WRESTLE-1がラストマッチを無観客試合で開催!武藤敬司は「本当は全客が泣くような試合をやりたかった」と無念のコメント

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 1日、東京都・後楽園ホールにて『WRESTLE-1 LAST MATCH』が行われ、WRESTLE-1が7年弱の歴史に終止符を打った。

 WRESTLE-1(以下、W-1)は2013年に武藤敬司が全日本プロレスから大勢の選手・スタッフを率いて旗揚げした団体であり、豪華な所属選手たちの顔ぶれやTNAなど海外の団体との提携、プロレスラー養成学校である“プロレス総合学院”の創設など話題を振りまき、一時は大きな存在感を放った。
 しかし、2016年頃から中核選手たちが次々と退団していき、武藤のヒザのダメージの蓄積から出場回数が激減するなどの要因もあり集客に苦戦。そして2月29日には4月1日の後楽園ホール大会をもって無期限の活動休止に入ることが発表。
所属全選手は3月31日付で退団しており、元所属選手たちはフリーとしてこの日の大会に参戦。さらに今大会は新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大の影響を鑑みてラストマッチは無観客試合で行うこととなった。

 新型コロナウイルスの感染者が東京都内で急増している事態を受け、先月25日には小池百合子都知事が不要不急の外出自粛を都民に要請。プロレス・格闘技界でもその影響は大きく、聖地たる後楽園ホールでは、3月27日のJUST TAP OUT、3月31日のFREEDOMS、4月17日のドラディション、4月26日のディアナが中止となり、3月28日のKrush、3月29日のNOAHは無観客興行となっていた。


 無観客興行を終えた元社長のカズ・ハヤシは「本当は興行中止する判断をしなくちゃいけないのに、こうして映像で僕たち生の声が、いま現状の生の声が皆さんに、届けることができて、ほんとによかったです。これからW-1の選手みんなが、いろいろな道を進んで行くと思います。お願いがあります。W-1のみんなを、選手の今後というものを、見ていただきたいです。Twitter、Instagramみんなやってます。追いかけてほしい。どうやって生きていくか、その生き様を、見てほしいです」とファンに向けてカメラ越しに熱い気持ちを叫んだ。

 そして、36年間のキャリアの中で初の無観客興行だったという武藤は「無観客試合は初めての経験でなかなか難しいものがあって、本当は全客が泣くような試合をやりたかったんだけどな。なかなか客がいないと難しいわな」と大会を振り返った。

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