10・9大田区でのプリプリ王座前哨戦は痛み分け!伊藤麻希は万全の山下実優対策を見せつけた!

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 東京女子プロレスが9月15日、東京・新宿FACEで「TOKYO JOSHI 2021 秋~花鳥月露~」を開催。メインイベントでは同団体年間最大の祭典「WRESTLE PRINCESS Ⅱ」(10月9日、東京・大田区総合体育館)でプリンセス・オブ・プリンセス王座を争う、王者・山下実優と挑戦者・伊藤麻希が6人タッグ戦で初の前哨戦を闘うも、両者一歩も引かず、20分時間切れの痛み分けに終わった。

 この日の新宿大会で、山下は渡辺未詩、荒井優希(SKE48)とトリオを結成し、伊藤、中島翔子、宮本もか組と対戦。試合は6人が次から次へと入り乱れてノンストップの激しい闘いを展開。最もキャリアが浅い荒井は宮本と壮絶なエルボーの打ち合いを繰り広げ、フルネルソンバスターを決めるなど奮闘。残り3分のところで、再び伊藤と対峙した山下がアティテュード・アジャストメントを繰り出すも、伊藤は巧妙に回避。ならばと山下はコブラクラッチから、投げ捨てジャーマン、ハイキック、そして必殺のクラッシュ・ラビットヒートを狙うも、切り返した伊藤が逆片エビ固めで絞め上げた。脱出した山下が今度はSkull Kickを見舞うも、これまた阻止されて、伊藤が伊藤デラックスに入るも時間切れのゴングが鳴った。結果は引き分けだったが、伊藤の“山下対策”が万全なところが垣間見れた一戦となった。

 マイクを持った山下が「今日はもう別に言うことないわ」と言うと、伊藤はいったんマイクを手にするも何も発言せずにリングを降りた。山下は「ドローなんて悔しい。もういろいろ考えている時間なんてないし。大田区で私が勝ってこのベルトを守ればいいだけの話なんで。皆さん、見に来てください。大田区まであと少しですけど、これからももっともっと東京女子プロレス、突き進んでいきます」と締めてリングを後にした。

 バックステージで山下は「ドローは悔しい。でも立ち止まっている時間もないんで、しっかり気持ち、コンディションを上げて。伊藤の闘う感じも分かったので。でも隠している部分もあると思うので、そこをしっかり探っても時間的に無理なんで。当日まで気持ちをしっかりつくっていくだけです。Skull Kickは見破られてるだろうなっていのうがあったので動揺はしませんでしたけど。最後の伊藤デラックスは結構動けなかったので。そこは分かった」とコメント。

 かたや伊藤は「(山下対策は)まだちょっと、いろいろ策はあるので。まだまだ見たことがない伊藤麻希を見せられるんじゃないかなと思います。前回(7・31)、新宿FACEでトーナメントやったじゃない。あのときはもう顔面骨折してボロボロで、四苦八苦って感じだったんだけど。抜けてきてる。何か今すごい人生が楽しいわけ。何かいけそうな風を感じているのよ。このまま乗りに乗っていきたいと思います」と話した。

 また、2度目のメイン出場となった荒井は「大田区の前に出られる試合は今日が最後だったので、勝って終わりたかったんですけど。強い先輩2人と一緒に出られたことで、いい経験にもなりましたし、すごい勢いづいた試合にはなったので、この調子で大田区も今までよりも成長した姿を見せられるように頑張りたい」と、渡辺は「自分はまだ(カードが)決まっていないんですけど、大田区まで近付いてきたんだなって実感しました。私も大田区に向けて、たくさんの人が来てくれるような、たくさんの人に見てもらえるような試合ができたらなって思いました」と、ともに大田区に向け意欲を見せた。

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