【試合詳細】9・24 ベストボディ・ジャパンプロレス新宿FACE大会 【BBW6人タッグ】谷口智一&なべやかん&島谷常寛vs大鷲透&男色ディーノ&伊橋剛太 【BBWタッグ】諸橋晴也&鈴木悟vsゴージャス松野&吉田和彦

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『ベストボディ・ジャパンプロレスリング~秋の東京新宿~』
日程:2021年9月24日(金)
開始:19:00
会場:東京都・新宿FACE
観衆:235人

▼エキシビション シングルマッチ
○石井慧介(ガン☆プロ)
5分28秒 逆片エビ固め
●榎本高志(練習生)

▼4WAYマッチ
○政宗(フリー)
10分8秒 コウモリ吊り落とし→片エビ固め
●イマバリタオル・マスカラス(愛媛)
※あと2人はアントニオ小猪木(西口)、[ダンカンプロレス軍団]大和ヒロシ(フリー)

▼女子タッグマッチ
赤井沙希(DDT)/○山中絵里奈
10分8秒 M.D.M.A改→体固め
チェリー(フリー)/●しゃあ(愛媛)

▼タッグマッチ
田中稔(GLEAT)/●唐澤志陽
13分43秒 スワントーンボム→片エビ固め
遠藤哲哉(DDT)/○ライジングHAYATO(愛媛) withキューティエリー・ザ・エヒメ(愛媛)

▼BBWタッグ選手権試合
【第4代王者組/ダンカンプロレス軍団】●諸橋晴也(フリー)/鈴木悟(フリー)
9分38秒 首固め
【挑戦者組】○ゴージャス松野(DDT)/吉田和彦
※諸橋&鈴木が2度目の防衛に失敗。松野&吉田が第5代王者となる。

▼BBW6人タッグ選手権試合
【初代王者組】谷口智一/○なべやかん/島谷常寛(フリー)
19分59秒 やかん式ラ・マヒストラル
【挑戦者組/ベストぽっちゃりジャパン】男色ディーノ(DDT)/大鷲透(フリー)/●伊橋剛太(DDT)
※谷口&やかん&島谷が初防衛に成功。

“アラカンタッグ”ゴージャス松野&吉田和彦がタッグ王座奪取!谷口&やかん&島谷がぽっちゃり軍との激闘を制して6人タッグ王座初防衛!硬派な唐澤がエリーのお色気攻撃にたじたじ?!

エキシビジョンマッチ


 BBJ公式カメラマンであり、レスラーデビューを目指す練習生でもある榎本が歴戦の石井を相手にエキシビジョンマッチを実施。
 両者しっかりと握手を交わしてからゴングが鳴ると、腕の取り合いからロックアップでの押し合いに。一度は石井が押し込むも、榎本がリバースして離れ際にチョップを放つ。

 怒った石井は首相撲に捕らえながら左右のニーリフトを連打し、ボディスラムからエルボー連打。さらにストマックブロックを見舞い、もだえ苦しむ榎本にストンピングを連打しスリーパーホールド。榎本がロープにたどり着くと、石井はヒップトスで叩きつけ、榎本に反撃を促す。
 すると、榎本は石井も得意とするレーザービームチョップで石井を打ち据えていき、最初は余裕を見せていた石井もダメージが重なると榎本のシャツを顔にかぶせて素肌を顕にした上で胸にレーザービームチョップ。さらにボディスラムを狙うが、榎本は視界を失いながらもボディスラムで返し、ドロップキックを3連打。4発目を発射するが石井が回避して自爆させ、顔面にビッグブートを叩き込んでからジャンピングブレーンバスター。最後は逆片エビ固めでギブアップを奪った。

第1試合


 4WAYマッチのゴングが鳴るやいなや大和がリングアウトして高みの見物を決め込むが、3人が手4つでくみあい始めると背後からタオルを襲撃。タオルはアームドラッグからフランケンシュタイナーで大和をいなしてドロップキック。さらにロープに飛ぶが、大和がフライングクロスチョップからスライディングXを宣言。
ここに政宗が入ってきて大和とエルボーを撃ち合っていくが、政宗はロープを使ったヘッドシザースホイップで大和を場外へ排除。
小猪木が飛び込んできて政宗にコブラツイストを仕掛けるが、政宗は掴みやすかった小猪木のアゴをひねり上げて脱出し、逆にコブラツイスト。これは小猪木が腰投げで返し、政宗を場外に蹴り出す。

 小猪木とタオルは共闘関係を結んで大和にターゲットを定め、トレイン攻撃を仕掛けるものの大和は2人の攻撃をいなして小猪木に串刺しスピアー、タオルにカウンターのスピアーを見舞って蹴散らし、タオルにスライディングX。さらにタオルへ河津掛けを狙うが、政宗が加勢に入ってタオルとともに大和へダブルの河津掛け。

 政宗は2人の足を同時にロックするダブルアキレス腱固めでギブアップを迫るが、小猪木が入ってくると大和&タオルに覆いかぶさってフォール。しかし体重が軽すぎたためカウント1で跳ね飛ばされる。ならばと小猪木は政宗にもフォールをかけるが、体重が軽すぎたためカウント1で跳ね飛ばされる。万策尽きたかと思われた小猪木だったが、政宗に首4の字固めを仕掛けるという機転を見せ、4人で転がりながら全員でロープブレイク。

 政宗&小猪木は共闘関係を結んで大和をダブルのブレーンバスターで叩きつけるが、2人でフォールの奪い合いとなって小競り合いを展開。ここにタオルが飛び込んできて2人をドロップキックで、突っ込んできた大和をロープを引き下げることで場外に叩き出し、コーナートップから場外へのダイビングタオルアタック。

 タオルは政宗をリングに戻してトラースキックを放っていくが、これをキャッチした政宗がスイングネックブリーカー。さらにタオルのスリーパーホールドを切り返してのチンクラッシャーを見せるが、これを小猪木がカットして政宗に弓引くナックルアローを連打。さらにローキックの連打で頭の位置を下げてから延髄斬りを叩き込み、カットに来た大和へジャーマン・スープレックスを狙う。

 大和はクラッチを切って脱出し、パラダイスロックのような形で小猪木をロープに縛り付けて動きを封じるが、その隙を突いてタオルが大和へカサドーラ式フェイスクラッシャー。さらにコーナーに上ってダイビングタオルアタックを狙うが、大和が追いすがってスパイダーフロントスープレックス。

 政宗がぶら下がった状態で隙だらけの大和の顔面にスライディングキックを見舞い、タオルへブレーンバスターを狙うが、タオルはスクールボーイで切り返して起き上がりにトラースキックを連打。さらにロープに飛んでいくが、下からタオルをすくい上げた政宗がそのままコウモリ吊り落としで叩きつけて3カウントを奪った。

第2試合


 チェリーとしゃあの奇襲でゴングが鳴ると、2人で左右から赤井を腕固めに捕らえながらポーズ。
 しゃあがロープに飛ぶと、エリナ様がエプロンからムチで引っ叩いで動きを止め、赤井がしゃあの顔面にビッグブート。赤井とエリナ様が2人でロープに振って打撃で倒し、赤井のニードロップ+エリナ様のエルボードロップの同時攻撃。
 エリナ様はしゃあをコーナーに振ってブロンコバスターから股間を顔面に押し付けて高笑い。さらに顔面をロープにこすりつけてからポーズを決めてエルボードロップを発射も、しゃあが回避してタッチを求める。これは赤井がチェリーを場外に落として妨害し、タッチを受ける。
 赤井はしゃあにサッカーボールキック。しゃあはエルボー連打からドロップキックを発射も、赤井がガードして自爆させ顔面をグリグリ踏みつけてる。さらに赤井がロープに飛ぶが、しゃあが渾身のドロップキックを見舞って生還。

 チェリーは赤井にランニングネックブリーカードロップを見舞い、2人でロープに振ろうとする赤井&エリナ様を翻弄して誤爆を誘い、2人を重ねてフットスタンプ。さらに赤井にボディブローからブリザードスープレックスホールド。チェリーは赤井をコーナーに振って突っ込んでいくが、赤井がジャンピングミドルキックでカウンターし、エリナ様にタッチ。

 エリナ様はチェリーにドロップキックを見舞ってリバースフィギュアエイト。さらにエルボーを放っていくが、チェリーがこれをキャッチしてビクトル式ヒザ十字に捕らえ、変形させて監獄固めへ。赤井がこれをカットして2人でチェリーにトレイン攻撃を見舞い、エリナ様がXファクター、赤井が新人賞を叩き込み、エリナ様がチェリーにムチで殴りかかる。チェリーはこれをかわしてハンマーロックに捕らえ、その隙を見逃さずしゃあがエルボーで加勢。チェリーはダブルリストアームサルトで叩きつけ、しゃあにタッチ。

 しゃあはエルボーを連打していくが、エリナ様が髪を掴んで怯ませヘッドバッド。さらに逆水平チョップでコーナーに押し込んで串刺しドロップキックを2連打。さらに2人でトレイン攻撃を狙うが、チェリーがしゃあのアシストに入り、しゃあがエリナ様に串刺しドロップキックでお返し。さらにチェリーがエリナ様に赤井を重ね、しゃあが2人まとめて串刺しドロップキック。


 しゃあはエリナ様をブレーンバスターで叩きつけるが、赤井がカットに入ってミドルキック一閃。赤井がコーナー下にセットし、エリナ様が旋回式ダイビングボディプレス。チェリーは赤井に熟女でドーン!見舞って撃退し、エリナ様にも熟女でドーン!を発射。エリナ様は回避して逆水平チョップも、その隙を突いてしゃあが下から首固め。これをキックアウトしたエリナ様がスタンディング式シャイニング・ウィザードを叩き込み、最後はM.D.M.A改(※前後開脚式リバースDDT)で叩きつけて3カウント。

第3試合


 稔とHAYATOの対面でゴングが鳴ると、いつものようにエリーが「HAYATOぉ~♪」と艶っぽく声援を送るが、稔は「集中できねーだろ?!」と抗議して組み合おうとせず。遠藤が「俺だって我慢してんだよ!」と悲痛な声を上げると稔も渋々試合へ。稔とHAYATOは腕の取り合いからグラウンドでの首の取り合いを見せ、クリーンブレイクして両者タッチへ。
 遠藤と唐澤の対面となると、唐澤が低空タックルで組み付いてグラウンドでのバックの取り合いに発展。唐澤がリストロックからヘッドロックに捕らえてショルダータックルでぶつかっていくが、体格差は如何ともし難く遠藤は倒れない。唐澤は遠藤にもショルダータックルを要求し、遠藤がロープに飛ぶとカウンターのミドルキックを叩き込み、そのまま猛連打。

 すると、エリーがエプロンに上がって「唐澤さんっ♪唐澤さぁ~ん♪」と胸元を強調しながらくねくねと踊って誘惑。稔が「唐澤さん!ダメだ!気持ちはわかるけど!」と必死に止めるものの、唐澤は攻撃の手を止めてエリーを見つめてしまい、その隙に遠藤がショルダータックル。ヒップトスから後頭部への低空ドロップキックを見舞ってHAYATOにタッチ。
 HAYATOはボディスラムで叩きつけて遠藤にタッチ。
 遠藤はショルダータックルで倒してじっくりと袈裟固めで痛めつけていき、まるでパワースラムのように勢いあるボディスラム。唐澤は意地のミドルキック連打で遠藤に膝をつかせるが、ここでエリーがまたエプロンに上がって「唐澤さぁ~ん♪」と呼びかけて誘惑。唐澤はまたも心を奪われて攻撃の手を止めてしまうが、今度は自ら耳をふさいで誘惑を断ち、遠藤にサッカーボールキック。唐澤は稔にタッチ。

 稔は、飛び出してきたHAYATOをアームドラッグでいなし、遠藤に串刺しビッグブート、ミサイルキック、サッカーボールキック、その場飛びムーンサルトと連撃し、エルボー合戦から互いに顔面へにビッグブートを見舞っていく意地の張り合いを展開。稔が意表を突くソバットからコーナーに振っていくが、遠藤はひらりとエプロンに出てスワンダイブ式のフォアアームを叩き込み、HAYATOにタッチ。

 HAYATOは稔にスワンダイブ式ミサイルキックからファルコンアローを狙うが、稔が背面着地してキチンシンクからフットスタンプ。唐澤にタッチ。

 唐澤と稔は2人でHAYATOをロープに振ってダブルのミドルキック。唐澤はPK、ノーザンライト・スープレックス・ホールド、飛びついてカニバサミからのヒザ十字と猛攻を見せるが遠藤がカット。唐澤はミドルキックを連打していくが、HAYATOがキャッチして動きを封じたところへ遠藤がトラースキック。稔が遠藤にハイキックを発射も遠藤が回避、その隙を突いてHAYATOが稔の顔面にトラースキックを叩き込んで排除。

 唐澤は遠藤&HAYATOを相手にエルボー連打で奮闘していくが、ここでまたもエリーがエプロンに上がって 「唐澤さんっ♪唐澤さぁ~ん♪」と胸元を強調しながら投げキッス。唐澤は男としての葛藤に苦しむが、「来週娘の運動会!ゴメン!」とエリーの誘惑断ちに成功。しかしその隙は大きく、振り向きざまに遠藤&HAYATOのダブルトラースキックを被弾し、そのままHAYATOがファルコンアローからのスワントーンボムを見舞って3カウントを奪った。

第4試合


 紆余曲折の末に固い絆で結ばれたアラカンタッグ、松野&吉田がついにタッグ王座へ挑戦。松野の歌う『勝手にしやがれ』に乗って2人が仲良く入場。
 王者である諸橋&鈴木はセコンドにDPGの大和を引き連れてリングインすると、大和がマイクを取る。

大和「おいおいおい。ちょっと待てベストボディ・ジャパンプロレス。どうした、今日のこのカード。お前ら、カードに困って余った人たちを挑戦者にしただろう?!こんなご年配の方々がこのピチピチのチャンピオンに勝てるわけがねーだろ!普段から覇気のないおじさんたちがさらに意気消沈してんじゃねーか。お客さん、こんな試合見て楽しいですか?!(※大喝采が起きる)……ホントかなあ?でもさあ、せっかくだ。もっと面白くしてやるよ。この覇気のない2人が元気になるようなすげぇルール、作ってやるよ。いいか。10分!もし10分挑戦者の2人がこのチャンピオンの攻撃に耐えきることが出来たら、ベルトくれてやるよ。ちょっと面白くなったなあ。お前ら顔に覇気が出てきたじゃねーか(笑)でも、それだけじゃ足りねえなあ。プロレスは、1,2,3。3カウントが入ったら勝ちだよな?3カウントなんて、そんないらねえよ。お前らは1カウントでいいよ!1カウントでも両方つけて入れてみろよ!どうだ、この圧倒的にこっちが不利なルール?!どうだ?元気が出るだろう。どうですかお客さん!このルール!(※大喝采が起きる)でも、お客さんの声だけじゃ決められねえんだよな。会長ォ!ベストボディ・ジャパンプロレスの谷口会長!出てきてくださいよ」
(※谷口がリングイン)
大和「会長ォ、ご足労ありがとうございます。このベストボディ・ジャパンプロレスのタッグをめちゃくちゃ楽しくなるようなルールを提案したんですけど、いかがですか?」
谷口「これ、挑戦者が圧倒的に有利なルールですけど、お客さん、どうですか?(※大喝采が起きる)お客さんから支持を頂いているのであれば……OK、認めましょう!」
大和「おっしゃあ!じゃあ、2人を信じてるから。ボッコボコにしてくれるのを信じてるから。任せたぜ!」

 当事者たる王者の2人がこのルール変更について一切言葉を発しないという状況が気になる中、諸橋と松野でゴングが鳴る。
 諸橋はガットショットの連打だけで松野をダウンに追い込むが、これはブラフ。松野はフォールに来た諸橋を下からスクールボーイも、カウントは0。不意を突かれた諸橋は自軍コーナーに松野を叩きつけて鈴木にタッチ。
 鈴木はニーリフト連打から自軍コーナーに押し付けて諸橋&大和とともに松野の顔面を踏みつけていく。松野は必死のチョップ&エルボー連打で脱出し、諸橋の串刺し攻撃を自爆させて吉田にタッチ。

 吉田は諸橋とショルダータックル合戦もパワーは互角。諸橋がロープに飛んだところを吉田がカニバサミで倒し、サイドポーズ式リバース・インディアン・デスロックを見せるが、フォールには行けず諸橋が顔面ひっかきで生還。
 代わる鈴木はエルボー連打で吉田をダウンさせてエルボードロップ。諸橋にタッチ。
 諸橋は吉田にボディスラムからチンロックで痛めつけ、クォーラルボンバーで試合を決めに行くが、吉田が空中胴絞め落としでカウンター。吉田のダメージも大きく、フォールにはいけず松野にタッチ。

 松野はロープに飛んでフライングクロスチョップを叩き込むが、諸橋の見事な肉体にはダメージが入らず。ならばと松野は619からゴージャススターエルボーを叩き込むが、鈴木がカットして諸橋とのトレイン攻撃から顔面へのビッグブート。諸橋は松野にアバランシュホールドから逆片エビ固め、STFと捕らえていくが吉田がカット。
 
 松野&吉田は諸橋にフライングクロスチョップの編隊飛行を叩き込み、松野が諸橋にカミゴェからドラゴン・スープレックスを狙う。諸橋はこれを振り払って首固めも、これを読んでいた松野がリバースして押さえ込んでカウント1を奪い、9分38秒というギリギリの勝負に終止符。時間切れでの勝利ではなく、自らの手で勝利を掴み取った。

松野「なにが1カウントルールだこの野郎!年寄り扱いするんじゃないんだよ。お前らのために俺たちがルールに乗ってやったけど、ホントはこんなルールなんか無くても俺たちが勝ってた。結果は変わらないよ。(※レフェリーによってベルトが腰に巻かれようとするが留め具が合わない)多分、痩せてるから……肩にかけよう。吉田さん、勝ったね。俺たちがこのベルトを墓場まで持っていこう。そんな先の話じゃないんでね、守りましょう(笑)」
吉田「ありがとうございます!初勝利が、初ベルトになりました。今回は松野さんに助けられての話なので、もっと練習しつつまた楽しんでいただける試合をしたいので、また応援よろしくお願いします!」
松野「頑張ってこのベルトを守っていきましょう。本日は応援ありがとうございました!」

第5試合


 両軍入場すると、挑戦者組であるベストぽっちゃりジャパンは片手でお腹の肉をつまみながらのサイドポーズ、王者組は3人でグータッチを交わして結束を高める。
 やかんと大鷲でゴングが鳴ると、大鷲が握手を求めるが、やかんが応じようとすると大鷲がスカしてサイドポーズ。やかんが地団駄を踏むと大鷲はその長身を生かして手4つを仕掛ける。約32cmの身長差があるやかんは全力でジャンプしても大鷲の手に届かず、腹いせに大鷲のつま先を何度も踏みつけて怯ませてからショルダータックルでぶつかるも、大鷲は何事もなかったかのようにつま先を痛がり、やかんが逆に吹っ飛んでいく。

 島谷と伊橋の対面となると、ロックアップで組み合って伊橋が圧倒的な体重差を生かして島谷を吹き飛ばす。伊橋は島谷のドロップダウンをロンダートでかわしてアームドラッグからのドロップキックで場外に放り出し、場外飛びのフェイントから「イェイカモン♪」とポーズを決める。このお約束に観衆がまばらな拍手を送ると、島谷は「この空気大鷲のせいだからな?!」と八つ当たりし、大鷲は「俺は関係ないじゃん!」とまっとうな反論。

 谷口とディーノの対面となると、ファンの子どもたちから「かーいちょー!」と大きな声援。ディーノは「ふーん。そういう空気ね。顔覚えとくからな」と大人気ない反応を見せ、突っ込んできた谷口をカニバサミで倒し、寝バックでガン掘りしてからパンツの中に手を突っ込んで尻の穴に指を入れていく。観衆から悲鳴とブーイングが起きると、ディーノは舌なめずりをしながらタイツをおろし男色ナイトメアの体勢に入る。島谷がカットのために逆水平チョップを見舞うと、ディーノが力なく崩れ落ち、谷口に顔面騎乗。

 谷口と大鷲の対面となると、大鷲は「谷口ファンの皆さん、今から地獄を見せてやるからよく見とけよ!」と観衆を挑発し、ぽっちゃり軍3人での肉弾カーニバル。大鷲は「お前らの会長はもう汚れちまったんだよ。昔の会長はもういねえよ。帰ってこねえんだよ」と下卑た笑いを見せる。
代わる伊橋が谷口に逆水平チョップを見舞いながら「イェイカモォ~ン♪」と腰をくねらせるが、谷口が怒りの逆水平チョップでなぎ倒してやかんにタッチ。

 やかんは島谷とともに伊橋にダブルブレーンバスターを狙うが、ディーノが背後から2人の尻に男色満員電車。純潔を守ろうと思わず怯んでしまったやかんを伊橋がボディスラムで叩きつけてからダブルニードロップ。ディーノにタッチ。

 ディーノはやかんを立ちバックでガン掘りしてからやかんのタイツの中に手を入れながらのコブラツイスト。伊橋がやかんのむき出しの尻にタイキックを叩き込み、ギロチンドロップで追撃。
 代わる大鷲はやかんを踏みつけながら語りかける。

大鷲「そういえばお前よ、ホントは今日休みだったんじゃないのか。なんでいんだよお前よ」
やかん「舞台が延期になりました」
大鷲「お前、舞台が延期でいきなりタイトルマッチって調子いいなあ?!オラア!」

 ひとしきりやかんの顔面を踏みつけた大鷲は強烈な逆水平チョップを連打し、ビッグブートを発射も、やかんはこれを前転でかわして大鷲のヒザを撃ち抜くドロップキックを連発。巨木を倒したやかんは谷口にタッチ。

 谷口は大鷲をショルダータックルで倒し、カットに来たディーノ&伊橋をダブルラリアットで撃退。場外へ転がりでた2人へ、やかん&島谷がそれぞれプランチャで飛んでいって追撃。大鷲と谷口はパワーファイター同士真っ向から逆水平チョップを撃ち合っていき、大鷲が顔面かきむしりからリング四方のロープに押し付けながら逆水平チョップ連打。さらに大鷲がラリアットを発射も、谷口はラリアットで迎撃。互角のぶつかり合いが続くも、谷口が全体重を浴びせながらのラリアットで打ち勝ち、両者タッチへ。

 島谷とディーノの対面となると、島谷はエルボー、ディーノはナックルで撃ち合っていく。島谷はフランケンシュタイナーからリップロックをガードしてからの延髄斬り。島谷がラリアットを狙うが、ディーノは男色クローで迎え撃ち、チンコクラッチ式エクスプロイダー。さらに串刺し攻撃を狙うが、島谷がスイングDDTで迎え撃ち、やかんにタッチ。

 やかんは島谷とともにディーノに向かっていくが、ディーノはダブル男色クローから2人の顔と顔をぶつけてリップロックを誤爆させる。2人が初恋を思い出している内にディーノは伊橋にタッチ。

 伊橋は2人をショルダータックルでまとめてなぎ倒してロープに飛ぶが、やかん&島谷がダブルのドロップキックで反撃し、伊橋の140kgの巨体を2人でダブルブレーンバスター。伊橋のピンチを大鷲&ディーノが救出すると、伊橋は「ここは新宿じゃ~い!新宿といえばゴジラじゃ~い!アナルゴジラ、出してくれよォ~!」と叫び、ディーノがコーナーに上ってアナルゴジラが住まう地獄門を開門。

 大鷲&伊橋によって島谷、谷口が地獄門に吸い込まれていって心に消えない傷を負うが、やかんはディーノの尻に地対空ドロップキック。すっ飛んでいったディーノは鉄柱に股間を打ち付けてしまい、戦闘不能に。

 やかんはコーナートップから伊橋にダイビングクロスボディを発射も、伊橋がこれをキャッチしてボディスラムで叩きつけボディプレスを発射。やかんはこれを回避してラ・マヒストラルも、伊橋は前回大会での決まり手となった強引に体重を乗せて押しつぶすフォール。この恐ろしさを誰よりも知る島谷が真っ先に察知してカット。
 伊橋はやかんにムーンサルトプレスを発射もやかんはこれを回避し、やかん式ラ・マヒストラル(※ミスティカ式ラ・マヒストラル)で3カウント。正規軍が初防衛に成功した。

谷口「皆さん、見ての通り!どうにか勝ちました!いつもの強敵と違って、違った意味で強敵だったんですけど、今日のお客さんも特に盛り上げてくださって、コロナ禍の中拍手で盛り上げてくださって本当にありがとうございます!初防衛もすごくすごく嬉しいですけど、セミファイナルで特別な挑戦者ルールではありましたが、見事王座を奪取したゴージャス松野&吉田和彦。吉田さんは初勝利で初タイトルということで、ここに出てきていただいて一言お願いしたいと思います!(※吉田がリング上へ登場)初タイトル、おめでとうございます!吉田さんはベストボディ・ジャパンコンテストではほぼすべての大会、一番大きな、選手が1万人出てきてくれる日本大会の審査委員長を務めてくださっている、ベストボディの中のベストボディ!最後、よろしくお願いします!」

吉田「ありがとうございます。こういった場に立たせていただいて嬉しく思います。それでは締めを……」
やかん「一言、王者としての意気込みをお願いしますよ!」
島谷「面接みたいなノリになってますけど大丈夫ですか」
吉田「今日は大きなハンデをいただいたんですけど、ハンデがなくても勝てたんじゃないかなと。非常に強くなってきた感じがします。次のタイトル戦はわからないですけど、次のタイトルマッチが楽しみになってきました。最後はBBJの掛け声で締めたいと思います。BBJ!」

 いきなりのポーズで観衆が誰も反応できない中でエンディング曲がかかってしまい、観衆から笑いが起きる中で記念撮影を行った。

<大会後コメント>

ゴージャス松野&吉田和彦
――タッグ王座戴冠おめでとうございます
2人「ありがとうございます」

――今のお気持ちはいかがでしょう
松野「今回、相手方が『1カウントで良い』って人を見下したルールだったんですけども、通常ルールでも勝つ気満々でした。まあ、相手のルールを飲み込んで勝ちましたんで。勝ちは勝ちです。年寄りだからって見くびってもらっちゃ困る。僕たちの身体見れば分かるでしょ?」

――吉田選手は初勝利で王座戴冠という快挙を成し遂げました
吉田「去年の11月デビューから1年経ってないですけど、8戦目での初勝利。しかもベルトをいただけるという……まだビックリしてます。当然勝つ気では来ているんですけどもね」

――初回の防衛戦についてなにかお考えはありますか
松野「誰が来ても。最強のチームだと思ってるから、ベストボディ・ジャパンプロレスで。リングでも言ったけども、俺達は墓場まで持っていくつもりで、誰が来ても勝ちます」」

――アラカンタッグでの王座戴冠は、同世代のファンの大きな勇気を与えると思います
松野「そうですね。やる気さえあれば人の夢は叶うものだし。ただ、今日勝ったけども、今日がゴールじゃなくて、今日が俺たちのスタートなんでね。これからベルトを持って防衛街道を突き進むだけです!」


谷口智一&なべやかん&島谷常寛
島谷「初防衛成功ォ~!ビールもってこいビール!いやあ、強敵だった」
やかん「強敵だった……おしりが痛い……」
島谷「俺も男色ディーノには何年ぶりか、お尻を攻められましたけども……。タッグパートナーであるやかんさんとの勝利!内容はさておき!色んなことが起きましたけども防衛したのは俺たちです。ねえ、会長!」
谷口「まあ快勝じゃないですか?独特なぽっちゃり軍の反則、セコいことしてくるんですけども、それを上手くかわしての快勝だったと思います」
島谷「丸め込みの3ですからね!」
やかん「前回、(島谷の丸め込みを伊橋が乗っかって)潰してフォールでしたけども、今回も同じ場面があって危なかったですけど、しっかり丸め込んで3獲りました。……でも、キスって普段のクセが出るんだね」
島谷「えっ」
やかん「(島谷のキスは)『ああ、普段こんな感じか』ってのが分かりました」
島谷「危ない危ない危ない……!」
やかん「パートナーのクセは知っておかないといけないからね」
島谷「ちょっと危ないっすよ、やかんさん……」
谷口「まあ、それを感じられるくらい余裕の快勝だったってことですよ(笑)」
島谷「次、防衛戦はあるんですかね?」
谷口「ありますよ!まだどのチームからも挑戦状は来てないんですけど、まだ2ヶ月あるのでね」
島谷「まあ我々は誰の挑戦で設けますから。今日のメインイベントの締めを見ても気を抜きすぎかなって。辛口になっちゃいますけど今日はそういう感じがしたので、もっと我々はチャンピオンとしてもっと胸張って、来てくれたお客さんに気持ちよく帰ってもらう熱いマイクも、今後チャンピオンとしてやっていかないといけないと思うので」
やかん「アナルを攻められるとね、緩んじゃうんで、最後も緩んじゃいましたね。こっち(尻)の回復を待ってからね。で、島谷とタッグ王座を持ってたときは1回しか防衛できなかったので、6人タッグではそれを超えていきたいね」
島谷「それも踏まえて、このベストボディ・ジャパンプロレスをどんどん大きくしていかないと思ってるんで。僕は所属じゃないから、それは彼らの役目だと思ってるから、僕はそのお手伝いをするだけですよ」
谷口「でも、準所属みたいなもんだからね」
やかん「いろんな団体を渡り歩いているわけですから、王者としてベルトの価値を高めていってほしいですね」
島谷「まあそういう感じで!次に誰が来てもいいので!」
谷口「2回目の防衛もバシっと決めましょう!」
島谷「やかんさん、最後締めちゃってください!」
やかん「とにかく僕ら2人はタッグで1度しか防衛できなかったので、6人タッグ王座はそれを超える記録を作っていきます。みなさん是非応援よろしくお願いします!」

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