【試合詳細】6・27 666新木場大会 【無秩序無差別級】宮本裕向vs怨霊 忍&竹田光珠&児玉裕輔vsガッツ石島&バナナ千賀&阿部史典 山田太郎&YANAGAWAvsHELLBROS Ryu&HELLBROS Ken

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『666vol.97~怨霊デビュー二十五執念記念大会~』
日程:2020年6月27日(土)
開始:19:00
会場:東京都・新木場1stRING
観衆:666人(超満員札止め)

▼HELLBROS Ryu、HELLBROS Ken デビュー戦
山田太郎/○YANAGAWA
8分27秒 逆エビ固め
●HELLBROS Ryu/HELLBROS Ken

▼初心者でもわかりやすい!ベビー対ヒールスペシャル6メンタッグマッチ
暗黒シャーマンモリノス/●K666/レザーフェイス
6分6秒 K666のシックスクラッチを切り返してのエビ固め
ダイナスティ/○ジャンボリー・バーブリッジ/尾﨑妹加(フリー)

▼チームKY砲! 匠に学ぶ!リア充編
●小仲=ペールワン/YANAGAWA
7分8秒 ウラカン・ラナ
“brother”YASSHI(ダブ)/○木下亨平(ダブ)

▼新宿二丁目女子プロレス提供試合 クミコタケダ&ブル宮城復帰戦
●ASUKAMA(カマプロ)/ブル宮城
6分10秒 飛びつき腕ひしぎ逆十字固め
○クミコタケダ/寧々∞D.a.i

▼「阿部くん、約束破るなんてひどくないっすか?」怒れる光珠の想い
忍/○竹田光珠/児玉裕輔(フリー)
8分29秒 ジャーマンスープレックス・ホールド
ガッツ石島(TTT)/バナナ千賀(フリー)/●阿部史典(BASARA)

▼ラム会長軍対佐野ふぐり軍
ラム会長/○葛西純(FREEDOMS)/ヤス・ウラノ(フリー)/山下りな(フリー)/先輩
13分0秒 パールハーバースプラッシュ→片エビ固め
佐野直(フリー)/●佐野ふぐり軍

▼666認定無秩序無差別級選手権試合 60分1本勝負
【王者】●宮本裕向
19分57秒 66ロック→レフリーストップ
【挑戦者】○怨霊
※初代王者宮本が2度目の防衛に失敗。怨霊が第2代王者となる
※怨霊の手紙によるアピールでスペシャルシングルマッチから666認定無秩序無差別級選手権試合に急遽変更

怨霊が25執念試合で大流血も裕向から無秩序無差別級王座を奪取し涙!阿部の制裁マッチは桃尻飛び交う悪夢!HELLBROS Ryu&Kenが待望のデビュー!

オープニング


 選手全員感染症予防のためにフェイスシールドとマスクを付け、いつも通り山田太郎以外の選手が新Tシャツに身を包んで入場。まずは裕向が選手を代表して挨拶。

裕向「くぉんばんは!お久しぶりですねえ!プロレスライターの須山です(須山氏のモノマネで)!えー、ということで皆さんお久しぶりです!この自粛期間はどうだったでしょうか。僕らもみんなの前で試合したかったですけどそういうわけにもいかずに、無観客試合とかやってたんですけど、今回初めて有人興行ということで選手一丸となって楽しませたいと思いますので、皆さんもしっかり楽しんで、またプロレスを見る機会を増やしてください!よろしくお願いします!(須山氏のモノマネで)あとで本人来るから!」

 そして一人リングに残った山田が「RyuとKenまで貰ってるのに……」と一人新Tシャツを貰えなかったことを嘆きながらも「最後まで666らしく楽しんでいきましょう!」と観衆を盛り上げてからオープニングコールを行った。

第1試合


 666入団も関西在住という事情からダブプロレス預かりで修行を積んでいたRyuとKenが兄弟タッグでデビュー戦。
 兄のRyuと山田の対面で握手をしてからゴングが鳴ると、バックの取り合いからリストの取り合い、山田がグラウンドに転がして絞り上げるがRyuはヘッドシザースで切り返してクリーンブレイク。両者タッチ。

 YANAGAWAと弟のKenの対面となると、YANAGAWAが気迫あるヘッドロックからショルダータックル、さらにロープに飛ぶがKenがアームドラッグで切り返してコーナーに振り、セカンドロープを踏み台にしてなんらかの串刺し攻撃を狙うが惜しくも失敗。しかし直後にブレイクダンス式のギロチンドロップを見舞う。さらに追撃を狙っていくが、YANAGAWAが強烈なエルボーで打ち据えていき山田にタッチ。
 山田は連続ボディスラムからYANAGAWAにタッチ。
 YANAGAWAはKenをスリーパーホールドで絞め上げるがこれはRyuがカット。YANAGAWAはKenをボディスラムで叩きつけて山田にタッチ。
 山田はハーフダウンのKenをハンマーパンチの連打で攻め立て、Kenが立ち上がった瞬間にエルボースマッシュ。さらにロープに飛んで行くが、Kenはこれをカウンターで担ぎ上げてボディスラム。Ryuにタッチ。

 Ryuは山田をショルダータックルでなぎ倒してからボディスラム。さらに追撃を狙っていくが山田が腕を絡め取って脇固め。これはKenがカットに入り、2人でダブルのバックエルボーから「F●ck!!」と中指を突き立ててからのサンドイッチ低空ドロップキックというダブプロレスムーブ。

 さらにRyuが山田をインプラントDDTで突き刺してから引き起こすが、山田が耐えてボディスラムで叩きつけYANAGAWAにタッチ。
 YANAGAWAはRyuの顔面にトラースキックから低空ドロップキック。さらにブレーンバスターで叩きつけてからの逆エビ固めでギブアップを奪った。
 試合後、山田とYANAGAWAは倒れ伏すヘルブロスの2人へ歩み寄ると両者の健闘をたたえ、デビューを祝福した。

<試合後コメント>
HELLBROS Ryu&HELLBROS Ken
Ken「ようやくスタートを切ったばっかりなんで。これから2人でHELLBROSの恐ろしさを見せつけていって、2人で革命を起こします」
Ryu「デビュー戦がコロナで3ヶ月伸びましたけど、ここがゴールじゃなくてスタートなんで。やっぱりリングって恐ろしいですけど、歴代のレスラーが闘ってきた舞台にやっと上がれたので。練習してきても、練習だけじゃ補えない部分を先輩と闘ってハッキリと感じたので、練習はもちろん続けながら、レスラーたちからいろんなものを吸収してこのHELLBROSは強くなっていくので。俺たちから目を離さないで是非応援して下さい」

第2試合


 K666とリーの間には先日の無観客試合にて因縁が生じており、この行方に注目が集まる試合。
 まずは妹加とレザーの対面で試合が始まると、レザーが妹加の顔面をかきむしりながらのチョークスリーパーといきなりの反則攻撃。妹加はこれを振り払ってアルゼンチン・バックブリーカーを狙っていくが、K666が竹刀を持ってリングに飛び込んでくると妹加に一撃。K666とレザーのトレイン攻撃からモリノスのヘアホイップが連続して決まり、レザーが妹加の髪を掴んで引き起こすが妹加は振り払ってショルダータックル。リーにタッチ。
 リーはレザーにドロップキックを見舞うが、ここでK666が竹刀でレフリーをぶん殴って昏倒させるとリングを無法地帯に。3人でリーをストンピングで痛めつけてからモリノスが扇子で殴打。さらにレザーがチョーク攻撃を見舞っていくも、リーは倒れ込み式のラリアットでレザーをなぎ倒してダイナスティにタッチ。

 ダイナスティはレザーをフランケンシュタイナーで放り捨ててから串刺しジャンピングニー、サッカーボールキックと畳み掛けてコーナーに上がるとトルニージョのように横回転しながらのダイビングプレス。さらに妹加がアルゼンチン・バックブリーカーでレザーを担ぎ上げるがモリノスがカット。

 K666とリーの対面となると、リーはK666にラリアットからジャックハマー、さらにコーナーへ振って串刺しブートを狙うがK666がこれをかわして組み付きシックスクラッチ。前回の無観客試合ではこれでリーがギブアップ負けも、この日のリーはなんとかロープに足を伸ばしてブレイク。
 K666は足を刈る低空タックルのような高速スパインバスターを見せ、モリノスがセカンドロープからダイビングクロスボディ。さらにレザーのチョークスラムからK666がダイビングダブルフットスタンプを突き刺し、再びシックスクラッチの体勢に入るが、リーは体勢を入れ替えて上からフォール。そのまま全体重をかけて押さえ込んで3カウント。

 リーが因縁のK666から殊勲の勝利を挙げるも、この結末に納得行かないK666らが3人でリーを暴行し勝ち名乗りを上げてから去っていった。

第3試合


 『チームKY砲! 匠に学ぶ!リア充編』と銘打たれたこの試合、ボーダーサングラスをかけた木下がその手にパリピ棒とモンエナを持って入場するとYASSHIがマイクを取る。

YASSHI「この試合、キーワードが1つ!リア充って言葉じゃカス野郎!でも残念ながら俺たちダブプロレスのレスラーにな、オイ!リア充なんて言葉は存在せぇへんやんけ!痛いときも、苦しいときも、楽しいときも、しあわせなときも、それは俺たちは現実を見るしかあらへんからな!だからな、残念ながらな、俺達はリア充じゃないねんけ。お分かり?!」
YANAGAWA「ちょっと待って下さい!そんなこと言うとね、この試合の意味が全くなくなるんですよ!なんで?!俺たちにリア充を教えて下さいよ!」
YASSHI「じゃあな、お前らが今思ってるリア充を俺たちにぶつけて来いよカス野郎!」

 ダブプロレス勢が襲いかかり場外戦からゴング。リング上では木下がYANAGAWAを相手取るが、木下のドロップキックをすかしたYANAGAWAが低空ドロップキックを叩き込んで小仲にタッチ。
 小仲はキャメルクラッチで固めながら木下の目に指を突っ込んでいき、奇声を発しながらの地獄突き連打からコーナーへ押し付けてナックルを連打。さらにランニングバックエルボーを見舞い、その勢いで回転してポーズを取りながら着地。さらにブレーンチョップを見舞ってからポーズを決めながら改めて着地。さらに足で木下の腕を固めながらポーズを決めるというどこかで見たことのあるムーブを決め、アメトーークに出演を果たしたTVスターとしての貫禄を見せつける。
 YANAGAWAに代わるとエルボー連打からロープに飛ぶが、木下がカウンターのドロップキックを決めてYASSHIにタッチ。
 YASSHIはランニングエルボーでYANAGAWAをなぎ倒すと小仲の髪を掴んで引き倒し、木下とともに「F●ck!!」と中指を立ててからのサンドイッチドロップキック。小仲がこれをカットするとYANAGAWAは木下に延髄斬りを見舞い、小仲が2人での攻撃をジェスチャーでアピール。

 YANAGAWAが串刺しバックエルボーを見舞うと、小仲はスペースローリングエルボーというスーパースターな技を見舞い、2人で木下へダブルのブレーンバスター。するとYANAGAWAはボーダーサングラスを片手にモンエナを開栓し、小仲がパリピ棒を持って踊り始め、小仲がコーナーへ上がっていく。そして小仲はパリピ式座禅トーンを狙っていくが、YANAGAWAがテンションのままに小仲をデッドリードライブで投げ捨てると、木下が小仲をウラカン・ラナで押さえ込んで3カウント。

第4試合


 新宿二丁目女子プロレス提供試合は、クミコタケダ&ブル宮城の666復帰戦。
 クミコの愛らしい入場に会場が沸き、ASUKAMAと寧々の対面で試合が始まってもコーナーで股間を強調したポーズで観衆の情欲を刺激していく。
 ASUKAMAと寧々は素早いグラウンドの攻防からのロープワーク戦を見せ、寧々がフランケンシュタイナーでASUKAMAを放り捨てると両者距離を取りタッチへ。
 クミコと宮城の対面となると、クミコは宮城のロックアップをすかしながら曲線的なポーズを見せ、観衆は黄色い歓声を上げる。これに怒った宮城がラリアットを放つが、腕にクミコの貝殻ビキニが突き刺さって悶絶するはめになってしまう。クミコが貝殻で隠されたその豊かな双丘を観衆へ見せつけていると、宮城はリング上にヌンチャクを持ち込んでクミコの股間にブスリ。クミコは「んお゛お゛お゛ッ!!」と野太い声で悲鳴を上げて倒れ込み、宮城はさらに足でクミコの秘密の花園をシェイキングする電気あんま攻撃。
 ASUKAMAに代わるとクミコを連続してヘアホイップで放り投げていくが、クミコのウェイブした亜麻色の髪が取れてしまうとお色直しタイムを設けて竹田誠志が再びクミコタケダに。するとクミコはパンツの中からマスクを取り出すと今更な感染症予防対策を取り、ASUKAMAと宮城のダブルチョップをスライディングでかわしながら寝そべりグラビアポーズへ。2人の視線がクミコに集まった隙に寧々がコーナー上へ駆け上がって2人まとめてミサイルキックで吹き飛ばすと、寧々がASUKAMAへサンセットフリップからフィッシャーマンズスープレックス。さらにロープに飛んでいくが、エプロンから宮城がヌンチャクで一撃入れると、リングに飛び込んできてもっちりバディシザース。続けて即座にASUKAMAが即座にスライディングキックで追撃し、宮城がコーナーに上がると拝んでからのスーパーダイビングギロチンドロップを投下。

 しかし、それまでエプロン上でポーズを決めていたクミコが突然キラークミコと化し、ノーガードの宮城の顔面へロッキンポを突き刺すとASUKAMAへ飛びつき逆十字。たまらずASUKAMAがタップして試合終了。あっという間の結末に実解席からは「そんなのナシだろぉ?!」という嘆きの声が飛び、観衆はクミコへ大歓声を贈った。

第5試合


 4月に予定されていた新宿二丁目プロレスにて、現ILNP王者の光珠へ阿部が挑戦するはずだったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により大会が9月に延期に。しかし各団体の相次ぐ大会延期でリスケが重なったことによりスケジュール管理にほころびが生じた阿部が9月のニチョプロの日にダブルブッキングを起こしてしまい、出場不可能に。
 これに対して光珠は怒りを顕にして入場から阿部に掴みかかり、阿部も逆ギレしてこれに応戦。両軍ともに2人を引き剥がして中々試合が始まらないという緊迫した空気に包まれる。
 しかし忍と千賀は股間を強調したブーメランパンツ一丁で入場していたり、児玉は光珠を必死に引き止めるように見えて光珠の尻にしがみついて頬ずりをしているだけだったりと、どことなくニチョプロの空気も漏れ始める。

 忍とガッツの対面でゴングが鳴ると、ガッツがショルダータックル合戦を制すれば忍がドロップキックで反撃。しかしここで光珠がコーナーに控える阿部へ突っ込んでいって殴り合いとなり、両陣営の選手たちは2人を必死に引き剥がす。
 千賀と児玉の対面となり、ロープワーク戦を制した児玉がアームドラッグからヒップトス。しかしここで今度は阿部がコーナーに控える光珠に突っ込んでいき、両陣営の選手が2人を引き剥がす。
 ついに光珠と阿部の対面となると、光珠が怒りのエルボー連打からソバット、さらにロープに飛んでいくが、千賀が場外から光珠の足を引き倒すとタイツを脱がせていき、セクシーな下着から光珠の白桃がまろび出る。阿部はバックマウントを取って行くが、ここで児玉が突っ込んできて光珠を救出。そして光珠をかばうかのように見せながら光珠の尻を貪り始める。

 この事態を重く見た忍は自らの尻を児玉に差し出して光珠の救出を試みるが、児玉は一瞥くれただけで再び光珠の尻へむしゃぶりつく。

 忍が落ち込む中、今度は千賀が自らの尻を差し出して光珠の救出を試みるが、児玉は一瞥くれただけで再び光珠の尻へむしゃぶりつく。

 今度は阿部が児玉に尻を差し出すが、これを見た光珠は児玉を振り払って立ち上がると阿部の尻へドロップキック。2人が場外に飛び出してもみ合う中、今度はガッツが児玉に尻を差し出すと、ガッツの尻は児玉の琴線に触れたようで逃げ惑うガッツを押し倒す勢いでその尻に顔を埋める。

 これをなんとか抜け出したガッツはエプロンからプランチャを投下。これをかわした忍がケブラーダで反撃していくと、リング上は再び阿部と光珠の対面に。
 もみ合いながらのグラウンド戦となると、阿部がそのテクニックで光珠を圧倒し、フロントネックロックやキーロックと変幻自在に組み替えながらマウントを取っていく。
 
 ここに千賀、忍、児玉、ガッツと加わってグラウンドの乱戦となると、いつの間にか忍と千賀がコスチュームをキャストオフして全裸になっており、千賀が光珠の足を、忍が阿部の足を捕らえて股間を露出しない絶妙な角度でドラゴンスクリュー。

 阿部と光珠を除く4人が濃厚に絡み合っていき、忍が千賀を騎乗位で突き上げ、ガッツが忍のふっくらお揚げに唇を這わせ、児玉がガッツの石島へスカルファックを試みるというこの世の地獄が顕現。この惨状をよそに阿部と光珠はリングを広く使ったスピーディなレスリング戦を展開し、バックを取った光珠がそのまま阿部をぶっこ抜いてジャーマンスープレックスホールド。これで3カウントが入り、光珠の勝利という結果となった。

阿部「あの、この度はね、自分のスケジュール管理不足で666の人、二丁目プロレスの人、楽しみにしてくれているお客さん、このタイトルマッチに思いをかけてくれていた光珠さん、これは自分のミスなんで、改めて申し訳ありませんでした!(深々と頭を下げる)僕にはもう、謝ることしか出来ないから……ホントにこれしか出来ません。本当にどうもすみませんでした!」
光珠「阿部くん!スッキリしたから、もういいいよ!」
千賀「阿部!阿部!ホウレンソウ忘れんなよ!」
阿部「ホウレンソウ?」
千賀「うん。ホウレンソウな」
(千賀がそれぞれにマイクを向けながら)
千賀「ホウ!」
ガッツ「レン!」
阿部「ソウ!」
千賀「OK!それそれ!ホウ!」
ガッツ「レン!」
阿部「ソウ!」
千賀「レン!」
阿部「?!……ホウ!」
ガッツ「ソウ!」

忍「光珠さん、阿部もこんなに言ってるんだから許しましょうか。でもね、阿部がいなくなったことで、9月8日、ミックスデー。挑戦者がいなくなりましたんで、どうしましょう……」
光珠「どうしましょうね……」

(ここで突如木下の入場曲が流れ、木下がリングインして光珠からマイクを受け取る)

木下「光珠さん!今の熱くて、バチバチしてて、ペタペタしてる試合を見たら、もういてもたってもいられなくなってしまいました!9月8日、そのベルト、俺が挑戦します!」
忍「ちょちょちょ、チョット待ってくれ。二丁目プロレスで一番偉いのは俺なんだよ。勝手に決めないでくれる?木下くん」
木下「忍さん、お言葉ですが、僕、チェキのランキング、チャンピオンの竹田光珠さんを何回も抜いて1位になってるんですよ。光珠さんを超えてるってことはもちろん……忍さんも超えてる!阿部さんも余裕で超えてる。この僕のチェキの実績、どうですか?二丁目プロレスは、そういうところが大事じゃないんですか?」
忍「木下くんさぁ……俺もそう思う!俺もそう思うから、9月8日の二丁目プロレスミックスデー!挑戦者・木下、チャンピオン・竹田光珠、決定します!お前らにメインを任せるんだから、先輩が悔しいと思うような試合、お願いします!」

第6試合


※この試合は主催者側の要請により、試合詳細・試合写真は一切掲載出来ません。ご覧になりたい方はぜひ会場までお越しください。

第7試合


 666では2018年にシングル王座である無秩序無差別級王座を創設。宮本裕向が約10ヶ月の期間に渡って開催された初代王者決定トーナメントを制して王座を戴冠すると、昨年12月にはILNP王者の竹田光珠との王者対決を制して防衛に成功。
 そして裕向は今年2月の試合で怨霊からフォールを奪うと「怨霊さん、昔みたいに俺たちの壁になってくれないんですか?」と怨霊の奮起を促し王座戦を要求するも、怨霊はこれを拒否。すると裕向は「アンタが俺たちの壁にならねえって言うなら、俺が怨霊の壁になってやる!」と気炎を上げた。
 その次の大会で裕向が怨霊の25周年記念大会での王座戦を要求するも、怨霊は「やんねえよ」と拒否。さらに次の大会でも裕向と対戦した怨霊は戦いの中で考えを改め、「宮本が強いのは分かったよ。だから俺、倒すわ。シングルやろう」と提案するが、なんと今度は裕向が「やるわけねぇだろうが!」と拒否。
 誰も結末の読めない混沌とした中で迎えた怨霊のデビュー25執念記念試合は、裕向とのシングルマッチながらノンタイトル戦として発表されていた。

 しかし、両者が入場すると弥武リングアナが怨霊から預かったという手紙を朗読し始める。

怨霊(代読)「見つめては言えない言葉がある。見つめられては言えない言葉がある。今、その想いを手紙に託して伝えたい。16小節のラブソング。拝啓、宮本裕向様。貴方と出会って18年くらい経ったのでしょうか。最初、貴方に会ったのは、今はなきWMF道場の新弟子入門テストでしたね。中々基礎体力の試験をクリアできない貴方を、ミスター雁之助は落とそうとしていましたが、出来なくても何度も挑戦する貴方を見て、私は『ガッツがあるから採用しよう』と言いました。なのに、いつの間にか雁之助さんが、『モノマネが得意で面白そうだったから採用した』という話に転換されていて、『自分が採用にゴリ押ししたのになあ』と寂しい気持ちでいました。そして、WMFがなくなり、貴方が666に入りたいと言ってくれたときには、素直に嬉しかった。しかし、貴方は金にうるさいし、自分のメリットしか考えない。先輩にも逆らう。なのにどんどん人気者になっていき、プロレスの上手さ、強さも確かなものにしていきました。そんな貴方を見て、嬉しい反面、ジェラシーも感じていたのです。もう、自分は年を取り、身体もボロボロで、若い頃の仲間も死んだり、引退したり、セミリタイアしていたり、『自分もそろそろ潮時かなあ』と思っていたときに、『怨霊さんがみんなの壁にならないなら、俺が壁になる』とマイクアピールをしてきて、『生意気だな』と腹がたった!タイトルマッチをやろうと言われたけど、素直になれなかった。だけどなんだか、その後、貴方と試合をしていくうちに、『これが最後のチャンスかもしれない』と気持ちが変わってきました。現在のプロレス界で一番強いのは宮本裕向だと私は思っています。そんな貴方の壁に、私がなれるのならなりたい。でも今日は宮本裕向という壁を私が崩します。そして勝ってみせます。
P.S. もしよければタイトルマッチにしてください。 怨霊より」

裕向「……なつかしい話、ありがとうございました。タイトルマッチやります!」

 急遽タイトルマッチに変更されることとなり、記念撮影の後に両者しっかりと握手を交わしてからゴング。
 リストの取り合いから首の取り合いとなり、裕向がショルダータックルでこれを制すると怨霊はアームドラッグでやり返し、裕向の右腕に照準を定めてロープを使ったアームロックやキーロックで痛めつけ、裕向が脱出するとクルクルエルボー。怨霊は裕向と額を突き合わせて睨み合い張り手を見舞うが、裕向はゼロ距離のニールキックでやり返す。
 裕向はチンロック、踏みつけサミング、フィストドロップ、ロープにくくりつけてのスタンド式キャメルクラッチ、ブレーンバスターと頭部にダメージを集中させてコーナーに上っていくが、怨霊はロープにタックルしてリングを揺らし、裕向の動きを止めると雪崩式フランケンシュタイナー。さらに怨霊は怨霊バックブリーカーを狙っていくが裕向がこれを振り払うとゼロ戦キック。裕向が場外にエスケープするとセントーンアトミコで追撃。

 怨霊はリングの下からテーブルを取り出すと裕向を設置してからリング内へ。しかし裕向がガバリを起き上がってテーブルをリング内の怨霊へぶん投げる。裕向はエプロンに上がって怨霊を捕らえると、その机上へジャンピングファイアーサンダー。

 怨霊が額から流血する中、裕向はテーブルの板を引っ剥がして何度も怨霊の頭を殴りつけると怨霊の頭からは大量の鮮血が噴き出す。裕向はグロッキー状態の怨霊を豹馬殺しで投げ捨て、さらに左右のミドルキックからラリアットを放つが、怨霊はこれを絡め取って脇固め。

 裕向がこれをロープブレイクすると、怨霊は雄叫びを上げて怨霊バックブリーカー、続けて滅多に見せない奥の手のエメラルド・フロウジョンで突き刺していく。さらに怨霊は裕向をロープに振るが、裕向はハンドスプリング式ダブルオーバーヘッドキック。さらにジャーマンスープレックス、蒼魔刀、ムーンサルト・プレスと必勝パターンに持ち込んでフォールするも、怨霊はマッドハンドでレフリーの手を掴んで3つ目のカウントは叩かせず。
 
 裕向がレフリーに抗議すると怨霊は低空ドロップキックからの怨霊クラッチを狙うが、これを読んでいた裕向は飛行機投げのような形で切り返し、そのまま担ぎ上げてファイアーサンダーの体勢へ。

 怨霊が抵抗すると裕向は卍コブラで絞り上げるが、怨霊は死の灰を噴射して脱出。さらにヒザへの低空ドロップキックから怨霊クラッチ。裕向がこれをキックアウトするとその腕を取って66ロックに持ち込むと、裕向はギブアップせずに耐えるものの、試合続行不可能と判断したレフリーが試合を止めた。

 勝利した怨霊には無秩序無差別級のベルトが贈られるが、怨霊はベルトを無造作に掴むと、倒れたままの裕向の足元にこれを置いてマイクを取る。

怨霊「つえーよ、宮本。今日は宮本からピンフォールもギブアップも奪ってない。レフリーストップですよ。宮本に勝ったと言えないよ。だから、ベルトはまだ宮本が持ってろよ」
裕向「ちょっと待ってくれ怨霊さん。ちょっと待ってくれ。このベルト、勝ったやつが、トーナメント優勝したやつがベルトを巻くって、無秩序巻くって言って1年間頑張って、このベルト巻いて!この頑張りと、666背負った!だから今、全日本とかZERO1とかでベルト巻いてんだと思います。この気持ちがなかったら僕は絶対ベルトなんて巻けませんでした。だから怨霊さん、俺から勝ったベルト、しっかり腰に巻いてください!」

(裕向から怨霊へベルトが手渡される)

怨霊「……まあ、俺が締めるとガタガタになるから。一言、二言、三言。喋りだすとおしゃべりなんでね。プロレス、怨霊、25周年。SPWFを入れると26年、学生プロレスを入れると30年。18歳で東海大学に入って、MEN’Sテイオーこと大塚さんに受け身を1から教えてもらって……(涙で声をつまらせながら)……もう、30年も、経っちゃった。もうこれしかないんで、こんなちっちゃ……あっ、こんな大きな会場でしか出来ませんが、これまでやってこれたのも所属レスラー、スタッフ、お客さんのおかげだと思ってます!今日はありがとうございました!」

<試合後コメント>

怨霊
「宮本はね、インディーの中でも一番試合数多いし、特に宮本は勝ち負けなんて関係ないんですよ。オファー貰ったらそれで勝ちですよ。他の団体に出て負けて、強くなっていって、宮本がやってることが正しかったなって思いました。『巡業があるとキツいからいいよ』とか断って、単発で(オファーを)貰ってるだけで、宮本と差が開いていくのは当然ですよね。今日宮本からピンフォールもギブアップも取れなかったから、悔しいです。また宮本を目指してがんばりますよ。ありがとうございました」
※この後、師匠のMEN’Sテイオーを捕まえて2人で記念撮影


宮本裕向
「見ての通り、真剣勝負で負けました。でも、逆に気持ちいいですね。こんだけ怨霊さんの気持ちを、口では言えない気持ちを聞いて、手紙で聞いて、その上でのタイトルマッチして、そしてレフリーストップで負けて、悔しいけど、でも、怨霊さんの勝ちだと思います。だからまたね、ちゃんとこの1年半くらい守ってきたあのベルト、もっと怨霊さんの色に染めて欲しい。今はまだ俺の色になってるけど、チャンピオンの怨霊さんが防衛してほしいと思います。今日はホント真剣勝負で負けたんで、何も言うことないです。壁になって、もらえるかな……。怨霊さんがこれからの666の選手も含め、他団体の選手にも壁になってほしいと思ってます。ありがとうございました」

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