グレート-O-カーンが後楽園ホールの愚民の前でゲイブの頭を玉座代わりにドミネーターポーズ!10連一発目はオカダ・カズチカの顔面にクラッシュ・サンダー・バスター!

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 23日、東京都・後楽園ホールにて新日本プロレス『Road to POWER STRUGGLE』が開催され、11月7日大阪大会で行われるオカダ・カズチカvsグレート-O-カーン(以下オーカーン)の前哨戦が行われた。

 オーカーンの転生前の姿である岡倫之は2012年に全日本レスリング選手権大会フリースタイル120kg級に優勝したアマレスエリートであり、2014年からはブシロードレスリングに所属して活躍。2015年10月にはアマチュア格闘技10種目のタイトル奪取にも成功し、満を持して2017年に新日本プロレスデビュー。その後色々あった結果闇落ちすると、イギリスへ旅立ち“ドミネーター”に転生。2年ほど経った今月16日にウィル・オスプレイの裏切りに合わせるような形で突然日本に現れると、オカダを襲撃しエリミネーター(アイアンクロー・スラム)で執行したことはプロレス界の外に大きな話題を呼んだ。
 この反響を受けてオーカーンは「[観たら]ではない[面白い]だけではない【観てみたい】を余は作らねばならぬ 新たな視聴者層 開拓は余にしか出来ぬ大使命である」と宣言し、オスプレイと共に建国した『THE EMPIRE』の領土拡大に向けVtuberや秋葉原界隈の侵略を積極的に進めている。

 そのオーカーンとオカダのシングルマッチが来月7日のエディオンアリーナ大阪大会に決定し、この日はオカダ・カズチカ&ゲイブリエル・キッドvsウィル・オスプレイ&グレート-O-カーンによるタッグマッチの前哨戦へ。
 まずはオカダのパートナーであるゲイブに狙いを定め、コーナーに押し込むとゲイブの頭を玉座代わりにドミネーターポーズ。走り込んできたオカダの顔面をクラッシュ・サンダー・バスター(変形フェイスバスター)でリングに叩きつけていくが、オカダもカウンターのドロップキックをオーカーンの顔面に放ち反撃する。ゲイブが先程のお返しとばかりに怒りのエルボー連打を叩き込んでいくが、全てを受けきったオーカーンはリバースブレーンバスターからゲイブの頭をロックすると、エリミネーターを執行し勝利した。

 この結果にオカダは「いいねぇ、“オカン”。でもさぁ、俺とオスプレイの兄弟ゲンカに“オカン”は必要ねぇんだよ。母親は出る幕じゃねぇってことよ。まぁでも、兄としてしっかり親孝行してやるよ、“オカン”。大阪、覚悟しとけよこの野郎、あぁ? オスプレイ、テメェもだ!いつまでも優しいオカダさんだと思ってんじゃねぇぞ、この野郎!」とリングネームをバカにしながら挑発。
 オスプレイは「どうだ、“ドミネーター”グレート-O-カーンの力を見たか?この2年間イギリスのリングで闘った相手を一人残らず倒してきた、モンゴリアンモンスターだ。俺はこいつを一目見た瞬間から絶対に新日本マットに連れてこないといけない逸材だと思った。グレート-O-カーンが新日本の未来のトップに立つ。俺たちのことが気に入らない奴は、どう足掻いても俺たちみたいに強くなれないから、嫉妬してるだけだ。俺とビーはスポーツ界のキングとクイーンだ。スターダムはビー・プレストリーが、イギリスのプロレス界はグレート-O-カーンが制覇してくれた。そうして俺たちのエンパイアを築き上げていくのさ」とオーカーンの素晴らしさを称え、オーカーンは「オカダ!貴様を支配するまで、存分に調理してくれる!」と一喝した。

 オカダとオーカーンは11月7日のシングルに向けて前哨戦の10連戦を行う事になっており、その10連一発目の後楽園はオーカーンが勝利を引いた。今後は24日埼玉、25日千葉、28日山形、29日福島、31日茨城、1日東京、2日東京、3日静岡、5日高知と日本を周る予定だ。

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