「新日本プロレスファン、ぶっ壊してやる」中嶋勝彦がGHCヘビー級王座を防衛し令和のプロレス革命をスタート!

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 1日、東京都・日本武道館にてプロレスリングNOAH『ABEMA presents NOAH "THE NEW YEAR" 2022』が開催され、中嶋勝彦がGHCヘビー級王座の防衛に成功した。

 昨年11月の国立代々木競技場第二体育館大会では、GHCヘビー級王者・中嶋勝彦vsGHCナショナル王者・拳王のダブルタイトルマッチが行われ、60分フルタイムドローで両者タイトル移動なしという結果に終わった。
 その後、中嶋がマイクを取って拳王に語りかけようとした瞬間、会場に『ENFONCER』が鳴り響き、昨年3月から右肩の手術のため欠場していた潮崎豪が登場。潮崎は12月5日の名古屋大会での復帰宣言し、かつての盟友・中嶋へ「お前にそのベルトは似合わない。そのベルトはな、俺のものなんだよ。元日、日本武道館!GHCヘビー級、次は俺だ!」と挑戦表明。
 昨年12月5日の潮崎の復帰戦として行われた中嶋勝彦&拳王vs潮崎豪&清宮海斗のタッグマッチでは35分10秒に渡る死闘を展開し、“病み上がり”のイメージを払拭。同月8日の後楽園ホール大会でも全く同じカードで連戦し、潮崎が中嶋から3カウントを奪うという、元日の政権交代も大いに有り得る展開となっていた。

 「I am NOAH」を掲げる潮崎と、昨年10月に王座戴冠を果たしてから「俺がNOAHだ」という自負を語り始めた中嶋の一戦はまさに“NOAHのアイコン”の座を奪い合う闘い。

 2人はゴングが鳴ってもしばらく動かずじっと睨み合い、観衆が固唾を飲んで見守る中で中嶋のキックと潮崎の逆水平チョップの音だけが響く緊迫した立ち上がり。
 潮崎が開始早々のジャーマン・スープレックスで流れを掴んだかと思いきや、中嶋は不敵な笑みを浮かべながら蹴撃の雨あられを降らせて潮崎を圧倒。戦いの場が場外に移ると、花道でのデスバレーボムを見せるなど非情なまでの猛攻を見せる。
 しかし、潮崎も花道からの奈落式投げっぱなしジャーマンとあまりにも危険な大技で一気に逆転。日本一とも名高い逆水平チョップの快音を武道館に響かせ、ゴーフラッシャーや豪腕ラリアットの連打で畳み掛け、ムーンサルト・プレスを発射。
 中嶋はこれを回避して自爆させ、よろよろと起き上がろうとした潮崎の顔面へサッカーボールキック。さらにバーティカルスパイク、ノーザンライト・ボムと大技2連撃で潮崎を沈めた。

 試合後、拳王率いる金剛のメンバーがリングに上がり中嶋を祝福。
マイクを取った中嶋は、「なぜ、なぜ、また俺の手元にこのベルトが来たか分かるか?中嶋勝彦が今年もNOAHを盛り上げるためだ。もっともっと上のステージに持ってくぞ?」と不敵な笑みを浮かべる。

 続いてマイクを取った拳王は「オイ!テメーらに歴史の証人になってもらいたい。1・8、横浜アリーナでNOAHvs新日本プロレスの対抗戦が行われる。新日本プロレスのチャンピオンが、『新日本プロレスにメリットが無い』?G1 CLIMAX覇者が『オリンピック選手と中学生が対決するみたいだ』?アァ?!テメーらが困っているから俺たちの力を借りようとしてんだろ?!(Los Ingobernables de Japónは)日本で一番人気のあるユニット、それは認めよう。そのトップが『お客様としておもてなしする』?ナメてんじゃねーぞ!オイ!いいか!いつまで何年も何十年も日本プロレス界のトップにいたからお前らの考えがおかしくなってんじゃねーのか?!いつまでも天狗になってんじゃねーぞ!いつまでもそんな序列で日本のプロレス見たいか?全然見たくねーだろ!テメーらにこの序列を覆す歴史の証人になってもらいたいんだ!俺たちが、プロレスリングNOAHがやるぞ!令和プロレス革命のスタートだ!」と演説。

 これを受けた中嶋は「俺たちがNOAHだ!」と高らかに革命のスタートを宣言し大会を締めた。
 
 バックステージに戻った中嶋は、「色々と上から目線で、とっても胸糞悪いけど、俺たちが行ってやるからメリットあんだろ?実際1・4、1・5ドーム埋まってんのか?まだ余ってるらしいな。そして何なに?1・4、1・5のドームは余ってるけど、横浜アリーナは完売だろ?俺たちNOAHが行ってやるからだろ。いつまでも調子乗ってんじゃねえぞ」と新日本プロレスに啖呵。そして一度も勝ったことがないという内藤哲也への対抗心を語り、「新日本プロレス。そして新日本プロレスファン。ぶっ壊してやる」とギラついた目で吼えた。

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