぶ中、林檎はKenをアームドラッグで放り捨ててドロップキックで追撃。さらに強気のストンピングを連打してロープに飛ぶが、Kenがカウンターのバックエルボー。さらに鋭い逆水平チョップを連打していき、卍丸にタッチ。
 卍丸は、腹への前蹴りで林檎にヒザをつかせて顔面を蹴りつけ、ボディスラムで叩きつけてKenにタッチ。
 Kenはサイドバスターからエルボーで自軍コーナーまでふっ飛ばして卍丸にタッチ。
 卍丸が出てくると、林檎がふらつきながらもチョップを放っていくが、卍丸は腹への前蹴り一発で吹き飛ばす。さらに、コーナーに振って串刺し攻撃を狙うが、林檎がかわしてコーナーに駆け上りミサイルキック。大瀬良にタッチ。
 大瀬良は、卍丸へフライングフォアアーム。Kenがカットに来て2人で大瀬良をコーナーに振っていくが、大瀬良は2人の攻撃をひらりとかわし、卍丸を踏み台にKenにスイングDDT。場外へ逃れた2人へセントーン・アトミコを放って追撃。

 大瀬良はKenをリングに放り込み、串刺しバックエルボーからブロンコバスター式ダブルニー。さらにロープに飛ぶが、Kenがホップアップして急所蹴り。さらにタイガードライバーも、林檎が必死のカット。
 卍丸と林檎の対面となり、林檎がドロップキックからエルボー連打。さらにブレーンバスターを狙うが、卍丸がブレーンバスター・スラムで切り返し、逆エビ固め。ガッチリと腰が落とされて林檎もタップを迷うが、大瀬良のカットがギリギリ間に合う。
 林檎はエルボー連打で突っ張ってロープに飛ぶが、卍丸がカウンターのビッグブートを突き刺し、今度はSTFで捕らえると林檎は無念のタップ。

第2試合


 4人で仲睦まじく握手を交わすかと思いきや、さくらだけ手をはたき落として拒否。
 さくらとミヤの対面でゴングが鳴ると、さくらがロックアップをすかして「オーッホッホ」と高笑い。手4つで組み合ってさくらが押しつぶしていくが、ミヤは見事なブリッジで耐える。さくらは「一発喰らえ!」と逆水平チョップからショルダータックルも、ミヤは倒れず「来いよ!」と雄たけびを上げ、ショルダータックルでさくらをなぎ倒す。そしてメイと2人でさくらの両腕を固めながら「レッツゴー!我闘雲舞!」とポーズ。
 メイと沙也加の対面となると、沙也加のドロップキックをかわしたメイがダイヤル固めからのニコニコフォールを狙うが、沙也加が回避して胸板へ強烈なエルボー。メイは足を踏みつけて怯ませロープに飛ぶが、沙也加がキャッチしてボディスラム。さらにヒザへの低空ドロップキックから高度のあるドロップキックの連撃。

 さくらが「エーオ!エーーーオ!エオ!エオ!エオ!エーーーーーーーオ!」とボヘミヤンなコールを煽りながら出ていき、メイをロコモーション式ロメロ・スペシャルで吊り上げる。さらにガトムドライバーを狙うが、メイが着地してメイジャンプ。さらにメイプラモデルもカウント2。沙也加がカットに来ると、メイジャンプ式でさくらともどもアームドラッグで投げ飛ばし、ミヤがリングに飛び込んでくる。
 ミヤはさくらにドロップキック、バックブリーカーからテキサスクローバーホールド。沙也加がカットに来ると、メイが鎌固めで捕らえてサブミッションの競演。メイが一足先に技を解除し、さくらに「オラ!逃げてみろよ!」と顔面をぺちぺち叩く。さくらは、「さ・く・ら!さ・く・ら!」と自分でコールを叫びながらロープブレイク。
 ミヤはさくらをボディスラムで投げようとするが、さくらが振り払ってスマッシュマウス。さらに“ドンドン・パ”のボヘミヤンな足踏み&手拍子からさくらえみ40kg。続けてコーナーに上っていき、ムーンサルト・プレスを発射も、ミヤがギリギリで回避。メイがブーメランアタック式フットスタンプを見舞い、ミヤがランニング・バレースマッシュ。メイが「ミヤ!合体だ!」と叫び、ミヤがメイを肩に乗せてファンタスティックフリップ式フットスタンプを狙うが、さくらが回避。メイがドロップキックを放つも、これがミヤに誤爆。沙也加が飛び込んできてドロップキックでメイを排除。さくらは、ミヤにダブルアームバックブリーカー。さらにミヤを担ぎながら方向転換し、リング四方に見せつけてからのダブルアームバックブリーカーを見舞って3カウントを奪った。

第3試合


 試合前からOSOが場外に出てシャケを食い始めると、兄弟は「出ちゃっていいの?」「やりづれーよ」とツッコミ。
 2号とケイの対面でゴングが鳴るが、すぐに1号が入ってきて2号が肩車。対抗してシュウがケイを肩車して睨み合うが、OSOがリングに入ってきて4人の体臭をクンカクンカ。なぜか納得した様子を見せ、郡司をリング内に連れ込んでパワーボムを狙い始める。そんな中でヤッペーマンズと兄弟はスピーディーなグラウンドレスリングを展開し始めるが、OSOはその4人に向けて郡司をパワーボムで叩きつけ、再び場外に出てシャケを食べ始める。

 リング上では、ヤッペーマンズ、兄弟、郡司がリストロックの数珠繫ぎ。そこへまたOSOが現れて5人の体臭を確認。しかし、郡司のワキ臭いを嗅いで鼻がひん曲がってしまい激怒。繋がった5人を同時にぶん投げる。シュウは「アイツ1人だけいいとこもってってんじゃね―か!」とぼやく。

 シュウはヤッペーマンズをコーナーに押し付け、スーツケースをセット。ケイが「ボウリング!ボウリング!」とコールを煽り始めるが、郡司がカット。場内がブーイングに包まれる中、OSOが郡司をスーツケースで殴りつけ、ヤッペーマンズの上に重ねてセット。再び場内からボウリングコールが起き、OSOがボウリング攻撃。兄弟が「俺たちがやりたかったんだぞ」「やりっぱなしじゃねーか」「あぶねーよこんなものあったら」と口々にぼやきながらスーツケースとボウリング玉を片付ける。

 ケイが郡司を羽交い締めにし、シュウが「しっかりもっとけよ!」と竹刀を振り下ろすが、案の定ケイに誤爆。郡司が竹刀を2人の股間に通して蹴り上げてチンチンを潰し、突っ込んできたOSOに目潰しからフェイマサー。
 ヤッペーマンズがダブルのトラースキックを叩き込み、郡司が組み付いていくが、OSOは振り払ってバックを取る。郡司は急所蹴りで脱出してロープに飛ぶが、シュウが香炉から灰をぶっかけ、ケイが交通標識で脳天を一撃。OSOはボディスラムで叩きつけ、セカンドロープからのダイビング・ボディプレスを見舞って3カウントを奪った。
 OSOは大暴れしながら退場。

ケイ「オイ!誰だこのカード組んだの!もう帰っちゃったじゃねーか」
シュウ「今日はこのくらいで勘弁しといてやる!」
兄弟「おーっ!覚えてやがれ~!」

第4試合


 東郷とのはしの対面でゴングが鳴ると、じっくりとリングを回ってからロックアップ。東郷がねちっこいヘッドロックでじわじわ苦しめ、のはしも腰投げで切り返してクリーンブレイク。
 人生と日向寺の対面となると、人生がヘッドロックからショルダータックルで倒し、地獄突きから拝み渡り。脳天へのチョップを見舞い、両者交代。

 サスケとラッセの対面となると、サスケが「コォォ……」と気を練っていき、ラッセに投擲。ラッセも必死に避け続け、リープフロッグやムーンサルトでひらりとかわすように。ラッセがサスケにガットショットを放つと、倒れたサスケが起き上がりこぼしのように跳ね起きる。何度やっても跳ね起きてしまうため、青コーナー陣営が全員で蹴りつけるが、サスケは何度でも蘇る。

 ならばと青コーナー陣営4人がサスケをコーナーに振ってトレイン攻撃を見舞い、ラッセがセットする中でGAINAがのはし&日向寺を背負う形での合体ボディプレス。

 人生と東郷がこれをカットし、3人を捕らえてエストレージャの陣形に。中央でウルティモがラッセをウラカン・ラナで押さえ込むもカウントは2。

 ウルティモがGAINAにローキックの連打からクロスボディを発射も、GAINAがキャッチしてボディスラム。さらに投げようとするが、ウルティモがショルダースルーで切り返す。場外に逃れたGAINAへウルティモが場外飛びを狙うが、のはしが足払いをかけたため未遂に。


 そんな中、人生がプランチャ、日向寺がケブラーダ、東郷がセカンドロープ上を抜けるトペ・コンヒーロ、ラッセがトペ・スイシーダ、サスケが場外へのセントーン・アトミコと見舞っていく空中技の連続。

 ウルティモがのはしをリングに戻してローキック連打からソバット。人生が念仏パワーボムで叩きつけてカバーも、ラッセがギリギリでカット。

 ならばと東郷がのはしをペディグリーで叩きつけ、サスケがサスケ・スペシャルX ver10.2 セグウェイ(物まね禁止)を叩き込んで3カウントを奪った。

<試合後コメント>

新崎人生
――30周年に、同じ時代を生きた4人で後楽園大会に挑んだ感想は
「そうですね。リング上で一緒に戦ってて、歴史を感じますし、何より安心っていうのが非常に表立ってて、もう阿吽の呼吸というか、もう何のこう、恐れもいらないということですね。安心して戦えるチームだなという風には改めて思いました。」

――最後のたたみかけなど重みを感じさせるが、同世代から刺激を受けた部分はあるか
「そうですね。本当に今日見てもらって、ディック東郷選手が、おそらく一番この中で若いんですかね。で、サスケ会長、私と、校長が同い年ですけど、皆さん本当にこう、はつらつとしてますよね。まだまだ若い選手にこう、『席を譲らないぞ』っていうような空気は漂ってますね。」

――先ほどリング上で清水さんとのやりとりがあったが、来年にふく面ワールド開催を予定している?
「そうですね。一応来年のスケジュールとしては、ふく面ワールドやろうということで、まだ動いてはないんですけど、予定としては入れてます。」

――言葉にしたからには期待して良いか?
「そうですね、はい。期待していただければいいと思います。本当に何も(準備はまだ)ですね、これからどの選手にしようか、どういう大会にしようかってのはこれからですね。」

――30周年イヤー下半期に向かうが展望は?
「そうですね。もう大体こう、大筋が見えてきてますので、順次、色んなことを発表できるんじゃないかと思います。非常に私も逆にファンの皆様がどう喜んでいただけるか楽しみです」

――現時点でのヒントだけでも何か言えないか?
「まあそれは本当にお楽しみに。」

第5試合


 橋本と景虎の対面でゴングが鳴ると、手4つからバックの取り合い、リストの取り合い。さらにヘッドロックの応酬からクリーンブレイク。ロックアップで組み合い、橋本が自軍コーナーまで押し込んでMUSASHIにタッチ。景虎も即座に抜け出して義経にタッチ。

 MUSASHIと義経の対面となると、互いにコーナーやロープに振り合うスピードファイトが展開され、義経がコルバタ式のアームドラッグで場外に放り捨ててからノータッチ・トペ・コンヒーロ。

 景虎が出ていき、MUSASHIと景虎の対面に。景虎はロープを使ったアームロックや腕への蹴り上げ、腕固めと腕への一点集中攻撃。MUSASHIが組み付いて自軍コーナーまで押し込み、橋本にタッチ。

 景虎はチョップ、橋本はエルボーバッドで打ち合っていくが、パワーでは橋本が勝る。しかし、景虎は気迫のビンタで逆転し、義経にタッチ。

 義経は、橋本のエルボーを受けてもものともせずエルボーで反撃していくが、橋本はソバットからのDDTで連撃してMUSASHIにタッチ。

 MUSASHIは、義経に逆水平チョップを連打し、コーナーにくくりつけた上での串刺しドロップキック。さらに逆片エビ固めに捕らえるも、義経はなんとか地力でロープへ。

 MUSASHIは、中々起き上がれない義経を余裕の表情で見下ろすが、義経はふらつきながらもチョップ連打で反撃。MUSASHIはこれを受けきって逆水平チョップ一発でなぎ倒し、ロープに振っていくが、義経がハンドスプリング式の回転エビ固めから後頭部への619。カットに来た橋本を景虎がフライング・ラリアットで蹴散らし、MUSASHIへ串刺しバックエルボーから延髄斬り。さらにソバット、水面蹴りと見舞ってからシャイニング・ウィザードを発射も、MUSASHIが回避。景虎がロープに振るも、MUSASHIがドロップキック。景虎がこれをかわしてラリアットを狙うが MUSASHIがキャッチしてエクスプロイダー。


 さらにMUSASHIが二天一流を狙うが、景虎がかわして足払いから景虎のスワンダイブ式ドロップキック。さらに義経がトラースキックから延髄斬りを叩き込み、スワンダイブ式の攻撃を狙うが、MUSASHIがかわして延髄斬り。MUSASHI&橋本が義経をコーナーに振ってトレイン攻撃を見舞い、MUSASHIのファルコンアローから橋本のPK。さらに、MUSASHIのトラースキック、橋本のデスバレーボムが炸裂。MUSASHIがコーナーに上がるが、景虎が「行かせるか!と」カットして張り手で2人をふっ飛ばす。

 景虎がコーナーに上がるが、MUSASHIが追いすがって二天一流を狙う。景虎は張り手で突き放し、義経が741で追撃。景虎が張り手から車懸を決めるも、橋本がカット。

橋本は景虎の吶喊をヘッドバッドで止めるが、その横から義経がスワンダイブ式ミサイルキック。さらにスワンダイブ式のファイヤーバードスプラッシュもカウントは2。


 MUSASHIと景虎がエルボーで殴り合い、MUSASHIがロープに飛ぶも、景虎はスタンド式のシャイニング・ウィザードをカウンターで見舞って場外へ排除。義経が橋本に千本桜を叩き込み、シューティングスター・プレスを決めて3カウントを奪った。

景虎「俺たちが勝ったぞぉ!時計の針は戻った。けど、そんな残念がることじゃない。俺と義経が、もっともっとみちのくプロレスのタッグ戦線を今まで以上に面白く、楽しくします。これからも、みちのくタッグ戦線、ご期待くださいッ!」

<試合後コメント>

景虎&義経&のはしたろう&GAINA
景虎「リング上で言ったことが全てだよ、俺と義経で、このタッグ戦線、もっともっと面白くしちゃうからな。」
義経「ね、これ今まで我々がいなかった頃の試合の流れを見てた人はね、面白くなかったかもしれないけど、これからどんどん面白くなるんで。それは保証してください。」
景虎「おい、次誰だ!みちのくプロレス!」

のはし「おーい!」
GAINA「誰でもいいってよ!おいおい、行っちゃいますか我々」
のはし「みちのくプロレス人気No.1タッグ友達タッグだ!」
景虎「待て!誰でもいいつったけどな、今チャンピオンになったばっかなんだよ。こっちにもチャレンジャー選ぶ権利あるだろ。何で勝手に決まってんだお前ら!」
GAINA「自分が誰でも良いつったんじゃねえか!」
景虎「その前にお前ら、200kg以上あるだろお前ら!2人合わして何キロだお前ら!体重計もってこい!体重計!ゴラァ!」
GAINA「体重は関係ないっす」
景虎「あるから!お前ら200キロ以上あるだろ!」
のはし「次の挑戦者は、俺たちなんだけど、ちょっと、時期はちゃんとこっちで選んで挑戦するからな。」
景虎「ちょっと待てよ!そういうの決めるの俺らだろ!何でお前らが決めんだよ!」
のはし「ベストコンディション、ちゃんと整えるから!」
景虎「ちょっと待て!」
のはし「突っ込まれるとややこしいから!」
GAINA「俺たちちょっと修行してくる!」
景虎「お前ら出る幕じゃねえんだお前らコノヤロー!誰でもいいつったけどな、俺が言ってんのはな、おい若手だよ若手。おい、活きのいいのいっぱいいんだろ、みちのくプロレス。お前らにその気があるなら、いつでもかかってこい!なあ義経!俺と義経が、永久タッグチャンピオンだ!覚えとけお前ら!誰でも良いつったけどなおい、俺と義経の最終目標はな、ザ・グレート・サスケ、新崎人生組だおい。俺らがこのベルトを取った意味は、そこにあんだろう?お客さんも、見たいでしょ?グレートサスケ、新崎人生。俺達はこの2人を引っ張ってみせるぞ。」

第6試合


 ハヤトと日高の対面でゴングが鳴ると、互いに小刻みなステップで牽制し合いながらロー、ミドルと放っていく。ハヤトがローとミドルを一発ずつクリーンヒットさせるが、圧をかけてロープに押し込んだのは日高。
 日高は低空タックルで組み付いていくが、ハヤトは上からがぶってリストを取る。日高はヘッドロックからグラウンドに持ち込もうとするが、ハヤトがこらえてネックロック。日高も強引にグラウンドに持ち込んでいくが、ハヤトもするりと抜けてクリーンブレイク。両者タッチ。

 望月と阿部の対面となると、阿部がロー、望月が前蹴りで牽制。阿部が張り手を見舞うと望月の顔色が変わり、真顔で鋭い張り手。阿部も打ち返していくが、徐々に打ち負けていく。
 望月は、「座れ」と命令し、自らあぐらをかく。阿部も向かい合ってあぐらをかき、猛烈なビンタ合戦での意地の張り合いを展開。往復ビンタでこれを制した阿部だったが、怒りの望月が背後から殴りかかり、マウントを取りながらの張り手を連打。抵抗する阿部の腕を取ってキーロックに捕らえるも、阿部は噛み付いてロックを緩め、ロープブレイク。そのまま日高へタッチ。望月は「コイツなんなんだよ!」と困惑。

 望月と日高の対面となり、望月が首投げからサッカーボールキック。阿部にもビッグブートを見舞って場外に叩き落としてからハヤトにタッチ。

 ハヤトと日高がエルボーで打ち合っていき、ハヤトがミドルを放つも日高がキャッチして足を刈り、スピニング・トゥーホールドからニーロック、膝裏へのローキック。さらに支配的に見下ろしながらハヤトのヒザを踏みつける。怒りの表情で起き上がったハヤトは、日高に強烈なローキックを連打。日高がエルボーで応戦すると、足を止めてガツガツとエルボーで打ち合う。怒りのボルテージが上がっていったハヤトがコーナーに控える阿部にまでエルボーを見舞うと、阿部も激怒。リングに上って日高からタッチを受け、ハイキックを叩き込む。

 ハヤトと阿部の対面が続き、阿部が「立てよ!」と挑発。ハヤトが強烈なエルボーを叩き込むと、阿部が吹っ飛んでいって望月に一撃。阿部は「気持ちーな!」と笑顔でハヤトにビンタ合戦を挑み、バチバチバチバチバチバチと鳴り止まぬビンタ音が響く。ハヤトがヘッドバッドを見舞うと、阿部もヘッドバッドから前蹴り。さらに延髄斬りを叩き込むが、ダメージが響いたか倒れてしまい、日高にタッチ。

 日高は、ハヤトにサッカーボールキックを連打。ハヤトは苛立ちながら「痛い!」と叫び、えげつないビンタ&ローキック。さらに日高の低空ドロップキックをかわしてミドルキックを叩き込んで望月にタッチ。

 望月が出てくると、阿部も「コノヤローお前なんだお前!」と出てきて2vs1で向かっていくが、望月が張り手合戦で打ち勝ち、2人にまとめてドロップキック。コーナーで耐えた阿部にサッカーボールキックを見舞って場外に落とし、ハヤトがエプロンを駆けて空対地サッカーボールキック。

 望月は日高にビッグブートを連打していくが、日高は倒れず。望月は「倒れろ!」と叫びながら顔面に連打していくが、吹っ飛んだ日高がアイル・ビー・バックからのニールキック。さらに望月をコーナーに縛り付けてのドラゴンスクリュー。そして「ショーンキャプチャー!」と叫んで組み付いていくが、望月が振り払ってミドルキック連打。さらにスピンキックを頭に叩き込み、ハヤトがビッグブートで追撃。望月も串刺しエルボーを見舞い、ハヤトがミドルキック。さらに望月がサッカーボールキックを叩き込むもカウントは2。

 ハヤトと日高の対面となり、ハヤトが日高をコーナーに押し付けてエルボー連打から串刺しランニングニー。歓声よりも「うわっ……」という引いた声が会場に響く一撃に、日高は力なく倒れ込む。
 しかし、日高はムクリと起き上がってハヤトと真っ向からミドルキック合戦。互角とみるやエルボー合戦に発展。ハヤトも「もぉ……」とぼやくほどの痛みに耐えながら日高にヘッドバッドを見舞うが、日高も即座にヘッドバッドで反撃。『ゴツッ』という骨と骨がぶつかり合う音が響く中、ハヤトがハイキックからロープに飛ぶが、日高がキャッチしてバックドロップ。起き上がり際に野良犬ハイキックを叩き込む。

 ハヤトがロープに飛ぶも、阿部が飛び込んで組み付いてウラカン・ラナ。阿部は「よくも日高さんを!」と回転浄土宗からサッカーボールキック。阿部はナックル、ハヤトはローキックを打ち込んでいき、阿部が顔面へのドロップキックを叩き込んで打ち合いを制す。

 日高が「俺が来たぞ!」と叫ぶと、阿部が「俺たちが来たぞ!」と呼応。トレイン攻撃から日高の河津掛け、阿部のサッカーボールキックと連撃。阿部がハヤトにアサルトポイントから澤宗紀直伝お卍固め。カットに来た望月に日高がショーンキャプチャーで捕らえる。ハヤトと望月は互いの手を取り合って引き合うことで相手の体勢を崩してサブミッションから脱出。

 日高&阿部が望月に向かっていき、阿部が伊良部パンチを発射しようとするが、望月がカウンターで阿部に右ストレート。日高がハイキック、ハヤトがミドル、阿部がハヤトに伊良部パンチと目まぐるしい打撃の応酬から4人大の字になってダウン。

 日高はハヤトにロー&ミドルの連打からショーンキャプチャーを狙ってロープに飛ぶが、望月が場外から足を引いてカット。
 リング内では望月&ハヤトが阿部に永遠に終わらないと感じるほどに延々とサンドイッチミドルキックで蹴り続けていくが、阿部が望月の蹴りをキャッチしてドラゴンスクリューで切り返す。
 阿部が雄叫びを上げて突っ込んでいくも、ハヤトがヘッドバッドで阿部にヒザをつかせ、バズソーキック。阿部はこれを1で返して見せる。雄叫びを上げながらのエルボー合戦に発展し、ハヤトミドル連打からハイキック。阿部がヒザをつくとハヤトがヘルムを狙うが、阿部がかわしてスクールボーイ。阿部が起き上がりにヤバいヘッドバッドを叩き込んでから伊良部パンチを発射も、これをキャッチしたハヤトが飛びつき腕十字。阿部が上から押さえ込んでエビ固めもカウントは2。

 阿部が伊良部パンチを発射も、キャッチしたハヤトがフルネルソンバスターの体勢から 入る腕十字。さらに三角絞めに移行し、阿部の回避運動に合わせて形を変えそのまま K.I.Dに捕らえる。阿部はロープを目指すが、ハヤトがローリングしてリング中央に転がり戻すと阿部も無念のギブアップ。

ハヤト「まず、はじめに、たくさんのご来場誠にありがとうございます(※会場四方に礼)。みちのくプロレス30周年、2023年、一発目の後楽園ホール。みちのくのゆかりある選手が呼ばれて、あとはどんな奴と対決すんのかなって、ちょっとした楽しみをしてても、みちのくプロレスで試合して、一番楽しいなって思えるのは、たった一人この俺だけだと思うんだ。この俺と日高……さん。まあ来てくれてありがとうございました。そして阿部選手、僕がガンで休んでる間に、ずーっと『フジタ”Jr”ハヤトとやりてぇやりてぇ』って言ってくれてたんで、待たせたねえ!ありがとうございました (※阿部と握手)。また組んでも面白いと思うんで、組んでこのオッサンたちを倒しましょう。望月さん、あの、今日試合組んだんですけど、なぜか8月は対戦相手なんで、もう今日はこっから口きかないんで。今日はありがとうございました。どうぞお帰りください。望月さんに大きな拍手を!(※観衆から「モッチー!」コールを受けながらも釈然としない様子で望月が退場)もう、青コーナーの方々も大丈夫です。お疲れ様でした。ありがとうございました。これからは俺の時間なんで、さっさと帰ってください。ありがとうございました。気をつけて帰ってください。時間があまりないんです。帰ってください。去年の7月1日に……(※日高&阿部のガヤに対し)うるせー!喋ってんだよ!……ああ、7月1日にガンを克服して、今もリハビリしてますけど、復帰して、このベルトまだ1年で1回しか防衛戦してません。まあ、せっかくなんで今のみちのくプロレスの中の選手、誰でもいい。挑戦したいって奴はここに上がってこい。みちのくプロレス、若い選手……(※退場しかけていた日高がリングに飛び込んでくる)オイ!散々お前のこと蹴り倒してやっただろ!オイ!」

日高「これで『あースッキリした』で帰ると思ったか?!そんなに防衛戦やりたいんだったら、この、東北ジュニアの初代王者決定リーグ戦に出ていた俺が相手だ!(※阿部が喉を枯らしながら叫ぶ日高コールで会場を味方につける)」

ハヤト「……何言ってるかさっぱり分からなかったけど、まあいいよ。いいよ。やろう。おい、みちのくプロレス、この金髪のおっさん以外、控室で聞いてるお前ら全員、俺に挑戦する気はなくて、いつまでもいつまでもビビってるんだったら、マジで他団体のやつらとこのベルトかけて試合するからな?いいか?俺がみちのくプロレス引っ張っていってんだ。(※日高へ)いつまでいるんですか?!帰ってください。お願いします。もう帰ってください。(※日高&阿部が退場)いつになるか分からないですけど、俺が『やる』って言えば、多分組んでくれるんで皆さん楽しみにして、俺が防衛するところを見に来てください。今日試合するまで、1年間何試合かしてきましたけど、ホントに無理かなって毎日毎日思って、リングに上がる前は怖くて怖くて仕方なくて、こうやってリングの上に立って挨拶が出来るか分からなくて、怖くて怖くて仕方ないけど、やっぱこうやって、蹴り合って、それを見てるお客さんたちがこんだけ楽しんでくれたらマジでホントに俺の身体はどんなことでも出来る。今日リングの上で再確認しました。まだまだもう少しこのリングに上っていきたいと思います。そして、まだまだ皆様に、『ハヤトがやってるから俺たちも頑張ろう』って思ってもらえるように、明日隣でTDCホール、GLEAT、UWFルールで勝ってこのみちのくプロレスに帰ってきたいと思います。みちのくプロレスのフジタ”Jr”ハヤトが、プロレス界で一番みんなに勇気与えて、夢を与えて、楽しいプロレスを見せて、パワーがみなぎるプロレスを見せていきますんで。家に帰るまでがみちのくプロレスなんで、帰りに思い切り今日の話題をして、思い切り楽しんで明日も楽しんでください。今日はありがとうございました!」

<試合後コメント>

日高郁人&阿部史典
(※日高1人でコメント開始)
日高「アイツ……いってーな!フジタ”Jr”ハヤト、久しぶりだなあ。『お前帰ってくるの待ってたぞ!』って言おうと思ったけど、腹たってしょうがないよ!痛いよ!でも、やっぱり、痛いことがさあ、生きてる証だよな。こんなこと言いたかないけど、アイツは今もガンと闘って、リングに上ってんだろ?アイツが復帰前、一緒に練習した。あんときだって、今だって、あんなに大病を克服してまだリングに上ってる。アイツには本当に敬服するよ。でもなあ、1人のプロレスラーとしては負けちゃいられないんだよ!オイ!俺のどこが引っ込んでるんだ?俺が引っ込んでるって言うなら、蹴り一発で倒してみろ!俺のこと倒せなかったじゃねーか!東北ジュニアかけて、はやくやろうぜ、ハヤト。あと何回闘うかわかんねー。お互い死にものぐるいで、お互いの……」

(※阿部が控室のドアを勢いよく開けて飛び込んでくる)

阿部「日高さぁん!」
日高「なんでいいとこで来んだよお前?!」
阿部「日高さん、だってほら……(※リング上ではハヤトがまだマイクで喋っているため、この場に記者が2人しかいない様子を指して)日高さん!コメント出すの早いよ絶対!もうちょっと待ったほうがいいんですよ!」
日高「アイツ、(マイクが)長いだもん、だって」
阿部「いやいや違うって。ダメだって。記者の人悲しむから」
日高「だってみんなハヤトが……」
阿部「違うよこれ日高さん。次挑戦すんだったら」
日高「(※週プロ記者を指して)アレでしょ?青コーナー担当でしょ?」
阿部「そういうのじゃないよ。インディー団体(の取材)でそんなんあるわけない。インディー(に取材に来る記者)は1人だよ。……えっ、ホントにいってます?」

――もう1人います
阿部「えっ、週プロですか?」

――はい
阿部「初めて見た!週プロ!」
日高「ここも良くも悪くもないけどインディペンデントだよこここそ」
阿部「いやいや、青コーナーに2人いるなら週プロじゃないですよ絶対」
日高「30周年だぞ。馬鹿にすんなお前。お前より生きてんだよ、みちのくプロレスは!」
阿部「きびしーっすねセンパイ(笑)」
日高「お前より生きてんだよ!」
阿部「しーましぇん(笑)でも来てないっすよ、三田さんとか」
日高「決めセリフ忘れちゃったよ、決めセリフ……。大体なに喋ろうとしてたのか覚えてないよ。俺はなにを言おうとしたんだよ、阿部?」
阿部「日高さぁん!日高さぁん!……スゴかったよ。首、首、縮んだでしょ?」
日高「阿部、阿部、俺何年か前にハヤトとさあ、東北ジュニアかけて闘ったんだけどさあ、そんとき頭突き5発くらい食らってさあ、椎間板縮んだんだよ。分かるだろ?」
阿部「まあ、そーでしょーね。ぷちゅっとね」
日高「力入んなくてさあ。また来ちゃったよ、それが」
阿部「そらそーでしょーねえ」
日高「アイツが復帰してきたからまたその症状が襲ってきたよ」
阿部「でも日高さん」
日高「でもなあ!阿部ェ!」
阿部「日高さん」
日高「お前がはしゃぐから。俺は大人しく闘おうと思ってたよ」
阿部「日高さん、あんな相手に大人しく闘うなんて無理に決まってんでしょあんなん(笑)」
日高「違ッ、お前、ハヤトと」
阿部「フジタ”Jr”ハヤトは9歳で、望月成晃だから12歳でしょ。ただの」
日高「だってお前、フジタ”Jr”ハヤトと触れる前からはしゃいでただろ」
阿部「鼻血出てた(笑)」
日高「俺思ったよ。『どうすんだこの空気』って。どうすんだよ、週プロさんずっとこうやって録ってくれてんだぞ」
阿部「アレですよ、意気込みですよ」
日高「そんなんわかんないよ。さっきの今だぞ。(※後ろに貼ってあった矢巾町大会のポスターを見て)たまにはなあ、盛岡行って福田パンのあんバターとか食べたいなあ」
阿部「日高さん、絶対負けるわ、そんな理由だったら。絶対勝てないから。あんバター食いたいって理由で挑戦すんの、絶対勝てない」
日高「お前、だってなあ!お前だって『日高さん、五体満足でリング降りましょうね』とか言ったから負けたんだろうが!」
阿部「俺が負けてるんでね(笑)じゃあ、えーっとですね、負けじと私も、フジタ”Jr”ハヤトという人間に触れて……(※週プロ記者の顔色を見て)あっ、もう短く行きますから。興奮したんで、レスラー業でまだまだやることあるなって、探偵する場所があるなって思ったので、日高さんに負けじと俺も頑張りますんで。日高さん、東北ジュニアのベルト獲ったことあるんすか?」
日高「無いんだよ。色々なチャンピオンに挑戦したけど」
阿部「ジュニアの神としてそれは良くないでしょう」
日高「神じゃねーよ別に」
阿部「じゃあ仏だな」
日高「おい!坊さん!(笑)」
阿部「南無阿弥陀仏(※おててのしわとしわを合わせながら)」
日高「格闘探偵団も始まったばっかりだしさあ」
阿部「そう。格闘探偵しましょうよ」
日高「馬鹿野郎!まだ始まってもいねーよ!」
阿部「どしたんすか(笑)あっ、負けたからね?そんなテンションで言ってなかったけどなあ。バトル・ニュースも週プロさんも困ってるからね?」
日高「早く帰れよお前」
阿部「俺は帰りますよ。じゃあ俺は一足先に格闘探偵しますんで!ありがとうございました!また!フジタ“Jr”ハヤト、望月成晃、9歳児と12歳児、もっかいこれ4歳児が闘ってやるから!お願いします」


フジタ“Jr”ハヤト
「楽しいね。プロレス楽しいよ。俺が復帰してから、俺とやるまでの選手ってきっと半信半疑だと思うんすよ。『ハヤトがどこまでできるのか』とか。『1年経ったけどどうなんだ』とか。そんなやつらばっかだと思うけど、俺も頭ん中で何となくこの人たちであれば、俺がこうやって楽しいって思えると思ってるし、俺とやった選手は楽しいと思って帰ってくれるって、わかって自分の中で対戦相手をイメージしたり、口にしたりしてるんで、それはね俺が勝手に思ってるだけなんで、対戦相手だった日高さんや阿部選手がね、どう思ってくれるかは、わからないと思いますけど。まあ、今日俺の中で言ったらまあ50点ぐらいですよね。こんなんじゃすぐ抜かされちゃうなって思うぐらいの試合だった。それって、結果的にですから。楽しかったし、またああいう試合ができて、この何て言うんだろう。良かったって思える時間もあったんで、本当に終わった瞬間100パー出し切った。でもやっぱ、プロレスラーって、リングに上がった以上それが100点満点じゃだめなんで。終わったらすぐ切り替えて、反省点ばかりでしたけど、楽しかったよ。本当に楽しかった。やっぱり思いましたね。今日も『辞めないでよかった』って。嬉しいっす。リングで戦えて。こうやってお客さんも楽しんでもらえて。よかった。でもやっぱ、最後俺も言った通り、ベルトに挑戦する同じ同門のレスラーはいないってことですよ。それをみちのくプロレスを応援してるファンが、どう思うかじゃないですか。俺じゃない。選手でもない。会社?そんなの知らねえよ。絶対的に応援してるファンなんですよ。ファンの人が声を上げないとこうやって動かないんだよ。動かないから俺は反対されてもいい。叩かれてもいいよ。だから俺はこうやって動くんじゃん。そういう気持ちがわかってるレジェンド。日高郁人が、名乗りを上げてくれたと思ってるよ。そして『まだまだお前には負けねえ』って戦ってるときに思った。でも、言っちゃ悪いけど、負けない。いやマジで、本当に負けてベルト取られるんだったらそれが引退試合でいいぐらい。それぐらい自信がある。絶対負けない。でも、ベルト、ね、戦いっていうのは、勝敗事があるんで。これを引退試合する覚悟でいるんだったら日高郁人がいいと思うし、他に俺の首を狙ってるやつがいるんだったら、 そいつも名乗り上がってくりゃいい、別にまとめてやってやってもいいし、そんぐらいにみちのくプロレスにはめちゃめちゃむかついてるよ。だから1年間ほったらかしにしたんだろう。だから訳わかんねえ世代闘争だ何だの。知らねえよ。歳だってんなに離れてねえだろ。それが悲しい現実ですけど、まあ、こうやってね、悪態ついとかないと。『ハヤトどうした?』ってなっちゃうから、悪者を買って、ますけど、本当は心が痛いんですから。……とか言っといてね。でも本当に本当に野球も今めっちゃ話題で大谷選手大谷選手、本当にすごいと思います。でも、どこに戦いを挑んでんだって感じですけど。マジでむかつく。俺たちだって絶対的に人に夢を与えてると思うし、少なからずがんの闘病しながらリングに上がってる。それで十分じゃん(笑)マジで本当によくないけどリングでマジでどうなってもいいってマジで思ってます。本当は本当にそれは絶対駄目だってわかってるし、そうはさせないって思ってるよ?でもそうなってもいいって思ってるぐらい。明日のことなんでどうでもいい。今日が楽しきゃそれでいいって思って、俺は今日も試合してる。これが少し1人でも多く伝わって、今日、会場に来なかった人たち。『いや、明日もハヤト見れるから』って思ってる。俺のファン。そんなんじゃ後悔するぞ。いつ終わってもおかしくないんだから。本当に俺はそう思って、毎試合毎試合戦ってて、人に夢を与えていくんで、俺は本当に選手、先輩、他団体、メジャー、インディー、関係ない。俺が戦ってるのは、世の中にある、エンターテイメント、スポーツ、格闘技全部だ。その中でプロレスというワードが格闘技の中でも、もっともっと上の枠に入るように広げていけるように。僕もこんな体ですけど、命張って、もう少し頑張りたいなと思ってるんで。そのために、明日もGLEAT。1年。復帰して1年記念。他団体のベルト。しかもメイン。持ってるわ。本当に。神の子ですよ。これもキッドさんから譲り受けたスター性なんだよ。こういう偉そうなこと言ってるんでめっちゃ嫌われるんですけど、でね、しかも、俺の対戦相手は『俺に表紙を取られた』だの、何だの小さい事でグチグチ言ってるんで、その口をそいつからベルトを取って、『ほらね、悪口言ってたでしょ」って。悪口言ってると痛い目に遭うってこと。今日日高さんから聞いたんで(笑)そんな冗談も言いながらもマジで本気でね、しかもUWFっていうルールでこんだけ今日頭突きしたんで、明日はしなくて済むと思うんだよ。反則取らなくて済むなって。終わった瞬間から思ってます。純粋に、明日はメインを楽しんで。他団体なんで、超アウェイなんで。最後ハヤト色に染めて、次みちのく仙台。2本のベルトを持って、東北のファンの人たちにね。元気を与えたいと思ってますんで。みちのくは次はホールですね。宇宙大戦争ですよ。6月の僕らのホールが終われば、次は大戦争。今年こそ、ハヤト波に乗ってるんでね。ついに、準備しておきます。着ぐるみか何かを。会社、お願いしますよ。12月。そろそろ楽しい試合もしたいんで。しんどい試合はきついんで。本当に楽しかった。プロレス最高です。ありがとうございました。」

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