「50周年当日までに俺が全日本ジュニアを一番にしてやる!」全日本生え抜きヒールの大森北斗がアジアタッグ王座を戴冠し団体を背負う覚悟を叫ぶ!

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 2日、東京都・後楽園ホールにて全日本プロレス『2022 NEW YEAR WARS』が開催され、大森北斗&児玉裕輔がT-Hawk&エル・リンダマンを制してアジアタッグ王座を戴冠した。

 T-Hawk&リンダマンはGLEAT(G PROWRESTLING)の中核を為す#STRONGHEARTSのエースとして君臨しており、2020年より全日本へと侵攻開始。“全日本vsGLEAT”の対抗戦が勃発する中、CIMAが世界ジュニア王座を戴冠するなど#SHは着実に全日本内で存在感を増していき、昨年9月にはGLEAT勢としては2度目の挑戦でT-Hawk&リンダマンがアジアタッグ王座を戴冠。
 今回2人の王座に挑戦したのは、全日本のヒールユニット“TOTAL ECLIPSE”(TE)の大森北斗&児玉裕輔。北斗は2018年11月にデビューした全日本生え抜きの若手であり、2020年開催のあすなろ杯(※若手リーグ戦)では準優勝という実績を残しつつも突き抜けられずにいた。しかし、昨年2月にTEへ加入するとナルシストヒールとして覚醒。同年6月にはTAJIRI&児玉裕輔とともに全日本プロレスTV認定6人タッグ王座を戴冠するなど結果を残し始め、昨年末に開催された『2021 Jr. TAG BATTLE OF GLORY TOURNAMENT』では児玉とともに優勝してアジアタッグ王座への挑戦権を掴み取った。
 TEの首魁たるジェイク・リーは負傷による欠場のため三冠ヘビー級王座を返上しており、この日予定されていた三冠戦からアジアタッグ戦がメインに昇格。

 試合は序盤こそ国内外で豊富な経験を誇るT-Hawk&リンダマン組が余裕を持って圧倒していくものの、北斗は場外戦などラフファイトで対抗して地力で勝る王者組へ強引に食らいつく。
 インサイドワークに長けた児玉は徹底して北斗のアシストに周りつつ、普段は見せない雪崩式スパニッシュフライを見せるなど発奮。最後は北斗がリンダマンへぶっこ抜きジャーマン・スープレックス・ホールドから無想一閃(※変形パーフェクト・ドライバー)で3カウント。

 マイクを取った北斗は、「新年早々、良いもの見たなお前ら。ジェイクさんにはちょっと申し訳ないけど、プロレスの神様はきっと俺と児玉さんのこの姿をメインで見せたかったんだと思うんだ。神様はきっと俺のファンなんだろうな。まあもちろん、この世で大森北斗のことを一番好きなのは、この俺。大森北斗だ」とナルシーな喜びのコメント。
 しかし、その後は表情を引き締め「今、全日本ジュニア、ちょっと面白くないね。明日、世界ジュニアのタイトルマッチがあるっていうのに全く盛り上がってない。『全日本ジュニア、このままで大丈夫か』って思うかも知れないけど、それは絶対大丈夫!なぜなら全日本ジュニアには、俺がいるからだ!今、どん底にいるこの全日本ジュニアを、50周年の当日までに、日本で一番のジュニアにしてやるよ俺が。俺のことを好きな人も嫌いな人も、全員俺が満足させてやるから見とけ!」と覚悟を叫んだ。

 昨年末には同時に3選手が退団するなどファンからもこの先を不安視する声が上がっていた全日本プロレスだが、強い決意と団体愛を持つ若手が気を吐く限り将来の心配をする必要はなさそうだ。

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