新プリプリ王者・辰巳リカが渡辺未詩との初V戦に勝利宣言!「所属選手全員と闘って1世紀防衛したい!」

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 イッテンヨンで同期生・坂崎ユカを破り、東京女子プロレスの頂点であるプリンセス・オブ・プリンセス王座に就いた辰巳リカが2月11日、東京・後楽園ホールで行われる渡辺未詩との初防衛戦に向け“勝利”を口にした。

 同団体は6日、東京・新宿区のサイバーファイト事務所で記者会見を開き、辰巳と渡辺が出席した。冒頭、辰巳は「7年、ユカちゃん(坂崎)とここまでやってきた集大成と言いますか、ずっといっしょにやってきた思いも込めて闘ったので、終わってほしくない気持ちもありました。最後は執念で、辰巳リカに改名して、ドラゴンになってから使い始めた大事な技、足4の字固めで終えることができたので、とても感慨深いものがありました。ユカちゃんとリングで2人きりで闘うのは2年ぶりで、その間、2人きりで話すことも減っていたので、拳と拳で語り合えたのかなと思います」と坂崎戦を振り返った。

 王座奪取後に、昨年11月7日までプリンセスタッグ王座を保持していた「白昼夢」でのタッグパートナーである渡辺が挑戦を表明したが、辰巳は「チャンピオンになったからには1世紀防衛するって決めていて、所属選手全員と闘いたいなって思っていた。1世紀防衛していたら、闘うことにもなるだろうなって。そんななか、ずっとタッグとしていっしょに闘ってきた未詩が、いの一番に挑戦を表明してきてくれたことはとてもうれしかったです。未詩には東京女子のエース、団体の顔にいずれなってほしいなって思っている」と評価したが、「ただ私がやっとつかんだ夢。ここで終わらせることはできないので、私がまだまだ引っ張っていくので、譲れないですね。2月11日、高速のジャイアントスイングは受けたくありません」と必勝を期した。

 さらに、辰巳は「未詩とシングルでやったのは、未詩がデビュー直後の18年に1回だけかなって記憶があるんです。それ以来のシングルでもあるので。隣でずっと見てきて、成長は感じてるし、信頼してたんですけど。実際に闘うってなったら厄介だなって感じると思うんです。まだまだ夢を叶え続けていきたいですし、ここで終わるわけにはいかないので。気持ちを込めつつ、思いっきりやり合って、私が突き進んでいきます」と挑戦者を警戒した。

 プロレスラーとアイドルを兼務する「アップアップガールズ(プロレス)」のメンバーとして、18年のイッテンヨンでデビューした渡辺は、初のプリプリ王座挑戦となるが、「私はリカさんがプリプリのベルトに挑戦することが決まったときから、応援しようっていう思いでセコンドにも付いて、当日近くで背中を見ていたんですけど。リカさんとユカさんの熱い闘いに心打たれるものがあったし、リカさんが勝った瞬間っていうのは涙をこらえるのに必死でした。自分がんばりたいっていう思いと、『リカさん、おめでとう』っていう気持ちが同時に込み上げてきた感じです。リカさんが勝ったら(ベルトに)行きたいっていうのは試合前から思っていたことではあります。自分が白昼夢として一昨年からリカさんの隣に並んで闘ってきて、その期間成長することが多くて。自分はリカさんがいなかったら何もできなかったし、リカさんに甘えているようなところも、試合の中でも試合以外でもあったと思います。自分がリカさんの背中を見ていて、『リカさんを超えたい』と試合後に改めて思ったので、(挑戦を)言おうと決めました」とコメント。

 続けて、渡辺は「このイッテンヨンでデビューから3年になりまして、3年前はプロレスを本当にやりたくないという感情でした。でも恵まれた環境というのがあって。オーディションのときからデビューも決まっていましたし。そのときにリカさんが会見で『この恵まれた環境にアプガ(プロレス)は甘えてるんじゃないの?』って言ったことがあって、その言葉がものすごく響いて。そこからリカさんの背中を追うようになって、白昼夢としてベルトをいっしょに獲ることもできました。自分にとってプロレスにここまで向き合えたっていうのはリカさんの存在が大きかったし、だからこそ今ここでリカさんを超えたいっていう思いがあります。(リカさんの)後輩のなかでも自分が一番にベルトを獲りたいです。アップアップガールズのなかでも(仮)さんが新体制になって、ここで『(プロレス)も負けてないぞ』って、ベルトを獲って証明したいです。アップアップガールズのなかでも一番有名になれるように、熱い思いで闘いたいと思います」と語った。

 タッグパートナー対決とあって、タイトル戦まで約1カ月間、「白昼夢」としてのリング上での活動が気になるところだが、辰巳は「この間は対角にいたいです」とキッパリ。渡辺は「この1カ月は対角で闘いたいという気持ちがあるんですけど、白昼夢はここで終わるわけではなくて、白昼夢の新しい形をこの1カ月間とそれ以降で見せていけるんじゃないかなって思います」と話し、王座戦までは、ともにタッグを“封印”したい意向を示した。

 最後に辰巳は「(成長を感じられるのが)メチャメチャ楽しみです。シングルで当たるのも久々で、タッグでやってきた未詩と改めて闘える。それだけで胸がいっぱいになると思うんですけど、後楽園ホールのメインで、どれだけのことができるのか。白昼夢で夢を見せたいなっていう気持ちです」と妹分との闘いに思いを馳せていた。

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