パンクラス3.15有明大会の公開計量で北岡「日本のライト級No.1決定戦をたのしみに」有己空「どんな天気でも空は空」

3月14日午前11時15分より、都内武蔵野市のクロスポイント吉祥寺にて、『PANCRASE 265』（15日、ディファ有明）の公開計量がおこなわれた。会場には、1部・2部合わせて52人もの選手が一同に会し、計量と写真撮影に臨んだ。
計量はLenny Wheeler（第1部・第8試合）が350gオーバー、Vyron Phillips（第1部・第3試合）が100gオーバーで失敗。わずかなオーバーなので、挽回してくれることを期待したい。そのほかの選手は全て初回でパスした。
主な出場選手のコメントは以下。

北岡悟（メインイベント）
心境はいつも通り。明日、会場に来てくれる人はケージで、来られない人はテレビで、日本のライト級ナンバーワンの決定戦をたのしみにしてください。

有己空（第12試合）
調子はすごくいい。今日は天気がいいけど、寒い。天気予報は見ないけど、どんな天気でも空は空。いつも通り頑張ります。

鈴木槙吾（第12試合）
体調は万全です。この試合は、自分からやらせてくださいとお願いして希望はかなった試合。前回負けているので、名前がある選手と闘いたかった。手っ取り早く上に上がるには美味しい相手だと思います。相手も前回負けているので、今回、自分が勝てばあり得ないマッチメイクじゃないと思います。
試合は打撃戦にはしたくないです。やったもん勝ちになってしまうところがあるので、ちゃんとMMAをしたいなぁと思っています。せっかく「近藤有己」という存在と闘えるチャンス、時間はともかく内容の濃い試合にしたいです。
強化してきたことは、全部と言えば全部。でも、いろいろやっているのに、試合になると打撃しかやらない。熱くなり過ぎてしまうのかも知れないです。練習ではいろいろできているし、自分でもグラウンドの方がいいと思っています。自分は「MMA」が強いはず。そこを試合で出していきたいですね。
今回、注目される試合がたくさんある中、僕の試合が気にかけてもらえるのは、近藤さんのおかげ。近藤さんに感謝しています。それだけに、「介錯」じゃないけれど、勝たせてもらいます。面白い試合になると思うので、僕のことを知らない人にも楽しんでほしいです。

砂辺光久（第10試合）
体調は万全です。今回は公開練習がありませんでしたが、公開練習をやるほどの相手ではないということです。
でも、相手と実力差はないと思っています。彼はタイトルマッチも経験していますし、格下どころか逆に強いと思っています。久しぶりに、自分の位置づけの中での格上の選手です。
練習は何かを重点的にやってというのは特にありません。いつも通りに仕上げてきました。最近、僕のジムからもプロ選手が出ていて、リーダーとして自分のことだけを考えているわけにはいきませんけど、追い込みも同じような時期にやることになるので、まわりに乗っけてもらう感じでけっこうラクです。
明日は、大会ベストバウトにしたいです。勝って言いたいこともあるので。

山崎悠輝（第6試合）
コンディションはバッチリです。髪型もバッチリ（笑）。これは大阪でやってもらいました。
相手は、パンチレスラー、ボクシングレスラーだと思います。パンチとレスリングができるかなと。
いま知ったんですけど、相手は高橋（義生）さんの元お弟子さんで、パンクラスで練習しているんですね。それを知ったら、よけい負けられません。生粋のパンクラシストと稲垣組の対決ですね。稲垣組をナメるんじゃないと教えてやります。本当によけい燃えてきますね。でも、いつもとあまり変わらない感じでいきます。僕はメンタルだけは強いと言われるんで（笑）。自分らしくいることですね。僕からか格闘技を取ったら、何も残らないです。
今回ももちろん勝って、夏の大会で児山（佳宏）選手とやりたいです。上の選手とどんどんやりたい。僕の中に具体的なイメージがあって、25歳までにチャンピオンになりたいんです。今年、全勝すればチャンスが巡ってくるかなと思うと1つ1つが落とせません。ただ、ビジョンにばかり振り回されるわけではなくて、若いんだからイキイキと、気にせず暴れてやります。
僕は、どこか普通の人と違うみたいで、いつも人と違うことばかりしているんですけど、でも、これが自分の「普通」なんです（笑）。明日は、会場に来てくれた人に非日常を見せたいですね。

伊藤崇文（第4試合）
相手には会ったけど…相手はどうでもいいなぁ。明日は俺が一番目立ってやる、それだけです。

【写真・文／佐佐木澪】