20周年を控える北海道密着プロレス団体・北都プロレスが最後の東京大会を開催!73歳のクレイン中條は「身体と相談してやっていきたい」

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 28日、東京都・新木場1stRINGにて、北都プロレス『北都旋風 in TOKYO』が開催され、北都プロレスが最後の東京大会を行った。

 北都プロレスは、2004年6月に旗揚げされた北海道の地元密着型プロレス団体。以前の東京大会はコロナ禍に見舞われたため断念しており、今回は約4年ぶりの開催。
 代表のクレイン中條が「来年は75歳になるので無理がきかない」ということで今回が最後の東京大会であるとアナウンスされており、会場には多くのファンが駆けつけた。

 今大会では北都プロレスレギュラーメンバーたちによるバラエティに富んだ試合が並び、第1試合では『YOUは何しに日本へ?』出演で話題を呼んだシドニー昌太スティーブンスがリング上で恋人に公開プロポーズを行って会場は大盛りあがり。
 メインのバトルロイヤルでは、試合出場予定が無かったアイスリボンの星ハム子&星いぶき親娘、一般人として大会を見に来ていた元プロレスラーの佐山駿介がリングに放り込まれて強制参加させられたりと自由な闘いぶりで観衆を魅了。


 そして、北都プロレス代表でありアイコンでもあるクレイン中條レフェリーは、73歳とは思えないキレッキレの動きを見せ、選手たちから(意図的な)誤爆を食らっても元気にハードバンプ。リングに凶器(掃除用具)が持ち込まれると、「トイレに行っトイレ!」とトイレブラシを投げ捨て、「ホウキは放棄する!」とホウキを投げ捨てる伝統芸能を披露し、全員が同時にずっこけるというお約束の光景も広がった。

 無事に全試合を終えると、北都所属の神田愛美が「北海道の最先端を東京で皆様にお届けできたかなと思うんですが、いかがだったでしょうか!現体制では最後の東京大会と言ってるんですけど、また別体制で北都プロレスの東京大会がある可能性も無くはないので、そのときは是非皆さんまた足を運んでいただけたら嬉しいです」とまた東京大会が行われる可能性も示唆しつつ、「行くぞ~!なまら!なまら!なまら!北都~ッ!」の合言葉で大会を締めた。


 大会後、中條は4年ぶりの東京大会開催について聞かれると、「コロナが中々終わらなくて参っちゃったんですよ。そろそろ終わってもいいコロナ(頃な)と思うくらいでしたねぇ」と、実に“らしい”ダジャレで返して得意顔。

 そして、「年齢的にも、今年8月に74なんですよ。来年は75だもんですから、『今年が最後』とずっと思ってるんですよ。ところが、今ファンの方が相当な人数が『オイ、中條まだまだ元気じゃないか』『まだまだやったらどうだ?』『東京大会もう1度やったらどうだ?』って声もありまして、これは考えますねえ(笑)2004年の6月11日に旗揚げ戦をやりまして、来年の6月11日で20周年記念なんですよね。私のことだから派手なことは出来ないんですけど、区切りとしてなにかやりたいと思ってるんですよぉ。来年8月で75歳になりますんで、あとはもう身体と相談してやっていきたいと思っております」と気持ちは前向きな様子。
 しかし、身体についても、「今年8月で74歳、73歳10ヶ月の力こぶです。この年齢でこの筋肉の人って無いんじゃないですか?」と誇らしげに力こぶを見せつけるなど、まだまだ元気そうだ。

 プロレス関係者の言う「最後」や「引退」といった言葉は真に受けないほうがいいこともある。北都プロレスおよびクレイン中條がまた来年も東京にやって来てくれることを期待したい。

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