後楽園ホールが晒し者の館に!ドッグケージに悪党を叩き込んで退治した後藤洋央紀&YOSHI-HASHI&YOHがNEVER6人タッグ王座戴冠!

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 5日、東京都・後楽園ホールにて新日本プロレス『NEW JAPAN ROAD』が開催され、後藤洋央紀&YOSHI-HASHI&YOHがNEVER無差別級6人タッグ王座を戴冠した。

 凶器攻撃・急所攻撃など何でもありの無法者たち“HOUSE OF TORTURE” EVIL&高橋裕二郎&SHOは昨年11月に6人タッグ王座を戴冠してからはなりふり構わず貪欲に勝利を狙い無敵の防衛ロードを重ねてきた。
 かねてからHOTと因縁を深めてきたCHAOSの面々は6人タッグ王座の奪還に乗り出し、全面抗争へと発展。この日は、矢野通vsディック東郷の“ドッグケージ・デスマッチ”および、EVIL&高橋裕二郎&SHOvs後藤洋央紀&YOSHI-HASHI&YOHのNEVER6人タッグ王座戦と2つの因縁決着戦が行われた。

 セミファイナルで行われた矢野と東郷のドッグケージ・デスマッチは、相手をケージに入れて施錠した者の勝利であり、フォール・リングアウト・反則裁定での決着は無しのルールで実施。
 試合開始直後からプロレス界トップレベルの頭脳戦が展開され、矢野が東郷の凶器であるスポイラーズチョーカーを奪い取った瞬間に会場が暗転。明かりが戻ると東郷が矢野をスポイラーズチョーカーで絞め上げており、メインの王座戦に出場予定のEVIL&裕二郎&SHOが乱入してきて4人がかりで矢野をドッグケージに押し込もうとする。
 ここへ後藤&YOSHI-HASHI&YOHも駆けつけて4vs4の大乱戦となる中、矢野がモンキーフリップで東郷をケージに放り込み、施錠して勝利。

 メインイベントの6人タッグ王座戦の役者はすべて揃っており、乱戦の中で試合開始のゴングが鳴る。
 新型コロナ陽性判定を受けて欠場していたYOHの復帰戦ともなるこの試合では、YOHが療養中のうっぷんを晴らすがごとくの大活躍を見せHOTの悪の連携に対抗。しかし、裕二郎が矢野から鍵を奪ってドッグケージから東郷を救出したことで風向きが変わり、東郷が後藤&YOSHI-HASHIをドッグケージに叩き込んで施錠してしまったことでCHAOS絶体絶命。
 1vs3の窮地に追い込まれたYOHに対し、裕二郎がBIG JUICE、EVIL&東郷がマジックキラーと連撃し、もう終わりかと思われたが、矢野がドッグケージを解錠して後藤&YOSHI-HASHIを救出。
 矢野が東郷、裕二郎、EVILを次々とドッグケージに放り込んで施錠。今度はCHAOSが3vs1の状態に持ち込み、YOHへ後藤&YOSHI-HASHIがGYR、さらに3人での激烈一閃式ファルコンアロー、合体DIRECT DRIVEを決めて3カウントを奪った。

 マイクを取ったYOHは「なあ、HOUSE OF TORTURE。いつまでそん中にいんのかな?今日はさあ、そこで消灯したらいいんじゃないですか?ねえお客さん。記念にさ、今日HOUSE OF TORTUREと一緒に写真撮っていってくださいよ。でも、ケージを叩いたり、威嚇したり、そんな危険なことはやめてください。ルールを守ってみんなで思い出をたくさん作っていってください。ねえ、いいでしょう?HOUSE OF TORTURE。いいよね?だからさ、今日は闘ってくれてありがとう」と皮肉たっぷりのキレキレマイクとともに満面の笑み。


 CHAOSの4人でドッグケージの前で記念撮影が行われた後、ドッグケージは本当にその場に放置され、退場していくファンが笑顔で記念撮影を行う風景が見られた。

 バックステージで矢野は「上野動物園に運んでやれ、あいつら!」と吠え、因縁のHOTに一発かました後藤は「あいつらお似合いだ。あれ(ドッグケージ)が本当のあいつらのホームだろ。ずっとあん中に入ってろ!」と喜び、YOSHI-HASHIも「以前、俺たちが言った“消灯の館”。あそこがまさしく“消灯の館”だよ。あのまま置いてもらって、あそこで暮らしてもらったらいいんじゃない?」と大はしゃぎ。以前掲げて叶わなかった“毘沙門”でのNEVER6人タッグ王座&IWGPタッグ王座の二冠王獲得の夢をぶち上げた。

 そしてYOHは「本当に久々のベルトなんで、後藤さん、YOSHI-HASHIさんという先輩と巻けて、また新しい歴史を作っていこうと思いますし、そしてね、ジュニアが凄く盛り上がってるから。そこにもこっからたくさんのものを吸収して、自分自身も前に進んでいこうと思います。とにかくね、頑張るしかない。頑張ります」と飛躍を誓った。

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