ターザン後藤の夢“インディー統一”を目指すガッツ石島がメロン記念日の熱狂的ファンを撃破し王座戴冠!

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 6日、東京都・新木場1stRINGにてTTTプロレスリング『ATTACK10』が開催され、ガッツ石島が藤原秀旺からインディー統一無差別級王座を奪取した。

 TTT(TOTAL TRIUMPH TEAM)とは、ターザン後藤に薫陶を受け、ミスター雁之助を師に持つ黎明期インディープロレスの後継者的存在であるガッツ石島が昨年1月に“インディープロレス統一”を掲げて旗揚げした団体。
 ガッツはFMWへのリスペクトからターザン後藤が働く『太楼ラーメン』に通い詰めて本人に認知され、ガッツワールド時代にはミスター雁之助に師事。さらに団体名の『TTT』はターザン後藤や冬木弘道らが“インディー統一”を目指して動くも旗揚げ前に崩壊した伝説の団体『FFF』から取っているなどその愛は筋金入りであり、TTTには黒田哲広、リッキー・フジ、怨霊、南条隼人、GOEMONといったPWCやFMWに縁ある選手たちが必ず参戦している。

 黎明期インディープロレス界を生き抜いてきたキャラの濃い選手たちがひしめくTTTの中でも、ひときわ異彩を放つのが“唯一神”藤原秀旺だ。
 秀旺は、入場後にリング上で仲間たちとチンチロを行ったり、赤ん坊の人形やマトリョーシカなどを凶器に用いたりといった独特な世界観や過激な言動でコアなインディープロレスファンからカルト的な人気を誇る教祖的存在。グループ解散から10年以上経った今も『メロン記念日』を愛し続けており、“100%メロ~ンジュース(※高角度パワーボム)”や“ロマンチックを突き抜けろ!(※変形バックドロップ)”と同グループにちなんだ名を付けた必殺技を使うことで啓蒙活動を続けている。

 また、秀旺は昨年プロレスラーから料理研究家に転向するも、翌月にはバラード歌手に転向。「プロレスラーとしてではなく、あくまでバラード歌手としてリングに上っている」という常人には理解が追いつかない主張を繰り返しているが、TTTの至宝たるシングル王座・TTT認定インディー統一無差別級王座&GWC認定6人タッグ王座の二冠を保持するプロレスラーとしての確かな実力も持ち合わせており、今年10月にはバラード歌手として単独アコースティックライブを開催する夢まで叶えてしまったという行動力のバケモノでもある。

 ガッツと秀旺はTTT旗揚げ前からのライバルとして知られており、10月の新木場大会ではガッツらの持つGWC6人タッグ王座を秀旺ら渡鳥連合が奪取。
 しかし、これは秀旺の意図せぬセコンド介入からの決着であったことから秀旺側から物言いが付き、正々堂々と雌雄を決するべく秀旺がガッツをインディー統一無差別級の次期挑戦者に指名。2018年12月1日のGOING-UP新木場大会でのCCWカナディアンヘビー級王座戦以来のインディー頂上決戦が実現した。

 普段は奇妙な入場アピールや渡鳥連合のセコンドを伴った奇襲を見せる秀旺だが、この日はセコンドを下げさせて1人でリングへ。
 試合は互いの歩んできた歴史を確かめ合うかのような静かで堅実なグラウンド戦に始まり、ガッツがスリーパーホールドでじっくりと絞り上げてからゴーストバスターでの決着を狙うが、秀旺がジャンピング・ブレーンバスターでガッツの巨体を豪快に投げ捨てる。
 秀旺は奥の手のムーンサルト・プレスを発射するが、ガッツはこれを回避し昨年12月の左鎖骨骨折以来封印していたコーナー上からのダイビングクロスボディや延髄斬りといった隠し技を解禁。不意を突かれて怯んだ秀旺の隙を見逃さず、ガッツはゴーストバスターから怒涛のラリアット4連打で死闘に終止符を打った。

 渡鳥連合に流出していた団体の至宝を奪還したガッツは、自身のデビュー記念日である12月4日にデビュー17周年記念大会を行うことを発表。さらにTTTの2周年記念大会である1月大会に向け、「やる気のある人間がいれば誰でも挑戦を受ける」と王者としての貫禄を垣間見せた。

 一方、秀旺は「今日の試合、どうでもいい。俺のこれからのプロレス人生のすべてをメロン記念日、そして今頑張ってるハロープロジェクトのみんな、そしてそれを愛するすべてのファン。この人達に捧げていきたいと思います」と淡々と語り、夜の東京湾へと消えていった。

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