天満のどかが7年間のプロレスラー人生に別れを告げ涙で卒業!妹・愛野ユキが決起し、4・9後楽園でプリプリ王座に挑戦

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 東京女子プロレスが3月26日、プロレス初使用となった東京・大手町三井ホールで「TJPW SPRING TOUR '22」を開催。爆れつシスターズの姉・天満のどかが7年間のプロレスラー人生に別れを告げ涙で卒業。決起した妹の愛野ユキは中島翔子が保持するプリンセス・オブ・プリンセス王座に挑戦を表明し、4月9日の東京・後楽園ホールで王座戦が行われることが決まった。

 2015年5月に同団体に入団した天満は2016年1月4日の後楽園大会で「のどかおねえさん」としてデビュー。18年8月にキャラ変して、現在のリングネームに改め、愛野との姉妹タッグで奮闘。20年11月には爆シスでプリンセスタッグ王座を戴冠するなど、同団体には欠かせない存在として活躍してきた。しかし、地元・岡山に帰って農業を始めることを決断し、卒業を決めた。

 この日、爆シスは最後の姉妹タッグで中島、山下実優の現前プリプリ王者組と「天満のどか卒業記念試合」を行った。爆シスは持ち前のパワー殺法、姉妹の合体技で攻め立て、中島と愛野が激しくやり合った。天満は山下と壮絶なエルボーの打ち合いを展開。山下は天満に投げ捨てジャーマン、ハイキック、リターン・クラッシュと猛攻もカウントは2。爆シスは必殺の合体技・爆れつブルドッグを中島に決め、天満がバックフリップを見舞うもフォールは奪えず。反撃に転じた中島は619、ノーザンライト・スープレックス・ホールドを繰り出すも、愛野がカット。山下が愛野を排除すると、天満に強烈なSkull Kickをたたき込み、中島が変型DDTからダイビング・セントーンを決めて3カウントを奪った。

 試合後、愛野は「お姉ちゃんはユキ一人にするって心配してるけど、たくさん熱いモノをもらってるから大丈夫。山下さんの東京女子を引っ張ってきた姿、中島さんの戦う姿、真っ直ぐな言葉、全部私の熱いものに変わってます。私も東京女子を引っ張る人になりたい。だから中島さん! そのベルトに挑戦させてください」とアピール。これを快諾した中島は決戦の場を4・9後楽園に指定した。

 ここで所属、レギュラー参戦選手全員がリングに上がり、去りゆく天満に惜別の攻撃を加え、全員で天満をフォールするとお別れの3カウントが入った。

 最後に天満は「みんなが応援してくれた天満のどかとしての時間、のどかおねえさんとしての時間、一生この時間を宝物にして。東京女子の仲間も宝物にして。これから違う道ではありますけど、みんなのことを今度はお客さんみたいに応援したいなって思ってます」とあいさつし、涙で卒業の10カウントゴングを聞いた。

 バックステージでは「東京女子に出会えてよかった。東京女子がなかったら、地元のことを好きになることもきっとなかった。それは言い過ぎか。岡山に帰って、違う形で誰かに喜んでもらえることをしたいって思ったのは、東京女子があったからだと思ってます。これからも東京女子を愛していきます」とコメント。

 プリプリ王座挑戦が決まった愛野は「(3・19)両国国技館で山下さん、中島さん、すごい試合してて、メチャクチャかっこよくて。中島さんが東京女子を引っ張っていくって言ってて。かっこいいと思ったんです。でも、いつまでもついていくことだけ考えてたらいけないので。先輩たち、お姉ちゃんからもらった熱いモノを全部パワーに変えて、先輩たちに食らいついていって。私も東京女子を引っ張っていく人になります。4月9日、爆発させます」と決意表明。

 中島は「のどかが卒業して、爆れつシスターズは解散。ユキはお姉ちゃんのことが好きで、二人で一つみたいな感じで、プライベートのときもそんな感じだったけど、これからはユキ一人。リング上もユキ一人。ユキにとって再スタートだと思うんです。私も2回目のベルトなんですけど、前回巻いてたときと重みが違うと思ってます。チャンピオン・中島翔子としても再スタートだと思ってるので。後楽園は二人のいいスタートが切れたらいいなと思ってます」と話した。

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