「平成にA級戦犯と呼ばれた男は令和になってもA級戦犯だった」ベルトをGLEATに流出させた王者が団体に発破

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 22日、東京都・後楽園ホールにて全日本プロレス『#ajpw新春ジャイアントシリーズ2023』が開催。第3試合では歳三のもつGAORA TV王座に田中稔が挑戦した。

 現在の全日本プロレスには、かつてプロレス界全体を震え上がらせた第1期VOODOO-MURDERS(VM)が復活して侵略をかけている。
 稔(田中稔)もVMの一員として暴れまわり、昨年7月には歳三(土方隆司)とともにアジアタッグ王座も戴冠していたが、GLEATに身を置きVMを軽視していると判断された稔はVMを追放されるという憂き目に遭う。
 その後は田中稔としてVMと対立する立場となり、今回はかつてのパートナーである歳三の持つGAORA TV王座に稔が挑戦することとなった。

 お互いの手の内をよく知っている二人だけに、序盤はお互いの攻撃をいなし合う展開に。歳三が「こいよ!先輩!」と叫びながらエルボーを受け続け、稔はエルボーからハイキック、延髄斬り、バズソーキックと猛攻。歳三もジャンピングシャイニング・ウィザードを叩き込んでいくが、最後は歳三のラリアットを避けた稔がグラウンドコブラツイストで丸め込み3カウントを奪った。


 勝利した稔は「このベルト獲ったって、三冠や世界ジュニアみたいに獲ったらそれだけで周りとか知り合いとかに『獲ったんだ!すごいですね!』って言われるベルトじゃないからね。今日だって第3試合だ。どうでもいいところで組まれる、どうでもいいタイトルマッチだってことだ。他所様にもTV王座出来たでしょ?TV王座の先駆けなんだから、全日本プロレスは。初期の頃はこんなタイトルじゃなかったからね。全日本プロレス所属、あとは他団体の人間もこのGAORA TVのベルトを目指してくるようにしないと。俺が持ってる間に変えますよ。俺が、GLEATに決める」と、王座設立当初を全日本プロレス所属選手として過ごしていた稔が外敵としてベルトの価値をあげると宣言。

 歳三は「全日本プロレスに所属するすべての選手よく聞け。ベルトをよその団体に奪われるA級戦犯は俺が引き受けた。貴様らがベルト奪還に励み奮起することを期待する。平成にA級戦犯と呼ばれた男は令和になってもA級戦犯だった」と、かつて全日本プロレス所属時代に丸藤正道にベルトを流出させたさいにTARUに『A級戦犯』とバカにされた過去に自ら触れ、全日本プロレス所属選手に発破をかけた。

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