【試合詳細】5・17 アクトレスリング新木場公演 【AWGシングル王座次期挑戦者決定T決勝】CHIAKIvs山田奈保 皇希&夏葵&後藤智香vsMARU&アレン&ブルドーザー轟 茉莉&澄川菜摘&キラ☆アンvs青野未来&蓮燦&みあ朝子

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『ACTwrestling Step18』
日程:2023年5月17日(水)
開始:18:45
会場:東京都・新木場1stRING
観衆:200人(満員)

▼Single match
○朝陽
8分26秒 ゆりかもめ
●才原茉莉乃

▼Tag match
[BE∀STZ REBELLION]惡斗/○入江彩乃
9分54秒 ランニング・ビッグブート→片エビ固め
松井珠紗/●青葉ちい

▼3x3Tag match
茉莉/澄川菜摘/○キラ☆アン
13分11秒 腕ひしぎ十字固め
青野未来/蓮燦/●みあ朝子

▼3x3Tag match
[The Royal]皇希/夏葵/●後藤智香
11分48秒 逆さ押さえ込み
[蛇道衆]MARU/アレン/○ブルドーザー轟

▼AWG Single Championship Challenger Tournament Final
[BE∀STZ REBELLION]○CHIAKI
12分32秒 ロコモーション式フィッシャーマン・バスター
[てっぺん☆]●山田奈保
※CHIAKIがトーナメント優勝。次期シングル王座挑戦権獲得。

CHIAKIが次期シングル王座挑戦者決定トーナメントを制し王者・青野と対峙!“いらない子”後藤が負けたらThe Royal追放で蛇道衆入り?!

オープニング


 アクトレスガールズのメンバーが黒の衣装に身を包んでリングに登場し『Femme Fatale』『Love Riddle』に乗ってダンスパフォーマンスを披露した。

第1試合


 才原がてっぺん☆加入を直訴したことで実現した朝陽とのシングルマッチ。

 気迫十分で「よろしくお願いします!」と握手を求める才原に対し、朝陽もにこやかに応じてゴング。
 試合開始から才原が首固めスクールボーイ、バックスライド、回転エビ固めと丸め込みで速攻を狙い、ドロップキックを発射も朝陽が回避して自爆させ、顔面を蹴りつけたりビンタを見舞ったりと厳しい反撃。
 朝陽は胸板への強烈なエルボーでコーナーまでふっ飛ばし、ヘアホイップからコーナーで顔面踏みつけ。さらに髪を掴みながらのフェイスクラッシャーからキャメルクラッチで拷問。朝陽が「そんなもんかオイ(笑)」と挑発すると、才原は「うるせえ!」とエルボー連打で意地を見せていくが、朝陽は余裕の薄ら笑いを浮かべながら強烈なエルボー一発で吹き飛ばし、ボディスラム。さらにロープに飛ぶが、才原が払腰で迎撃し、そのままキーロックへ。朝陽が足を伸ばしてブレイク。

 才原は低空ドロップキックの猛連打も、朝陽が「テメーふざけんな!」と才原をロープにくくりつけた上での619。さらにダブルリストアームサルトを狙うが、才原が振り払ってエルボー。朝陽も真っ向からエルボーで迎え撃っていくが、才原は「負けるか!」と怒涛の猛連打。さらにどんぐりクラッシュから水車落としを狙うが、朝陽が回転エビ固めで切り返し、旋回式フェイスクラッシャー。よろよろと起き上がろうとした才原の側頭部にスライディングキックを叩き込み、さらにロープに走るが、才原がSTOで切り返して水車落とし。

 才原は連続体固めで意地を見せ、ロープに走るものの、朝陽がランニングネックブリーカードロップで迎撃し、ミサイルキックで追撃。再びダブルリストアームサルトを狙うが、才原が振り払う。朝陽はダブルスレッジハンマーを首筋へと連打してロープに飛ぶが、才原がキャッチして首固め。さらにランニングダブル掌底からエルボー連打。朝陽は両手を広げて受けきって見せ、「この野郎!」とコードブレイカー。そして「終わりぃ!」と叫んでのダブルリストアームサルトもカウントは2。

 信じられないといった様子でレフェリーに抗議する朝陽だったが、すぐに気を取り直してゆりかもめに捕らえて絞り上げると、才原は無念のギブアップ。

朝陽「茉莉乃は、朝陽にリングの外では悩みや考えをすごく言ってくれるから、気持ちは分かる。でも、肝心なリング上で少ししか感じることが出来なかった。だから、今は入るときじゃないんじゃないかな?今は、同じ新人たちに揉まれて、切磋琢磨していくのが良いと思う。茉莉乃もね、茉莉乃の中にある思いを、その先にあるものがなければユニットなんて入っても意味ないんだよ。厳しいこと言うようだけど、もっともっともっと、自分で自分を磨いてこい。朝陽は、そうやってきて、今リングに立ってる。だからてっぺん☆に入る話は、一旦後にして、才原茉莉乃は、茉莉乃しか磨けないんだから、またいつか入りたいって言ってくれたときには、内輪の人が、お客さんもそうだけど、内輪の人も認められるような存在になってからもう1度来てください。以上です」
才原「ありがとうございました!またいつか、挑戦させてください。皆さんも、ありがとうございました!」

第2試合


 本日誕生日を迎えた松井が皆に祝福されながら入場するも、ビーリベが奇襲してゴング。
 松井がロープにくくりつけられる中、惡斗が歳の数だけ23発チョップを叩き込み、ビーリベが松井の顔面にクラッカーを発射する熱烈な祝福。

 入江と青葉の対面となると、入江がグラウンドに引き倒して逆エビ固め。さらにヘアホイップでコーナーに叩きつけ、首を絞め上げる反則攻撃。入江は惡斗にタッチ。
 惡斗は「どーしたどーした?」と挑発しながら青葉の指をグリグリと踏みつけ、反則カウントに合わせて指へのフットスタンプ。さらにボディスラムを狙うが、青葉が首固めで切り返し、松井にタッチ。
 松井は「お返しだ!」と惡斗をロープにくくりつけてのドロップキックを狙うが、青く戸がかわして胸へのチョップからドロップキック。さらに入江と2人でトレイン攻撃を狙うが、松井が2人にまとめてフェイスクラッシャー&ブルドッギング・ヘッドロックを見舞い、2人の上に座って「誕生日、ありがと~♪」と満面の笑みでポーズ。

 さらに松井は惡斗に串刺し攻撃を狙うが、惡斗がコーナーへのコンプリートショットで迎撃。惡斗が松井の髪を掴みながらの変形カベルナリアで捕らえ、入江が追撃のドロップキック。
 そのままタッチを受けた入江が出ていくと、松井は「こんにゃろ!」とエルボー。2人でエルボー合戦を展開し、入江が顔面へのビッグブートを見舞うが、松井は「ナメんじゃねー!」とキチンシンクやスライディングキック等で連撃。さらにコーナーからミサイルキック。もう一発を狙ったところに入江が追撃を狙うも、松井が飛び越えて着地し、ミスティカで捕らえるも惡斗がカット。さらにロープに飛ぶが、入江がランニングネックブリーカードロップで迎撃し、低空ドロップキックで追撃。続けてビッグブートでロープ際まで吹き飛ばし、貫通ビッグブート。松井もニーリフトで反撃し、ロープへの串刺し低空クロスボディ。松井が「行けるか?!」と問いかけると、青葉も「行けます!」と応じてタッチを受ける。

 青葉は入江にエルボー連打からボディスラムを狙うが、入江が振り払ってビッグブート。さらにコーナーに振って串刺しドロップキックから顔面にヒザをグリグリ押し当てながら「どーした!」と挑発し、逆エビ固め。青葉はなんとかロープブレイク。
 入江が引き起こすも、青葉はエルボー連打で突っ張る。入江は強烈なエルボー一発で吹き飛ばしてボディスラムを狙うが、青葉が逆にボディスラムで叩きつける。さらに引き起こすが、入江が河津掛け。松井がカットに入り、入江にジャンピングニーを見舞うと、青葉はスクールボーイを連発して粘りを見せ、コーナーへの串刺し攻撃を狙うが、入江がカウンターのビッグブート。さらに惡斗が入ってきてコンプリートショットを見舞い、入江がランニング・ビッグブートを顔面に叩き込んで3カウントを奪った。

惡斗「松井珠紗、お誕生日おめでとう!まあまあまあ、勝ちは譲れねえけど、マイクはプレゼントしてやるよ。以上ぉっ!」

松井「改めて、本日で23歳になりました!松井かわいいこと、松井珠紗です!本日は私のお誕生日公演にご来場いただきまして皆さんありがとうございます(笑)23歳になった本日、ここで言いたいことがあります。私は、てっぺん☆というユニットに所属しているんですが、てっぺん☆の名に恥じぬよう、23歳、しっかりてっぺんを獲りに行きたいと思います。前回の大阪公演で、チャンピオンの未来さんが朝陽に『ベルトの挑戦者になりたいならそれなりの実績を残して』とおっしゃっていたので、私と朝陽で次回5月28日、一騎打ちをして、ベルトの次期挑戦者にふさわしい実績を残したいと思います。文句ないですよね?!(※観衆が拍手で応える)OK!それでは、5月28日、松井と朝陽の初シングルマッチ、ご期待ください!(※セコンドについていた朝陽がリングに上がり、松井と握手)」

<試合後コメント>

松井珠紗&朝陽
――ユニットとして、才原との試合はどうだったか
朝陽「気持ち、今まで試合見てても、茉莉乃からなんか気持ちっていうのをいまいち感じなくて、でも、てっぺん☆入りたいって言ってくれてたので、今日私とシングルやって勝ったらっていう話だったんですけど、それ以上に感情を見せてほしいなって思ったんですよ。その感情を少ししか感じなくて、私は今日100%の気持ちをぶつけてくれるかなって思ってたけど、そうじゃなかった。それ引っ張り出せなかった自分も悔しいし、まだ感情とか色々悩んだまま試合してるんだなっていうのをモロに感じたし、本当だったらそれを治すためにもてっぺん☆に入って、って方法もあるけど、山田ちゃんがレポートに書いてたけど、新人らしさがあるから、埋もれるよなって思ったし、だからちょっと一旦、茉莉乃自身は茉莉乃で磨いてもらって。話はまあ、それからですね」

――次の次の挑戦者、ということですよね?2人の直接対決は全く初めて?
松井「シングルははじめて。タッグは何度かね。全然接点なかった。嫌いだったでしょ?」
朝陽「嫌いだった?」
松井「嫌いだった。熱いの嫌いだった。」

――という中で同じユニット同士でタイトルを賭けて戦うのはこの二人こそなのか?
松井「てっぺん☆というユニット名にして、やっぱりてっぺん取らないと。で、わかりやすいてっぺんはやっぱりシングルタイトル。だと思うので、未来さんが前回公演のときに、実績を残せ、と。『朝陽ちゃん全然実績残してないじゃーん』と言われてね。だったんで、てっぺん☆2人で、一緒に成績残してこうと。まあ今日これから新人トーナメントの決勝戦もあって、そこに奈保もいるので、奈保の後の次期挑戦者ってことでね。あたしたち、どっちか、てっぺん☆続きでね。まあ奈保が取る可能性もあるし。奈保がベルト巻く可能性全然あるよ。そしたらね、てっぺん☆ドン対決。てっぺん☆の風を吹かせましょうよ。」

――対戦相手としてのお互いの印象は?
朝陽「多分…すごく試合観合うよね。」
松井「感性が多分合うと思うんですよ。」
朝陽「プロレス以外でも共通点を結構見つけてしまって、パラレルワールドの人に会っちゃってる気持ちです。」
松井「なんてことでしょう。(笑) まあ似たもの同士…」
朝陽「最高のシバき合いを。しましょうよ。」
松井「是非。よろしくお願いします。」

――プロレス観、とは具体的にどんな?
朝陽「言葉にすんのむずいなあ…」
松井「好みが同じ。この試合良かったよね、みたいな時の好みと、ここが気になったよね、っていう話が大体同じ。『ああ思ってたそれ!』っていう感じ。」

第3試合


 蓮燦と朝子が「よろしくお願いしまぁ~す♪」とぶりぶりしたポーズとともに元気よく握手を求めると、ベテラン組が若手の元気に押されながらも握手に応じる。
 青野と澄川でゴングが鳴ると、目まぐるしく攻守の入れ替わるヘッドロックの応酬からロープワークでポジションを奪い合いクリーンブレイク。蓮燦&朝子が我先にとタッチを求めるが、青野が戸惑っている間に澄川が茉莉にタッチし、茉莉が青野にサッカーボールキック。

 さらに茉莉が蹴撃を連打していくが、青野もミドルキックで迎撃してキャプチュード。茉莉もバックフリップからレッグラリアートで反撃。茉莉はアンと2人でダブルブレーンバスターを狙うが、澄川が乗り気でなく揉めている内に青野が脱出して茉莉にサッカーボールキックからスリーパーホールド。青野はダブルアーム・スープレックスを狙うが、茉莉が振り払って熨斗紙の体勢。さらに青野が切り返してダブルアーム・スープレックスを決めてロープに飛ぶが、澄川がキチンシンク。茉莉がハイキックから熨斗紙を決め、バズソーキックを狙うが、アンが無理矢理タッチして出ていく。

 茉莉はアンを場外に排除して澄川と2人でコンビネーションキックを決め、アンがリングに戻ってくると、青野がコーナーに振って串刺しドロップキックを連打。さらに青野がバズソーキックを発射も、アンがかわしてハイキック。青野がドロップキックで反撃すると、蓮燦&朝子がアンをロープに振っていくが、ダブルラリアットであっさり撃退されてしまい、青野もラリアットを被弾。アンは青野に馬乗りになって首を絞めた後に澄川にタッチ。

 澄川は青野にドロップキック。さらに茉莉と2人でロープに振っていくが、蓮燦&朝子が身を挺して青野をかばおうとする。茉莉&澄川が鬱陶しそうに振り払い、澄川が蓮燦にダブルニードロップ。朝子がリング中央でポーズを決めると、澄川がげんなりとしながら排除、その間に蓮燦が青野からタッチを受ける。

 蓮燦が突っ込んでいくが、澄川がニーリフトで撃退し、串刺しランニングダブルニーを連打。茉莉にタッチ。

 茉莉は倒れ伏す蓮燦にローキックを連打し、ロープにくくりつけて尻へのミドルキックを連打。蓮燦が「おしり!おしり痛いよう!」と悲鳴をあげると、青野が飛び込んできてドロップキックで救出。蓮燦は茉莉に串刺しバックエルボーからリストを取って「皆様大変おまたせいたしました~♪ご一緒に!」と拝み渡りを狙うが、茉莉が下から蹴り上げて妨害。リングに降ろすも、蓮燦がスイング式首固めから朝子にタッチ。

 朝子は腕をぶんぶん振り回して力を溜めてラリアットを狙うが、茉莉があっさりダブルチョップでなぎ倒し、サッカーボールキック。朝子は「ヴァアアアッ!」と雄たけびを上げてキックアウトし、ボディスラムを狙う茉莉にフロントネックロックで組み付くも、茉莉がぶっこ抜いてボディスラム。澄川にタッチ。朝子は「ヴェアッ!ヴェアアアア!」と奇声を上げながら逃げ帰って青野にタッチ。

 青野と澄川がエルボー合戦を展開し、ミドルキックに切り替えるとお互いのミドルキックが激突。青野がニークラッシャーから39ロックに捕らえるが、即座にアンがカット。澄川がランニングニーから「終わり!」と叫んでフィッシャーマンを狙うが、青野がバックスライトで転がしつつ引き起こしてショートレンジラリアットからキャプチュード。朝子が蓮燦を蹴落として青野からタッチを受ける。澄川もアンにタッチ。

 朝子がアンにエルボー連打から勝ち誇ったポーズも、アンはまったくのノーダメージの様子。アンは顔面を激しく踏みつけ、「ダブル!」と連携を狙うが、茉莉も澄川も助けに入らず、青野&蓮燦&朝子が合体ヒップドロップからポーズを決めるも、観衆は置いてけぼり。朝子がコーナーに上ってドラゴンリングイン式エルボードロップを決め、「終わり!」と投げ技を狙うが、アンが振り払って飛びつき腕十字を決めると朝子がギブアップ。

キラ☆アン「青野未来!なんだよこの人選!ナメてんのかよ!わかった。そこまで言うならそのうちお前のベルト、挑戦してやるからな。はい!では!次は出る杭を打ちに行きます。有望な若手を潰しに行きたいと思います。俺様キラ☆アン、そして、茉莉、惡斗とぶっ飛ばしてやるんで、楽しみにな!夜露死苦!」

※キラ☆アンが上機嫌で退場していくと、慌てて惡斗がリングに上がる

惡斗「待て!おいおいおい!これが噂の俺様ニキか?待て!まあ待て!ちょっと頭を切り替えよう、次の5月28日、なんかお祭り企画らしいからさ、茉莉、なんかキラ☆アンはよくわかんないけど、お前とこういう時しか組めることないから、組んでも良いんじゃないのか?タッグ+1で!OKOK!相手誰かわかんねーけど、何も言ってなかったよな?何も言ってなかったけど、今ね、勢いに乗ってる(水嶋)さくらと、なると、あと1人誰か連れてこい!そんなわけで誰もいねーよ!締めるぞこの野郎!以上ッ!」

第4試合


 蛇道衆がクリーンに握手を求め、後藤が応じようとすると「お前馬鹿か!」と蛇道衆が奇襲しトリプルフェイスクラッシャー。怒った後藤が応戦すると、MARUがコルバタからフェイスクラッシャー。さらにロープにくくりつけて一撃に見舞い、蛇道衆で「シャ~ッ♪」とポーズを決める。後藤も雄叫びを上げながらエルボー連打で反撃していき、ビッグブートでなぎ倒して「OK!回すぞ!」とジャイアントスイングを狙うが、MARUが顔面かきむしりで脱出し、レフェリーの気をそらしてから手首のバンテージを剥がして後藤の首を絞め上げる。MARUがロープに飛ぶと、後藤が下からすくい上げてデスバレーボム。「回すぞ!覚悟しろ!」とジャイアントスイングで10回転ぶん回す。さらにバックドロップを狙うが、MARUが回転エビ固めで切り返し、串刺しスピアーで追撃して轟にタッチ。

 轟は後藤コールを煽りながら串刺しボディスプラッシュから雷電ドロップ。さらに「轟170kg!」とコールを煽ってボディプラスを狙うが、オマージュ元の皇希がイラついてカットし、タッチを受ける。

 皇希が轟にボディスラムを狙うが、なかなか上がらず。振り払った轟がロープに飛ぶが、皇希は追走ラリアットから貫通ビッグブート。さらに皇希が170cmプレスを狙うが、轟が「ちょっと待って!」と制止させてカット。夏葵が一撃入れ、皇希が170cmプレスも、MARUがカットに入り、アレンにつなぐ。

 アレンはパラソル攻撃からDDT。さらにロープに飛ぶが、皇希がパワースラムで迎撃して夏葵にタッチ。

 夏葵はアレンにサッカーボールキックを連打し、コーナーへの串刺し攻撃を狙うが、アレンがフェイスクラッシャーで切り返す。アレンがボディスラムを狙うが、夏葵が側転で抜け出してドロップキック。さらに串刺しジャンピングニーからフットスタンプ。さらにV1アームロックに捕らえるも、アレンが足を伸ばしてロープへ。夏葵はコーナーに上っていくが、MARUがチェーンナックルでカットしてデッドリードライブ。アレンが「終わりだ!」と飛びつき胴絞フロントネックロックからのDDT。これは皇希がカット。MARU&アレンが皇希をロープに振るが、皇希がダブルのショルダータックル。皇希&後藤が2人で貫通ビッグブートを狙うが、蛇道衆がロープ&パラソルを使った攻撃で脱出。MARU&アレンがダブルの低空ドロップキックを見舞い、アレンが夏葵に延髄斬り。MARUにタッチ。

 MARUはロープに飛んで夏葵にスピアー。さらにロープに飛ぶが、夏葵が追走ニーリフトからジャンピングニーを決め、さらに追撃を狙うが、MARUがパウダー攻撃からのスクールボーイ。そのまま足を離さずマフラーホールドも、皇希がブートでカット。MARUが轟にタッチ。

 轟がセカンドコーナーに上っていき。夏葵をスリーパーホールドで吊り上げて絞首刑に。さらに轟ハンマーを発射も、夏葵がローキックで体勢を崩してからハイキック。さらに夏葵がダイビングフットスタンプを投下するもカウントは2。後藤が猛烈にタッチを求めると、夏葵は轟にフェイスクラッシャーを見舞ってから後藤にタッチ。

 後藤は轟にキャメルクラッチを見舞うも、アレンがカットしてフェイスクラッシャー。MARUがコーナーに上っていき、アレンのボディスラムからMARUがダイビングフットスタンプ。さらに轟がサードロープからのダイビングボディプレスを見舞うも、皇希がカット。皇希がMARUをバックドロップ、夏葵がアレンにブロックバスターを見舞って排除するアシストを見せ、後藤が轟にアトミックドロップ。さらに右腕を振り上げてラリアットを発射も、轟がキャッチしてバックスライドで3カウント。意外な小技を見せた轟が勝利を飾った。

轟「ロイヤルがしょっぱいのは、リーダーがしょっぱいしょっぱい言ってたよな?お前が(後藤)いるからロイヤルはしょっぱい!」
後藤「うるせえ!もっかいやらせろよ!」
轟「やらせてやってもいいけどよ、負けたらロイヤル抜けろよ?覚悟がないくせに茶番やらせるんじゃねーよ!」

※澄川がリングに上ってマイクを取る

澄川「はいはいはい。負けたら脱退?一理ありますね。いいんじゃないですか?皇希と夏葵がここまでチャンスを作ってくれたのに、なにやってんすか。あと10日。死ぬほど練習してください。ということで、負けたら蛇道衆に智香あげますんで」
MARU「蛇道衆に智香は、い・ら・な・い~♪」
澄川「……すべってるよ?(笑)智香いらないって。智香いらないって」
MARU「ほら!ウチらが勝ったんだからお前らは帰れ!お前(後藤)はいらない。せっかく蛇道衆が勝ったからいつも恒例の、右手を上げてせーのって言ったら『シャーッ!』ってやろう!せーの!シャ~ッ♪」

第5試合


 デビュー1年2ヶ月の山田と、1年6ヶ月のCHIAKIが次期AWGシングル王座挑戦者決定トーナメント決勝戦で激突。
 握手は無しでゴングが鳴ると、しばらく2人はじっと動かずにらみ合う。ゆっくりとリングをまわってロックアップで組み合い、バックの取り合いから軽やかなリストの取り合いを展開。手4つで組み合って正面からの力比べを見せ、CHIAKIが足を刈ってなぎ倒すと、山田をコーナーに振っていくが、山田がかわして串刺しドロップキック。ロープに飛ぶが、CHIAKIがスピアーで迎撃する。CHIAKIは山田を逆エビ固めで捕らえて急角度で反り上げるが、山田はなんとかロープへ。

 CHIAKIは山田をロープにくくりつけ、背中への串刺しスピアー。さらにボディスラムを狙うが、山田がフロントネックロックで組み付く。CHIAKIは雄叫びを上げながらぶっこ抜いてボディスラムで叩きつけると、山田は背中に大きなダメージを負った様子。

 CHIAKIは山田をコーナーに押し付けて顔面を踏みつけ、顔面ウォッシュから髪を掴んで引き起こすが、山田は雄叫びを上げながらエルボー連打で反撃。CHIAKIの蹴り足をキャッチして膝裏を激しく蹴りつけ、ダブルアーム式ニークラッシャーを2連発。さらにフィギュアエイトで絞り上げ、コーナーに振ろうとするが、CHIAKIが逆にコーナーに叩きつけて背中への串刺しスピアー。さらにアルゼンチン・バックブリーカーで絞り上げてから前に投げ捨て、背中への側転式ダブルニードロップ。CHIAKIはフィッシャーマンズ・スープレックス・ホールドを狙うが、山田が振り払って「ナメんなあっ!」とスタナーで反撃。

 山田はヘッドハンターからリバースタイガードライバー。「終わり!」と叫んでコーナーに上っていくが、CHIAKIが追いすがって下からエルボー。山田も上からエルボーを打ち下ろして反撃し、強烈なヘッドバッドでCHIAKIを撃ち落とすと、コーナートップから「終わり!」とダイビング・クロスボディを投下。カバーに入るも、CHIAKIが即座にバックを取ってジャーマンを狙う。山田は振り払ってヒザへの低空ドロップキックからロープに飛ぶが、CHIAKIが「ふざけんな!」とパワースラムで迎撃。両者大の字となり、ダブルダウン。

 両者ヨロヨロと起き上がり、膝立ちになりながらのエルボー合戦を展開。CHIAKIが髪を掴みながらの猛連打を見せるが、山田は雄叫びを上げながら勢いよく立ち上がり、ドロップキックを連打。さらにロープに飛ぶが、CHIAKIがキャッチして変形無双。さらにアルゼンチン・バックブリーカーで絞り上げてアルゼンチン・バスターで叩きつけるもカウントは2。

 CHIAKIはフィッシャーマンズ・スープレックス・ホールドを狙うが、山田が足に組み付いて回転エビ固め。さらに山田があずみ寿司を狙うが、キックアウトしたCHIAKIが顔面への低空ドロップキック。続けてCHIAKIがロコモーション式でフィッシャーマン・バスターを3連発見舞い、これで3カウントを奪った。

CHIAKI「私が輝くためのトーナメント!有言実行したぞ!でも、もちろんこれじゃ終われない。ここで終わる訳にはいかない!未来さん!」

※青野がリングに上がりCHIAKIと対峙。

CHIAKI「未来さん、お待たせしました。待ってる間、暇だったでしょ?28日、次の新木場、ここで!その未来さんが持つベルト、今日ようやく届いたそのベルト!最初に獲りに行くのは、このCHIAKIです!未来さん、負ける気はありません。どうぞよろしくお願いします」
青野「CHIAKI、全力で取りに来てね。全力で、守るから」

※青野が握手を求めると、CHIAKIも握り返して手の甲にキスをするという粋な切り返しを見せる

CHIAKI「皆さん28日も見に来てくれますよね?!というわけで、今日はCHIAKIが締めさせていただきたいと思います!みんな集合!(※全員がリングへ)ビーリベがここにいる、特別仕様で!最後になっちゃったけど、ここまでCHIAKIを信じて応援してくれた皆さん、ビーリベのメンバー、本当に感謝しています!ありがとうっ!それではみなさんいいですか!いつもの行きますよ!せーの!強く!気高く!美しく!BE∀STZ REBELLION!……音が鳴らないねえ」

※コールが間違っていたため総ツッコミが入り、観衆からも「もう1回!」コール

CHIAKI「しょーがないなあ。強く!優しく!あなたに一生懸命!アクトレスガールズ!」

<試合後コメント>

CHIAKI
「本当に自分の中でも、このトーナメントはまさに挑戦だったので、最初は不安の方が大きかったですけど、勝利を重ねるにつれ自信もついてきて。結果優勝することができて、本当に嬉しい気持ちと、またこれから頑張らないとなっていう気持ちです。」

――タイトルマッチ、挑戦権持ってすぐということになったが、ベルトを巻く意気込みや自信は?
「デビューして一年半なんですけど、その時間をこう今まで練習してきた分は、怪我もありましたけどそれを乗り越えて、進んできたという、一歩一歩進んできたっていう気持ちも強いので、未来さんにも通用するんじゃないかって気持ちで挑んでます。ベルト、今日届いて。見たんですけど、金と黒のかっこいい感じのベルトで、私の方が似合うんじゃないかなって思いました。」

――相手の奈保に関しては?
「奈保はやっぱり反対のブロックだったんですけど勝ち上がってきただけのとにかく底知れないガッツとか、あたしには持ってない根性だとかがあるので、それに思い切って真っ向勝負でぶつかって戦いたいって気持ちで挑みました。本当に勝てて、ポイントマッチだったんですけど、ポイントマッチでも勝てたっていうのが自信になるので、嬉しいです。」

――ポイントマッチが続いていくが、自分がこれから上げていきたいポイントは?
「まずは基盤となる練習に来ているとか、実力点とか、いつ見られてるかわからないですけど、そういう基礎のところを怠らないようにしたいなという思いです。」

青野未来
――ベルトが着いて、挑戦者も決まりましたが
「CHIAKIが勝ちました。今日の試合見てて、私は若手同士の試合が想像以上にがむしゃらな顔を見せてくれて、私も初心を思い出したりしたので、すごい嬉しくて、勝ったCHIAKIと戦えるのも嬉しいし、CHIAKIもマイクでも言ってましたけど本当有言実行で、トーナメントやりたいって言ってトーナメント優勝して。めちゃくちゃかっこいいと思うんで。でも私もこのベルト新設してもらって、自分が声を出して自分が巻けたので、有言実行したもの同士熱い戦いにしたいと思うんですけど、でもさっきも言った通りさっきの試合いいなって思ったので、私がCHIAKIをボロボロにして、 CHIAKIが立ち上がった分このベルトが輝くので、このベルト輝かせるために守りたいと思います」

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