“名門”日大相撲部出身の新鋭・石田有輝が自力初勝利を挙げハリマオ入り!KO-D無差別級王座前哨戦の樋口和貞と竹下幸之介も激闘展開

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 DDTプロレスが8月24日、東京・新宿FACEで「DDT FREE -August-」を開催。メインイベントで新鋭の石田有輝がデビュー11ヵ月目にして自力初勝利を挙げ、樋口和貞と吉村直巳のハリマオ入りを志願しユニット入りを認められた。

 高校時代、石田は相撲の世界大会で軽量級2位に輝いた実績をもち、卒業後、名門・日本大学で力を培った。昨年10月12日、東京・後楽園ホールで大相撲出身の樋口を相手にデビュー。身長168センチと小兵ながら、相撲殺法やパワーを武器にここのところ頭角を現しつつあった。

 この日はメインに抜てきされ、樋口とのコンビで、サウナカミーナの竹下幸之介、小嶋斗偉組と対戦。この一戦は9月25日、東京・後楽園ホールでのKO-D無差別級選手権(王者・樋口VS挑戦者・竹下)に向け初の前哨戦となったが、主役の座を力で奪い取ったのが石田だった。

 石田は竹下に串刺し式ボディアタックをぶちかまし、ショルダータックルの打ち合いを制し、場外では小嶋、竹下に突っ張りを連発するなど獅子奮迅の猛攻。これに負けじと、樋口と竹下もヘビー級ならではのド迫力の激闘を展開。竹下がジャンピング・ラリアット、トップロープ越えトペコンヒーロを見舞えば、樋口も強烈なチョップ、アバランシュ・ホールドで反撃。10分過ぎにはラリアット相打ちの3連発。4発目で樋口が打ち勝つも、竹下はブレーンバスターで返していった。樋口と石田はダブルの突っ張りで小嶋を吹っ飛ばし、石田が小嶋に串刺し式タックル、樋口が串刺し式ラリアットを見舞った。竹下がジャンピング・ニーで樋口を場外に落とすと、石田が小嶋の胸元に炎掌(突っ張り)を決め、歓喜の3カウントを聞いた。

 マイクを持った石田が「プロレスラーになって初めて自分で3カウント取って勝ちました。でも、これは始まりです。ここからもっと強くなる。その第一歩を今日踏み出しただけ。だから、樋口さん、ハリマオに入れてください」と志願すると、樋口は「OK」と快諾し、石田のハリマオ入りが決まった。

 バックステージで石田は「今日の勝ち、まだまだギリギリで勝ってるから。樋口さんのおかげで勝てたかもしれないです。ハリマオに入れてもらった。ここからもっと強くなっていけたら。僕の理想のファイトスタイルを兼ね揃えたお2人のユニット。もっと成長できると思ったので、ハリマオに入りたいと思ってました」と興奮を抑えきれず。

 樋口は「ハリマオに第三の男・石田が入って、なんかうれしい。あと竹下幸之介との前哨戦。やっぱ強いね。半端じゃないというのは思っていたけど、肌を合わせてみてよく分かった。でも楽しくなってきた。燃えてくるよ。後楽園に向けて、どんどんやっていきたいと思う」と目を輝かせた。

 一方、竹下は「俺は勝って強くなるタイプやったけど、小嶋は負けて強くなるタイプの人間やから、ここからや。米国に行ってる4ヵ月、サウナカミーナのみんなの試合は1試合も欠かさず見てたし、小嶋が頑張ってるところも見てたから。AEWに戻るまで、ちょっとしかないと思うので、できるかぎり、小嶋を強くして、成長させて、プロレスをもっと好きになってもらいたいと思います」と話した。

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