『YOUは何しに日本へ?』出演のプロレスラー、シドニー昌太スティーブンスが夢を叶えるまで支え続けてくれた恋人に公開プロポーズ!

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 28日、東京都・新木場1stRINGにて、北都プロレス『北都旋風 in TOKYO』が開催され、シドニー昌太スティーブンスがリング上で公開プロポーズを行った。

 北都プロレスは、2004年6月に旗揚げされた北海道の地元密着型プロレス団体。以前の東京大会はコロナ禍に見舞われたため断念しており、今回は約4年ぶりの開催。
 代表のクレイン中條が「来年は75歳になるので無理がきかない」ということで今回が最後の東京大会であるとアナウンスされており、会場には多くのファンが駆けつけた。

 シドニーは、アメリカ人の父と日本人の母を持ち2歳のときに日本へ移住し、母親の実家・山口県で育った。幼少期にいじめられて内向的になっていたところで父に連れられてプロレスを見に行き、大仁田厚の試合を見て憧れを持つように。その後、山口県でのアマチュアプロレス団体・岩国プロレスでの活動を経て、プロになるべく一念発起して北海道に移住し北都プロレスへ入団。2022年11月27日にデビューを果たした。
 入団までの経緯はテレビ東京系列で放送された『YOUは何しに日本へ?』でも取り上げられ、練習生として苦労する姿や、ワイルドな風貌でチェーンを振り回すブロディを思わせるスタイルから正統派ベビーとしてデビューするまでの姿が描かれ、デビュー前から全国のお茶の間で注目を集めた選手だ。


 この日スティーブンスは、この日デビュー20周年記念日を迎えた大ベテラン・梅沢菊次郎とシングルマッチで対戦。
 試合は、互いに120kgを超える大型選手がタックルでぶつかり合う轟音をリング代わりに始まり、逆水平チョップやラリアットでひたすらに殴り合っていく武骨な肉弾戦が展開される。
 シドニーが怒涛の逆水平チョップ連打からラリアットを叩き込み、バックフリップまで決めて見せるが、梅沢もムクリと起き上がってヘッドバッドからラリアット。さらに逆エビ固めでどっしり腰を落とすと、シドニーもたまらずタップ。

 梅沢は、「今日はシドニーのお父さんやお母さんや、大事な人も来てるって聞いた。皆さんになにかメッセージ言ってやれよ」と、自らの20周年には一言も触れずにマイクをシドニーに託す男気を見せて退場。

 マイクを取ったシドニーは、「母さん、父さん。5年間苦労してきたけど見守ってくれていてありがとう。今までは自分1人だったけど、もうそうじゃないよ。本当にありがとう」と両親に感謝の言葉を述べた後、交際相手のサツキさんをリング上に呼び込む。

 そして、シドニーは「これは、サツキです。僕の、1年半の彼女です。2年前、僕、岩国というところで、ちょっとヤバいとこになっとって。サツキのおかげで。仕事してなくて。大体ほぼニートだったです。仕事ない。仕事もしてなかったし、免許もなかった、そのときは。僕ニートのときで、ちゃんとそばにいとって、人が僕の悪口しとったときに応援しとったし、僕が『北海道に引っ越ししてプロレスラーになるよ』って言っとったら、ちゃんと側にいたから。ありがとうございました!そして、マイクがいるか分からんけど……(※シドニーが結婚指輪を差し出す)ずっと側にいてください!サツキ!結婚してください!」と公開プロポーズ。
 サツキさんも「よろしくお願いします!」と笑顔でプロポーズを受け入れ、2人はしっかりと抱き合った。


 バックステージに戻ったシドニー“夫妻”は、仲睦まじく歓談。
 初めての東京での試合、そして憧れの大仁田が幾度も闘ってきた新木場のリングの感想を聞かれると、「デスマッチは引退するまでに一回ぐらいしたいですね。なんかハードコアはまあなんか、子供のときなんか90年のWWEとかそういうスタイルも絶対したいです」とコメントするも、「帰って血だらけだったらちょっとびっくりするよね」と不安気な様子でサツキさんに確認。
 しかし、サツキさんは「いや、別にびっくりはせん。好きにしたら良いと思う」とケロリ。シドニーが「ちょっと僕が血だらけで、手がなくて『ああ、さつきおかえり』って言ったら……」と不安を口にするも、サツキさんは「デスマッチで手はなくならんよ。切り傷ぐらいよ」と肝が据わった様子を見せるなど、シドニーが最高のパートナーを得られた様子が見て取れた。

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