5.31全日本プロレス大阪大会『ファン感謝デー』でドリーと藤原の対戦が実現！潮崎＆宮原はビッグガンズを下して世界タッグV1

5月31日（日）、大阪府立体育会館第二競技場で行われた全日本プロレス『ファン感謝デー』。
第2試合のレジェンドマッチ（20分1本勝負）では、ドリー・ファンクJrが西村修と組んで登場。藤原喜明＆渕正信と対戦。ドリーと藤原の初顔合わせが注目された。
ドリーは渕の足先をクロスさせ、STFの原型となったフェースロックを見せたり、スタンドでネックロックを見せたりと、“関節技の鬼”藤原を意識!?

藤原は西村をワキ固めでとらえたが、ロープエスケープとなり、ドリーと藤原の直接対決では、なかなか藤原がドリーにサブミッションの攻防を仕掛けない。
終盤になるとドリーのスピニング・トーホールドが藤原に決まり、ドリーがスピンするたびに観客は大歓声。最後はドリーが渕を、西村が渕をスピニング・トーホールで攻め立てるという共演も見られた。
時間切れ引き分けだったが、ドリーは前日の天龍プロジェクト大会で佐藤光留と6人タッグで対戦したのに続き、この日の藤原と、連日でUWF系選手と対戦したことになる。
藤原とドリーが90年代にもし対戦していたら、どうなっていたことか。夢は尽きない。

メインの第6試合の世界タッグ選手権戦には、PWF会長としてドリーが登場。認定宣言を読み上げた。
試合は、挑戦者チームのゼウス＆ボディガーが、王者チームの潮崎豪＆宮原健斗を豪快に攻め立て、王者組に肉薄したが、宮原が放ったジャーマン・スープレックス・ホールドをボディガーに返されると、続けて宮原は背後から相手の両腕を抱え込み、シットダウン式ジャーマン・スープレックス・ホールドを決めてスリーカウント。
24分42秒にわたる試合を終えた挑戦者たちは地元の大声援を受け、パワフルで躍動感あるファイトを繰り広げたが、分断され詰めを誤り、戴冠を逃した。

観衆は910人（超満員札止め）。最後はファン感謝デーらしく、第二競技場の外につながる階段に曙、秋山、大森らがずらりと並び、会場をあとにするファンと笑顔で握手を交わしていた。
【写真・文／安西伸一】

ファン感謝デー
日時：2015年5月31日（日）
開始：17:00
会場：大阪・大阪府立体育会館第2競技場
観衆：910人（超満員札止め）

▼第1試合　ハンディキャップマッチ“頑張れ若手！” 10分1本勝負
○曙
3分29秒　ランニングボディプレス→体固め
●野村直矢／●青柳優馬

▼第2試合　レジェンドマッチ 20分1本勝負
△渕正信／藤原嘉明
20分00秒　時間切れ引き分け
△ドリー・ファンク・ジュニア／西村修

▼第3試合　勝者当て4wayマッチ 30分1本勝負
○鈴木鼓太郎
7分41秒　ランニングエルボー→片エビ固め
●中島洋平
※あとの2人はビリーケン・キッドと吉江豊

▼第4試合　SUSHI Road to Asia タッグマッチ 30分1本勝負
秋山準／○SUSHI
12分18秒　ブルーサンダー→エビ固め
KENSO／●南野タケシ

▼第5試合　Evolution完全武装化 6人タッグマッチ 45分1本勝負
○諏訪魔／青木篤志／佐藤光留
9分37秒　ラストライド→体固め
大森隆男／●金丸義信／ウルティモ・ドラゴン

▼第6試合　世界タッグ選手権試合 60分1本勝負
［王者組］潮崎豪／○宮原健斗
24分42秒　シャットダウン式ジャーマンスープレックスホールド
［挑戦者組］ゼウス／●ボディガー
※第70代王者組・潮崎＆宮原が初防衛に成功