CHIAKIがアクトレスガールズで革命を成すか?トーナメント優勝を果たし青野未来の持つベルトに挑戦決定!

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 17日、東京都・新木場1stRINGにて、『ACTwrestling Step18』が開催され、CHIAKIが次期AWGシングル王座挑戦権を掴んだ。

 2015年に旗揚げした『Actwres girl'Z(アクトレスガールズ)』は、相羽あいな(播磨佑紀)、尾崎妹加、安納サオリ、なつぽい(万喜なつみ)、ひめか(有田ひめか)、中野たむなど現在も様々な場所で活躍する選手たちを輩出。2019年からは『Beginning』と『Color's』の二団体制へ移行し、2021年に旗揚げした演劇団体『アクトリング』がコロナ禍であるにも関わらず超満員となる成功を収めていた。
 しかし2021年12月31日をもってアクトレスガールズはプロレス団体としての活動終了を発表。『プロレスを用いたよりエンターテインメント性の高い公演』へと移行していたが、2022年8月より元スターダムGMの風香がアドバイザーに就任。プロレスの『アクトレスリング』と、舞台演出にプロレスの要素を取り入れた『アクトリング』という分け方でプロレス活動が再開された。

 新体制になって間もなく続々と新人が加入していき、全ブランド合わせれば旧体制アクトレスを上回る勢力を誇る団体に。それ故に、アクトレスリングの公演には毎回全員が出場出来るわけではなく、限られた試合枠を巡って熾烈な“レギュラー争い”が展開されている。

 そんなアクトレスリングでは、旧アクトレスでも主力として活躍していた青野未来や茉莉、そして元スターダムの澄川菜摘(翔月なつみ)や惡斗といった以前からプロレスをよく知る実力者たちが中心人物として君臨。
 しかし、そんな現状に異を唱えたニューウェーブたちによって下剋上の流れが出来始めており、現AWGシングル王者の青野未来を打倒せんと気炎。新人限定で次期挑戦者決定トーナメントを開催していた。

 4月から総勢6名のトーナメントが開催され、決勝戦まで駒を進めたのはCHIAKIと山田奈保。
 CHIAKIは惡斗率いる【BE∀STZ REBELLION(びーすつ・りべりおん)】の期待の若手であり、小柄ながら闘志あふれるパワーファイトが持ち味の選手。
 対する山田は、アクトレス内の下剋上の空気を作った朝陽&松井珠紗とともに【てっぺん☆】を結成しており、拡声器を片手に自らのリビドーを熱く叫びまくるやる気と元気に満ちた選手だ。

 試合が始まると、パワーで勝るCHIAKIが優位を取り堅実な背骨攻めで試合を組み立て、得意のスピアーを背中に幾度も突き刺していき、アルゼンチン・バックブリーカーで絞り上げる。
 我慢の試合が続いた山田だが、CHIAKIの必殺技であるフィッシャーマン・バスターを切り返してのダブルアーム式ニークラッシャーを決めてチャンスを掴むと、ヒザへの低空ドロップキックの連打からフィギュアエイト(※ブリッジ式足4の字固め)。徹底した足攻めで反撃していき、機動力が落ちたCHIAKIに雄叫びを上げながらガムシャラなエルボー猛連打を叩き込む。
 CHIAKIも意地でこれを耐え抜き、アルゼンチン・バスターからロコモーション式のフィッシャーマン・バスターを3連発決めて3カウントを奪った。


 試合後、マイクを取ったCHIAKIは王者・青野をリングに呼び出し、「未来さん、お待たせしました。待ってる間、暇だったでしょ?28日の新木場公演その未来さんが持つベルト、最初に獲りに行くのは、このCHIAKIです!未来さん、負ける気はありません。どうぞよろしくお願いします」と啖呵。
 青野が「CHIAKI、全力で獲りに来てね。全力で、守るから」と握手を求めると、CHIAKIがその手を握り返して手の甲にキスをするという粋な切り返しを見せた。

 両者のAWGシングル王座戦は、5月28日の新木場公演にて行われる見込みだ。

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