【試合詳細】6・28 北都プロレス新木場大会 カツオ&北海熊五郎vs仲川翔大&藤原秀旺 神田愛美vsSAKI ルー・ルルルvsレッカ シドニー昌太スティーブンスvs梅沢菊次郎

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『北都旋風 in TOKYO』
日程:2023年6月28日(水)
開始:19:00
会場:東京都・新木場1stRING
観衆:138人

▼シングルマッチ 20分1本勝負
●シドニー昌太スティーブンス
10分41秒 逆エビ固め
○梅沢菊次郎(アライヴアンドメジャーズ)

▼シングルマッチ 30分1本勝負
●ルー・ルルル
8分20秒 レッカスラム(仮)→片エビ固め
○レッカ(新台湾)

▼シングルマッチ 45分1本勝負
●神田愛美
9分55秒 ランニング・ブレーンバスター→片エビ固め
SAKI(COLOR‘S)

▼タッグマッチ 60分1本勝負
カツオ(道南リング)/●北海熊五郎
15分56秒 スワントーンボム→片エビ固め
○仲川翔大(J STAGE)/藤原秀旺(アライヴアンドメジャーズ)

▼バトルロイヤル 時間無制限勝負
○シドニー昌太スティーブンス
14分9秒 スピアー→片エビ固め
●仲川翔大(J STAGE)

<退場順>
秀秀秀46→北海熊五郎→佐山駿介(一般人)→星ハム子(アイスリボン)&星いぶき(アイスリボン)→カツオ&神田愛美&レッカ&梅沢菊次郎→SAKI→ルー・ルルル

北都プロレスが4年ぶりで最後(?)の東京大会を開催!シドニーがリング上で恋人に公開プロポーズ!旗揚げ20周年を前にクレイン中條が「なにかやりたい」と腹案示唆

ゆりんキーライブ&入場式


 開場後、リング上にて19歳の釧路産の道産子アイドル・ゆりんキーによるライブパフォーマンスが実施。
 はじめて北都プロレスのリングに立ったのは15歳のときであるといい「北都プロレスは帰ってくる場所」と語りつつ、4曲歌い切った。

 その後、選手入場式が行われ、代表して神田愛美が挨拶。

神田「新木場に今日足を運んでいただいた皆様、こんばんは!北都プロレスです!4年ぶりの東京大会、こんなたくさんの皆さんに来ていただけて本当に嬉しいです。そして、本日は紙テープ、そして声援OKとなっていますので、皆さん最後まで全力で声を出して楽しんで行っていただけたらと思います。バトルロイヤル含め全5試合、今日は最高に楽しんでいってください!今日はよろしくお願いします!」

第1試合


 梅沢は本日デビュー20周年、シドニーは初の東京での試合。
 ゴングが鳴るとともにシドニーが突っ込んでショルダータックルでぶつかっていき、シドニーがエルボー、逆水平チョップを連打。コーナーに追い詰めてチョップ連打から顔面を踏みつけていき、首投げからスリーパーホールド。
 シドニーはロープに飛んでショルダータックルでぶつかっていくも、梅沢は倒れず不敵な笑み。シドニーは逆水平チョップを猛連打も、余裕の表情で受け切った梅沢が逆水平チョップで打ち倒す。梅沢が串刺し攻撃を狙うが、シドニーはこれをかわして自爆させ、串刺しドロップキック。場外に放り出して逆水平チョップを見舞っていくが、ラフファイトには一日の長ある梅沢が場外戦で競り勝つ。
 リングに戻ると梅沢がロープに詰めて逆水平チョップを連打していくが、シドニーは逆水平チョップからラリアットで反撃。ストンピング連打からロープに振って再びラリアットを叩き込み、串刺しラリアットの連打からコーナーで顔面踏みつけ。続けてエルボー連打からヘッドバッドを放っていくが、梅沢がその石頭でヘッドバッドを叩き込む返礼。シドニーは一発で倒されてしまう。

 シドニーは負けじと起き上がって逆水平チョップの連打。さらにラリアットを連打していくも梅沢は倒れず、逆にラリアット一発でなぎ倒す。梅沢は顔面への張り手を連打していくが、シドニーは耐えきってラリアット。そのまま担ぎ上げて豪快なバックフリップで叩きつけ、助走をつけてスピアー。これで決まったかと思われたが、梅沢がロープを掴んでブレイク。
 シドニーはラリアットを発射も、梅沢もラリアットで迎撃。幾度もぶつかり合っていった末、2人同時に吹っ飛ぶ相打ちに。梅沢が逆エビ固めに捕らえると、シドニーは必死に這っていってロープブレイク。シドニーは諦めずに逆水平チョップも、梅沢がヘッドバッドで黙らせ、再び逆エビ固めに捕らえるとシドニーは無念のタップ。

 試合後、梅沢がマイクを取り、退場しようとしていたシドニーに声をかける。

梅沢「シドニー!リングに上がれ。お前、やるじゃねーか中々!今日はシドニーのお父さんやお母さんや、大事な人も来てるって聞いた。皆さんになにかメッセージ言ってやれよ」

(※梅沢がマイクを託して去る)

シドニー「(英語で)母さん、父さん。5年間苦労してきたけど見守ってくれていてありがとう。今までは自分1人だったけど、もうそうじゃないよ。本当にありがとう。(日本語で)オトウサン、オカアサン、ありがとうございました!ちょっと、締める前にもう1つ、ちょっと、特別な人がいます。サツキ!ちょっと、リングに入り」

(※交際しているサツキさんをリングに呼び込む)

シドニー「ちょっと、そこ待っといて。ちょっと緊張しています。これは、サツキです。僕の、1年半の彼女です。(※場内からサツキコール)2年前、僕、岩国というところで、色んなことになっとって、ちょっとヤバい場所に行っていました。サツキのおかげで。仕事してなくて。大体ほぼニートだったです。仕事ない。仕事もしてなかったし、免許もなかった、そのときは。2年くらいすると、僕ニートのときで、ちゃんとそばにいとって、人が僕の悪口しとったときに応援しとったし、僕が『北海道に引っ越ししてプロレスラーになるよ』って言っとったら、ちゃんと側にいたから。ありがとうございました!そして、マイクがいるか分からんけど……(※シドニーが結婚指輪を取り出すと場内から大歓声)ずっと側にいてください!サツキ!結婚してください!」
サツキさん「よろしくお願いします!」

(※シドニーがサツキさんに指輪をはめて抱き合う)

シドニー「ありがとうございました!サツキが『全然わかんない』と言うとったけど、サツキのリングサイズ測って、全然気付いてなかったみたいです。僕と親も連絡しとったし。今まで気づいてなかったのはちょっと嬉しいです。それだけです。皆さん、ありがとうございました!」

<試合後コメント>

シドニー昌太スティーブンス&サツキさん
――初めての新木場1stRing、感想いかがですか。
シドニー「いや、なんかちょっととても何かレジャーぽい何か空気していましたね。 なんか僕写真とか見てなかったけい、名前だけ聞いてて、はいだけで何かミスティーク、ミステリーだった感じで、やっと目で見てなんかちょっと嬉しかったです。すぐドア開いて、緊張だったです。」

――ここでは大仁田厚さんも戦われたことがあるってことで、聖地として同じリングに上がってみていかがですか。
シドニー「いや、なんかちょっとそれを聞いとって、何かちょっととても何かいや、頑張れそう頑張りたいみたいな感じしています。」

――チェーンを使った戦いもされることあると思う。
シドニー「社会人のときだったです。」

――これから先ハードコアとかデスマッチに興味があったりは?
シドニー「デスマッチは引退するまでに一回ぐらいしたいですね。なんかハードコアはまあなんか、子供のときなんか90年のWWEとかそういうスタイルも絶対したいですね。ですけど」

――ちょっとオールドファッションというか?
シドニー「そうかな。」

――今は大事な家族がいらっしゃるので、心配されてしまいますね
シドニー「帰って血だらけだったらちょっとびっくりするよね」
サツキさん「いや、別にびっくりはせん。好きにしたら良いと思う」
シドニー「ちょっと僕が血だらけで、手がなくて『ああ、さつきおかえり』って言ったら・・・」
サツキさん「デスマッチで手はなくならんよ」
シドニー「ああそうね」
サツキさん「切り傷ぐらいよ」

第2試合


 入場時から「ル~♪」とご機嫌なルーにレッカは困惑気味な中でゴング。
 ルーはレッカのロックアップをすかして「ル~♪」と観衆に愛想を振りまいていき、レッカがバックを取るとまた抜けして「ル~♪」とポーズ。レッカが後ろから殴りつけてロープに飛ぶも、ルーはブーメラン式のアームドラッグから「ル~♪」とポーズ。さらにルーが手でキタキツネを象って目潰しを発射も、レッカがキャッチして波動拳。ルーは場外へと転がり出ると観客席のど真ん中で体育座り。レッカが場外に追っていくとリングに戻り、レッカがリングに戻ると場外に出ていく奔放ぶりでレッカを苛つかせる。
 ルーがリングに落ち着くとレッカがロープをまたいでリングインも、またいだ瞬間にルーがロープを引き上げたためレッカは股間を痛打。レッカが「ちんちんがァ~ッ!」と悶絶する中、ルーはキタキツネハンドで目潰しを食らわせてロープに飛ぶが、レッカがカウンターのドロップキックを見舞って「ル~♪」とポーズ。
 レッカはルーの耳を掴みながら首投げのようにぶん投げ、ルーの耳へのフットスタンプ。さらに耳への噛みつき攻撃から「ル~♪」とポーズを取って挑発。怒ったルーがチョップを放つも、レッカがチョップ一発でふっ飛ばしてブレーンバスターの体勢。ルーは背面着地してロープに飛び、ランニング・クロスボディを連発。さらに「ル~♪」とポーズを決めてコーナーに上がり、両手のキタキツネハンドを突き出しながらダイブも、レッカにかわされてあっけなく自爆。レッカは、串刺しラリアット、串刺しゼロ戦キック、ミサイルキックと連撃してファイヤーマンで担ぐが、ルーが回転エビ固めで切り返し、首固め、逆さ押さえ込みと丸め込み連発からキタキツネクロー。さらにラ・マヒストラルも、レッカがキックアウトして起き上がり際にゼロ戦キック。

 レッカはロープ間を往復して強烈なラリアットを叩き込み、レッカスラム(仮)で3カウントを奪った。

第3試合


 握手を交わしてからゴングが鳴ると、ロックアップでの力比べからSAKIが押し込みクリーンブレイク。
 神田は「来いよ!」と手を掲げて手4つを求めるが、SAKIも「来いよ!」とさらにその上から手を掲げて対抗。手4つで組み合ってSAKIが押し勝って足を刈り、ヘッドロックからショルダータックル。さらに追撃を狙うが、神田が下から絡め取ってアームドラッグからドロップキックを見舞って逆転の狼煙を上げる。
 神田はSAKIを南側ロープにくくりつけ、「これが北都プロレスじゃー!」と鼻をつまみ上げてシャッターチャンス。さらに東側に「SAKIちゃんのかわいいお顔~♪」とさらに顔を歪めて羞恥を与えるが、SAKIが西側に向けて神田の顔を歪めてシャッターチャンスを作る仕返しをし、ボディスラムからサーフボードストレッチ。さらに「回すぞ~!」とダイヤル固めでぶん回し、ブレーンバスターを狙うものの、神田が着地してDDTで切り返す。

 神田は串刺しバックエルボー、顔面への低空ドロップキックと連撃し、コーナーに上ってダイビング・クロスボディ。さらにジャーマン・スープレックスを狙うが、SAKIが暴れて脱出しブレーンバスター。SAKIはロープに飛んでランニング・ビッグブートを発射。神田はこれをかわしてみせるものの、SAKIが足を刈って倒しカンパーナ。さらに「終わり!」とストレッチボムを狙うが、神田が身を翻してのクロスボディで切り返す。
 SAKIは顔面へのビッグブートを叩き込んでいくが、神田は倒れずエルボーで反撃。SAKIがロープに飛ぶも、神田がカウンターのエルボーをヒットさせ、ランニングネックブリーカードロップからファイナルカット。神田はさらにロープに飛ぶが、SAKIが追走してビッグブートを突き刺し、ストレッチボム。
 SAKIは「終わり!」と叫んで引き起こそうとするが、神田は首固めで切り返してキックアウトしたSAKIへスライディングDを発射。SAKIがキャッチして丸め込み、スライディングキックで追撃。SAKIがみちのくドライバーIIからランニング・ブレーンバスターで叩きつけて3カウントを奪った。
 試合後にはSAKIが神田を優しく抱き起こし、2人で向き合って座礼を交わした。

第4試合


 試合前には、宮本和志から熊五郎へ激励賞が贈呈される。
 カツオと秀旺でゴングが鳴るも、秀旺はすぐにリングから降りて場外を徘徊。お散歩を終えた秀旺がリングに戻ると、ロックアップでの力比べからカツオがショルダータックル。秀旺が倒れずチョップを見舞うと、カツオも逆水平チョップで返してそのまま打ち合いに。秀旺は「気持ちいいよオイ!」と笑顔を見せ、カツオが「気持ちいいか」とチョップを見舞っていく2人だけの世界が展開される。数十発に渡る逆水平チョップの打ち合いをカツオが制して高笑いも、秀旺がナックルで殴り飛ばして両者タッチへ。

 熊五郎と仲川の対面となり、あまりの体格差に仲川が冷や汗。ロックアップで組み合おうとするも、熊五郎がその怪力で組み合う前に突き飛ばす。ならばと仲川はつま先を踏みつけて怯ませショルダータックルでぶつかっていくも、熊五郎はビクともせず逆にショルダータックルでふっ飛ばし、ボディスラムで叩きつける。さらにその怪力でショルダークローを見舞い、カツオにタッチ。
 カツオはボディスラムからフィストドロップ。さらにロープに飛ぶが、秀旺がエプロンから一撃入れて動きを止め、仲川からタッチを受ける。
 秀旺はカツオに好きなように打撃を打たせる余裕を見せ、顎先へのナックル。さらにボディスラムからサーフボードストレッチ。カツオがチョップで反撃していくも、秀旺は仰向けに倒れる際に足を振り上げて急所蹴り。仲川にタッチ。
 仲川はカツオの頭をロープにくくりつけながら踏みつけていき、コーナーに詰めてチョップを連打。さらに大ぶりのチョップを見舞うフェイントから顔面への張り手を見舞い、ロープに飛んで低空ドロップキック。秀旺にタッチ。
 秀旺は顔面へのナックルから串刺しチョップ。コーナーに振って突っ込んでいくが、カツオがカウンターのランニングエルボーを叩き込み、熊五郎にタッチ。
 熊五郎は豪快なタックルで2人を吹き飛ばし、2人が同時に向かってくるとスピアーでまとめて撃退。さらに熊五郎がロープに飛んで秀旺にラリアットからボディプレス。カツオにタッチ。
 カツオは、秀旺へ串刺しラリアットから滞空時間の長いブレーンバスター。さらにロープに飛んでラリアットを叩き込む。もう一発を狙うが、ロープに飛んだ秀旺がフライング・ラリアット。両者大の字に倒れ込み、タッチへ。
 再び熊五郎と仲川の対面となり、突っ込んでくる熊五郎をトラースキックで止めた仲川がジャンピング・ハイキック。熊五郎は倒れずエルボーで反撃していき、仲川もエルボーで応戦。熊五郎がラリアットを狙うと、仲川がロープを引き下げて場外に落とし、カットに来たカツオも延髄斬りでダウンさせて場外へ蹴落とす。仲川がコーナーに上って場外へのセントーン・アトミコで2人へ同時攻撃。

 仲川は、熊五郎をリングに放り込み、串刺しバックエルボーから顔面への低空ドロップキック。さらにコーナーに上っていくが、カツオが仲川の足を掴んで妨害し、串刺しがデッドリードライブ。さらにカツオの串刺しラリアットから熊五郎のスピアーが決まるも、仲川はなんとかカウント2でキックアウト。カツオがダイビング・ボディプレスで追撃し、熊五郎がリバース・スプラッシュを発射も、仲川が回避して自爆させる。

 カツオ&熊五郎が仲川へ同時攻撃を狙うが、仲川が回避して熊五郎のタックルを誤爆させ、カツオを場外まで吹き飛ばす。熊五郎に対し、仲川の延髄斬り→秀旺のニールキック→仲川のミサイルキック→秀旺のロマンチックを突き抜けろ!→仲川のスワントーンボムと華麗な連撃が決まり、これで3カウント。

第5試合


 リング上にレッカ、SAKI、シドニー昌太スティーブンス、梅沢菊次郎、神田愛美、ルー・ルルル、北海熊五郎、カツオ、秀秀秀46なる謎のマスクマン、仲川翔大が登場。

 ゴングが鳴ると、秀の姿に全員が困惑し様子見に回る。
 周囲に促されてSAKIが嫌々出ていってエルボーを連打し、ロープに振ってビッグブートも、秀旺は倒れずチョーク攻撃。あっさり反則カウント5が数えられ、秀が失格。

 神田が熊五郎にエルボーを打ち込んでいくが、熊五郎はノーダメージの様子で微動だにせず。逆にシャケで殴りつけ、神田のクロスボディをキャッチ。カツオが神田ごと熊五郎を押し倒し、全員でフォール。3カウントが入り、熊五郎が失格。

 梅沢がカツオに攻撃するよう号令をかけ全員でトレイン攻撃。しかし、SAKIが突っ込んだときだけカツオが「SAKIちゃーん!チューだけ!チューだけ!」と抱きしめるセクハラ。SAKIがビンタで突き放すと神田も突っ込んでいくが、神田に対しては顔面へのブートを入れ、「やかましいわ!俺にも好みがあんだよ!」とお気に召さなかった様子。
 場内から「ジ・ジ・イ!」コールが起き、クレイン中條が突っ込んでいくが、カツオがラリアットで迎撃。場内は大ブーイング。クレインが倒れてピクリとも動かなくなってしまい、皆が心配して駆け寄るも、皆が皆転んで踏みつけたりギロチンドロップを見舞う羽目になり、さらに中條が痛めつけられる結果に。しかし、中條がむくりとおきあがって虚空を蹴飛ばす悔しがりムーブを見せると、全員もみ合ってヘッドロックの数珠つなぎに。中條がこれを止めに入ると全員を押し倒して全員が両肩を付くカタチになり、中條がカウントを叩き始める。焦って起き上がった選手の面々が中條をコーナーに押し付けて数珠つなぎのタックル。

 神田が「お前は出禁だ!」と仲川を場外に放り出すと、仲川は「怒ったぞ!新木場メチャクチャにしてやる!」とリングの下から掃除用具を取り出し、観客席にいた元ASUKA PROJECTの仲間の佐山駿介、受付の手伝いに来ていた星ハム子&星いぶきをリングに放り込む。
 これに怒った中條が「トイレに行っトイレ!」とトイレブラシを投げ捨て、「ホウキは放棄する!」とホウキを投げ捨てる伝統芸能を披露し、全員が同時にずっこける。


 仲川が佐山に首4の字固めをかけ、残る四肢を全員で寄ってたかって極めていき、佐山がギブアップして退場。
 さらにリング中央でハム子がセクシーポーズを取ると、いぶきが「キモいんだよクソババア!」と顔面に蹴りを入れ、強烈なチョップを連打。ハム子もこれに応戦し始めるが、レッカとカツオに同時にスクールボーイで丸め込まれて母娘同時に失格。

 カツオは「お前のせいでさっき恥かいたんだよ」と梅沢にチョップを放っていく。梅沢がブレーンバスターを狙うと、レッカが梅沢に加勢。神田が「カツオさん助けるぞ~!」とカツオに着いて2vs2のブレーンバスター合戦へ。梅沢&レッカが投げ勝つも、倒れた4人を全員でフォール。梅沢、神田、カツオ、レッカが失格。

 残るは4人。仲川&ルーが2人で手を組んで向かっていくが、シドニー&SAKIが2人で迎撃し4人でエストレージャの体勢になると、中條が真ん中に飛び込んで腰クネポーズ。その後、SAKIに抱きついて押し倒し、体固めの状態で自ら3カウントを叩き、SAKIが失格。

 仲川&ルーがシドニーをロープに振ってダブルのバックエルボー。ルーが仲川へコーナーへ上がるよう促し、ルーが首投げでシドニーをセット。この位置があまりにも遠すぎたため仲川が「もっと近くに!」文句を言うと、ルーが仲川の足下にシドニーをセット。仲川は「馬鹿にしすぎた!今度は近すぎ!真ん中にして!」と指示。ルーはフキゲンになりながらも真ん中にセットするが、仲川の目の前に立っていたため邪魔で仲川が飛べず。
 シドニーがルーを突き飛ばすと仲川にぶつかり、仲川がコーナーに股間を痛打。よろけたルーをシドニーが丸め込んで3カウント。ルーが失格。

 股間を押さえながらリングに戻ってきた仲川にシドニーがスピアーを突き刺し、仲川から3カウントを奪ってバトルロイヤル優勝を決めた。

シドニー「皆さん、やったぜ!何ヶ月か1回も勝ってないけど、やっと新木場1stRINGで初めて、3獲って、ここで最初の試合勝つのが、とっても嬉しいです!ありがとうございました!……このあと、ちょっとなにいったらいいかわかんない。ごめんなさい」

(※神田にマイクが渡る)

神田「というわけで、北都プロレス新木場大会、いかがだったでしょうか!本当にたくさんご声援、紙テープ、本当に嬉しかったです!ありがとうございました!それでは、今日参戦した全選手、リングに上ってきてください!改めまして、我々北都プロレスは北海道を拠点にツアーをさせていただいております。今年の8月、北海道の札幌の方で北都プロレス札幌大会、そして神田愛美デビュー10周年大会をさせていただくことになりました!8月3日です。東京から北海道、遠そうに見えて意外と飛行機で1時間40分とかで来られるので、今日これを見て、『ちょっと北海道旅行を兼ねて北都プロレス行ってみようかな』って心優しい方がいらっしゃいましたら、売店の方でも札幌大会のチケット売っておりますので、買っていただけたら嬉しく思います。本当に、北海道の最先端を東京で皆様にお届けできたかなと思うんですが、いかがだったでしょうか!現体制では最後の東京大会と言ってるんですけど、また別体制で北都プロレスの東京大会がある可能性も無くはないので、そのときは是非皆さんまた足を運んでいただけたら嬉しいです。本日はありがとうございました!それでは北都プロレス、最後恒例の締めの挨拶がございます。多分知らない方がほとんどだと思うので一度ご説明させていただきます。私が『行くぞ~!』と言ったら、皆さん『オー!』と拳を上に掲げてください。そして、『なまら!なまら!なまら!北都~!』と大きい声で叫んでいただけたら嬉しいです。皆さん、声援OKなので、声を出す準備はよろしいでしょうか?それでは最後、思い切り叫んで帰ってください!本日は本当にありがとうございました!行くぞ~!なまら!なまら!なまら!北都~ッ!ありがとうございました!」

<大会後コメント>

クレイン中條
「いやあ、疲れましたね」

――4年ぶりの東京大会を終えて
「そうですねえ、コロナが中々終わらなくて参っちゃったんですよ。そろそろ終わってもいいコロナ(頃な)と思うくらいでしたねぇ」

――それでも無事に開催にこぎつけた
「そうですねえ。大きい会場でたくさん来ていただいて安心してるんですよ。ちょっと不安だったんですけどね(笑)」

――以前から『最後の東京大会になるかもしれない』と言っていた
「年齢的にも、今年8月に74なんですよ。来年は75だもんですから、今年が最後とずっと思ってるんですよ。ところが、今ファンの方が相当な人数が『オイ、中條まだまだ元気じゃないか』『まだまだやったらどうだ?』『東京大会もう1度やったらどうだ?』って声もありまして、これは考えますねえ(笑)」

――シドニー選手の結婚発表もあった
「もうビックリしたんですけども、彼もまったく親戚も友達もいない中で山口県から北海道に来ていただいて、ホームシックが心配だったんですけども、彼女が来てくれたらですね、彼も落ち着きますから。シドニーもね。安心してるんですよ」

――改めて、来年は北都プロレスが20周年を迎えることについて
「そうですねえ、ちょうど2004年の6月11日に旗揚げ戦をやりまして、来年の6月11日で20周年記念なんですよね。私のことだから派手なことは出来ないんですけど、区切りとしてなにかやりたいと思ってるんですよぉ。来年8月で75歳になりますんで、あとはもう身体と相談してやっていきたいと思っております」

(※力こぶを見せつけながら「今年8月で74歳、73歳10ヶ月の力こぶです。この年齢でこの筋肉の人って無いんじゃないですか?」と誇らしげに笑って記念撮影)


藤原秀旺&仲川翔大&ゆりんキー
(※秀旺が困惑した様子のゆりんキーさんを連れて来て中央に座らせた状態でコメント開始)
秀旺「まず自己紹介を」
ゆりんキー「あっ、ハイ。今日試合前に歌わせていただきましたゆりんキーと申します」
秀旺「それは分かるけども」
仲川「北都プロレス、4年ぶりの東京大会、メインイベント、勝ったぞ!勝ちましたよ、秀旺さん」
秀旺「こうやってね、仲川翔大のこと、俺はまだ認めてないんだけど、半分くらいしか。ただ、言えることはね、俺がね、なんとね、今日発表するんだけども、ジュニアヘビー級に力を入れていきたいなと思ってます。若い奴らを持ち上げて、俺流のインディーのジュニアヘビーの活性化っていうのをこれからやっていきたいと思うんで。大会もそういった意味で、秀カップみたいなものをやっていきたいと思ってます」
仲川「秀パーJカップ?」
秀旺「秀パーJカップみたいなものでもいいし。まあね、マスコミの皆さんも、このインディーというカテゴリー、すごい可能性を秘めてるものだと思うからね?なんでもやりますよ、ハッキリ言って。俺が客寄せパンダになってもいいと思ってるから。そういうことで。ある意味で、藤原秀旺、未来から来た説みたいなのがあったけど、今日はちょっとそれは封印して。ちゃんとジュニアで。92.6kgということで、ジュニアヘビー級です、私。やっていきたいと思いますのでよろしくお願いします」

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