【試合詳細】3・6 新日本プロレス大田区体育館大会 鷹木信悟vsオカダ・カズチカ ジュース・ロビンソンvsKENTA 鈴木みのるvs本間朋晃

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『NEW JAPAN CUP 2021』
日程:2021年3月6日(土)
開始:17:00
会場:東京・大田区総合体育館
観衆:1,410人

▼6人タッグマッチ 20分1本勝負
デビッド・フィンレー/トーア・ヘナーレ/●上村優也
9分38秒 ブラディークロス→片エビ固め
[BULLET CLUB]ジェイ・ホワイト/○石森太ニ/チェーズ・オーエンズ

▼タッグマッチ 20分1本勝負
[L.I.J]内藤哲也/SANADA/●BUSHI
10分55秒 ツアー・オブ・ジ・アイランド→片エビ固め
[UNITED EMPIRE]ウィル・オスプレイ/○ジェフ・コブ/グレート-O-カーン

▼『NEW JAPAN CUP 2021』1回戦 時間無制限1本勝負
[G・B・H]●本間朋晃
14分54秒 ゴッチ式パイルドライバー→体固め
[鈴木軍]○鈴木みのる(パンクラスMISSION)

▼『NEW JAPAN CUP 2021』1回戦 時間無制限1本勝負
●ジュース・ロビンソン
17分17秒 GAME OVER
[BULLET CLUB]○KENTA

▼『NEW JAPAN CUP 2021』1回戦 時間無制限1本勝負
[CHAOS]●オカダ・カズチカ
23分58秒 ラスト・オブ・ザ・ドラゴン→片エビ固め
[L.I.J]○鷹木信悟

NJC一回戦を鷹木信悟、KENTA、鈴木みのるが突破!ジェイが『ベルトの分裂』を宣言!ビーが新日本プロレスのバックステージで「ワタナベモモイチバンショッパイ!」

第1試合

 先発はジェイとヘナーレ。ロックアップからヘナーレがバックを取るがジェイがロープを掴む。離れないヘナーレにバックエルボーを叩き込んで逃れると、矢野通のようにロープにもたれかかりブレイクを要求。ヘナーレが近づいてくるとすぐにロープにもたれてブレイクを要求。レフェリーを上村に注目させると、ヘナーレの背中にハンマーブローからガットショット。エルボーでコーナーに押し込みガットショット連発からエルボー連発。ヘナーレがコーナーに振って走り込むがジェイはバックエルボーで迎撃し、ヘッドロックもヘナーレがバックドロップを狙うが、ジェイは耐えるとヘナーレが突き飛ばすもジェイはロープの反動を使い走り込むとショルダータックルからサミング。ジェイは石森にタッチ。

 ヘナーレはタッチした事に気づかずジェイにダブルチョップから走り込んできた石森にもチョップ。ヘナーレはジェイをコーナーに叩きつけエルボーからガットショット連発も、チェーズがカットに入るがヘナーレがエルボーで吹っ飛ばす。場外に降りたジェイにヘナーレは叫ぶが、レフェリーが注意するとヘナーレは石森にフロントネックからコーナーに下がりフィンレーにタッチ。

 フィンレーはブレーンバスターから上村にタッチ。

 上村とフィンレーは石森をロープに振ってダブルエルボーから上村がスライディングエルボードロップ。さらにジャンピングエルボードロップを投下しフォールも2。
 上村は担ぐが、着地した石森が背中にひっかき攻撃からジェイにタッチ。

 ジェイは背中にひっかき攻撃からロープに振ってバックエルボー。ヘナーレを挑発してから上村を場外に落とし、レフェリーがヘナーレに注目しているすきに外道が場外で上村を痛めつける。
 リングに石森が投げ入れジェイがフォールも2。
 ジェイはチェーズにタッチ。

 チェーズはストンピングから背中を踏みつけ、エプロンからジェイと石森も踏みつける。
 チェーズは髪を掴んで引き起こし、ナックルからコーナーに振って串刺しエルボー。さらにショートレンジラリアットでなぎ倒しフォールも2。
 上村は膝立ちでエルボーを打ち込んでいくが、チェーズはガットショットからロープに飛ぶが上村はドロップキックで迎撃。
 上村はフィンレーにタッチ。

 フィンレーはエルボー連発からジャンピングエルボースマッシュ。
 走り込んで来たジェイを避けるとヘナーレが走り込みショルダータックルから場外に引きずり出す。
 フィンレーはチェーズに走り込むが、チェーズは足を伸ばしてカットし走り込むが、フィンレーはカウンターのバックドロップ。フォールも2。
 フィンレーはスライディングエルボースマッシュからフォールも2。
 フィンレーはACID DROPを狙うが、耐えたチェーズはビッグブーツ。エルボー合戦からチェーズがエルボー連打。フィンレーもエルボー連打からエルボースマッシュを叩き込むも、チェーズが膝蹴り。だがフィンレーがエルボーを打ち込むも、チェーズはロープの反動を使ったラリアットでなぎ倒す。両者タッチ。

 上村が走り込んでランニングエルボー2連発からランニングジャンピングエルボーで倒す。
 ヘナーレと上村が石森をコーナーに振りトレイン攻撃から上村がバックドロップ。フォールもジェイがカット。
 上村はかんぬきスープレックスを狙うが、石森はヘッドバッドで逃れエルボーからロープ飛ぶが、上村はカウンターのかんぬきスープレックス。フォールも2。
 石森は上村をロープに振るとエプロンからチェーズが顔面に膝蹴り。さらに石森もジャンピングニーからフォールも2。
 石森はブラディクロスで突き刺しフォール。これで3カウント。

<試合後コメント>
ジェイ・ホワイト&石森太ニ&チェーズ・オーエンズ
ジェイ「よう、アーロン! あ、トーア・ヘナーレか。悪い悪い。ヘナーレになる前からお前のことを知ってるから、いまだに癖でアーロンって呼んじゃうんだよな。こないだのコメントを訂正させてもらいたい。ヘナーレの価値はこのインタビューバック以下だ。このインタビューバックにはZIMA、吉野家、ONODA CLINICといった素晴らしいスポンサーのロゴがある。だけど、ヘナーレにはスポンサーのひとつも付いていない。だから、お前よりインタビューバックのほうが十分に価値がある。ヘナーレ、お前は強いよ。俺はお前を認めてる。だけど、お前が俺に勝てないのは周知の事実だろ。お前は俺にとってはあくまでも遊び相手の1人だ。俺はこの“NEW Jay-PAN CUP”を制覇し“REAL”優勝者になって、IWGP世界ヘビー級王座を手にし、スガバヤシに直々にベルトの分裂を提案する。そして俺の名前は永遠にインターコンチネンタルとIWGPヘビーのベルトに刻まれる。アーロン、最初の踏み台になってもらうぞ」
 
オーエンズ「フィンレー、1対1で闘う覚悟はできてるのか。お前が史上最高のテキサスヘビー級王者のこの俺とシングルで向かい合うまであと4日だ。あぁそうだ、フォン・エリック・ファミリーとザ・ファンクスでもこの俺には敵わない。3月10日、お前を倒し、2回戦出場を決めてやる。お前に勝てるチャンスは1ミリもない」
 
石森「上村の坊っちゃん! 見たよ、コメント。今年の『BEST OF THE SUPER Jr.』では去年とは違う形で、違う立場で出場するんだって? この1年での進歩を楽しみに見てるよ。坊っちゃんが狙ってるように、いやそれ以上に、このアラフォーの先輩も狙ってるからよ。まだまだ譲る気はぜんぜんないぜ」
 
デビッド・フィンレー&トーア・ヘナーレ&上村優也
フィンレー「この前哨戦、チェーズのチームばかりが勝ってる。負けるのは悔しいが、あくまで前哨戦だ。大事なのは本番の『NEW JAPAN CUP』1回戦だ。俺は去年あいつから勝ってるし、もう1回あいつに勝てる確信がある。勝った暁にはあいつのテキサスヘビー級ベルトも奪ってやろうかな。といっても、ベルトは巻かないで家のクローゼットの中にしまっておくけど。俺とチェーズの間には新日本に来る前から長い歴史がある。互いのことをよく知ってる。チェーズは毎年見違えるように強くなってるが、俺だってそうだ。このシングルでいまどちらがより強いのか、ハッキリさせよう。もちろん俺に決まってるけどな!」
 
ヘナーレ「ジェイはマインドコントロールを使って俺の弱みを握ろうとしている。このあいだのコメントで俺をどうでもいい存在だと繰り返し言っていたが、もう何年もいろんな人からそう呼ばれてきたから、いちいち気にもならなくなった。学生時代も家が貧乏だったから見下されてきたし、みんなから新日本プロレスの選手になれるわけがないと言われてきた。でも、いま俺はこうして『NEW JAPAN CUP』1回戦でジェイと向かい合うまでになった。このビッグチャンスをなんとしてでもモノにしたい。ジェイ、お前も根っこは俺と同じ”キウイ”(※ニュージーランド人の愛称)だ。お前は俺が目標とする石井と鷹木からもシングルで勝ってる。お前は若くして、もうすでに素晴らしいキャリアを築いてきた。正直、いまのお前のポジションに自分が立てていたらと思わずにはいられない。新日本のリングに上がって5年目、ついにこの『NEW JAPAN CUP』で俺は大きく飛躍する! ジェイ、お前の手には乗らない。去年出場できなかったぶん、もう爆発寸前だ! (3.10)京都で必ずお前を倒してやる! いや、倒さないといけない! お前から勝つことがいまの俺のすべてだ!」
 
上村「今日も勝てなかったですけど、こうやって初めて当たる選手、まだまだ当たってない選手もいると思うんですけど、まだまだやりたい選手がいっぱい出てきました。もちろん石森さん、それ以外にも、今日やった中にもシングルマッチをやりたい相手はいっぱいいます。もっと力つけてその人たちと当たりたいと思います。ありがとうございました」

第2試合

 内藤が入場するなりUNITED EMPiREが急襲し試合開始。オーカーンがストピングからチンロック。立ち上がった内藤がエルボー連打からエルボー合戦。オーカーンはモンゴリアンチョップも内藤がロープに振ってマンハッタンドロップからBUSHIが低空ドロップキック。内藤が顔面に低空ドロップキックから、オーカーンの辮髪を掴んで引きずり回し、オーカーンはロープを掴みブレイク。内藤はSANADAにタッチ。

 SANADAは辮髪へのダイビングハンマーブローからヘッドロックで捕らえナックル。再度ナックルからエルボーを叩き込みBUSHIにタッチ。

 BUSHIはハンマーブローから辮髪を掴みコーナに叩きつけるとチョップからセカンドロープに足を載せて足へのドロップキック。フォールも2。
 BUSHIは内藤にタッチ。

 内藤はストンピングからフロントネックロック。オーカーンはボディに掌底連発も内藤は側頭部にエルボーを打ち込もうとするが、オーカーンは肩固めで捕らえて足を刈って倒し絞り上げる。内藤はロープに足を伸ばし、オーカーンはサミングからブレイク。
 オーカーンは足へのストンピング連打からフロントネックで捕らえコブにタッチ。

 コブはヘッドバッド2連発からコーナーに叩きつけ、担ぐとスタンディングのバックブリーカー2連発からオスプレイにタッチ。

 コブが内藤の上半身をロープに引っ掛け、オスプレイが内藤のボディへダイビングフットスタンプ。
 コブがそのまま担いでコーナーへ叩きつけると、オスプレイがナックルから顔面を踏みつける。オスプレイはナックル連発からガットショット。さらに首投げからスリーパーで絞り上げ、フロントネックに切り返すとオーカーンにタッチ。

 オーカーンは背中へのモンゴリアンチョップ連発から顔面を蹴りつける。
 内藤はエルボー連打もオーカーンは膝蹴り。内藤はロープを駆け上がり式のDDTを狙うが、オーカーンは力づくで動きをとめると内藤がエルボー。さらに走り込んできたオーカーンの腕を巻きこんでネックブリーカードロップ。内藤はSANADAにタッチ。オーカーンもオスプレイにタッチ。

 SANADAはエルボー連打。オスプレイがロープに振るが、SANADAはは走り込んで来たオスプレイをフランケンシュタイナーで迎撃。
 SANADAはパラダイスロックから低空ドロップキック。フォールも1。
 SANADAは担ぐがオスプレイは着地しカット。
 SANADAは串刺し攻撃を狙うが、オスプレイは避けてチーキー・ナンドス・キック。オスプレイはコブにタッチ。

 コブは串刺しバックエルボーからブレーンバスターを狙うが、耐えたSANADAがスナップスープレックス。SANADAはBUSHIにタッチ。

 BUSHIは串刺しエルボーも、避けたコブにロープを使ったオーバーヘッドキックからミサイルキック。さらに低空ドロップキックからDDTで叩きつけてフォールも2。
 コブはエルボーからコーナーに振って串刺しエルボーも、BUSHIが避けて内藤が串刺しドロップキックから振り子式串刺しドロップキック。コーナーに振ってSANADAが串刺しバックエルボーからロスインゴでトリプル低空ドロップキック。フォールも2。
 BUSHIはライトニングスパイラルを狙うが、オスプレイがヒッピーチェリオでカット。SANADAがオスプレイにドロップキックもオーカーンがSANADAに王統流二段蹴り。内藤はオーカーンに低空ドロップキックもコブが内藤にラリアット。
 BUSHIがコブにブラックマジック式の延髄斬りから走り込むが、コブはカウンターの投げ捨てジャーマンからツアー・オブ・ジ・アイランドで叩きつけて3カウント。

オーカーン「ひれ伏せ愚民どもっ!そして、ロスインゴ、これが、ウィル・オスプレイ、ビー・プレストリー、ジェフ・コブ、グレート-O-カーン、UNITED EMPIREの力だー!」

<試合後コメント>
UNITED EMPIRE
オスプレイ「よし、これでまたUNITED EMPIREに1勝。こんな試合に出るなら休みのほうがマシだった。なんでいまこのタイミングでL・I・Jとやらされるんだ。もうオーカーンが内藤を片付けてくれたし、俺はSANADAとBUSHIからシングルで勝ってるだろ。だから、今日この試合を組んだ意図がわからない。でも、今日もまたUNITED EMPIREの力を見せてやったぞ。な、ビー?」
ビー「てか、新日本とは関係ないんだけど、林下詩美、アンタはショッパイ。デモ、渡辺桃ハ、イチバンショッパイ、ネ?」
オスプレイ「L・I・Jも忘れないでくれ。あいつらもショッパイぞ」
ビー「ナイトー、SANADA、BUSHI…ショッパイ! ショッパイ! ショッパイ!」
オスプレイ「ショッパイってのは、つまらないってことだ!」

オーカーン「前にも言ったが、いま、新日本に愚民が押し寄せて来ないのは、飯伏と内藤のせいだ。決してコロナや“2冠問題”のせいではない。いいか? 余は別にプロレスなんぞ好きじゃないから、IWGPだ、インターコンチネだ、そんな違いはぜんぜんわからん。だが、理解してるのは、ベルトっちゅうのは、しょせん“強い者をわかりやすく示すアクセサリー”だ。だから、大事なのは、“チャンピオンの言うことは絶対である”ということだ。いいか? 勝者が歴史を作るんだ。それ以外は、負け犬の遠吠え、部外者のクレームだ。そこがブレたらベルトの価値がないだろ! なんのために命を削って闘ってるんだ!? チャンピオンベルトを巻いて、リングに立つためだろ!? あぁ!? なんのために命削ってんだよ!? 価値がねぇアクセサリーを求めるためか!? 違うだろ。だからな、いま揺れ動いてんのはベルトの問題じゃない。それを持ってる飯伏幸太に、魅力や価値がないからだ。果ては、その環境を作り出した内藤だ。内藤はすでに処した。ならば次はどうする? 正直言って、この“2冠問題”にウダウダウダウダ女の腐ったような文句をつけてきてるヤツに挑む資格はねぇ。余は飯伏の意見に賛成だ。だがヤツには! 批判も含めて荷が重いだろう。余が奪ってやる」

※コブはコメントスペースに現れるが、何も言葉を発せずに立ち去った。
 
内藤哲也
内藤「(3.4)日本武道館大会の試合後、『弱い。弱すぎる。これじゃあヤングライオンに勝ったのと変わらねぇじゃねぇか』って、オーカーンが言ってたよ。首を押さえながら、そして息を切らしながら、オーカーンは言ってたよ。よっぽど首が痛かったんだね。そして、よっぽど体力が限界だったのかな!? とはいっても…とはいっても、勝ったのはオーカーン。そして負けたのは、俺。別に言い訳するつもりはまったくないよ。さあオーカーン、せっかく俺に勝ったんだ。この先もどんどん勝ち進んでくれよ。オーカーンが勝ち進む、その姿をじっくり見て、楽しませていただくぜ。カブロン!」
※SANADA&BUSHIはノーコメント

第3試合

 チョップの打ち合いから本間がチョップ連打。ダブルチョップ連発からボディスラムで叩きつけて小こけしも鈴木は避ける。再度小こけしも鈴木は避けて立ち上がると顔面を踏みつける。
 鈴木は膝蹴りからエルボー。コーナーに振ろうとするが本間が逆に振って走り込むが、鈴木は足を伸ばしてカットしエプロンに降りると、走り込んで来た本間の腕を掴みぶら下がり腕ひしぎ。これを離すと場外に引きずり出し場外戦へ。

 リングに戻り、鈴木がフェイスロックで絞り上げるが本間はロープに足を伸ばしブレイク。
 立ち上がった本間がエルボーを打ち込んでいくが、鈴木は強烈なエルボーを打ち込んで本間が倒れる。鈴木はサッカーボールキック2連発も、受けきった本間が3発目をキャッチし膝へのエルボーから鈴木のエルボーを巻き込んでDDT。
 本間はバックドロップからフォールも2。

 本間は逆水平チョップ連発でコーナーに押し込み、逆コーナーに振って串刺しバックエルボーからエースクラッシャー。さらに小こけしを投下しロープに飛ぶも、鈴木は避けるが本間がフロントネックで捕らえる。鈴木はリストをとって切り返すと張り手連発からミドルキック。さらに後頭部にエルボーからゴッチ式パイルドライバーを狙うが、本間はリバースして逃れる。
 鈴木は膝立ちの本間を蹴りつけていき、張り手からエルボー連発。本間も張り手で返し、鈴木の張り手にこけしロケットで反撃。
 本間はエルボー連発も鈴木は後ろ手に組んで前に出ていき、ならばと本間がヘッドバッドを打ち込みエルボー連打。崩れた鈴木の後頭部にエルボー連打からコーナー上に座らせると、雪崩式バックドロップを狙うが鈴木はバックエルボーで耐えるとフロントネック。本間はそのままエプロンに落下するが、鈴木へ垂直発射式こけしロケットでリングに落とすとコーナーからのダイビングこけしロケット。フォールも2。

 本間はSTFを狙うが、暴れた鈴木に変形STFからフォールも2。

 本間は担ぐが着地した鈴木がスリーパー。本間は前に投げ捨て逃れるとショートレンジラリアットからロープに飛んでラリアット。受けきった鈴木が張り手。再度張り手を叩き込むとエルボーの打ち合いへ。
 本間の張り手と鈴木のエルボーの打ち合いから、鈴木がエルボーから張り手を叩き込んでスリーパー。力が抜けていった本間をゴッチ式パイルドライバーで突き刺そうとするが本間は耐える。ならばとボディに膝蹴りから投げようとするが本間は変形ターメリッククラッチで切り返すが2。

 鈴木が張り手からエルボー。崩れ落ちた本間をゴッチ式パイルドライバーを突き刺し3カウント。  

<試合後コメント>
鈴木みのる
「ああ、いいねえ。殴るとか殴られるとか、フハハハ! ただよ、指くわえてよ、平々凡々とこの『NEW JAPAN CUP 2021』に出てるわけじゃねぇんだよ。お前らが言ったんだ。優勝者にはIWGP、新設されたIWGP世界への挑戦権を与えると。オイ! 挑戦権どころか、IWGPは俺のモンだ。そろそろ獲りに行くぞ」

本間朋晃
「(涙声で)負けたよ……負けたあーッ! 俺は何やってんだよ、このチャンスによぉ……。肝心なところで勝てない自分自身がイヤになる、本当に。何やってんだ、俺……。でも、このままじゃ終わんねぇからな! 絶対終わんねぇよ! 絶対こっから這い上がってみせる。負けないよ、俺は! クソがッ!」

第4試合

 ロックアップからジュースがロープに押し込むがKENTAが切り返し髪を掴んでいく。KENTAはヘッドロックから髪を引っ張っていき、ジュースはボディにエルボー連打からロープに振るがKENTAはショルダータックル。KENTAは再度髪を掴んでからヘッドロックも、ジュースはバックドロップで逃れてセントーンを投下。フォールも2。

 ジュースはナックルとチョップを打ち込みコーナーに叩きつける。逆コーナーに振り串刺しラリアットから串刺し攻撃を再度狙うが、KENTAは場外に降りて逃れる。

 KENTAはゴングを持ち出し、近づいてきたジュースを殴りつけるとリングに走り込みニードロップ連発からナックル。さらにフェイスロックから場外に投げ捨て場外戦へ。

 リングに戻り、KENTAはストンピングからナックル連発。さらにサミングからヘッドロックで捕らえ、ロープを使って顔面をこするとトラースキックからフェイスロック。
 ボディへのエルボー連打で逃れたジュースへKENTAはサミングからロープに飛ぶが、ジュースはカウンターのスパインバスター。
 ジュースは串刺し攻撃を狙うが、足を伸ばしてカットしたKENTAにジュースは再度走り込み串刺しラリアット。逆コーナに振り串刺しラリアットからロープに飛んでジャンピングラリアットでなぎ倒す。
 ジュースはナックルパートもKENTAは髪を掴んで引き起こしサミング。だがジュースもサミングからヘッドバッドを叩き込み、串刺し攻撃を狙うが足を伸ばしてカットしたKENTAがトルネードスタンガンからダイビングラリアット。フォールも2。

 KENTAはGAME OVERを狙うがジュースはロープを掴みブレイク。

 KENTAはバックを取るが、バックエルボーで逃れたジュースがロープに飛ぶが、KENTAはビッグブーツからロープに飛ぶも、ジュースもビッグブーツで迎撃しロープに飛ぶ。KENTAは避けるとエプロンに落としてビッグブーツで場外に叩き落とし、そのまま場外乱闘へ。

 KENTAがコーナーに登るが、ジュースはエプロンに駆け上がるとナックルから投げようとするが、KENTAはナックルで叩き落とすとエプロンから場外へ飛び込むも、ジュースはキャッチし場外マットへのデスバレーボム。

 リングに戻り、ジュースはパワーボムで叩きつけてフォールも2。

 ジュースはパルプフリクションを狙うが、KENTAはスクールボーイも2。
 ジュースは走り込むが、KENTAはエプロンに落としてからグリーンキラー。
 KENTAは串刺し式のブサイクへの膝蹴りから串刺し低空ドロップキック。
 コーナーに登りダイビングフットスタンプも、避けたジュースがザ・テイストで迎撃。
 ジュースは引き起こそうとするが、KENTAはGAME OVERを狙うも逃れたジュースにKENTAがビッグブーツ。ジュースのエルボーをガードしたKENTAがローリング袈裟斬りチョップも、避けたジュースが担いでプリンスズスロウン。フォールも2。

 ジュースはパルプフリクションを狙うが、切り返したKENTAがgo2sleepの体勢。着地したジュースを再度担いだKENTAがgo2sleepも、キャッチしたジュースがスクールボーイも2。

 KENTAはローリング袈裟斬りチョップから掌底連発。だがジュースは避けて腕を巻き込もうとするがKENTAがエルボーからローリング袈裟斬りチョップ。キャッチしたジュースが右ストレートからパルプフリクションを狙うも、切り返したKENTAがGAME OVER。これでジュースがギブアップ。

<試合後コメント>
KENTA
「(※馴染みのカメラマンに対し)どういうこと…!? どういうこと!? 昨日も勝って、今日も勝っちゃったよ、お前いるのに(苦笑)。お祓い行った!? もしかして!? なんか清めた!? (※カメラが左右に振られるのを見て)おかしいな、こんなことあんのかよ!? お前、全部(取材に)来いよ、この際。え!? …返事しねぇのか…。まあ、ちょっと座れよ。座らせてくれよ(※と言ってフロアに座り込む)。まあ今日、ロビンソンと試合して、まあ、もう終わったことだけど、(IWGP)US(ヘビー)の権利証の防衛の中で、あいつとの決着っていうのは、まだ自分の中でも終わらしてない感じがして、まあこれでホントの意味で、USの“あれ”が終わったかな、これで。まあ、そんなことよりも、『NEW JAPAN CUP』、次は誰…!? 鈴木みのるね(3.13名古屋)。“オカダ風”に言うと、“ミズキスノル”!? やってやるよ。久しぶりだな、やるの。実は、まあ知ってる人も知らない人ももちろんいると思うんだけど、俺と“ミズキさん”は、1回、ほかの団体でやってるんだよ、シングルマッチ。でもあんとき、俺、まあ、体調が…本調子じゃなかったんだよ。こんなこと言いたくないんだけど。本調子じゃなかったんだよ、あんとき。なんで本調子じゃないか、わかる!? わかる!?(※と確認するが、カメラは左右に振られる) …天龍(源一郎)さんに前日飲まされた! メッチャ調子悪かった(苦笑)。でもね、今回、俺もあれから歳も重ねて、まあ自分なりのいまスタイルでやってて、楽しみじゃん。今夜、天龍さんに会わなければ、次、必ずいい体調で迎えられるよ。楽しみにしとけよ。(※立ち上がり)USの権利証の“あれ”が終わったからって、まだまだ終わりじゃねぇから。なあ!? だからけっきょく俺が、なにが言いたいかっていうと……“鈴木みのるはTwitterでポエムみたいなことをつぶやきがち”ってこと」

※ジュースはノーコメント

第5試合

 ロックアップからオカダがロープに押し込みクリーンブレイク。鷹木がエルボー連打からハンマーブローで倒し、顔面を蹴りつけ引き起こすがオカダもエルボー連打からヘッドロックで捕らえショルダータックル。受けきった鷹木へ再度オカダはショルダータックル。3発目を受けきった鷹木が走り込むが、オカダがカニばさみで倒し背中へのエルボードロップ。
 オカダはエルボーでコーナーに押し込み首元へのエルボー。さらにネックブリーカードロップからフォールも1。

 オカダはフェイスロックで捕らえるが鷹木はロープに足を伸ばしブレイク。
 オカダは首投げからスライディングキックで場外に落とす。

 走り込んできたオカダの足を掴んで引きずり出した鷹木はエプロンへオカダを叩きつけるも、お互い鉄柵へ叩きつけあうと鷹木がエプロンへ腰を叩きつけ、さらに担いでエプロンへ顔面を叩き込み場外へのDDT。

 リングに戻り、ニードロップから背中を蹴りつけ背中へエルボー。ロープに振ってボディへの追走ニーからショルダータックルで倒す。
 鷹木はブレーンバスターからフォールも2。

 鷹木はスリーパーで絞り上げるが、オカダは腰へのエルボーで逃れると鷹木はダブルチョップでなぎ倒す。
 オカダはエルボー連発も鷹木は強烈なエルボー。
 鷹木は熨斗紙を狙うが、耐えたオカダがマネークリップ。鷹木はコーナーに下がって潰しロープに飛ぶが、オカダはビッグブーツで迎撃。両者ダウン。

 オカダはエルボー連打も鷹木はロープに振っていくが、オカダがランニングエルボーで倒す。
 オカダはコーナーに振って串刺しバックエルボーからガットショットを叩き込みDDT。フォールも2。

 オカダはコーナーに乗せていくが、鷹木は足を伸ばしてカットしリングに降りるも、オカダはエルボーから走り込むが鷹木はエルボーからナックルを叩き込みショートレンジラリアット。
 鷹木は起き上がりこぼし式のラリアットからボディスラムで叩きつけ龍魂エルボードロップ。
 鷹木はレインメーカーポーズからレインメーカー式パンピングボンバーを狙うが、オカダは腕へのビッグブーツで迎撃しエルボー連打。さらにエルボースマッシュも鷹木は後頭部へのラリアットからロープに飛ぶが、オカダはフラップジャックで迎撃。
 エルボーの打ち合いから鷹木がエルボー連打。オカダがロープに振ってドロップキックも避けた鷹木がスライディングラリアット。避けたオカダが担ぐも着地した鷹木がビッグブーツをキャッチしロープに押し込むとショートレンジラリアット。鷹木はロープに飛ぶがオカダはカウンターのマネークリップで捕らえるが、鷹木は切り返して熨斗紙。

 鷹木はロープに飛ぶがオカダはドロップキックで迎撃しツームストンパイルドライバー。さらにマネークリップで捕らえるが鷹木はロープに足を伸ばしブレイク。

 オカダはボディスラムからコーナーに登るが、鷹木は正面に登ると雪崩式ブレーンバスター。
 鷹木はロープに飛んでスライディングラリアットからフォールも2。

 鷹木はパンピングボンバーも避けたオカダが逆さ押さえ込みからショートレンジラリアットを狙うが、鷹木はカウンターのMADE IN JAPANも2。

 鷹木は担ごうとするが、耐えたオカダにショートレンジラリアット。
 鷹木は左右のエルボー連打。ロープに振ろうとするがオカダが逆にロープに振ってドロップキック。
 オカダはマネークリップで捕らえ、旋回式ツームストンパイルドライバーからマネークリップ。逃れようとする鷹木にそのままバックブリーカーからマネークリップ。鷹木はロープに足を伸ばしブレイク。

 オカダは背中にストンピングからジョン・ウー。すぐに立ち上がった鷹木がパンピングボンバー。
 オカダは腕を掴んで引き込み式のラリアット。再度引き込み式のラリアットも、鷹木は避けて腕を巻き込むと腕へのローリングラリアットからレインメーカー式パンピングボンバー。フォールも2。

 鷹木はパンピングボンバーでなぎ倒し、担ぐが着地したオカダが走り込むもオカダはショルダースルーから潰してフォールも2。

 オカダは担ぐが着地した鷹木がドラゴンバックブリーカー。
 鷹木はロープに飛んでパンピングボンバー。フォールも2。

 鷹木は担ぐが着地したオカダがレインメーカーも、鷹木はこれを巻き込みラスト・オブ・ザ・ドラゴンで叩きつけ3カウント。 

鷹木「大田区ー!すごく、個人的なこと言わせてもらいます。スッキリしました。オゥオゥほんとスッキリしたぜ。この対戦カードが発表された時、俺は、皆の気もちわかってるよ。オカダが勝ってもつまんねーなって、だからこそ、勝ってやったよ。それにしても新日本プロレス、おい、一回戦にしちゃ、相手がオイ強烈すぎじゃねーかオイ。だが冷静に考えてくれ、そりゃそうだよなオイ。今日は3月6日、49回目の旗揚げ記念日だオイ。その記念日、メインで勝って、マイク持ってんのはオカダじゃなく俺だっていうのは最高じゃねーかオイ。それから、今の一回戦このニュージャパンカップ、優勝候補筆頭から勝ったんだ。これがお前らどういう意味かわかるか?どういう意味かわかるか?俺には聞こえるぞ!鷹木信悟、待望論がなオイ!俺は、飯伏に対してもふざけんなって気持ちがあるんだよ。あの野郎好き放題やりやがって。きっちりケジメつけてやるからな。その前にオイいいかニュージャパンカップだ。昨年一回戦負けのこの俺が今年は優勝というてっぺん目指して龍のごとく駆け上ってやるぞー!」

<試合後コメント>
鷹木信悟
「(アグラをかいて)ああ、危なかったな、危なかった。紙一重だよ、紙一重。レインメーカーvsパンピングボンバー? 知るか、この野郎。さすがにオイ! レインメーカー食らったら、ただじゃ済まねぇのはバカな俺でもわかるぞ。こう見えても俺は戦略家だからよ。オカダ、まんまと引っかかったな。なんだ、あいつ調子悪いのか? 腰が悪いのか? 知らねぇけどよ、プロなんだから何の言い訳も通用しねぇよな。まあ、いまコンディションがもし悪いんだったら、運が悪かったな。運も実力の内だ。ということは今日の俺の勝ちは、完全勝利だ、オイ! リング上で言ったように、俺は飯伏に対しても不満があんだよ。ふざけんなよ、あの野郎。何が負けない? 逃げ出さない? 大事MANブラザーズ(バンド)みたいなこと言っといてよ。俺からは逃げてんじゃねぇのか、飯伏? なあ、まだ遠い先にいるかもしんねぇけど、いい機会だから言っとくわ。昨年の『G1(CLIMAX)』で、俺は飯伏から勝った。しかし飯伏はその『G1』で優勝した。まあ、でも、いずれ何か言ってくんじゃねぇかと思って、俺は待ってたよ。だがな、ドームに向けて、内藤と前哨戦。ドーム明けてからはSANADAと前哨戦。そして、また内藤。俺がどういう気持ちでリング上にいたと思うよ? 飯伏よ、シカトかましやがって。あいつも寝て起きたら忘れる後藤タイプか? 前にも言ったかもしれねぇけど、俺はこう見えても口下手のシャイボーイだ。おまけに受け身なんだ、俺は。待ってんだよ。お前から来るのを待ってたんだよ、飯伏。だが、お前から寝ても起きても来ねぇんだったら、俺からお前の前に行ってやろうじゃねぇか。飯伏、俺ももう若くねぇんだ。巷じゃ“ハツラツオジサン”とか言われてっからな。オジサンはオジサンでも、超元気なオジサンを見せてやろうじゃねぇか。まあ、とは言っても、1回戦勝っただけだから、今日のところは短めにコメントを終わらせてもらう。次、誰だ、2回戦?」

――後藤選手です
「ほう、後藤か(ニヤリ)。なんだ、オイ! 一難去ってまた一難かよ。後藤ね。おもしれぇ、やってやろうじゃねぇか。でも、昨日発表されたろ? 緊急事態宣言が延長されたんだ。ということは、GoToトラベルもまだ使えねぇんだよ。(※ことさらに声を張り上げて)ということは! 後藤のトラベルも使えねぇってことだな。上手いこと言ったな。お前ら! ここは笑うところだぞ、オイ!」

オカダ・カズチカ
「まあ、IWGP世界ヘビー級よりもダサいのがオカダ・カズチカだということがわかったんじゃないですかねぇ。相当ダサいよ、オカダ・カズチカ。あんなこと言っといてね。ああ、ダセぇ! クソダセぇよ、オカダ・カズチカ! まあ、本当にオカダならこの状況を打破してくれるだろうと思ってた皆さんには申し訳ないし、IWGPにも申し訳ないと思いますし、クソダセぇな、本当。まあ、でも、現時点ではEVILより強くて、鷹木よりも弱いということがわかりましたから、どっか痛いとかね、そんなの言い訳にも何もならないですから。どっかしら痛くても立ち上がって闘ってるのがプロレスラーですから。1回戦負けとして、もっともっと強くなって、また新日本プロレスの頂上まで登っていきたいなと思います。ただ、本当に今日はクソダセぇ。情けないにも程があるな……」

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