AV新法で苦しむ業界にプロレスで恩返し!車一台分の仕事を失ったセクシー女優が魅せるプロレスラーとしての闘い

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 12日、東京・SOD LANDにてプロレス団体『P.P.P.TOKYO』(以下PPP)が記者会見を開催。筋肉系YouTuberやセクシー女優としても活躍しているちゃんよたがAV新法への思いを語った。

 この日PPPを主催する三富兜翔総帥がAVメーカーのSODとイベントを共催していく事を発表し、「AV業界っていうのは、AV新法というものが出来て非常に苦難の局面に立たされている。こういう時代だからこそ、我々としても恩返しという意味も込めて、発想と情熱で新しいコンテンツを作り出して、世の中に感動をもっと作り出して、多くの人を巻き込んでいけるようにしたいと、私は心の底から思っております」と発言。

 プロレス界ではかつてミゼットプロレス(こびとプロレス)が人権団体の『障がい者を笑いものにするな』というクレームによりテレビ放送がカットされ、ミゼットプロレスラーたちが失業に追い込まれた過去がある。
 今まさにAV界でも同じことが起きており、AV女優たちや関連業種の人々が職を失い始めている状況だ。

 AV新法前は、事前に撮影の内容を事務所や女優間で共有し、出演の契約は当日現場に行って『事前に聞いていた話と相違がないか?』などをカメラの前で確認したうえで契約書にサインし撮影がスタートしており、強要被害対策を万全にして撮影が行われていたという。
 しかし、新法では契約から1ヶ月経たないと撮影ができず、撮影した動画も4ヶ月間は公表禁止。つまり発売まで5ヶ月間かかり、発売後も通常1ヶ月後に売上が入ってくるため、半年はお金にならない事になる。
 さらに、発売後1年間は女優側から無条件に契約を解除し販売停止をすることができるため、女優の気分次第でメーカーは撮影にかかった経費や回収費用が全額赤字となってしまう。
 中小のメーカーはリスクを回避するためギャラを今まで通り払う事もできず、新人女優の起用を見送る方向へ。カメラマンやメイク、動画制作スタッフなども半年先まで入金がないという状況になる可能性もあるため途方に暮れている人も多い。

 ちゃんよたの状況を聞いたところ「7月の仕事がかなり減りましたね。6月の半分以下になっちゃいました…最初、施行される前はそこまで実感がなかったというか、『そこまで影響ないんじゃないかな?』とか思ってたらダイレクトに影響があって。『この業界はどうなっていくんだろう……』という気持ちがあります」と沈痛な面持ちで語る。
 すでに日本車一台分の収入が失われたといい、関連する撮影スタッフやDVD制作会社、レンタル会社まで含めればマンションが買えるほどの経済損失になっていると思われる。
 人気女優のちゃんよたでこの状態であるため、SNSで「決まっていた仕事が全部バラシになりました」と言っている女優が複数いるのもうなずける。


 だがプロレスラーでもあるちゃんよたは「やっぱりプロレスをやってることによって、人前に出る機会だったりとか、女優以外の活動がある。女優だけやってたら、どうしても頑張りたくても今頑張れない状況になっていたりするので、他に頑張れるところがあるのは良かったなと思います」と前向きに考え、時間ができたことで新たな肉体改造にも励めるという。

 ちゃんよたは7月19日の新木場大会ではデスマッチファイターの山下りなとシングルマッチが決まっており、9月14日の新宿FACE大会では憧れの夏すみれとの闘いも決定済み。
 コロナでも苦しむエンタメ業界ではあるが、ちゃんよたは「エロと平和を守るじゃないですけど盛り上げていきたいと思います」と強い口調で語った。

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