58歳の武藤敬司が史上初の快挙!NOAHのタッグ王座を戴冠し2人目のヘビー級グランドスラム達成!「過去を生きて、今を生きて、未来を生きなきゃならない。過去はもういいとして、今と未来はしんどいもんだぞ」

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 13日、神奈川県。横浜武道館にてプロレスリングNOAHが『DEMOLITION STAGE 2021 in YOKOHAMA』を開催し、武藤敬司&丸藤正道がGHCタッグ王座を戴冠。武藤がグランドスラムを達成した。

 グランドスラムとは、“メジャー”と呼ばれる新日本プロレス、全日本プロレス、プロレスリングNOAHの3団体のヘビー級最上位シングル王座およびタッグ王座を戴冠することを指し、2009年に高山善廣が史上初めて達成して以降は誰も成していなかった偉業。
 武藤は新日本、全日本では達成していたもののNOAHには縁が薄くグランドスラムは成し得ないと思われていたが、昨年4月のWRESTLE-1活動休止後からNOAHへ参戦し、今年2月には潮崎豪を破ってGHCヘビー級王座を戴冠。同月にはNOAHへの入団も発表され、残すところGHCタッグ王座のみとなった武藤のグランドスラム達成には大きな期待が集まっていた。

 この日のメインイベントでは、清宮海斗&マサ北宮の持つGHCタッグ王座に武藤敬司&丸藤正道が挑戦。
 「記憶よりも記録に残る試合がしたい」と普段とは違い結果に強いこだわりを持って決戦に臨んだ武藤は場外戦で清宮を痛めつけてからのSTFなどがむしゃらに勝利を狙っていくが、“武藤攻め”の定石であるヒザへの集中攻撃を食らって大苦戦。清宮はドラゴンスクリューや足4の字固めと幾度も武藤と対戦して身に付けた武藤殺法も繰り出していく。
 武藤が北宮のサイトースープレックスをドラゴンスクリューで切り返して生還すると、丸藤が2人を相手取って獅子奮迅の活躍を見せ、武藤の回復時間を稼ぐ。
 武藤は清宮の足4の字固めやタイガー・スープレックス・ホールド、北宮の監獄固めを食らっても一切折れぬ闘志を見せ、武藤のシャイニング・ウィザード&丸藤の虎王の合体攻撃を北宮に叩き込んで一気に逆転。最後は武藤が正面からのシャイニング・ウィザード、後頭部へのシャイニング・ウィザード、プロレスLOVEポーズを決めてからのシャイニング・ウィザードと怒涛のラッシュをかけ30分27秒の死闘に終止符を打った。

 武藤は勝利したもののダメージが大きく、マイクは丸藤が担当。
 丸藤は「清宮も北宮も若くて非常にいいチャンピオンで、彼らはNOAHの“今”だし、確実にNOAHの“未来”だ。だけど、武藤さんも俺もNOAHの“今”であり、“未来”を作るために過去を生きてきました。プロレス界は何が起こるか分からないからこそ、楽しいことを起こしましょう、みんなで!みんなでワクワクするものをこのNOAHで作り上げていこうと思います!」と万感の思いを述べ、「このGHCタッグベルト、武藤敬司と驀進します!」とかつての武藤の言葉を引用して叫び大会を締めた。

 バックステージに戻った武藤は「過去を生きて、今を生きて、未来を生きなきゃならない。過去はもういいとして、今と未来はしんどいもんだぞ、これ」と年長者らしい含蓄ある言葉を述べる。
 しかし、高山に次ぐ“2人目”のグランドスラム達成ということに触れられると「俺の場合は新日本で当時やってたSGタッグも押さえているし、その他、全日本の最強タッグも押さえているし。俺はWCWのタッグチャンピオンも獲ってるからな。そういう部分で言ったら、俺のほうが若干……」と対抗意識を燃やしたり、「ちょっと前まで俺が足4の字やるとお客が清宮を応援する雰囲気だったのに、今日は俺が4の字をやられたら、俺に拍手していたような気がしちゃってさ。ちょっとそれが逆に気に食わないというかさ。俺が同情買っちゃってたような気がして。それは気に入らねえな、俺からしてみたら」と清宮にジェラシーを感じたりと武藤らしいコメントを残した。

 グランドスラムは高山に次ぐ2人目だが、メジャー3団体のシングル&タッグ王座をそれぞれの団体の所属選手として戴冠するということは史上初の偉業。武藤はこれからどのような快挙を成し遂げ、どのような遺産をプロレス界に遺していくのか。まだまだ武藤はファンに夢を見させてくれそうだ。

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