緊急事態宣言下の後楽園ホールで見せたDDTの新たな無観客プロレスの可能性にホール職員が激怒し社長が土下座謝罪!

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 9日、東京都・後楽園ホールにてDDTが無観客試合を開催し、緊急事態宣言下における新たなプロレスの可能性を切り拓いた。

 先月発令された3度目の緊急事態宣言によって後楽園ホールでは有観客試合が出来なくなり、独自の映像配信プラットフォームを持つ大手団体を始めとした一部の団体は無観客試合の配信を行っている。
 コロナ禍の中での後楽園ホールでの無観客試合は昨年3月8日のスターダム後楽園ホール大会のYouTube生配信から流れが出来ていったが、選手たちは観衆の声援や手拍子のリアクションが得られないなど当初は勝手の違いに苦しめられた部分もあった。しかし、次第に“無観客だからこそ出来ること”を各々見つけ出していき、今までのプロレスでは不可能であった魅せ方を開拓していった。

 この日の第2試合では、高木三四郎&納谷幸男vs男色ディーノ&スーパー・ササダンゴ・マシンvs大鷲透&平田一喜vs彰人&中村圭吾という4WAYタッグマッチが開催。この試合は、選手たちが場外で闘い対戦相手を1人でもリングに入れたチームの勝ちという“イントゥー・ザ・リングルール”で実施された。

 「南側客席のオレンジの観客席に入ると後楽園ホールのスタッフからメチャクチャ怒られるので絶対に入らないように」と繰り返し繰り返しアナウンスされ後楽園ホールの職員が会場の隅で監視する中、選手たちは無観客試合であることを最大限に活かして会場全体を使った試合を展開。
 本来ならばアリーナ席が並べられるエリアでコツコツとパイプ椅子のタワーが建設されていったり、平田が東側客席全体をステージに見立ててダンスを踊ろうとしたり、高木らがドラマティックドリーム号(自転車)を乗り回して選手を轢き倒していったりと場内のありとあらゆる場所で死闘が展開。
 そして、高木が南側客席のフェンスを使った拝み渡りを繰り出したところへ大鷲がドラマティックドリーム号で突っ込み、高木と納谷が南側客席へと転落。すぐさまホールの職員がすっ飛んで来て「なんで社長自ら入ってるんですか!?入んないって約束したじゃない。今後を考えさせてもらうね」と激怒すると、高木と納谷が土下座して平謝り。ホールの職員が試合に介入してくるという新たな境地を切り拓いて見せる中、試合は場外からディーノが持ち上げた中村をササダンゴがエプロンでキャッチしトップロープ越しのブレーンバスターでリングに投げ入れたことで決着した。

 DDTは、2017年6月にはブルペンやスタンド席まで含めた東京ドーム全域で闘う『路上プロレス in 東京ドーム』を無観客で開催した経歴を持っている会場装置を活用した無観客興行のパイオニア的存在であり、これまでもプロレス界で数え切れないほどの新たな扉を開けてきた団体。
 コロナ禍に見舞われたプロレス界では、今まで当たり前に出来たことが出来なくなったり、当たり前に使えたものが使えなくなったりと大きく状況が変わっており、新たな表現方法が求められる新時代に突入している。
 無いものづくしの中、 “どインディー”と呼ばれた泡沫団体から知恵と工夫と発想力で国内トップレベルの“メジャー”と呼ばれる一大組織にまで上り詰めたDDTがこれからどのようなアイディアでプロレス界を盛り上げていくのか。6月6日にはCyberFightグループ全団体が参加する社運をかけたさいたまスーパーアリーナ大会『CyberFight Festival 2021』の開催も控えており、これからの展開にも目が離せない。

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