【試合詳細】5・31 DRAGON GATE無観客試合 ウルティモ・ドラゴンvsU-T H・Y・OvsビッグR清水vs土井成樹vs斎藤了vs堀口元気vsドラゴン・ダイヤvsKzyvsヨースケ♡サンタマリアvsジェイソン・リーvsBen-K

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『KING OF GATE 2020』
配信日時:2020年5月31日(日)
配信開始:12:00
会場:特設会場
観衆:無観客大会

▼KING OF GATE 2020 敗者復活バトルロイヤル 時間無制限勝負
○土井成樹
10分1秒 オーバー・ザ・トップロープ
●ヨースケ♡サンタマリア
※土井成樹が決勝トーナメント進出決定

<退場順>
Ben-K→ジェイソン・リー→堀口元気→斎藤了→H・Y・O→ドラゴン・ダイヤ→Kzy→ビッグR清水

▼ボーナスマッチ U-T復帰戦 シングルマッチ 時間無制限1本勝負
●U-T
10分52秒 メキシカンストレッチ
○ウルティモ・ドラゴン

土井成樹がドリームゲート王者の意地を見せ敗者復活戦を制して決勝トーナメント進出!1年振りに復帰したU-TがDRAGON GATE世代の牽引を誓う!

敗者復活バトルロイヤル


 まずは敗者復活バトルロイヤルの出場選手決定抽選が行われた。
 KING OF GATE 2020で敗れたディアマンテ、土井成樹、ドラゴン・ダイヤ、Kzy、ヨースケ♡サンタマリア、奥田啓介、KAI、Ben-K、KAZMA SAKAMOTO、H・Y・O、斎藤了、ドラゴン・キッド、横須賀ススム、ジェイソン・リー、B×Bハルク、堀口元気、ビッグR清水、Kagetora、ストロングマシーン・J、望月成晃、吉田隆司の21名が順に封筒を引いていく。
封筒が開封され、H・Y・O、ビッグR清水、土井成樹、斎藤了、堀口元気、ドラゴン・ダイヤ、Kzy、ヨースケ♡サンタマリア、ジェイソン・リー、Ben-Kの10選手が出場権を獲得。10人がリング上で対峙し、闘志を燃やしながら一旦退場していく。

 コスチューム姿となった10人が改めてリングインし、輪になって向かい合った状態でゴング。
 ゴングと同時に無言のアイコンタクトで闘龍門世代とDRAGON GATE世代が結託してR・E・DのH・Y・O&清水を襲撃して袋叩きにそのままOTRさせようとする。しかしDG世代と闘龍門世代も一枚岩ではなく、Ben-K&マリアが堀口を、土井がジェイソンをOTRさせようとするなど連携にほころびが生じる。
 その間に体勢を立て直した清水がダイヤに突っ込んでいくと、KzyとBen-Kが加勢してOTRを狙う。一方、H・Y・Oにキャメルクラッチを仕掛けるマリアに斎了がキャメルクラッチを仕掛けるなどリング上は一時硬直状態に。
 Ben-Kが清水の腕を取ると、Kzyが腕へのダイビングエルボースタンプ、Kzyが抑えてダイヤが、ダイヤが抑えてマリアが、マリアが抑えてジェイソンが、ジェイソンが抑えてBen-Kが、Ben-Kが抑えてダイヤが、ダイヤが抑えてマリアが、マリアが抑えてKzyが、Kzyが抑えてジェイソンが、ジェイソンが抑えてBen-Kがコーナー上から清水の腕へ打撃を見舞っていく。
 ダイヤとマリアが清水をロープに振っていくが、清水は2人まとめてフライングショルダーで吹き飛ばし、H・Y・Oの協力も得て堀口にダイビングショルダー。そしてH・Y・Oが堀口の腕を取り、清水がコーナーに上ってお返しとばかりに上から腕への攻撃を狙うが、R・E・D以外の選手たちが全員でロープを揺らして妨害。清水は足を踏み外してコーナーに股間を痛打してしまう。
 清水が一時戦闘不能になり、ローンファイトを強いられるH・Y・Oへ、DG世代&闘龍門世代がトレイン攻撃。反撃に転じようとするH・Y・OをBen-Kがスピアでなぎ倒し、Ben-Kクラッシュを狙うが、H・Y・Oがこれを回避。Ben-Kは追撃を狙ってロープに飛ぶが、H・Y・Oが回避してロープを引き下げ、Ben-Kはそのまま突っ込んでOTRで失格。
 リング上では、ジェイソンが堀口&斎了のトレイン攻撃をかわし、堀口を踏み台にして斎了にスイングDDT。雄叫びを上げるジェイソンへ清水がラリアットを叩き込み、砲丸投げスラムで3カウントを奪い、ジェイソンが失格。
 清水とH・Y・Oが堀口をロープに振ろうとするが、堀口はH・Y・Oへバックスライド・フロム・ヘブン。これを返したH・Y・Oがトルネードクラッチを狙うが、堀口は更にこれを切り返してバックスライド・フロム・ヘブンの体勢に入るが、H・Y・Oが後ろ足を蹴り上げて急所攻撃を見舞うと、掟破りの神を宿らせしバックスライドで3カウント。堀口が失格。
 背後から急襲したKzyの攻撃をかわして走るH・Y・Oだったが、Kzyのカニバサミからダイヤの619、土井のバックドロップと連続で食らってしまい、土井がフォール。そして、土井への攻撃として放った清水のOTAKEBIがH・Y・Oに誤爆。大ダメージを受けたH・Y・Oへ、Kzyがスワントーンボム、斎了が斎了ロケットを放つが、斎了が一度目の着地をしたところでKzyが組み付いてスクールボーイで3カウント。斎了が失格。
 Kzyとマリアは清水へダブルのブレーンバスターを狙うが、清水が2人まとめてブレーンバスター。さらに清水&H・Y・Oがダイヤをダブルのエルボーでなぎ倒し、清水がH・Y・Oを背負ってのダブルのOTAKEBI。さらに2人でダイヤに合体パワーボムを狙うが、ダイヤはこれをフランケンシュタイナーで切り返して清水を放り捨て、H・Y・Oには飛びついてのDDT、続けてレプテリアン・ラナで3カウント。H・Y・Oが失格。
 そして、H・Y・Oへの3カウントが入った瞬間に清水が上下をひっくり返してダイヤを抑えこんで3カウント。ダイヤが失格。
 残るは、土井、Kzy、マリア、清水の4名。清水に狙いを定めた3人はトレイン攻撃で攻め込んでいくが、清水がKzyにワンタックル、なおも突っ込んでくるKzyをガッチリとキャッチし、リング内からトップロープ越しで豪快に放り捨てるブロックバスター。KzyはOTRで失格かと思われたが、場外でダイヤ&Ben-K&ジェイソンがキャッチしてエプロンに戻したことでKzyが生還。Mr.中川の「セーフ!」のコールを受けて仲間とともに大喜びしているところを清水が突っ込んできてラリアット。エプロンから場外に落下したKzyがOTRで失格。
 土井とマリアは二人がかりで清水に突っ込んでいくが、清水がコーナーからダイビングショルダーで2人まとめて吹き飛ばし、マリアへ砲丸投げスラムの体勢へ。これをビンタで振り払ってロープに飛ぶマリアだったが、清水がカウンターのラリアットを叩き込んでからの砲丸投げスラムを狙うが、マリアが持ち上げられた瞬間に狙い撃ちで3カウント。清水が失格。
 完璧な切り返しで勝利して「よっしゃー!」と雄叫びを上げて大喜びのマリアだったが、しばらくリングの隅で息を潜めていた土井が猛ダッシュで突っ込み、強引にマリアをトップロープ越しに場外に放り出してOTR。マリアが失格。
 最後に勝ち残った土井が敗者復活バトルロイヤル優勝を果たし、KING OF GATE 2020の決勝トーナメントに駒を進めた。
 
<試合後コメント>
土井成樹
「これで首の皮1枚つながったな!ドリームゲートチャンピオンはしぶといからな!あと2つ!これ、俺がモノにするぞ!ここまで来た以上、このバトルを制した以上、この勢いで優勝しか無いやろこれ!¥」

ボーナスマッチ


 昨年5月の札幌大会で鎖骨を骨折して欠場していたU-Tの復帰戦。相手はなんとウルティモ・ドラゴン。
 ゴングが鳴るとじりじりと距離を詰めながら手4つからロックアップで組み合っていき、ウルティモのヘッドロックをU-Tが腕を取って切り返し、一旦ブレイク。
 再び向き合って手4つからリストの取り合い、U-Tがショルダータックルでぶつかっていくと、ウルティモはアームドラッグで切り替えしていくが、グラウンドで腕を取ったU-Tが腕固め、肩へのエルボースタンプ、アームロックとつなげていくが、ウルティモがロープに振ってカニバサミで倒してからリバース・インディアンズ・デスロックで痛めつけてから吊り上げ、足へダメージを負ったU-Tのヒザを蹴り抜いたりロープを使って踏みつけたり、ヒザへのニードロップからのレッグロックと痛めつけ、鉄柱に足を打ち付けてからのドラゴンスクリュー。さらに回転足4の字固めを仕掛けていくが、U-Tは回転に合わせて自らも転がってロープを掴む。
 ウルティモはミドルキックの連打からソバット、さらにジャーマン・スープレックスの体勢も、クラッチを切ったU-Tがコブラツイスト。これを振り払ったウルティモがダブルチョップを連打していくが、U-Tは再び絡みついてコブラツイスト。ウルティモは腰投げでこれを切り返すが、ダメージからかすぐに追撃に行けず。ウルティモがロープに飛ぶと、三度目のコブラツイストでギブアップを迫るが、ウルティモがロープブレイクするとコーナートップからミサイルキックを放つが、ウルティモはこれを回避。自爆したU-Tを回転足4の字固め。U-Tはしばらく粘ったものの、苦悶の表情で無念のタップアウト。
 ウルティモは倒れ伏すU-Tを助け起こし、U-Tの右腕を掲げて復帰を祝福した。

 そしてそこへ、本来名古屋での復帰戦の相手となるはずだったKzy、そしてYAMATOとTRIBE VANGUARDの2人が現れてマイクを取る。

Kzy「U-T!お前の復帰戦、裏でしっかり見させてもらったよ。お前のこだわり、それが見えるような復帰戦だったんじゃねえか?どうだU-T、久しぶりのプロレス!キツかったか?でも、プロレス楽しいだろう!なあ!まあ、最初はお前の復帰戦の相手は俺が務める予定だったけど、糞コロナのせいで流れちまってこういう形になったけどよ、やっとお前も復帰して、またこれからまたお前のプロレスのキャリアが動き始めるんだ。そのプロレスのキャリアを、俺たちDRAGON GATE世代と一緒に刻んでいこうよ!なあ?YAMATO!」
YAMATO「U-T、復帰おめでとう。まあ1年間の欠場期間は長かったけど、まあお前のことだからすぐに取り戻せると思う。そんなことより、このカメラの向こう側にお前の復帰を待ちわびているファンのみんながたくさんいるから、U-T、お前からファンに語りかけてくれ!」
U-T「まずYAMATOさん、Kzyさん、ここまで来ていただきありがとうございます、約1年かかりましたけど、僕はその間にDRAGON GATE世代が出来て、僕はそこに帰る。そこに入りたいとずっと思ってました!確かに1年の休んだ期間は大きいかも知れませんが、必ずその間を埋めて、Kzyさん、YAMATOさん、そしてみんなに追いついて、僕がDRAGON GATE世代を引っ張っていくくらいになりますので、今後とも宜しくお願いします!そして、今ご覧いただいたファンの皆様、約1年ぶりに試合をしましたU-Tです。本当に皆様には長い間おまたせしました。でも僕はもう大丈夫です!これからDRAGON GATEの中心にDRAGON GATE世代を持っていくためにガンガン暴れていきますんで、今後ともDRAGON GATE世代、そしてU-Tの応援、宜しくお願いします!ありがとうございました!」

 U-TはYAMATO、Kzyと握手を交わし、2人はU-Tの両手を高く掲げあげて復帰を祝福した。

<試合後コメント>
ウルティモ・ドラゴン
「ちょっと自分はあの、DRAGON GATEに合流して、多分彼はその時怪我をしていたと思うので、ちょっとあの、僕も試合見たこと無いし。ただあの、関節技とか、メキシコのクラシックなレスリングが出来る選手と聞いていた、まあ正直言って自分が復帰戦の相手をしていいのかわからないですけど、ああいう若い選手が、非常に個性的な選手だね。ルックスもいいし。今の選手はどうしても派手は空中殺法とかね、走る選手が多いけど、自分のキャラを持っている選手。中々ちょっと期待できるかなという選手ですね。まあ自分の中でプロレスはお客さんの前でやるのがプロレスだと思っているんで、1日でも早く世の中が平和になって、そして安心で安全になって、お客さんが会場に足を運んでもらえる日が早く来ることを臨むのと、早くファンの皆さんに会いたいですね。ホントに、それだけですね。でもなんかやっぱり、我々は発信していかなきゃいけないんで、ファンの皆さんに会えなくて寂しいですけど、とりあえずって言い方はおかしいですけど、『僕たちは元気でやっていますよ』っていうメッセージをお客さんに伝えられてよかったと思います」

U-T
「ようやく復帰できました!1年、ホントに長かったです。でもKzyさんがさっきリングで言ったとおり、プロレスは痛いんですけどすごい楽しいです、ホントに!ホントに、復帰してよかったなと思いますし、これからDRAGON GATE世代をDRAGON GATEの中心に引っ張っていくために、僕含め、みんなで力を合わせてやっていきます。今日、ウルティモ・ドラゴン選手と初対決、そして復帰戦という形でやりましたけど、僕はこれを経験にしてまだまだ上を目指して頑張っていきます。本当に1年間お待たせしました!僕はもう、大丈夫です!(鎖骨を叩きながら)まだまだDRAGON GATE世代、頑張っていきますんで。今後ともDRAGON GATE世代、U-Tの応援宜しくお願いします!俺がU-Tだ!」

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