【試合詳細】8・10 新日本プロレス横浜武道館大会 【NEVER6人タッグ】後藤洋央紀&石井智宏&YOSHI-HASHIvs内藤哲也&SANADA&BUSHI 鷹木信悟vs高橋裕二郎 SHO&YOH&真壁刀義vsEVIL&ディック東郷&外道

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『映画『ゴジラvsコング』Presents SUMMER STRUGGLE 2021』
日程:2021年8月10日(火)
開始:18:00
会場:神奈川県・横浜武道館
観衆:759人

▼6人タッグマッチ 20分1本勝負
マスター・ワト/田口隆祐/●本間朋晃
10分24秒 ゴッチ式パイルドライバー→体固め
[鈴木軍]○鈴木みのる(パンクラスMISSION)/エル・デスペラード/金丸義信

▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
●タイガーマスク/ロビー・イーグルス/矢野通
10分3秒 パッケージドライバー→体固め
[BULLET CLUB]エル・ファンタズモ/石森太二/○チェーズ・オーエンズ

▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
SHO/●YOH/真壁刀義
10分56秒 Scorpion Deathlock
[BULLET CLUB]○“キング・オブ・ダークネス”EVIL/ディック東郷(みちのく)/外道

▼シングルマッチ 30分1本勝負
[L.I.J]○鷹木信悟
15分6秒 反則
[BULLET CLUB]●高橋裕二郎

▼NEVER無差別級6人タッグ選手権試合 60分1本勝負
【王者組/CHAOS】後藤洋央紀/YOSHI-HASHI/○石井智宏
36分56秒 垂直落下式ブレーンバスター→片エビ固め
【挑戦者組/L.I.J】内藤哲也/SANADA/●BUSHI
※王者組が9度目の防衛に成功

後藤&YOSHI-HASHI&石井がL.I.Jとのリマッチを制しNEVER6人タッグ王座V9!鷹木が裕二郎と一騎打ちもEVILの襲撃で不透明決着!大スランプのYOHが「今の俺は穴が空いてんだ」

第1試合


 鈴木軍の奇襲でゴングが鳴ると、田口らがイニシアチブを取って監督の指示の下で金丸にトレイン攻撃。さらに田口がコーナー上で尻を突き出しワトが金丸の顔面を叩きつけようとするも、金丸がやり返してワトが被弾。金丸は田口をコーナーから引きずり下ろしてデスペラードと2人でロープに振るも、田口はヒップアタックで2人まとめて場外まで吹き飛ばし、トペ・スイシーダのフェイントからポーズを決めるもみのるに場外に放り出され、デスペラード&金丸に袋叩きにされてしまう。
 場外ではみのるが本間をエルボーで打ち据え、みのるはリングに戻ると田口の顔面をヒジでグリグリと抉ってからアームロック。カットに来た本間をみのるがエルボーで排除し、みのるの腕固め+デスペラード&金丸がそれぞれの足へのアキレス腱固めと3人で同時攻撃。タッチを回しながらコーナーで田口を痛めつける。田口はヒップアタックを発射も金丸がかわして自爆させ低空ドロップキック。さらにブレーンバスターを狙うが田口はデコ掌底連打からヒップアタックを見舞うと両者タッチ。
 ワトとデスペラードの対面となるとワトがジャンピングハイキックからスワンダイブ式エルボースマッシュ。さらにミドルキック連打から風車式バックブリーカーからレシエントメンテを狙うが、デスペラードが耐えてカウンターのスパインバスター。みのるにタッチ。
 みのるは胸板へのチョップ連打からロープに振るが、ワトはレッグラリアートでカウンターし本間にタッチ。
 本間は逆水平チョップ連打から串刺しバックエルボー、フェイスクラッシャー。さらに小こけしを発射もみのるが回避。みのるは金丸とトレイン攻撃を狙うが本間が回避し、田口&ワトが加わってトレイン攻撃から小こけしをヒットさせる。本間はこけし落としを狙うがみのるが振り払ってエルボー連打から一本足頭突き。本間は意地のこけしロケットで反撃しラリアットを狙うが、みのるがかわしてスリーパーホールド。さらにゴッチ式パイルドライバーで突き刺して3カウント。

<試合後コメント>
鈴木みのる
「恥かかせんなよ、新日本プロレス。何、俺のこと第1試合で使ってんだよ。オマエらの都合の悪いヤツは、こうやってつまみ出そうとしてるんだろ? 俺には俺の考えがある。俺には俺の近道も見つけた。俺は、必ず、必ず! IWGP、獲るぞ!」

エル・デスペラード&金丸義信
金丸「オイ! やっぱりあの緑のタイツの、ケツの中おかしいだろ! 何か入ってんだろ、オイ! アイツのタイツよぉ、膝下までしっかり下ろして、俺が確認してやるからな」
デスペラード「いやー、(※報道陣に)オマエら、バカにしてんだろ! あのケツ、すげぇ固てぇんだぞ? メチャクチャ痛てぇからな? あんなに、こっちが損する技ないからな、ホントに! ちょっといろいろ考えちゃうよ、ホントに。
ワト、ちっ……とは考えがスイングし始めたのかな? 田口のおかげかな? 何か分かんねぇけど、明らかにこのシリーズ、オマエの『動きだけはいい』ってところから、一個伸び始めてるっていうものは見えてるんだよ。(※金丸に)まだまだっすけどね」
金丸「まぁ、まだまだだな」
デスペラード「ハハハハハハ!」
金丸「オイ、ワト! もうちょっとココ(※と、頭を指差す)使え、ココ!」
デスペラード「(※小声で)使ってもアレかもしれないですけどね」
金丸「もっと使え!」
デスペラード「もっと使え。ハハハハ!」

田口隆祐
「日に日に、調子は上がってきてますよ。私たち、『6 or 9』。残り2戦、ワトさんの、わらべ・ワトの成長が楽しみですね。残り2戦勝って、このリーグ、優勝しますよ。わらべ・ワト、アナタの活躍にかかっていますよ。期待していますよ」

マスター・ワト
「今日は最後助けに行けなかったから、敗因かなとは思います。まぁでもそれより、今、俺が集中すべきこと、今日も大事だったけど、『SUPER Jr TAG LEAGUE』、あと2つ。いや、3つあるかもしれない。優勝目指して、最後まで気を抜かずに、突っ走っていきたいと思います」

第2試合


 ロビーとファンタズモでゴングが鳴ると、堅実なグラウンドからクリーンブレイク。ロビーのティヘラをファンタズモがひらりと着地。ファンタズモのサッカーボールキックをロビーがかわして丸め込み、互いの蹴り技をかわし合いながら互角のまま再びクリーンブレイク。両者タッチ。
 タイガーと石森の対面となると、石森がマスクの耳を掴んで捻り上げる。タイガーは石森をカンガルーキックで蹴りチラシロビーにタッチ。
 タイガー&ロビーはファンタズモにサンドイッチミドルキック連打、石森にサンドイッチ低空ドロップキックを叩き込み、ロビーがロープに飛ぶが、チェーズがエプロンから攻撃しロープを使ったチンクラッシャー。石森がロビーを自軍コーナーまで連れ帰り、ファンタズモとタッチを回しながら背中へのひっかき攻撃。
 代わるチェーズはロビーの後頭部に低空ドロップキック、チンクラッシャー、アゴへのトラースキック、スイングネックブリーカーと顔面への攻撃を集中。
 代わるファンタズモはロビーのヒザを踏みつけ、スピニング・バックブリーカーを狙うが、ロビーは着地しニールキック。両者タッチ。
 矢野とチェーズの対面となると、チェーズがサミングからコーナーマットを外しに行くが、あとから別のコーナーマットを外しに行った矢野が速度で勝る。互いにニュートラルコーナーマットを構えて威嚇しあい、反則カウント4で両者同時に投げ捨てたかと思いきやチェーズは離さず。互いにコーナーマットを投げ合って互いにレフェリーへ反則カウントを求め続け、矢野がレフェリーにマットを投げ渡すことで意表を突き、チェーズの金具攻撃を耐えながら髪の毛を掴んで引き倒しタイガーにタッチ。
 タイガーはチェーズにダイビングクロスボディ、石森に風車式バックブリーカー、ファンタズモをショルダースルーで場外に出すとロビーが場外へプランチャ。タイガーはチェーズにハイキックからタイガードライバー。さらにコーナーに上っていくが石森が足を掴んで妨害し、チェーズがデッドリードライブ式シットダウンボム。さらにパッケージドライバーを狙うがタイガーが回転十字架固めで切り返し、ロープへと飛ぶがチェーズがジュエルヘイストからランニングニー、パッケージドライバーと連撃して3カウントを奪った。

<試合後コメント>
チェーズ・オーエンズ
「ヤノ、オレのルールが知りたかったんだろ?これで分かったか! もう1回だ! 前回は運よく切り抜けやがったが、今度のテキサス・ストラップ・マッチは同じようにはいかないぞ! 9.4 西武ドームでもう一度やってやろうじゃねえか、バカヤロー! 2度目のテキサス・ストラップ・マッチだ!」

エル・ファンタズモ
「楽しかったな。”アイ・クイット・マッチ”か”テキサス・ストラップ・マッチ”どっちに決まるのか知らねえが、ヤノ、おまえはチェーズに完璧にやられる! それからイーグル&タイガー組とデスピー&カネマル組のおまえらがIWGPジュニアタッグ王者のオレたちに負けるのはもうやる前から決まったようなもんだ。オレたちが全勝優勝するって言ってるだろ。なんてったってオレたちには更に大きな挑戦が待ち構えてる。IWGPヘビー級タッグ王者組と一騎打ちだ。どうだ? ジュニアタッグ王者組 vs ヘビー級タッグ王者組の闘い、絶対に面白くなる!」

ロビー・イーグルス
「良い流れを掴んでたけど、今日はちょっと油断した。フライング・タイガー、ちょっと躓いてしまった。でも今日は相手がせこいBULLET CLUBだから仕方ない。オレのニュージャパンの最大のライバルであるエル・ファンタズモ、アイツには一度も勝ったことがない。片時もそれを忘れたことはない。でもオレはいつか絶対にアイツを超える。タイガーの借りはオレが返す。次の『Jr. TAG LEAGUE』公式戦、ファンタズモ&イシモリにジュニア(のシングル)王者の強さってものを教えてやる。ドーム戦のエル・デスペラードの時のように、アイツらもオレの実力を認めないわけにはいかなくなる。ファンタズモ、オレのキックの威力知らないのか? おまえの首が落ちるくらいの強烈なキックをお見舞いしてやろう!」

第3試合


 SHOと外道でゴングが鳴ると、SHOがロックアップで押し込んでクリーンブレイクも外道が髪を掴んでグラウンドヘッドロックへと引きずり込む。SHOがショルダータックルでなぎ倒すと東郷が入ってくるが、YOHが加勢に入り2人で東郷を蹴散らしてから外道にダブルドロップキック。SHOがロープに飛ぶとEVILが場外から足を引き、そのまま全員入り乱れての場外戦へと突入。
 EVILとSHOの対面となると、SHOがエルボー連打も、EVILがいつの間にか東郷がコーナーマットを外していた金具むき出しのコーナーへと叩きつける。
 代わる外道はハンマーロックでSHOを組み伏せるがYOHがカット。
 代わる東郷もハンマーロックでSHOを組み伏せ、もう片方の腕も腕固め。東郷がロープに飛ぶとYOHが入ってきてバックエルボーでカウンター。外道&東郷が2人がかりで排除してSHOに向かっていくが、SHOはダブルのスピアーで迎撃し真壁にタッチ。
 真壁は外道&東郷をコーナーに振って交互に往復串刺しラリアット。東郷にテンカウントパンチを見舞い、カットに来た外道も重ねて交互にテンカウントパンチ。さらに東郷へノーザンライト・スープレックス・ホールド。さらにロープに飛ぶがエプロンからEVILがキックを見舞い、東郷がジャンピングラリアット。EVILにタッチ。
 EVILは真壁を金具むき出しのコーナーに叩きつけ、ロープに振るが真壁がラリアットで反撃しYOHにタッチ。
 YOHはEVILにドロップキック、フライングフォアアーム、串刺しバックエルボーからスイングネックブリーカー、ミサイルキック。さらにファルコンアローを狙うがEVILがサミングで脱出。ここにSHOが加わってダブルのジャンピングニーを叩き込み、2人で3Kを狙って飛びつくが、EVILが持ち上げられながらYOHを突き飛ばし、SHOにフィッシャーマン・バスター。真壁が飛び込んできてラリアットも、EVILがラリアットで打ち勝ってなぎ倒す。この隙を見逃さずYOHがトラースキックからロープに飛ぶがEVILがカウンターのラリアット。最後はScorpion Deathlockでギブアップを奪った。

<試合後コメント>
YOH&SHO
※SHOとYOHは揃ってインタビュースペースに現れるが、YOHはあぐらをかいて床に座り込み、うなだれてしまう。
SHO「今になって、ようやく気付いたよ。3連覇してる最中じゃ気付かなかった、この“勝ち点2”の重さ。1勝して得られる“勝ち点2”。それが、こんなにも、こんなにも、重く意味のあるものだったとはな。3連覇、いや、4連覇とかしてたら、そこに気付く間もなかったかもしれない。でも今は俺たち、それが重々分かってる。だからこそ、あとリーグ戦、公式戦2つ残ってる。YOHさん、まだ諦めるのは早いっすよ。1つでも、いや2つとも、取りに行きましょうよ。まだまだ。次、もしこの勝ち点が取れれば、俺たちが今見失ってるもの、何かの答えが見つかるかもしれない。だからこそ、まだまだ勝ちを取りに行きます。YOHさん……」
YOH「(※途中で呼びかけられた時に少し顔をSHOに向けたが、また元に戻り、うなだれたままで)分かんねぇんだよ……。分かんなくて……巻き戻したくて。最初っから……。これ、何か違くて、すげぇ変でさぁ。この感覚も分かんなくて……。未来なんて、変えられないよね。(※しばらく沈黙)変えれるわけないよ」
SHO「(※YOHの言葉に首を横に振る)」
YOH「今の俺はさぁ、穴が空いてんだよ(※と言いながら、一人で立ち去る)」
※SHOは立ち去るYOHを見送り、しばし何か考えていたが、首を横に振って控室へ

第4試合


 鷹木が入場し、ガウンを脱ぐ前に裕二郎が奇襲。ロープに押し込んでエルボー、チョップ連打からショルダータックルも、鷹木がカウンターのショルダータックルで迎撃。鷹木はコーナーエルボー連打からロープに振りながらの追走キチンシンク。さらにエルボードロップの連打からセントーン。さらに鷹木がロープに振ろうとするが、裕二郎は力なくバタリと倒れ込んでしまう。鷹木は裕二郎がふらふらと起き上がるとラリアットを狙うが、裕二郎はロープを引き下げてエプロンに落とす。鷹木は場外に落下せず耐え、場外への奈落式ブレーンバスターを狙うが、裕二郎が指に噛み付いて脱出しビッグブートで高木を場外に叩き落とす。
 裕二郎は場外鉄柵攻撃から場外リバースDDT。裕二郎は鷹木をリングに戻して顔面へのナックル連打。さらにスライディングキック、ギロチンドロップ、エルボードロップ、ヘッドドロップ、バックドロップと猛攻。さらに串刺しビッグブートを発射も鷹木がキャッチして振り払い、ブレーンバスター合戦へ。鷹木が指に噛み付いて脱出するという裕二郎のお株を奪う“鷹木式指噛み”を見せ、ショルダータックルで吹き飛ばす。
 鷹木は串刺しラリアットの連打からブレーンバスター。さらに熨斗紙を狙うが裕二郎は足払いから顔面へのスライディングキック、フィッシャーマン・バスターを炸裂。さらにマイアミシャインを狙うが、鷹木が耐えるとエルボー合戦へ。鷹木がワンツーエルボー連打で打ち勝ってパンピングボンバーを発射も、裕二郎がラリアットで打ち勝ってマイアミシャイン。完璧に決まるもカウントは2。裕二郎は信じられないといった表情で狼狽。
 裕二郎は「終わりだ!」とピンプジュースを狙うが、鷹木が強引に持ち上げて熨斗紙。さらにぶっこ抜きジャーマンからスライディングラリアット、さらにラスト・オブ・ザ・ドラゴンの体勢に入るも裕二郎が指に噛み付きながら着地。反則カウントを数えるレフェリーを突き飛ばした裕二郎だったが、鷹木の龍魂ラリアットがヒット。さらにパンピングボンバーを狙うが裕二郎がこれをかわして鷹木をレフェリーに叩きつけてKOする。
 するとリング上にEVIL&東郷が飛び込んできて2人で東郷を袋叩きに。裕二郎がステッキで鷹木に殴りかかるが、鷹木はこれを蹴散らしてEVIL&東郷にダブルパンピングボンバー。そして裕二郎にもパンピングボンバーを叩き込んでラスト・オブ・ザ・ドラゴンも、カウントを叩くレフェリーをEVILが踏みつけてダウンさせる。
 鷹木は怒りのグーパンチからEVILにもラスト・オブ・ザ・ドラゴンを狙うが、東郷が背後からローブロー。ここで販促による試合終了を告げるゴングが鳴り、鷹木が反則勝ちという形で試合は終わった。
 ローブローのダメージで立ち上がれない鷹木へ、EVILがIWGP世界ヘビー級のベルトで殴打してKOし、鷹木を踏みつけながらベルトを掲げて勝ち誇った。

<試合後コメント>
鷹木信悟
「アイツらどうしようもねえな! ホントどうしようもねえなアイツら! あの“3バカトリオ”! フザケンナよ! オイ、EVIL!てめえチャンピオンでもねーのによ、汚い手でベルト触ってんじゃねーぞ、このヤロー……。絶対許さねえからな! ああ、それから裕二郎! 裕二郎! おまえの『G1』はこれで完全になくなったな!」

EVIL「オオ、いいか、オイ! 鷹木、オイ! おめえがよ! 裕次郎から(カウントを)3つ獲るなんてよ、100年早えんだよコノヤロー! いいか! テメエは“0点”だコノヤロー! よく覚えとけ!」
東郷「オウ、そういうこった、オイ!」

第5試合


 両軍入場して睨み合いの中、BUSHIが石井にドロップキックを叩き込んで奇襲。トペ・スイシーダを狙うが後藤&YOSHI-HASHIが素早くリングに戻ってダブルのショルダータックル。内藤&SANADAにもそれぞれショルダータックルを見舞い、後藤と内藤の対面に。
 後藤はサッカーボールキックを叩き込みYOSHI-HASHIにタッチ。
 YOSHI-HASHIは後藤とダブルタックルから後藤がYOSHI-HASHIをヒップトスで投げ落とす。さらにYOSHI-HASHIが内藤をロープに吊り下げてドロップキック。石井にタッチ。
 石井は内藤に逆水平チョップの連打からロープに飛ぶが、BUSHIがエプロンからキック。内藤のカニバサミからBUSHIが低空ドロップキックを見舞う連携から内藤が変形キャメルクラッチから胴絞フェイスロック。BUSHIにタッチ。
 BUSHIはTシャツを脱いでの首絞め。内藤もTシャツでの首絞めからSANADAにタッチ。
 SANADAはバックエルボーで倒してその場飛びムーンサルト。内藤にタッチ。
 内藤はネックブリーカーからプルマ・ブランカ。BUSHIにタッチ。
 BUSHIは石井をコーナーに押し込んでチョップ、エルボーを連打。石井は「来いよオラ!」と吼え、ショルダータックルでBUSHIを吹き飛ばして後藤にタッチ。
 後藤はBUSHIにショルダータックル、カットに来たSANADAをブレーンバスターで投げ落とそうとするが後藤が着地して串刺しラリアットからBUSHIにブルドッギング・ヘッドロック。ロープに飛ぶがBUSHIが追走してドロップキックを見舞い内藤にタッチ。
 内藤は後藤のヒザに低空ドロップキックからさらに顔面への低空ドロップキックを狙うが後藤がカウンターのバックエルボーを見舞いYOSHI-HASHIにタッチ。
 YOSHI-HASHIはショルダータックル、バックエルボー、逆水平チョップ、トラースキック、スイングネックブリーカーと連撃。さらにブレーンバスターを狙うが内藤が着地するとSANADAが入ってきてドロップキック。さらに内藤がマンハッタンドロップからスイングDDTを決め雪崩式フランケンシュタイナーを狙うが、YOSHI-HASHIはパワーボムでの切り返しを狙う。内藤はフランケンシュタイナーで切り返すが、YOSHI-HASHIもフランケンシュタイナーでやり返し、後藤とのトレイン攻撃から後藤ごとハント。YOSHI-HASHIがシットダウン式パワーボムを決めるがBUSHIがカット。石井がBUSHIを投げっぱなしジャーマンで排除し、YOSHI-HASHIが内藤にラリアットから熊殺しを狙うが、内藤がDDTで切り返す。両者向かい合ってエルボー合戦を展開し、YOSHI-HASHIが逆水平チョップに切り替えて優勢を取る。内藤は首筋へのバックエルボー連打で食い下がりエスペランサ。内藤が延髄斬りからフライングフォアアーム、さらにデスティーノを狙っていくがYOSHI-HASHIが振り払ってドラゴンスープレックス、トラースキック、逆水平チョップ、バッククラッカーと怒涛の連撃。両者タッチ。
 石井とSANADAの対面となり、互いに攻撃をかわし合いながらロープへと走り、石井がショルダータックルで制する。SANADAのムーンサルトを石井がかわし、石井の投げっぱなしジャーマンをSANADAが着地。SANADAはドロップキックで場外蹴り出してからプランチャ。SANADAがリングに戻ると後藤がスリーパーホールドでSANADAを捕縛し、石井とともにトレイン攻撃を狙うが、BUSHIが入ってきてSANADAとの連携で後藤を蹴散らし、SANADAが石井にバックドロップからTKOを狙うが、石井が着地して掟破りのドラゴンスリーパー。SANADAも即座にドラゴンスリーパーで切り返してSkull Endに捕らえるも、SANADAがラウンディングボディプレスを発射も石井が回避し、YOSHI-HASHIがトラースキック。さらに後藤&YOSHI-HASHIでダブル攻撃を狙うがSANADAがドロップキック。2人はこれを耐えてSANADAにガットバスターを見舞い、場外の内藤&BUSHIへそれぞれプランチャで飛んでいく。
 石井はSANADAにラリアットを発射も、SANADAがこれをキャッチしてドラゴンスリーパーを狙う。石井は振り払って延髄斬り、パワーボム、ラリアット。さらに垂直落下式ブレーンバスターでの決着を狙うが、SANADAがオコーナーブリッジで切り返す。YOSHI-HASHIが必死のカットを見せると、SANADAがBUSHIにタッチ。
 BUSHIは石井にDDT、カットに来たYOSHI-HASHIにブルドッギング・ヘッドロックをかけながら石井にドロップキックを見舞う。さらにフィッシャーマンズ・スクリューを狙うが石井が突き飛ばしてショルダータックル。後藤にタッチを求めるが、内藤が場外から後藤の足を引いて妨害。
 BUSHIは内藤とのコンビネーションで石井を袋叩きにし、SANADAも加わって3人でトレイン攻撃。内藤の延髄斬り、BUSHIのコードブレイカーが連続で決まる。BUSHIはエムエックスを狙ってポーズを決めるが、後藤がカットしてラリアット。SANADAが低空ドロップキックで後藤を排除、YOSHI-HASHIがSANADAを低空ドロップキックで排除、内藤がYOSHI-HASHIに低空ドロップキックを発射もYOSHI-HASHIが回避し逆に低空ドロップキック。YOSHI-HASHIがBUSHIにラリアットを放つが、BUSHIはこれをかわして場外の後藤へトペ・スイシーダ。内藤がYOSHI-HASHIに低空ドロップキック、石井が内藤へバックドロップ。
 BUSHIがトップコーナーから石井へミサイルキック、石井のラリアットをキャッチして右腕へのコードブレイカー。石井は残る左腕でラリアットを叩き込み、顔面ビンタ連打で食い下がるBUSHIに怒涛のヘッドバッド連打。BUSHIは久々の毒霧噴射と奇策を披露も、石井はこれを完全回避してラリアット。さらにラリアットを狙う石井に対し、BUSHIの十字架固め+SANADAのドロップキックのコンビネーション、内藤のコリエンド式デスティーノ。BUSHIがコーナートップからエムエックスを決めるも後藤がギリギリでカット。BUSHIはテリブレから再びエムエックスを発射も石井が回避。後藤&YOSHI-HASHIが援護に来て激烈一閃。内藤、SANADAを後藤がラリアットで排除し、BUSHIへ隠し狭間からGYR。すかさず石井がスライディングラリアットから垂直落下式ブレーンバスターで突き刺して3カウントを奪った。

YOSHI-HASHI「9回目の防衛に成功しました!ロスインゴの3人、リマッチって俺言ったけど、スゲー楽しかった。BUSHI!マスク被ってたけど、お前の素顔が分かるくらい気持ちが伝わってきたよ。ただ、勝ったのは俺たち3人。次のメットライフドーム、IWGPヘビーのタッグのベルトを、俺と後藤さんがいただきます。IWGPヘビーのタッグをいただくときは一瞬。そしてこのNEVER6人タッグベルトを防衛し続けるのは、永遠だ!」

<試合後コメント>
後藤洋央紀&YOSHI-HASHI&石井智宏
※王者チーム3人はインタビュースペースの机につくと、用意されていたZIMAを手に乾杯。
石井「試合後、(CHAOSのメンバーが)誰も(祝福に)来ねぇな」
後藤「それが当たり前になってんじゃないすか」
YOSHI-HASHI「9回目の防衛、ありがとうございます」
後藤「前人未踏の9連覇。俺らの伝説は、まだこんなもんじゃねぇから。次はヘビーのタッグ、YOSHI-HASHI、獲るぞ(※と、YOSHI-HASHIともう一度乾杯)」
YOSHI-HASHI「石井さんと後藤さんとベルト巻いてから、すごい、俺自身成長させてもらって、何より信頼関係っていうか、そういうのがすごい、すごい根付いて、まぁロスインゴ、今日挑戦したけど、俺たちの信頼関係っていうか絆には勝てなかったってことだから。その証が今日のベルト(※と、前に置いていたベルトを示す)。タッグ、石井さんに言われた通り、メットライフドームで、2冠(王になる)。息もピッタリだから」
後藤「見えてるな」
YOSHI-HASHI「うん、見えてる。今日、まだ出してないこととかもあるし、チャンス見てアイツらの度肝を抜いてやろうと思ってるから」
後藤「おれらの底力はまだまだこんなもんじゃねぇよって」
YOSHI-HASHI「ここじゃ止まんない。ここじゃ絶対止まんない」
後藤「俺らの伝説は、こんなとこでは終わらない」
石井「ヨシ!(※と、席を立つ)」
YOSHI-HASHI「よっしゃー!」
後藤「ありがとうございます!」

※3人でもう一度ZIMAで乾杯して控室へ。

内藤哲也
「後藤、YOSHI-HASHI、石井組に、これで2回連続、負けてしまったんだよね。まぁ言い訳のしようがない。うん、強いチームだよ。それにしても、あの3人との試合は、楽しいな(※笑顔を浮かべる)。2回連続で負けてるけど、6人タッグ選手権試合の相手として、いい相手を見つけたな。楽しい相手とはさぁ、何度でもやりたくなってしまうもんなんだよ。まぁ、毎回毎回(防衛戦の相手が)俺たち3人じゃ、彼ら3人も、見ているお客様も、つまんないでしょう。でも、いつでもまた、あの3人と戦う準備はできてるから。まぁ俺以上に、きっとBUSHIがね、そういう気持ちが強いんじゃないの? 今日は何か、BUSHIの違う一面が見れて、俺はうれしかったよ。うれしかったし、すげぇ刺激になったかな。
あと、後藤、YOSHI-HASHI、石井組っていうのは、石井がいないとうまく回らないチームなんだと、俺はずーっと思ってた。今日のタイトルマッチを戦うまで、ずーっと思ってた。石井がいなきゃ、大したチームじゃないんだろ?って。でも、今日のタイトルマッチを経験して、YOSHI-HASHI&後藤組っていうのはすごく息の合ったチームなんだなって、何だかすごく考え方が、見方が変わったかな。そういう意味で、西武ドーム大会にて行われる3WAYでのタッグ選手権試合、より楽しみになったかな。何か、後藤&YOSHI-HASHI組が、1枚も2枚も3枚も落ちてて、俺とSANADA、ザックとタイチ組の足を引っ張るんじゃないかって思ってたけどね、案外楽しい、面白い、ワクワクする3WAYになるんじゃないかなって、今日終わって思いました。
今日の負けの悔しさ、もちろん忘れないよ。東京ドーム大会でのIWGPタッグ選手権試合での負けも、もちろん忘れない。その2つのリベンジも兼ねて、9月、西武ドーム大会がメチャメチャ楽しみになってきたぜ。カブロン!」

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